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#title(郷実×材前) [#d85a9218]
まただ。
材前の顔が快楽に歪む。濡れた唇を少し開き、目を細め短い呼...
まもなく瞼を閉じ、顔を仰向かせ、いやいやをするように首を...
イく直前の顔だ。
サイレンは確かに鳴っているのに止められない。
乱暴に欲望を打ち込む。その度に材前の体はガクガクと揺れる。
熱い、熱くて思考がまとまらない。俺は今何をしているんだ。
郷実は一心不乱に腰を打ち付ける。材前の白い胸が汗で光って...
首筋に噛み付く。甘い汗。材前が薄く瞼を開く。
郷実が唇に手をやると、材前は一瞬下の名前を呟いた気がした。
そんな筈はない。俺は頭がおかしい。
揺れる材前の顔。人形のように小刻みに。
「………っ」
材前が短く高い悲鳴をあげた。
意識をとばした。くったりと動かなくなる。
みるみる体が冷たくなり死んだようになる。
郷実を恐怖が包んだ。体を繋げたまま、材前の頬を叩く。
意識はなかなか戻らない。叩き過ぎて頬は熱をもち始めた。
「材前!!」
珍しく、郷実は声を荒げた。
鈍く材前の瞳が開く。
「おい」郷実は肩を揺さぶった。
「……。また失神してしまったか」
「ああ」郷実はすまなそうに頷いた。
「我ながら、君と僕の体は大変相性がいいらしいな」
材前は皮肉っぽく笑った。
郷実は汗でべっとりとなった材前の前髪をかきあげる。
材前が目で諌めると郷実は今気がついたように材前の体からで...
そして沈黙が訪れた。
「修二…」
郷実はびくりとして振り向いた。
「と僕が呼んだと思ったか?」
材前はニヤリと笑った。
君がどんな顔をするかと思ってね。材前は煙草を一本とりだす...
「意地が悪いな」郷実は溜息をついた。
「先に僕に手をだしたのは君じゃないか」
郷実は言葉に詰まる。
「ああ。俺は最低のことをした。抱きたかったから君を抱いた」
煙草をもつ材前の手が止まった。
「君と俺の今までの関係を一瞬にして無にしてしまった」
最低だ、そう呟くと郷実は頭の後ろを掻きむしった。
「…でも次に君を誘ったのは僕だ」
煙草を灰皿で揉み消すと材前は吐き捨てた。
短い沈黙。紙屑がベッドから落ち、カサ、と乾いた音をたてた。
「何故、俺に抱かれるんだ?」
郷実は材前とは逆の方向を見つめながら言った。
「へんなこと聞くなよ。恋人気取りか」
材前は吹き出しながら答える。
「答えろ」強い口調でくり返す。
「君に抱かれると気がおかしくなるくらい気持ちいいだけさ」
麻薬みたいなものだな。女を抱くのとは全く違った感覚だよ。
やれやれといったように材前は言った。
「それだけか」
「不満か?」
「それだけなら…」
「君を…。僕のところまで引きずり落としてやろうと思ってね」
郷実はゆっくり振り向いた。郷実の顔を確認すると材前は続け...
「いつも正しい郷実先生が僕の身体においたをして落ちていく...
カチリと二人の視線がぶつかる。
どちらも哀しい瞳をしていた。
「それが本心か」郷実は疲れたように微笑んだ。
「なぁ、材前。本当のことをいってくれ」
五郎…。郷実は材前の肩に額を乗せた。
「本心だとも」
材前は言い切ると郷実の体を倒し、シーツに潜り込んだ。
足首から嘗めあげて股間のあたりを唇が彷徨うと一気に核心を...
