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#title(スキマスイッチ 「僕らの話」)
生。☆と元アフロネタ。トリ指摘をありがとうございました。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
いや、何て言うのかね。長年付き合ってるけど、やっぱり読め...
何かあったら悩むのは俺のパート、突き進むのはお前のパート...
でもあんまりそれが酷いと、要するに頭と体がバラバラみたい...
それが仕事とか生活とかお互いの態度だとか、一緒にやってく...
けど今回のこれは何。ナニに当たるの。
一瞬だったんだ、本当に。あって言う間に、いつものお前に戻...
帰りのタクシーの中でも新幹線でも、あくまでフツー。フツー...
俺にも冗談言うし、樋口さんとも話してたし。むしろ俺の方が...
元気ないかな。頭重いし。あ、それはフツーに体調不良か。
コンポーザーに突っ伏してたら、思いっきり顔にデコボコ跡が...
頭が痛い。重いっていうか。
毎日ちょっとずつ重くなってるつか、真っ直ぐになれない、み...
「シンタ君、風邪かぁ~?」
とりあえず、一旦逃げよう。うん。
結論はそれだったのに、逃げ場をその前に失ってた。スタジオ...
早っや!コンビニから帰ってくんの、いつもは小一時間かかっ...
「ナニ、マジ風邪?だったら帰った方がいーよ」
「……う、ん」
「熱?」
「わかんない」
何この、かっこ悪い状況は。女子か。しかも子供か、俺は。
頭だけは逃げてて、精一杯の逃げとして……、ソファのクッショ...
かしゃがしゃ、ばりばりとビニール袋の音と、がたがたテーブ...
「ノド飴とか、要る?」
「……あんの?」
「買ってきた」
「ん、置いといてくれ」
そういうんじゃないんだろうなあ、と思ってる。それはわかる...
「他は?」
「今、いいや」
どうしたもんだろう。ああ早く逃げればよかった。
背中を向けてたらぼすん、と腰のあたりが沈む込む気配と音が...
「どしたのよー、テンション低すぎねえ?」
こいつがそのあたりに座り込んでるんだろう。ぽすっと脇腹に...
どうしたもこうしたも、どうしたもんだろうって。俺の方が変...
「……何も俺、怒ってないのに」
うだうだ考えてたら、またこいつが言った。
気付いてないんだろうな。絶対に気づいてない、こいつ。
声がワントーン下がってるってことに。
「もしかして、この前俺が言ったこと?気にしてる?」
「……おう」
「えーとさあ、じゃあ……気にしないってことで、一つ」
「え?」
「何ぁんもさ、シンタ君が悪いわけじゃねーっしょ。だから怒...
「タクヤ?」
「昔みたいな気持ちが、もし冷めててもよ。ねえシンタ君が何...
「ちょ、待って……って!」
「いやマジでよ。マジで」
思わず飛び起きたら、そこ。
ぽろんと落ちたクッションの先にはまた、何でもなさそうなお...
何でもなさそう、っていうかむしろ顔は笑ってて、あー悪だく...
ぽすぽすとタバコの箱を弄ってて、ライターを片手でくるくる...
ロクなこと言わない時の、いつもみたいな。
「そういうの超越して、俺ぁシンタ君信頼してんだってば」
「何言って、んの?ナニ超越?」
「好きとか嫌いとか」
にや~って、うわ、絶対何か企んでるわこいつ。それが俺の本...
うわ、うわ、ちょっと待て、待って。待ってって、本当に。
自己完結してるのはどっちだ。それはお前の癖じゃないの?
「俺ぁ、今、ちゃんと幸せです」
で、笑いながらでも、はっきりと、俺の眼を見てそう言う。
だから、お前が好きなんだよ。
強いな。カッコいいよ、お前。
んじゃ、って手を上げて腰を浮かしかける。待て、待て待て、...
行かせるわけにいかない、のだけはわかる。
それだけはわかった。
「……か、ッテに、冷めたとか言うな!」
それだけわかっても、結局何も上手く言えないけども。
つか何て言えばいいんだ、こういう場合。
「……年柄年中。ばっきばきに現役です」
迷った挙句の直球勝負。
迷う暇だって殆ど無かったからさ。
なあ、お前が好きなんだよ。ずっと。
「押し倒したいとか、正直ずっと思ってる」
地雷踏むかもしれん、そうなったら死ぬな、色んな意味で俺。...
お前がいなくなったらどうなんだろう。どうなるんだろう、俺。
何を失くすのと同じことなのか、それもわからない。
「……タクヤ……?」
決死の覚悟のせいだったのか何なのか、奇跡的に俺は目をそら...
余裕たっぷりのお前が、たっぷりだったはずのお前が、じっと...
