ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
1つ前のページに戻る
69-471
をテンプレートにして作成
開始行:
#title(最初で最後の恋)
英円のぜろ 影裏×宮辺
映画版の設定で、影裏と宮辺がカノヤで再会したところからの...
作品スレで出たネタに萌えまくってしまったのであちこち拝借...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマー...
「あれが…トッコウです」
カノヤで初めてついたチョクエイ任務後、倉庫横の機体の前を...
俯いて何かの写真を見ていた宮辺が俺に気がついて言った。
俺はかけるべき言葉が見つからず、ただただ見つめ返すしかな...
宮辺がポツリポツリと語っているのを聞きながら、少しでも宮...
絞り出した言葉がかえって宮辺を激昂させてしまった。
宮辺は俺の胸ぐらをつかむと堰を切ったように懺悔の言葉を吐...
「どうすればいい…どうすれば…」虚ろな目で言葉を繰り返す宮...
彼岸に片足乗せた宮辺をこちらに連れ戻したくて、その夜、半...
始めの方こそ抵抗していたが、その内大人しくなり、俺の項に...
そこからは無我夢中で、気を失うまで宮辺の体を貪った。
これで、何も考えられなくなるように、そして眠れるように、...
その後も何度か宮辺を抱いた。宮辺ももう抵抗することはなく...
再会当初よりも、あの懺悔の日よりも、宮辺に少しだけ生気が...
俺は勝ったと思った…何に?
宮辺を彼岸へ連れて行こうとする無数の見えない手に。
宮辺を蝕み続ける罪悪感という名の亡者の声無き声に。
だが、その勝利の美酒に酔いしれる間もなく、その日はやって...
その日、搭乗割に宮辺に名を見つけた俺の耳に上官の声は入っ...
「終わり」
その声だけが認識できた瞬間、俺は敬礼も上の空で自動的にこ...
「どういうことですか!」
:
:
最後の夜、昼間のやり取りを思い出して気まずさを覚えつつ、...
何故か宮辺は来ないのではないかと思っていた。
しかし、宮辺はやって来た。
なんでもないフリをしていつものように抱こうとすると、宮辺...
「陰裏…ありがとう」
俺はそれは何に対してだと聞くことさえできず、歯を食いしば...
それを察したように宮辺は俺の頬に手を当ててもう一度「あり...
それから俺は何かに取り憑かれたように宮辺を抱いた。
宮辺の体に忘れられないように俺の痕跡を残したかった。
明日の今頃にはもう宮辺はこの世にいないというのに。
:
:
「宮辺さん…許してください…」
出撃した日、俺は発動機の不調のせいで宮辺を見失った。
最後まで守り抜くと誓った、それなのに…俺は何のためにここに...
宮辺をあちらの世界へと誘った敵国を、軍を、この国を、そし...
チョクエイ任務から帰還してからは、自動的に生きていた…いや...
俺もあの日、宮辺と一緒に彼岸へと旅立っていたのだ。
終戦後、俺は絵に描いたような自暴自棄の生活を送っていた。
特に身よりもなかった俺は町でチンピラとつまらないことでも...
その町を仕切っている組の親分に拾われた。
その組と敵対している組を偵察する役目を仰せつかった俺は、...
連れ込まれるのを見た。
最初はどこで見た誰だったのか思い出せなかった。
しかし、ふと脳裏に宮辺の顔がよぎり、その後、宮辺が握り締...
そうだ、あれは宮辺の女房だ。
他人の空似の可能性もないではなかったが、何故か俺は確信し...
その瞬間、俺の体は動き出していた。
親分からもらった刀を持って、敵対組織の屋敷へ飛び込んでい...
今思い返してもあれが自分の意志で動いたと思えない。
何かが俺の中に入り込んで勝手に体を動かしたとしか思えなか...
死に物狂いで、敵対組織の人間をメッタ斬りにしながら女を救...
持っていた財布を投げつけて「生きろ」と吐き捨てるように言...
女は怯えながらも俺の顔をじっと見て何かを言いかけたが、俺...
一礼して小さい娘を抱いて逃げていった。
あれから60年…
宮辺の孫という男が訪ねてきた。
俺は俺が知っている宮辺のことを話してきかせた。
宮辺の孫にトッコウの搭乗員名簿を渡すと潤んだ瞳で見つめ返...
…宮辺がいる。60年の時を経て、あの時見失ってしまった宮辺...
その瞬間またしても体が勝手に動いて、宮辺の孫を抱きしめて...
温かい肉体を抱きしめていると、確かに宮辺の血が脈々と受け...
ふと我に返ると宮辺の孫は驚いた顔をしてこちらを見ていたの...
宮辺の孫が帰っていった後、雨が降りしきる庭を眺めていた。
ふと、庭木の間に誰かが立っている気がした。
目を凝らして見ていると、そこにあの日の宮辺がいた。
こちらを見て、俺にはついぞ向けられたことがないような微笑...
口が「ありがとう」と動いていたように見えた。
俺は裸足のまま庭に飛び出して、宮辺が立っていた木の前にい...
宮辺…宮辺さん…あんたは俺に一生逃れられない呪いをかけてい...
そして、あちらの世界であんたに会うまでその呪いがとけるこ...
だが、それでいい。それが俺の背負った業だからだ。
「いいんだ、陰裏、いいんだ」
また会うことができたなら、そう言って抱きしめてください。...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
代行ありがとうございましたm(_ _)m
#comment
終了行:
#title(最初で最後の恋)
英円のぜろ 影裏×宮辺
映画版の設定で、影裏と宮辺がカノヤで再会したところからの...