「…っ」
郷実はたまらず息を飲んだ。
「おい、話はまだ…」郷実の呟きはかき消される。
「いつも僕は感じていたんだ。君の、僕を見る目は…」
シーツの中からくぐもった声が聞こえる。
「ある欲望をもっていたのさ」
濃厚な愛撫で郷実の中心ははやくも反応を示しはじめた。
それを確認するとシーツを剥ぎ取り、郷実の上にまたがり
自ら自分の中に招き入れた。
苦しそうに息をつめる材前の顔。
全て収まるとふうと息を吐き、ゆっくりと瞬きして郷実を見つ...
郷実は瞬間にして紅潮した。
材前の白い肌が闇の中で鈍く浮かび上がる。
ゆっくりと腰を上下しはじめる。お互いの皮膚が擦れて
また頭が働かなくなる。快感が支配しはじめる。
材前は腰の動きを激しくしながら、うっとりと郷実を上から見...
「こうやって僕をめちゃくちゃに犯す欲望だよ」
「なにを…」
郷実は考えがまとまらない。何を言っているんだろう。
俺達は…。
材前は郷実の両手を掴むと背後に持っていき、自ら臀部をつか...
郷実の大きな手にすっぽりと包まれた小さな白い肉は
乱暴に揉みしだかれて薄く色付く。
郷実の腰も知らずに材前の動きにあわせて波打ちはじめる。
ある一点を探りあて、無意識にそこを突いてしまう。
材前の体が魚のように跳ねる。唇から唾液が滴り淫らな顔にな...
見ていられなくて郷実は吸い取るように口付けた。
逆に材前の体を倒し、上から覆いかぶさると郷実は材前の顎を...
快感を貪るのを中断されて材前はあからさまに舌打ちをする。
「お前がその気なら」あえて材前をお前というと郷実はしっか...
「本心を聞くまで俺はお前を抱き続ける」
材前の瞳の奥が驚きに揺れた。しかし、次の瞬間不敵に微笑む...
「勝手にするさ」
もっと僕を悦がらせてみろよ。
材前は囁くと郷実の頭に両手をうずめ髪を掻き回し、首筋に舌...
その夜はお互いの体が離れるまで材前は郷実の瞳を見ようとは...
#comment
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#title(郷実×材前) [#d85a9218]
まただ。
材前の顔が快楽に歪む。濡れた唇を少し開き、目を細め短い呼...
まもなく瞼を閉じ、顔を仰向かせ、いやいやをするように首を...
イく直前の顔だ。
サイレンは確かに鳴っているのに止められない。
乱暴に欲望を打ち込む。その度に材前の体はガクガクと揺れる。
熱い、熱くて思考がまとまらない。俺は今何をしているんだ。
郷実は一心不乱に腰を打ち付ける。材前の白い胸が汗で光って...
首筋に噛み付く。甘い汗。材前が薄く瞼を開く。
郷実が唇に手をやると、材前は一瞬下の名前を呟いた気がした。
そんな筈はない。俺は頭がおかしい。
揺れる材前の顔。人形のように小刻みに。
「………っ」
材前が短く高い悲鳴をあげた。
意識をとばした。くったりと動かなくなる。
みるみる体が冷たくなり死んだようになる。
郷実を恐怖が包んだ。体を繋げたまま、材前の頬を叩く。
意識はなかなか戻らない。叩き過ぎて頬は熱をもち始めた。
「材前!!」
珍しく、郷実は声を荒げた。
鈍く材前の瞳が開く。
「おい」郷実は肩を揺さぶった。
「……。また失神してしまったか」
「ああ」郷実はすまなそうに頷いた。
「我ながら、君と僕の体は大変相性がいいらしいな」
材前は皮肉っぽく笑った。
郷実は汗でべっとりとなった材前の前髪をかきあげる。
材前が目で諌めると郷実は今気がついたように材前の体からで...
そして沈黙が訪れた。
「修二…」
郷実はびくりとして振り向いた。
「と僕が呼んだと思ったか?」
材前はニヤリと笑った。
君がどんな顔をするかと思ってね。材前は煙草を一本とりだす...
