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#title(Lord's Garden)
基本、ドラマ版準拠ですが、原作エピも交じってます。ビジュ...
「Silent Night」の続きですので、リバ苦手な姐さん、ここで...
漫画&ドラマ モリのア○ガオ
渡瀬満×及川直樹
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*Lord's Garden
束の間、微睡んでしまったらしい。
一年で最も、日の出の早い季節だ。たとえごくわずかな間で...
俺に残されたのは、たった一つの朝だけだった。
それなのに、不思議と惜しいとは思わなかった。ただひたす...
一瞬、あの抱擁は、口づけは、脳髄が痺れるような甘い陶酔...
だが、幸いなことに、直樹は側にいた。裸のまま、半身を起...
腕を取り、再び隣に横たわらせて抱きしめた。あの甘美な時...
「どうだった?」などと、尋ねるのも野暮だった。黙ったま...
何度目かに俺が上になった時、ふと直樹が力を抜いて、俺を...
さっき、俺にあれほどの快楽を与えてくれた、この指。明日...
そして、衆人環視の中でみっともない姿を晒し、苦痛を味わ...
人を殺めるという、深い、深い罪の代償として。
俺が指名したたった一人の教誨師は、たとえ人殺しであって...
もし、慈悲深い神なんてものが存在するならば、両親のいの...
もう一度、直樹の小柄な体を抱きしめた。数えきれない日々...
もし、神様があるのなら、俺が信頼したたった一人の親友が...
今度は俺が、入ってもいい?
目でそう問いかけた。言葉で返事をする代わりに、直樹は微...
どこだかわからなかった。まごついていると、彼自ら手に取...
さっき、直樹は、俺に些かの苦痛も感じさせることなく、入...
できれば、俺もそうしたかった。しかし、悲しいかな、男性...
遥か昔、血塗られた決意をしたあの日から、女性を近づける...
直樹の方だって、男性を受け入れるのはこれが生まれて初め...
俺の歓びと同じだけ、彼の痛みは深かった筈だ。彼の額には...
しかし、驚くべきことに、俺が散々もたついた挙げ句に、す...
――君の苦しみを思えば、これくらいのこと・・・・――。
思い返せば、直樹はいつも、そう思ってきたような節があっ...
思いもかけなかった、自分自身のおぞましい宿命を知り、迷...
あの時、口下手な俺は、慰めるつもりで、随分と自分勝手な...
それなのに、直樹は、俺に救われたと言ってくれた。
だが、それは俺も同じことだったのだ。彼が俺に助けを求め...
少し悔しいが、彼に救われたのは、俺だけじゃない。
運命に見放され、人を恨み、傷つけた挙げ句に当然の報いを...
その一人一人が歩んできた暗い人生に思いを馳せ、深く毒さ...
そして、幾つかの奇跡が起こった。荒みきった男たちが、彼...
その様はまるで、鎧も盾も武器もなく、凶暴なライオンを手...
さながら聖人のようだった――、友の罪を庇って、絞首刑の苦...
彼の人の願いは叶えられた。思いを込めて付けられたその名...
俺だけの直樹じゃない。
俺は明日、死ぬ。
直樹はこれからも、この森で生きていくべき人だ。
だが、今は――今だけは、この肌の温もりは俺だけのものだ。...
こんなに汗だくになるほど体を動かしたのは、どれだけぶり...
直樹の上げる啜り泣きのような声が、快楽故のものなのか苦...
細い肩を押さえつけ、愛というよりも恨みでも叩きつけるか...
初めて、そして、この世で最後に目にする直樹の艶姿。その...
それは、直樹がくれたボールを分解した糸で作った、あの二...
これでよかったんだろう、直樹。
直樹が荒い息をつきながら、俺の首にしがみついてくる。右...
それとも、たとえ彼から友情の終焉を宣告されたとしても、...
実際、小春の許に戻ってやることができたかどうかはわから...
直樹が涙を流していることに気づく。頬に唇を寄せ、素早く...
或いは――心の湖の最も深く、最も冷たい奥底から、得体の知...
小春も、俺自身のいのちも、名誉も、他の何もかも、俺にと...
俺はただ、ここで直樹に見守られて、残りの生涯を平穏に過...
最後に直樹に抱かれ、直樹を抱きたかった。
最後に直樹を見て、直樹の手によって、死にたかった。
永遠に、直樹の心の中に生き続けたかった――。
もしかしたら。最後の大波が来る。愛する人を掻き抱き、窒...
あんな人形を作ったのも、ただ、直樹を欺き、自分の心を偽...
バターのように、互いの体液の中に溶けてゆき、一塊の何か...
俺と直樹とは、固く固く抱きあったまま、いつまでもいつま...
直樹の髪の向こうには、相変わらず、人形が見えている。最...
いつものように、その前にちょこんと置かれているのは、幾...
ついさっきまで、それらのものの輪郭は見えなかった。
今や、朧気ながら、夜明け間近の薄闇の中に浮かび上がろう...
Fin.
*
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
「明日っていうか、もう今日なんですけどね」
というお馴染みの台詞が、これほど言いにくい状況はないな。
- か…悲しい切ない、あれ見てたらこういう展開って自然だね。...
- わあ、ありがとうございます~。何年も前に書いた作品で、...
