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#title(ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/第/三/の/書/ 冒険者×弱...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )名付け編です。
男の場合は苗字があるが、苗字はいらないから名前だけほしい...
そのあと窓の外に目をやり、桜が満開なのを見て思いついた。
夜桜というものは暗闇に白く映えてとても美しく、それとヴァ...
暗闇によく映える白い肌に、赤い眼。
「夜桜」
「え?」
「こう、漢字でただな…こう書くんだ。読み方は『よざくら』。...
すらすらと、そばに置いていた羽ペンにインクをつけて、手元...
夜桜と名付けられたヴァンパイアにとって、全く理解できない...
「全然。じゃあこれからそう呼んでほしい」
そこでバルドはにっこりと笑った。
「おー、よく似合う名前だ。気の弱いお前には儚い桜の名前は...
「桜って儚いのか。いつまでも咲いているわけではないのか?」
それを聞いて、ぷぷぷと笑いだすバルド。何か変なことでもい...
「お前本当に世界のこと知らないんだ、桜はすぐに散るんだよ...
またもぐりぐりと頭をなでてきた。
お前にはすぐに散ってほしくない、という言葉が妙に嬉しい。
すぐ顔に出る夜桜は、軽く腕で顔を覆い隠した。
その下に見えるのは、少々赤くなった整った顔立ち。
それでもバルドは夜桜の頭をなでづけた。
「だってお前、素直に言うと可愛い。邪気なんてほとんどない...
(馬鹿にされている気がしないでもない)
だが、この男もまた憎めなかった。お互い変わり者同士、うま...
「っと、もうこんな時間か」
懐中時計を取り出し、眠気を感じたので、バルドは時間を確認...
時間は三時半だった。
眠くもなる時間だ。
「俺さー、一か月くらいここで滞在しようと思うんだ」
一つあくびをすると、布団にもぐりこんだ。
「冒険に出ないのか」
「あー、なんか討伐とか退治とかいろいろやってたら金が有り...
「さ、寂しがり屋」
「一カ月したら、あのレインのようにローブ羽織って行け。ガ...
その言葉が意味するのは、家に置いていかないで、冒険者とし...
「じゃあ灯籠消すからお前も寝れ」
「起きたばかりだというに」
「仕方ないな。そうして三日も話にきてるもんな」
何か考えたそぶりをすると、布団をめくりあげる。
バルドは両手広げて、にっこり笑った。
「添い寝してやろうか?今度は俺の小さい頃の話でもしてやる...
どうせ来ないと思ってからかうつもりでやってみたが、相手の...
「…添い寝…」
それだけ言うと、夜桜はもそもそとその腕の中におさまってき...
意外に身長高いと思っていたが、腕の中にすっぽり収まる。
バルドの身長は百八十五くらいはあるが、夜桜は百七十五くら...
思わずバルドも口元が緩む。
それにしても、どれだけ寂しがり屋なのか。
一体何年生きてきてこうなったのかはわからないが、人が恋し...
「添い寝とか。一緒に暮らすとか。話すとか。憧れていた。人...
仲間のほうが冷血なのが多い」
「お前そんな素直だと変な人間さんに食われちゃうぞ。主に俺...
「?食うとは?人間は血を吸わないのに」
そう切り返されて、言葉に詰まる。
十八禁な発言をしかけたが、やめてうやむやにした。
見つめる瞳の無垢なこと無垢なこと。
「バルドの昔話は?」
「ああ、そうそう。俺は生まれも育ちもほとんどガルズヘイム...
初めて冒険者として日倭の都市に立ち寄った時はさすがにびっ...
日倭と、あと長唐の人間はかなり浮いていたよ。この世界に長...
何度か頷いてるのが感触でわかる。軽く抱きしめてやると、し...
「あー、それで、冒険者デビューして数年たったころね。俺、...
もう有名になった頃には、いい加減寝かせてくれと思ったほど...
祖父は男に興味ないからって同性からの告白は受け入れてなか...
好みのやつなら誰とでも寝たよ。ぶっちゃけバイだ。だからさ...
「ん」
夜桜はすでに眠くなりかけている。
人間の心臓音が心地いいらしく、話もちゃんと聞いてるが、う...
「お前も気をつけろよ。主に俺とかに」
一瞬びく、と震えたような気がしたが、すぐに元の位置にとど...
「そういう意味か。襲ってきたら鈍器で今度こそ私のほうから...
相当タコ殴りにされたことを根に持っているのか、鈍器でと言...
普段のヴァンパイアといえば素手で長い爪による攻撃か、魔法...
これでも夜桜はヴァンパイア。素手で十分痛い。
鈍器なんかで襲われたら相当痛い目に会うはずだ。
転がっているストーンクラブで殴られたら、死ねないのに延々...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )続きます。長くてすみません…。
#comment
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#title(ル/ナ/テ/ィ/ッ/ク/ド/ー/ン/第/三/の/書/ 冒険者×弱...