「意地が悪いな」郷実は溜息をついた。
「先に僕に手をだしたのは君じゃないか」
郷実は言葉に詰まる。
「ああ。俺は最低のことをした。抱きたかったから君を抱いた」
煙草をもつ材前の手が止まった。
「君と俺の今までの関係を一瞬にして無にしてしまった」
最低だ、そう呟くと郷実は頭の後ろを掻きむしった。
「…でも次に君を誘ったのは僕だ」
煙草を灰皿で揉み消すと材前は吐き捨てた。
短い沈黙。紙屑がベッドから落ち、カサ、と乾いた音をたてた。
「何故、俺に抱かれるんだ?」
郷実は材前とは逆の方向を見つめながら言った。
「へんなこと聞くなよ。恋人気取りか」
材前は吹き出しながら答える。
「答えろ」強い口調でくり返す。
「君に抱かれると気がおかしくなるくらい気持ちいいだけさ」
麻薬みたいなものだな。女を抱くのとは全く違った感覚だよ。
やれやれといったように材前は言った。
「それだけか」
「不満か?」
「それだけなら…」
「君を…。僕のところまで引きずり落としてやろうと思ってね」
郷実はゆっくり振り向いた。郷実の顔を確認すると材前は続け...
「いつも正しい郷実先生が僕の身体においたをして落ちていく...
カチリと二人の視線がぶつかる。
どちらも哀しい瞳をしていた。
「それが本心か」郷実は疲れたように微笑んだ。
「なぁ、材前。本当のことをいってくれ」
五郎…。郷実は材前の肩に額を乗せた。
「本心だとも」
材前は言い切ると郷実の体を倒し、シーツに潜り込んだ。
足首から嘗めあげて股間のあたりを唇が彷徨うと一気に核心を...
「…っ」
郷実はたまらず息を飲んだ。
「おい、話はまだ…」郷実の呟きはかき消される。
「いつも僕は感じていたんだ。君の、僕を見る目は…」
シーツの中からくぐもった声が聞こえる。
「ある欲望をもっていたのさ」
濃厚な愛撫で郷実の中心ははやくも反応を示しはじめた。
それを確認するとシーツを剥ぎ取り、郷実の上にまたがり
自ら自分の中に招き入れた。
苦しそうに息をつめる材前の顔。
全て収まるとふうと息を吐き、ゆっくりと瞬きして郷実を見つ...
郷実は瞬間にして紅潮した。
材前の白い肌が闇の中で鈍く浮かび上がる。
ゆっくりと腰を上下しはじめる。お互いの皮膚が擦れて
また頭が働かなくなる。快感が支配しはじめる。
材前は腰の動きを激しくしながら、うっとりと郷実を上から見...
「こうやって僕をめちゃくちゃに犯す欲望だよ」
「なにを…」
郷実は考えがまとまらない。何を言っているんだろう。
俺達は…。
材前は郷実の両手を掴むと背後に持っていき、自ら臀部をつか...
郷実の大きな手にすっぽりと包まれた小さな白い肉は
乱暴に揉みしだかれて薄く色付く。
郷実の腰も知らずに材前の動きにあわせて波打ちはじめる。
ある一点を探りあて、無意識にそこを突いてしまう。
材前の体が魚のように跳ねる。唇から唾液が滴り淫らな顔にな...
見ていられなくて郷実は吸い取るように口付けた。
逆に材前の体を倒し、上から覆いかぶさると郷実は材前の顎を...
快感を貪るのを中断されて材前はあからさまに舌打ちをする。
「お前がその気なら」あえて材前をお前というと郷実はしっか...
「本心を聞くまで俺はお前を抱き続ける」
材前の瞳の奥が驚きに揺れた。しかし、次の瞬間不敵に微笑む...
「勝手にするさ」
もっと僕を悦がらせてみろよ。
材前は囁くと郷実の頭に両手をうずめ髪を掻き回し、首筋に舌...
その夜はお互いの体が離れるまで材前は郷実の瞳を見ようとは...
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