作品スレで出たネタに萌えまくってしまったのであちこち拝借...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマー...
「あれが…トッコウです」
カノヤで初めてついたチョクエイ任務後、倉庫横の機体の前を...
俯いて何かの写真を見ていた宮辺が俺に気がついて言った。
俺はかけるべき言葉が見つからず、ただただ見つめ返すしかな...
宮辺がポツリポツリと語っているのを聞きながら、少しでも宮...
絞り出した言葉がかえって宮辺を激昂させてしまった。
宮辺は俺の胸ぐらをつかむと堰を切ったように懺悔の言葉を吐...
「どうすればいい…どうすれば…」虚ろな目で言葉を繰り返す宮...
彼岸に片足乗せた宮辺をこちらに連れ戻したくて、その夜、半...
始めの方こそ抵抗していたが、その内大人しくなり、俺の項に...
そこからは無我夢中で、気を失うまで宮辺の体を貪った。
これで、何も考えられなくなるように、そして眠れるように、...
その後も何度か宮辺を抱いた。宮辺ももう抵抗することはなく...
再会当初よりも、あの懺悔の日よりも、宮辺に少しだけ生気が...
俺は勝ったと思った…何に?
宮辺を彼岸へ連れて行こうとする無数の見えない手に。
宮辺を蝕み続ける罪悪感という名の亡者の声無き声に。
だが、その勝利の美酒に酔いしれる間もなく、その日はやって...
その日、搭乗割に宮辺に名を見つけた俺の耳に上官の声は入っ...
「終わり」
その声だけが認識できた瞬間、俺は敬礼も上の空で自動的にこ...
「どういうことですか!」
:
:
最後の夜、昼間のやり取りを思い出して気まずさを覚えつつ、...
何故か宮辺は来ないのではないかと思っていた。
しかし、宮辺はやって来た。
なんでもないフリをしていつものように抱こうとすると、宮辺...
「陰裏…ありがとう」
俺はそれは何に対してだと聞くことさえできず、歯を食いしば...
それを察したように宮辺は俺の頬に手を当ててもう一度「あり...
それから俺は何かに取り憑かれたように宮辺を抱いた。
宮辺の体に忘れられないように俺の痕跡を残したかった。
明日の今頃にはもう宮辺はこの世にいないというのに。
:
:
「宮辺さん…許してください…」
出撃した日、俺は発動機の不調のせいで宮辺を見失った。
最後まで守り抜くと誓った、それなのに…俺は何のためにここに...
宮辺をあちらの世界へと誘った敵国を、軍を、この国を、そし...
チョクエイ任務から帰還してからは、自動的に生きていた…いや...
俺もあの日、宮辺と一緒に彼岸へと旅立っていたのだ。
終戦後、俺は絵に描いたような自暴自棄の生活を送っていた。
特に身よりもなかった俺は町でチンピラとつまらないことでも...
その町を仕切っている組の親分に拾われた。
その組と敵対している組を偵察する役目を仰せつかった俺は、...
連れ込まれるのを見た。
最初はどこで見た誰だったのか思い出せなかった。
しかし、ふと脳裏に宮辺の顔がよぎり、その後、宮辺が握り締...
そうだ、あれは宮辺の女房だ。
他人の空似の可能性もないではなかったが、何故か俺は確信し...
その瞬間、俺の体は動き出していた。
親分からもらった刀を持って、敵対組織の屋敷へ飛び込んでい...
今思い返してもあれが自分の意志で動いたと思えない。
何かが俺の中に入り込んで勝手に体を動かしたとしか思えなか...
死に物狂いで、敵対組織の人間をメッタ斬りにしながら女を救...
持っていた財布を投げつけて「生きろ」と吐き捨てるように言...
女は怯えながらも俺の顔をじっと見て何かを言いかけたが、俺...
一礼して小さい娘を抱いて逃げていった。
あれから60年…
宮辺の孫という男が訪ねてきた。
俺は俺が知っている宮辺のことを話してきかせた。
宮辺の孫にトッコウの搭乗員名簿を渡すと潤んだ瞳で見つめ返...
…宮辺がいる。60年の時を経て、あの時見失ってしまった宮辺...
その瞬間またしても体が勝手に動いて、宮辺の孫を抱きしめて...
温かい肉体を抱きしめていると、確かに宮辺の血が脈々と受け...
ふと我に返ると宮辺の孫は驚いた顔をしてこちらを見ていたの...
宮辺の孫が帰っていった後、雨が降りしきる庭を眺めていた。
ふと、庭木の間に誰かが立っている気がした。
目を凝らして見ていると、そこにあの日の宮辺がいた。
こちらを見て、俺にはついぞ向けられたことがないような微笑...
口が「ありがとう」と動いていたように見えた。
俺は裸足のまま庭に飛び出して、宮辺が立っていた木の前にい...
宮辺…宮辺さん…あんたは俺に一生逃れられない呪いをかけてい...
そして、あちらの世界であんたに会うまでその呪いがとけるこ...
だが、それでいい。それが俺の背負った業だからだ。
「いいんだ、陰裏、いいんだ」
また会うことができたなら、そう言って抱きしめてください。...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
代行ありがとうございましたm(_ _)m
#comment
ページ名:
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: