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#title(郷実×材前) [#fdee3773]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| >>140の続きモ...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| やっと...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
頬にポタと、冷たい感触を感じて、材前はうっすらと瞼を開け...
しばらく視界がぼやけたが、ようやく画を結ぶと、郷実の顔が...
頬に落ちたものの正体は郷実の涙だ。いつからこうしていたの...
材前は困ったように薄く笑った。自分を組みしくように上から...
昨夜は、久方ぶりにこの腕に抱かれた。郷実の熱い体に包まれ...
そして安心したように気を放ち、こうして朝方まで惰眠を貪っ...
静かに郷実の顔が下りてくる。ちゅ、と湿った音をたてて、唇...
「郷実…?」
そろそろと舌が滑り、唇をやさしくなぞり、歯列を割って入り...
「ん…ふ」
涙に濡れた郷実の冷たい頬が材前の鼻筋を嬲る。しばらく黙っ...
伍郎…と掠れた声で呼ぶと、郷実の大きな左手が材前の顔を包ん...
「……!」
郷実の濡れた長い指が何の前触れもなく、材前の肉を断ち差し...
急な刺激に材前は身をよじった。たちまち顔を紅潮させて、問...
指は材前の中を夢中で掻き回し、とうとう急所を探り当てた。
「さ…とみ…」
熱い襞を強く擦りあげると、材前の体は魚のように跳ねた。
「ん……あっ。あっ。さと…み…んっ」
材前はかぶりを振りながらひっきりなしに嬌声をあげた。
「どうしたんだ…急に…」
苦しい息のなかから材前は声を絞り出した。
郷実の指は動きを止めない。わざと材前に声をあげさせるかの...
材前は諦めたように為すがままになった。甘い材前の喘ぎ声は...
しばらくして郷実は黙って泣き崩れた。
材前は息を整えるように胸に手をやって嵐が過ぎるのを待った。
そして郷実の頭を裸の胸に抱き寄せた。
「大丈夫か…材前…」郷実の低い声。
「ああ、平気だ」
「君の寝顔を見ていたら、頭が混乱してしまって…すまない」
郷実は両手で顔を覆うと、長く息を吐いて、拭うように手を離...
「郷実…」
瞼を閉じた材前の顔に郷実はやさしく口づけを落としていった...
ふと、材前の目が開く。悲しく揺らいだその目はまっすぐ郷実...
「…僕を許せるのか……」
郷実の動きが止まる。しかし、聞きたくないといった風にまた...
それを材前の震える右手が止めた。
二人は夢に綻びがでるのを恐れるかのように、一切、病院のこ...
口に出した途端、この夢は脆く覚めてしまうことがわかってい...
材前は郷実のすべてを理解していた。郷実は材前の上に馬乗り...
「郷実…」
材前の右手が郷実のひざをゆっくりと摩った。それが合図のよ...
郷実の背中に向けて呟く声。
材前の下瞼にとまった雫が垂直に落下した。
「愛している」
「……。」
「愛してる」材前は壊れたように残酷な五文字を呟き続けた。
「あ……」
「行ってくれ!」
郷実は絶叫した。
材前は唇を戦慄かせると、感情をしまい混むように口を閉じた。
「よかった。そんな君だから僕は惚れたんだ」
小さなつぶやきをひとつ残し、材前は里美の前から消えた。
ポツポツと頬をつたう水滴はシーツに染みを作った。
どうして最後に振り向いてやらなかったのだろう。
材前はあの日のようにまっすぐな笑顔を自分に向けていたに違...
「君たち、どうして医者になろうと思った?」
「里美、君はどうして医者を志したか聞いていいか?」
「黒河、君こそどうなんだ」
「多分、君の理由と一緒だよ」
一言くらい祝いの言葉を。
僕しかいないんだ…
世界を……
代わりの人間が……
二人で…… 二人で……
材前の指からみるみる力が抜けていく。
温かいてのひらはだんだんと冷たくなっていった。
額に唇を静かに落とすと、郷実は一礼して部屋を出た。
「綺麗な朝ですね」
本当に皮肉なくらいに澄んだ朝だった。透明な空気を割るかの...
「久しぶりに空をみました」
一時期、空ばかりみていたが、あれはなんだったんだろう。
「材前教授の引き出しからこんなものが」
楊原から手渡された封を開けると、冷たいがどこか温かい文字...
彼そのもののような文字は時折震えていた。
初めて医師として、材前が自分に正面から向き合った気がした。
もう一度空を見てみた。光の胞子が拡散し、すべてを包み込ん...
昔偶然目にした、空に向かって手を伸ばす、彼の姿を思い出し...
里美は目を細め、じっとみつめた。この光を忘れはしないだろ...
空から振ってくる光のつぶは、いつまでもいつまでもやまなか...
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今までおつき合いしてくれた方、保管サイトの姐さん、本当...
みなさんのレス、いつも励みになっておりました。
最終話、頑張ってみましたが、力不足ですいません。
ウワ~~~ン、寂しいよ~~~。ホワタワ最高!最後に独り言を...
- 名作です。 -- &new{2016-09-22 (木) 14:21:55};
- 素敵な作品をありがとうございました。 -- &new{2016-09-2...