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )名付け編です。
男の場合は苗字があるが、苗字はいらないから名前だけほしい...
そのあと窓の外に目をやり、桜が満開なのを見て思いついた。
夜桜というものは暗闇に白く映えてとても美しく、それとヴァ...
暗闇によく映える白い肌に、赤い眼。
「夜桜」
「え?」
「こう、漢字でただな…こう書くんだ。読み方は『よざくら』。...
すらすらと、そばに置いていた羽ペンにインクをつけて、手元...
夜桜と名付けられたヴァンパイアにとって、全く理解できない...
「全然。じゃあこれからそう呼んでほしい」
そこでバルドはにっこりと笑った。
「おー、よく似合う名前だ。気の弱いお前には儚い桜の名前は...
「桜って儚いのか。いつまでも咲いているわけではないのか?」
それを聞いて、ぷぷぷと笑いだすバルド。何か変なことでもい...
「お前本当に世界のこと知らないんだ、桜はすぐに散るんだよ...
またもぐりぐりと頭をなでてきた。
お前にはすぐに散ってほしくない、という言葉が妙に嬉しい。
すぐ顔に出る夜桜は、軽く腕で顔を覆い隠した。
その下に見えるのは、少々赤くなった整った顔立ち。
それでもバルドは夜桜の頭をなでづけた。
「だってお前、素直に言うと可愛い。邪気なんてほとんどない...
(馬鹿にされている気がしないでもない)
だが、この男もまた憎めなかった。お互い変わり者同士、うま...
「っと、もうこんな時間か」
懐中時計を取り出し、眠気を感じたので、バルドは時間を確認...
時間は三時半だった。
眠くもなる時間だ。
「俺さー、一か月くらいここで滞在しようと思うんだ」
一つあくびをすると、布団にもぐりこんだ。
「冒険に出ないのか」
「あー、なんか討伐とか退治とかいろいろやってたら金が有り...
「さ、寂しがり屋」
「一カ月したら、あのレインのようにローブ羽織って行け。ガ...
その言葉が意味するのは、家に置いていかないで、冒険者とし...
「じゃあ灯籠消すからお前も寝れ」
「起きたばかりだというに」
「仕方ないな。そうして三日も話にきてるもんな」
何か考えたそぶりをすると、布団をめくりあげる。
バルドは両手広げて、にっこり笑った。
「添い寝してやろうか?今度は俺の小さい頃の話でもしてやる...
どうせ来ないと思ってからかうつもりでやってみたが、相手の...
「…添い寝…」
それだけ言うと、夜桜はもそもそとその腕の中におさまってき...
意外に身長高いと思っていたが、腕の中にすっぽり収まる。
バルドの身長は百八十五くらいはあるが、夜桜は百七十五くら...
思わずバルドも口元が緩む。
それにしても、どれだけ寂しがり屋なのか。
一体何年生きてきてこうなったのかはわからないが、人が恋し...
「添い寝とか。一緒に暮らすとか。話すとか。憧れていた。人...
仲間のほうが冷血なのが多い」
「お前そんな素直だと変な人間さんに食われちゃうぞ。主に俺...
「?食うとは?人間は血を吸わないのに」
そう切り返されて、言葉に詰まる。
十八禁な発言をしかけたが、やめてうやむやにした。
見つめる瞳の無垢なこと無垢なこと。
「バルドの昔話は?」
「ああ、そうそう。俺は生まれも育ちもほとんどガルズヘイム...
初めて冒険者として日倭の都市に立ち寄った時はさすがにびっ...
日倭と、あと長唐の人間はかなり浮いていたよ。この世界に長...
何度か頷いてるのが感触でわかる。軽く抱きしめてやると、し...
「あー、それで、冒険者デビューして数年たったころね。俺、...
もう有名になった頃には、いい加減寝かせてくれと思ったほど...
祖父は男に興味ないからって同性からの告白は受け入れてなか...
好みのやつなら誰とでも寝たよ。ぶっちゃけバイだ。だからさ...
「ん」
夜桜はすでに眠くなりかけている。
人間の心臓音が心地いいらしく、話もちゃんと聞いてるが、う...
「お前も気をつけろよ。主に俺とかに」
一瞬びく、と震えたような気がしたが、すぐに元の位置にとど...
「そういう意味か。襲ってきたら鈍器で今度こそ私のほうから...
相当タコ殴りにされたことを根に持っているのか、鈍器でと言...
普段のヴァンパイアといえば素手で長い爪による攻撃か、魔法...
これでも夜桜はヴァンパイア。素手で十分痛い。
鈍器なんかで襲われたら相当痛い目に会うはずだ。
転がっているストーンクラブで殴られたら、死ねないのに延々...
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