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70-45
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#title(サイボーグとビーストの関係)
オリジナル。頭脳系×肉体系。受けが既に出来上がってます。お...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「どーしたもんかねぇ…」
寝癖満載の頭を更にくしゃくしゃにしながら溜息を吐く。目の...
だが残念ながらオレにはもう打つ手がない。
「……アイツ呼ぶか」
オレなりに手は尽くした。やれるだけのことはしてやった。
後はもう対処法を知ってる(であろう)ヤツに頼むしかねえよな。
「ドクター、お呼びだとか」
「おー!忙しいとこ悪いな」
というわけで呼ばれて医務室にやって来たのは『サイボーグ』...
相変わらず造り物みてーにキレイな面してやがるわ。
「構いませんが、どんな用件でしょう」
「お前ならどうすればいいか知ってると思ってな。オレにはも...
「……医療主任に分からないことが僕に分かりますか?」
「多分、お前にしかわかんねーと思うぜ」
小さく首を傾げるヤツを尻目に早速問題の患者がいるベッドへ...
飛び込んできた光景にサイボーグが目を丸くした。それを見た...
サイボーグもちゃんとこんな顔できんだなぁ。
「…………彼、どうしたんです?」
そう言って指差した先には全身包帯だらけの大怪我なのに、何...
グッタリと横たわるチーム「エコー」の隊長――通称『ビースト...
「…っはぁ………あ…?」
「やあ。久しぶり」
「え、おま……っ何で、いんだ…っ?」
オレとサイボーグの存在に気付いたビーストがわずかに脚を閉...
ん?コイツらってそーいう関係なんじゃなかったっけ。
「ひょっとしてこのことで僕を?」
コイツ察しが良くて助かるわー。オレは頷いて事情を説明して...
問題が発生したのは90分ほど前。先日の合同任務で負傷した連...
一人だけまだ起き上がることもままならない男がいた。それが...
敵も相当手強かったのかいつも以上にダメージを受けてたくせ...
お楽しみになったようで……運ばれてきた時は医療主任としては...
厳しく絶対安静を言いつけて休ませてたんだが、回復してくれ...
元気になっちゃうこともあるわけで。コイツは体力も回復力も...
だが負傷してた肩を固定してあるせいか上手いこといかず、恥...
しょうがないから代わりに扱いてやってたんだが、一向に発射...
「ちゃんと感じてるみたいなんだがどんだけやっても全然ダメ...
しょうがないからお前さんにご足労願ったってわけよ」
「なるほど」
「っ……全部言うなドクター…」
「んなこと言ったってお前も辛いだろ?もう一時間近くこんな...
「……だからって…コイツ呼ぶなよぉ…!」
勘弁してくれと言いたげにビーストが顔を背ける。それを見た...
あれ?コイツらそーいう関係なんだよな??つーかどエラいハ...
かなり気になったがそれは置いといて、まずはビーストの処置...
「原因わかるか?」
「大体見当はつきますが……とりあえずやるだけやってみます」
「――え…っ!?待っ、いきなっり、ぃっ!!」
躊躇もなくそそり立ったモノを口に含まれ、驚いたビーストが...
サイボーグはわざと音を立てて吸い付きビーストの聴覚を責め...
「っは、っぁ……ぁあ、っぅっく…!」
オレの時とは明らかに反応が違う。別にオレの時は気持ち良く...
声の艶とか表情の蕩け具合がよりエロくなってるっつーか。
うん……やっぱコイツらそーいう関係なんだな。
「んぁっ!ぅあ、ぁ、先っ…あんま、いじっ……!!」
「――っは……確かに反応はしてますね」
「だろ?」
「この感じだといつもならとっくにイッてるはずなんですが……...
「っひ…ぃっぁ、やっ、それ、やめっ…ん゙んっ!!」
サイボーグは冷やかに分析しつつ鈴口を親指で強く擦る。突然...