#comment
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#title(郷実×材前) [#fdee3773]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| >>140の続きモ...
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| やっと...
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頬にポタと、冷たい感触を感じて、材前はうっすらと瞼を開け...
しばらく視界がぼやけたが、ようやく画を結ぶと、郷実の顔が...
頬に落ちたものの正体は郷実の涙だ。いつからこうしていたの...
材前は困ったように薄く笑った。自分を組みしくように上から...
昨夜は、久方ぶりにこの腕に抱かれた。郷実の熱い体に包まれ...
そして安心したように気を放ち、こうして朝方まで惰眠を貪っ...
静かに郷実の顔が下りてくる。ちゅ、と湿った音をたてて、唇...
「郷実…?」
そろそろと舌が滑り、唇をやさしくなぞり、歯列を割って入り...
「ん…ふ」
涙に濡れた郷実の冷たい頬が材前の鼻筋を嬲る。しばらく黙っ...
伍郎…と掠れた声で呼ぶと、郷実の大きな左手が材前の顔を包ん...
「……!」
郷実の濡れた長い指が何の前触れもなく、材前の肉を断ち差し...
急な刺激に材前は身をよじった。たちまち顔を紅潮させて、問...
指は材前の中を夢中で掻き回し、とうとう急所を探り当てた。
「さ…とみ…」
熱い襞を強く擦りあげると、材前の体は魚のように跳ねた。
「ん……あっ。あっ。さと…み…んっ」
材前はかぶりを振りながらひっきりなしに嬌声をあげた。
「どうしたんだ…急に…」
苦しい息のなかから材前は声を絞り出した。
郷実の指は動きを止めない。わざと材前に声をあげさせるかの...
材前は諦めたように為すがままになった。甘い材前の喘ぎ声は...
しばらくして郷実は黙って泣き崩れた。
材前は息を整えるように胸に手をやって嵐が過ぎるのを待った。
そして郷実の頭を裸の胸に抱き寄せた。
「大丈夫か…材前…」郷実の低い声。
「ああ、平気だ」
「君の寝顔を見ていたら、頭が混乱してしまって…すまない」
郷実は両手で顔を覆うと、長く息を吐いて、拭うように手を離...
「郷実…」
瞼を閉じた材前の顔に郷実はやさしく口づけを落としていった...
ふと、材前の目が開く。悲しく揺らいだその目はまっすぐ郷実...
「…僕を許せるのか……」
郷実の動きが止まる。しかし、聞きたくないといった風にまた...
それを材前の震える右手が止めた。
二人は夢に綻びがでるのを恐れるかのように、一切、病院のこ...
口に出した途端、この夢は脆く覚めてしまうことがわかってい...
材前は郷実のすべてを理解していた。郷実は材前の上に馬乗り...
「郷実…」
材前の右手が郷実のひざをゆっくりと摩った。それが合図のよ...
郷実の背中に向けて呟く声。
材前の下瞼にとまった雫が垂直に落下した。
「愛している」
「……。」
「愛してる」材前は壊れたように残酷な五文字を呟き続けた。
「あ……」
「行ってくれ!」
郷実は絶叫した。
材前は唇を戦慄かせると、感情をしまい混むように口を閉じた。
「よかった。そんな君だから僕は惚れたんだ」
小さなつぶやきをひとつ残し、材前は里美の前から消えた。
ポツポツと頬をつたう水滴はシーツに染みを作った。
どうして最後に振り向いてやらなかったのだろう。
材前はあの日のようにまっすぐな笑顔を自分に向けていたに違...
「君たち、どうして医者になろうと思った?」
「里美、君はどうして医者を志したか聞いていいか?」
「黒河、君こそどうなんだ」
「多分、君の理由と一緒だよ」
一言くらい祝いの言葉を。
僕しかいないんだ…
世界を……
代わりの人間が……
二人で…… 二人で……
材前の指からみるみる力が抜けていく。
温かいてのひらはだんだんと冷たくなっていった。
額に唇を静かに落とすと、郷実は一礼して部屋を出た。
「綺麗な朝ですね」
本当に皮肉なくらいに澄んだ朝だった。透明な空気を割るかの...
「久しぶりに空をみました」
一時期、空ばかりみていたが、あれはなんだったんだろう。
「材前教授の引き出しからこんなものが」
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彼そのもののような文字は時折震えていた。
初めて医師として、材前が自分に正面から向き合った気がした。
もう一度空を見てみた。光の胞子が拡散し、すべてを包み込ん...
昔偶然目にした、空に向かって手を伸ばす、彼の姿を思い出し...
里美は目を細め、じっとみつめた。この光を忘れはしないだろ...
空から振ってくる光のつぶは、いつまでもいつまでもやまなか...
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今までおつき合いしてくれた方、保管サイトの姐さん、本当...
みなさんのレス、いつも励みになっておりました。
最終話、頑張ってみましたが、力不足ですいません。
ウワ~~~ン、寂しいよ~~~。ホワタワ最高!最後に独り言を...
- 名作です。 -- &new{2016-09-22 (木) 14:21:55};
- 素敵な作品をありがとうございました。 -- &new{2016-09-2...
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