#comment
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#title(Lord's Garden)
基本、ドラマ版準拠ですが、原作エピも交じってます。ビジュ...
「Silent Night」の続きですので、リバ苦手な姐さん、ここで...
漫画&ドラマ モリのア○ガオ
渡瀬満×及川直樹
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*Lord's Garden
束の間、微睡んでしまったらしい。
一年で最も、日の出の早い季節だ。たとえごくわずかな間で...
俺に残されたのは、たった一つの朝だけだった。
それなのに、不思議と惜しいとは思わなかった。ただひたす...
一瞬、あの抱擁は、口づけは、脳髄が痺れるような甘い陶酔...
だが、幸いなことに、直樹は側にいた。裸のまま、半身を起...
腕を取り、再び隣に横たわらせて抱きしめた。あの甘美な時...
「どうだった?」などと、尋ねるのも野暮だった。黙ったま...
何度目かに俺が上になった時、ふと直樹が力を抜いて、俺を...
さっき、俺にあれほどの快楽を与えてくれた、この指。明日...
そして、衆人環視の中でみっともない姿を晒し、苦痛を味わ...
人を殺めるという、深い、深い罪の代償として。
俺が指名したたった一人の教誨師は、たとえ人殺しであって...
もし、慈悲深い神なんてものが存在するならば、両親のいの...
もう一度、直樹の小柄な体を抱きしめた。数えきれない日々...
もし、神様があるのなら、俺が信頼したたった一人の親友が...
今度は俺が、入ってもいい?
目でそう問いかけた。言葉で返事をする代わりに、直樹は微...
どこだかわからなかった。まごついていると、彼自ら手に取...
さっき、直樹は、俺に些かの苦痛も感じさせることなく、入...
できれば、俺もそうしたかった。しかし、悲しいかな、男性...
遥か昔、血塗られた決意をしたあの日から、女性を近づける...
直樹の方だって、男性を受け入れるのはこれが生まれて初め...
俺の歓びと同じだけ、彼の痛みは深かった筈だ。彼の額には...
しかし、驚くべきことに、俺が散々もたついた挙げ句に、す...
――君の苦しみを思えば、これくらいのこと・・・・――。
思い返せば、直樹はいつも、そう思ってきたような節があっ...
思いもかけなかった、自分自身のおぞましい宿命を知り、迷...
あの時、口下手な俺は、慰めるつもりで、随分と自分勝手な...
それなのに、直樹は、俺に救われたと言ってくれた。
だが、それは俺も同じことだったのだ。彼が俺に助けを求め...
少し悔しいが、彼に救われたのは、俺だけじゃない。
運命に見放され、人を恨み、傷つけた挙げ句に当然の報いを...
その一人一人が歩んできた暗い人生に思いを馳せ、深く毒さ...
そして、幾つかの奇跡が起こった。荒みきった男たちが、彼...
その様はまるで、鎧も盾も武器もなく、凶暴なライオンを手...
さながら聖人のようだった――、友の罪を庇って、絞首刑の苦...
彼の人の願いは叶えられた。思いを込めて付けられたその名...
俺だけの直樹じゃない。
俺は明日、死ぬ。
直樹はこれからも、この森で生きていくべき人だ。
だが、今は――今だけは、この肌の温もりは俺だけのものだ。...
こんなに汗だくになるほど体を動かしたのは、どれだけぶり...
直樹の上げる啜り泣きのような声が、快楽故のものなのか苦...
細い肩を押さえつけ、愛というよりも恨みでも叩きつけるか...
初めて、そして、この世で最後に目にする直樹の艶姿。その...
それは、直樹がくれたボールを分解した糸で作った、あの二...
これでよかったんだろう、直樹。
直樹が荒い息をつきながら、俺の首にしがみついてくる。右...
それとも、たとえ彼から友情の終焉を宣告されたとしても、...
実際、小春の許に戻ってやることができたかどうかはわから...
直樹が涙を流していることに気づく。頬に唇を寄せ、素早く...
或いは――心の湖の最も深く、最も冷たい奥底から、得体の知...
小春も、俺自身のいのちも、名誉も、他の何もかも、俺にと...
俺はただ、ここで直樹に見守られて、残りの生涯を平穏に過...
最後に直樹に抱かれ、直樹を抱きたかった。
最後に直樹を見て、直樹の手によって、死にたかった。
永遠に、直樹の心の中に生き続けたかった――。
もしかしたら。最後の大波が来る。愛する人を掻き抱き、窒...
あんな人形を作ったのも、ただ、直樹を欺き、自分の心を偽...
バターのように、互いの体液の中に溶けてゆき、一塊の何か...
俺と直樹とは、固く固く抱きあったまま、いつまでもいつま...
直樹の髪の向こうには、相変わらず、人形が見えている。最...
いつものように、その前にちょこんと置かれているのは、幾...
ついさっきまで、それらのものの輪郭は見えなかった。
今や、朧気ながら、夜明け間近の薄闇の中に浮かび上がろう...
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□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
「明日っていうか、もう今日なんですけどね」
というお馴染みの台詞が、これほど言いにくい状況はないな。
- か…悲しい切ない、あれ見てたらこういう展開って自然だね。...
- わあ、ありがとうございます~。何年も前に書いた作品で、...
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