開かせ、逆の手で全体を激しく扱いてビーストを追い詰めてい...
「待っ…!!っっひぐっ、待っ、て、強いっ!強、すぎっ…ぃ゙い!!...
「仕方ないでしょ?君がここまで我慢しちゃったんだから」
「…ちが……っ我慢、してなっ…!!ぁゔ、あ゙、あぁ゙あ……っっ!!」
「言っとくけど、毎度毎度僕が触ってあげなきゃイけないなん...
「――っっ!!っひ……ゃあ゙っ!!ん゙ゔぅー…っ、っ!!」
ビーストが耐え難い快感に腰を浮かせ、動く方の手で頭を掻き...
何つー乱れ方すんだコイツは。
「……これでも駄目か。じゃあ次指挿れるから力抜いて」
「っっはあっ、んぁ゙っ、はっ…ぁ、待て、待ってって……待っ――...
粘液塗れだった指に少し唾液を足し、後ろの穴に遠慮もなくぐ...
すんなり飲み込んでしまった。ちょっと、どんだけヤり倒して...
しかし弱ってる相手に全然手加減ねーなとも思ったが、一気に...
させてやろうっていうサイボーグなりの気遣いなのかもしれな...
「ぅっぁ、はぁっ……ぁぐっ!!っゔぅ…!」
身体が跳ねる拍子に傷が痛むようで、時々ビーストの顔が歪む...
もしオレがこんな状態になったら発狂して「いっそ殺してくれ...
オレ痛いの全然ダメだから。
「なぁ…どうよ?手応えありそうか?」
「わかりません。出来ればここには触れずに済ませたかったん...
「ふーん?何で?」
「……余計悪化するから」
へぇ…?これ以上どう悪化すんだろう。
オレは相変わらず玉のような汗を滲ませながら、色んな要素に...
何でこうまでイけないんだろうな…
あ、でも少し落ち着いてきたっぽいな。トロンとした目でぼん...
だがサイボーグは視線を外したままヤツをイかせる作業に集中...
してる感じすらする。何つーか…不思議なカップル(って言って...
「ふー…っ、う、んん…っ」
ふと、ビーストの手が胸元に伸びる。
そのまま分厚く巻かれた包帯を外そうとしてるのに気付いたオ...
「おいコラ!何してんだお前!」
「ゔぁっ…!」
「あ、すまん…痛かった?」
「……だから嫌だったんだ」
痛みに呻いたビーストを見てサイボーグがポツリと呟く。疑問...
その答えらしき言葉が怪我人の方から返ってきた。
「……っ…触って、くれ……」
「ん?」
「そんなこと出来ると思う?ドクターだっているのに」
ここまで同席させといて今更オレ気にすんの?と思ったが、ど...
「頼む……っもう、キツい…から…っ」
「ダメだよ。絶対にやらない」
「……っ!!」
「ほら、ココ触ってあげるから早く出して」
「っはぁっっ!?やめ、そこっ今触っ、たら…ぁあ゙ぁっ!!」
「前も擦ってあげようか?」
「んぐぅっ!!…っひ、ぃ゙……っっ!!」
少し怒った様子のサイボーグが指を奥まで捩じ込み、更に前を...
容赦がなくなった強引な責めに目を見開き、仰け反りながら身...
掴んだままだった腕からもかなり力んでいるのが伝わってきて...
「ゔっん、ぁあ゙っ、ぃ…やだ、それっ……嫌、っぁあぐっ!!」
「おいおい…コイツ大丈夫かよ…」
「…………」
「っ……ゃめっ…!!っ、も、やめ……て…ぇ゙っ…!!」
上手く呼吸ができなくなるほど追い上げられ、耐え切れなくな...
懇願し出してしまった。これにはさすがのサイボーグも手を止...
「くそ……ダメか」
「マジかよ…これでもイけねーの?」
「っげほっ!ごほっ、っぐっぅ、うぁ…!」
苦痛から解放されたビーストはグッタリとベッドに身を埋め、...
一体どーなってんだコイツの身体は。いつもヤッてるサイボー...
……ん?そういえば…
「なぁ。さっき『絶対やらない』とか何とか言ってたけど、も...
オレがそう尋ねた瞬間サイボーグの表情が険しくなる。
「やっぱり。そうなんだな?」
「……嫌です。それだけは絶対できません」
「何で!お前だってこんなに辛そうなコイツ見てて何にも感じ...
「だからですよ。これ以上彼に辛い思いをさせたくない」
「??」
意味がわからん…!コイツら普段どーいうセックスしてんだよマ...
とんだアブノーマルプレイでもやってんのか?
「…………ぃ…から…っ」
「ん?」
「っ、傷……触って………イかせ、て……くれ…っ頼む……!!」
はぁ!!?
今何て?『傷に触れ』って言った!?
「だから嫌だって言ってるでしょ。第一そんなことドクターの...
「はっ……もう…これいじょ……っ無理、だから……はぁ…早、くっ…!...
「っっ……ダメなものはダメ。ねぇ…お願いだから、あんまり聞き...
半分虚ろな瞳でせがむビーストに、まるで縋るような声でサイ...
コイツがこんなに感情露わにしてんの初めて見たな…
そっちも気になるけど、まず何よりも聞かなきゃならないこと...
「ちょちょちょちょ、何、今のってどーいう意味?」
「……彼はある一定のラインを超えると痛みと快感が繋がってし...
性的興奮がごっちゃになって、気が狂いそうなほどの絶頂を迎...
「………………そりゃー……また、難儀な体質で…」
それってつまり物凄いドMってことっすか隊長…!!
開いた口が塞がらん。あんなに屈託のない笑顔で皆から慕われ...
はっ!そういやあのスナイパーキッドもそんなこと言ってた気...
「…はー……っ、頼む……助け、て……っ」
「そんな顔しないでってば……」
「……なぁ…っ!!」
「っ……君を苦しませたくないんだよ!」
救いを求めるビーストの声を振り払うように、サイボーグが初...
完全な不意打ちだったんでオレもヤツも驚いて固まってしまう。
「え…」
「君がドロドロに蕩けるほど感じてくれるのは凄く嬉しいし堪...
でも痛みを与えたり乱暴に扱ったりするのが好きなわけじゃな...
……今ので何となくコイツらがどういうプレイしてるか想像つい...
「……でも君が、僕を求めてくれるから…僕だけを見てくれるから...
「…っ…!」
「君を喜ばせてあげたい。満たしてあげたい。僕に出来ること...
でも今だけは……こんな状態の君に、更に痛みを与えることなん...
胸の内を全部さらけ出すような告白をするヤツの姿に、普段の...
コイツもちゃんとこういう熱い感情抱えてんだな……ま、人間な...
そういや『サイボーグ』って仇名、完全に見た目だけでつけら...
「……ごめんね。君が大事なんだ…上手く伝わらないかもしれない...
そう言ってサイボーグが少しぎこちない笑顔でビーストの頬を...
泣きそうな顔しちゃってんなーなんて思いながら眺めてたら、...
「お、おい!どうした?」
「っ…!ごめんな……付き合わせてんの…わかってたんだ」
あたふたしたオレが手を離してやると、ビーストは何度も目を...
そして時々鼻を啜りながら、ポツポツと語り出す。
「お前が、そういうの好きじゃないのも知ってた……甘えてるっ...
「でも…?」
「……っもうお前じゃないとダメだから…」
「――!!」
今度はサイボーグが驚く番だった。多分ビーストのこういう本...
「今更手放せねぇよ……誰にも取られたくない…!笑顔とか、優し...
俺だけが知ってればいいんだ……他の奴になんか渡さねぇ…っ!」
大粒の涙を零しながら、添えられた手を大事そうに握り締める...
こんなに感情剥き出しにするの珍しいよな。いつも笑ってる朗...
ここまで必死になってヤツを繋ぎ止めようとする姿はかなりレ...
「っあーもぉ……っ、本当……こんな俺が好きになっちゃってごめ...
自分自身に呆れたような溜息を吐き、ビーストがぐしゃぐしゃ...
「……好きだよ………なぁ、俺のになって」
あーあーもう!ベソかいて手ぇ握って告白って…ティーンエイジ...
……でもな、おじさん嫌いじゃないぜ…そういうの。
「やめてよもう…」
ってあれ?何その反応。今喜ぶところじゃないの?
「僕から言おうと思ってたのに、何で先に言っちゃうの」
「っ……!!」
「ずっと好きだったんだ。頼まれたって君を離してなんてあげ...
サイボーグはそう言って、ほんの少しだけ顔を赤くする。
それに気付いたビーストが声を上げるより早く、ヤツに覆い被...
っかー!!何だよコイツめっちゃカワイイじゃん!これがいわゆ...
うっかりオレまで惚れちまうとこだったわ。だがしかーし。お...
オレは黙って頷き、ベッドのカーテンを閉めてそこを離れる。
そして邪魔が入らないように手前の医務室で見張っててやるこ...
めでたく通じ合ったわけだし、今ならビーストも例の「痛いこ...
「良いねぇ……愛だねぇ」
愛情表現の仕方はちょっと独特かもしれんが、あんな風にお互...
あー何か羨ましくなってきたわ。オレももう一回くらい輝いて...
「どっかに良い人でもいねーかなー……いねーか。ここ軍だし…野...
一瞬浮かんだ希望があっさりとセピア色に霞む。しょうがない...
引っ張り出して感傷に浸る、一人ぼっちの夕暮れ時だった。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
書き込み中に本文長すぎと言われたので改行弄ってたら1レス...
ちなみに今更ですが68巻の「少佐と隊長の関係」の続きです
スレ占拠失礼しました
- このシリーズすごい好きです!!!新作読めてよかったです...
#comment
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#title(サイボーグとビーストの関係)
オリジナル。頭脳系×肉体系。受けが既に出来上がってます。お...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「どーしたもんかねぇ…」
寝癖満載の頭を更にくしゃくしゃにしながら溜息を吐く。目の...
だが残念ながらオレにはもう打つ手がない。
「……アイツ呼ぶか」
オレなりに手は尽くした。やれるだけのことはしてやった。
後はもう対処法を知ってる(であろう)ヤツに頼むしかねえよな。
「ドクター、お呼びだとか」
「おー!忙しいとこ悪いな」
というわけで呼ばれて医務室にやって来たのは『サイボーグ』...
相変わらず造り物みてーにキレイな面してやがるわ。
「構いませんが、どんな用件でしょう」
「お前ならどうすればいいか知ってると思ってな。オレにはも...
「……医療主任に分からないことが僕に分かりますか?」
「多分、お前にしかわかんねーと思うぜ」
小さく首を傾げるヤツを尻目に早速問題の患者がいるベッドへ...
飛び込んできた光景にサイボーグが目を丸くした。それを見た...
サイボーグもちゃんとこんな顔できんだなぁ。
「…………彼、どうしたんです?」
そう言って指差した先には全身包帯だらけの大怪我なのに、何...
グッタリと横たわるチーム「エコー」の隊長――通称『ビースト...
「…っはぁ………あ…?」
「やあ。久しぶり」
「え、おま……っ何で、いんだ…っ?」
オレとサイボーグの存在に気付いたビーストがわずかに脚を閉...
ん?コイツらってそーいう関係なんじゃなかったっけ。
「ひょっとしてこのことで僕を?」
コイツ察しが良くて助かるわー。オレは頷いて事情を説明して...
問題が発生したのは90分ほど前。先日の合同任務で負傷した連...
一人だけまだ起き上がることもままならない男がいた。それが...
敵も相当手強かったのかいつも以上にダメージを受けてたくせ...
お楽しみになったようで……運ばれてきた時は医療主任としては...
厳しく絶対安静を言いつけて休ませてたんだが、回復してくれ...
元気になっちゃうこともあるわけで。コイツは体力も回復力も...
だが負傷してた肩を固定してあるせいか上手いこといかず、恥...
しょうがないから代わりに扱いてやってたんだが、一向に発射...
「ちゃんと感じてるみたいなんだがどんだけやっても全然ダメ...
しょうがないからお前さんにご足労願ったってわけよ」
「なるほど」
「っ……全部言うなドクター…」
「んなこと言ったってお前も辛いだろ?もう一時間近くこんな...
「……だからって…コイツ呼ぶなよぉ…!」
勘弁してくれと言いたげにビーストが顔を背ける。それを見た...
あれ?コイツらそーいう関係なんだよな??つーかどエラいハ...
かなり気になったがそれは置いといて、まずはビーストの処置...
「原因わかるか?」
「大体見当はつきますが……とりあえずやるだけやってみます」
「――え…っ!?待っ、いきなっり、ぃっ!!」
躊躇もなくそそり立ったモノを口に含まれ、驚いたビーストが...
サイボーグはわざと音を立てて吸い付きビーストの聴覚を責め...
「っは、っぁ……ぁあ、っぅっく…!」
オレの時とは明らかに反応が違う。別にオレの時は気持ち良く...
声の艶とか表情の蕩け具合がよりエロくなってるっつーか。
うん……やっぱコイツらそーいう関係なんだな。
「んぁっ!ぅあ、ぁ、先っ…あんま、いじっ……!!」
「――っは……確かに反応はしてますね」
「だろ?」
「この感じだといつもならとっくにイッてるはずなんですが……...
「っひ…ぃっぁ、やっ、それ、やめっ…ん゙んっ!!」
サイボーグは冷やかに分析しつつ鈴口を親指で強く擦る。突然...
開かせ、逆の手で全体を激しく扱いてビーストを追い詰めてい...
「待っ…!!っっひぐっ、待っ、て、強いっ!強、すぎっ…ぃ゙い!!...
「仕方ないでしょ?君がここまで我慢しちゃったんだから」
「…ちが……っ我慢、してなっ…!!ぁゔ、あ゙、あぁ゙あ……っっ!!」
「言っとくけど、毎度毎度僕が触ってあげなきゃイけないなん...
「――っっ!!っひ……ゃあ゙っ!!ん゙ゔぅー…っ、っ!!」
ビーストが耐え難い快感に腰を浮かせ、動く方の手で頭を掻き...
何つー乱れ方すんだコイツは。
「……これでも駄目か。じゃあ次指挿れるから力抜いて」
「っっはあっ、んぁ゙っ、はっ…ぁ、待て、待ってって……待っ――...
粘液塗れだった指に少し唾液を足し、後ろの穴に遠慮もなくぐ...
すんなり飲み込んでしまった。ちょっと、どんだけヤり倒して...
しかし弱ってる相手に全然手加減ねーなとも思ったが、一気に...
させてやろうっていうサイボーグなりの気遣いなのかもしれな...
「ぅっぁ、はぁっ……ぁぐっ!!っゔぅ…!」
身体が跳ねる拍子に傷が痛むようで、時々ビーストの顔が歪む...
もしオレがこんな状態になったら発狂して「いっそ殺してくれ...
オレ痛いの全然ダメだから。
「なぁ…どうよ?手応えありそうか?」
「わかりません。出来ればここには触れずに済ませたかったん...
「ふーん?何で?」
「……余計悪化するから」
へぇ…?これ以上どう悪化すんだろう。
オレは相変わらず玉のような汗を滲ませながら、色んな要素に...
何でこうまでイけないんだろうな…
あ、でも少し落ち着いてきたっぽいな。トロンとした目でぼん...
だがサイボーグは視線を外したままヤツをイかせる作業に集中...
してる感じすらする。何つーか…不思議なカップル(って言って...
「ふー…っ、う、んん…っ」
ふと、ビーストの手が胸元に伸びる。
そのまま分厚く巻かれた包帯を外そうとしてるのに気付いたオ...
「おいコラ!何してんだお前!」
「ゔぁっ…!」
「あ、すまん…痛かった?」
「……だから嫌だったんだ」
痛みに呻いたビーストを見てサイボーグがポツリと呟く。疑問...
その答えらしき言葉が怪我人の方から返ってきた。
「……っ…触って、くれ……」
「ん?」
「そんなこと出来ると思う?ドクターだっているのに」
ここまで同席させといて今更オレ気にすんの?と思ったが、ど...
「頼む……っもう、キツい…から…っ」
「ダメだよ。絶対にやらない」
「……っ!!」
「ほら、ココ触ってあげるから早く出して」
「っはぁっっ!?やめ、そこっ今触っ、たら…ぁあ゙ぁっ!!」
「前も擦ってあげようか?」
「んぐぅっ!!…っひ、ぃ゙……っっ!!」
少し怒った様子のサイボーグが指を奥まで捩じ込み、更に前を...
容赦がなくなった強引な責めに目を見開き、仰け反りながら身...
掴んだままだった腕からもかなり力んでいるのが伝わってきて...
「ゔっん、ぁあ゙っ、ぃ…やだ、それっ……嫌、っぁあぐっ!!」
「おいおい…コイツ大丈夫かよ…」
「…………」
「っ……ゃめっ…!!っ、も、やめ……て…ぇ゙っ…!!」
上手く呼吸ができなくなるほど追い上げられ、耐え切れなくな...
懇願し出してしまった。これにはさすがのサイボーグも手を止...
「くそ……ダメか」
「マジかよ…これでもイけねーの?」
「っげほっ!ごほっ、っぐっぅ、うぁ…!」
苦痛から解放されたビーストはグッタリとベッドに身を埋め、...
一体どーなってんだコイツの身体は。いつもヤッてるサイボー...
……ん?そういえば…
「なぁ。さっき『絶対やらない』とか何とか言ってたけど、も...
オレがそう尋ねた瞬間サイボーグの表情が険しくなる。
「やっぱり。そうなんだな?」
「……嫌です。それだけは絶対できません」
「何で!お前だってこんなに辛そうなコイツ見てて何にも感じ...
「だからですよ。これ以上彼に辛い思いをさせたくない」
「??」
意味がわからん…!コイツら普段どーいうセックスしてんだよマ...
とんだアブノーマルプレイでもやってんのか?
「…………ぃ…から…っ」
「ん?」
「っ、傷……触って………イかせ、て……くれ…っ頼む……!!」
はぁ!!?
今何て?『傷に触れ』って言った!?
「だから嫌だって言ってるでしょ。第一そんなことドクターの...
「はっ……もう…これいじょ……っ無理、だから……はぁ…早、くっ…!...
「っっ……ダメなものはダメ。ねぇ…お願いだから、あんまり聞き...
半分虚ろな瞳でせがむビーストに、まるで縋るような声でサイ...
コイツがこんなに感情露わにしてんの初めて見たな…
そっちも気になるけど、まず何よりも聞かなきゃならないこと...
「ちょちょちょちょ、何、今のってどーいう意味?」
「……彼はある一定のラインを超えると痛みと快感が繋がってし...
性的興奮がごっちゃになって、気が狂いそうなほどの絶頂を迎...
「………………そりゃー……また、難儀な体質で…」
それってつまり物凄いドMってことっすか隊長…!!
開いた口が塞がらん。あんなに屈託のない笑顔で皆から慕われ...
はっ!そういやあのスナイパーキッドもそんなこと言ってた気...
「…はー……っ、頼む……助け、て……っ」
「そんな顔しないでってば……」
「……なぁ…っ!!」
「っ……君を苦しませたくないんだよ!」
救いを求めるビーストの声を振り払うように、サイボーグが初...
完全な不意打ちだったんでオレもヤツも驚いて固まってしまう。
「え…」
「君がドロドロに蕩けるほど感じてくれるのは凄く嬉しいし堪...
でも痛みを与えたり乱暴に扱ったりするのが好きなわけじゃな...
……今ので何となくコイツらがどういうプレイしてるか想像つい...
「……でも君が、僕を求めてくれるから…僕だけを見てくれるから...
「…っ…!」
「君を喜ばせてあげたい。満たしてあげたい。僕に出来ること...
でも今だけは……こんな状態の君に、更に痛みを与えることなん...
胸の内を全部さらけ出すような告白をするヤツの姿に、普段の...
コイツもちゃんとこういう熱い感情抱えてんだな……ま、人間な...
そういや『サイボーグ』って仇名、完全に見た目だけでつけら...
「……ごめんね。君が大事なんだ…上手く伝わらないかもしれない...
そう言ってサイボーグが少しぎこちない笑顔でビーストの頬を...
泣きそうな顔しちゃってんなーなんて思いながら眺めてたら、...
「お、おい!どうした?」
「っ…!ごめんな……付き合わせてんの…わかってたんだ」
あたふたしたオレが手を離してやると、ビーストは何度も目を...
そして時々鼻を啜りながら、ポツポツと語り出す。
「お前が、そういうの好きじゃないのも知ってた……甘えてるっ...
「でも…?」
「……っもうお前じゃないとダメだから…」
「――!!」
今度はサイボーグが驚く番だった。多分ビーストのこういう本...
「今更手放せねぇよ……誰にも取られたくない…!笑顔とか、優し...
俺だけが知ってればいいんだ……他の奴になんか渡さねぇ…っ!」
大粒の涙を零しながら、添えられた手を大事そうに握り締める...
こんなに感情剥き出しにするの珍しいよな。いつも笑ってる朗...
ここまで必死になってヤツを繋ぎ止めようとする姿はかなりレ...
「っあーもぉ……っ、本当……こんな俺が好きになっちゃってごめ...
自分自身に呆れたような溜息を吐き、ビーストがぐしゃぐしゃ...
「……好きだよ………なぁ、俺のになって」
あーあーもう!ベソかいて手ぇ握って告白って…ティーンエイジ...
……でもな、おじさん嫌いじゃないぜ…そういうの。
「やめてよもう…」
ってあれ?何その反応。今喜ぶところじゃないの?
「僕から言おうと思ってたのに、何で先に言っちゃうの」
「っ……!!」
「ずっと好きだったんだ。頼まれたって君を離してなんてあげ...
サイボーグはそう言って、ほんの少しだけ顔を赤くする。
それに気付いたビーストが声を上げるより早く、ヤツに覆い被...
っかー!!何だよコイツめっちゃカワイイじゃん!これがいわゆ...
うっかりオレまで惚れちまうとこだったわ。だがしかーし。お...
オレは黙って頷き、ベッドのカーテンを閉めてそこを離れる。
そして邪魔が入らないように手前の医務室で見張っててやるこ...
めでたく通じ合ったわけだし、今ならビーストも例の「痛いこ...
「良いねぇ……愛だねぇ」
愛情表現の仕方はちょっと独特かもしれんが、あんな風にお互...
あー何か羨ましくなってきたわ。オレももう一回くらい輝いて...
「どっかに良い人でもいねーかなー……いねーか。ここ軍だし…野...
一瞬浮かんだ希望があっさりとセピア色に霞む。しょうがない...
引っ張り出して感傷に浸る、一人ぼっちの夕暮れ時だった。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
書き込み中に本文長すぎと言われたので改行弄ってたら1レス...
ちなみに今更ですが68巻の「少佐と隊長の関係」の続きです
スレ占拠失礼しました
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作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
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