「……。」
丸めの目はまだ真っ直ぐだったけど。
でも俺を睨むんじゃなく、瞬きも出来ずにいるのを。逸らせず...
目尻から髪に隠れたこめかみ、耳までがわかりやすく赤くなる。
何言ってんのか、口は動いてる。
でも声出てませんけど。全然。
最後にこいつの手からタバコがぽろっと、落ちた。
くらっとしたのは、きっと立ちくらみってやつだ。きっと。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
途中まで自分が攻め気だった☆、うろたえるの図。
☆のソロ詞は色々くるものがありますな。
#comment
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生。☆と元アフロネタ。トリ指摘をありがとうございました。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
いや、何て言うのかね。長年付き合ってるけど、やっぱり読め...
何かあったら悩むのは俺のパート、突き進むのはお前のパート...
でもあんまりそれが酷いと、要するに頭と体がバラバラみたい...
それが仕事とか生活とかお互いの態度だとか、一緒にやってく...
けど今回のこれは何。ナニに当たるの。
一瞬だったんだ、本当に。あって言う間に、いつものお前に戻...
帰りのタクシーの中でも新幹線でも、あくまでフツー。フツー...
俺にも冗談言うし、樋口さんとも話してたし。むしろ俺の方が...
元気ないかな。頭重いし。あ、それはフツーに体調不良か。
コンポーザーに突っ伏してたら、思いっきり顔にデコボコ跡が...
頭が痛い。重いっていうか。
毎日ちょっとずつ重くなってるつか、真っ直ぐになれない、み...
「シンタ君、風邪かぁ~?」
とりあえず、一旦逃げよう。うん。
結論はそれだったのに、逃げ場をその前に失ってた。スタジオ...
早っや!コンビニから帰ってくんの、いつもは小一時間かかっ...
「ナニ、マジ風邪?だったら帰った方がいーよ」
「……う、ん」
「熱?」
「わかんない」
何この、かっこ悪い状況は。女子か。しかも子供か、俺は。
頭だけは逃げてて、精一杯の逃げとして……、ソファのクッショ...
かしゃがしゃ、ばりばりとビニール袋の音と、がたがたテーブ...
「ノド飴とか、要る?」
「……あんの?」
「買ってきた」
「ん、置いといてくれ」
そういうんじゃないんだろうなあ、と思ってる。それはわかる...
「他は?」
「今、いいや」
どうしたもんだろう。ああ早く逃げればよかった。
背中を向けてたらぼすん、と腰のあたりが沈む込む気配と音が...
「どしたのよー、テンション低すぎねえ?」
こいつがそのあたりに座り込んでるんだろう。ぽすっと脇腹に...
どうしたもこうしたも、どうしたもんだろうって。俺の方が変...
「……何も俺、怒ってないのに」
うだうだ考えてたら、またこいつが言った。
気付いてないんだろうな。絶対に気づいてない、こいつ。
声がワントーン下がってるってことに。
「もしかして、この前俺が言ったこと?気にしてる?」
「……おう」
「えーとさあ、じゃあ……気にしないってことで、一つ」
「え?」
「何ぁんもさ、シンタ君が悪いわけじゃねーっしょ。だから怒...
「タクヤ?」
「昔みたいな気持ちが、もし冷めててもよ。ねえシンタ君が何...
「ちょ、待って……って!」
「いやマジでよ。マジで」
思わず飛び起きたら、そこ。
ぽろんと落ちたクッションの先にはまた、何でもなさそうなお...
何でもなさそう、っていうかむしろ顔は笑ってて、あー悪だく...
ぽすぽすとタバコの箱を弄ってて、ライターを片手でくるくる...
ロクなこと言わない時の、いつもみたいな。
「そういうの超越して、俺ぁシンタ君信頼してんだってば」
「何言って、んの?ナニ超越?」
「好きとか嫌いとか」
にや~って、うわ、絶対何か企んでるわこいつ。それが俺の本...
うわ、うわ、ちょっと待て、待って。待ってって、本当に。
自己完結してるのはどっちだ。それはお前の癖じゃないの?
「俺ぁ、今、ちゃんと幸せです」
で、笑いながらでも、はっきりと、俺の眼を見てそう言う。
だから、お前が好きなんだよ。
強いな。カッコいいよ、お前。
んじゃ、って手を上げて腰を浮かしかける。待て、待て待て、...
行かせるわけにいかない、のだけはわかる。
それだけはわかった。
「……か、ッテに、冷めたとか言うな!」
それだけわかっても、結局何も上手く言えないけども。
つか何て言えばいいんだ、こういう場合。
「……年柄年中。ばっきばきに現役です」
迷った挙句の直球勝負。
迷う暇だって殆ど無かったからさ。
なあ、お前が好きなんだよ。ずっと。
「押し倒したいとか、正直ずっと思ってる」
地雷踏むかもしれん、そうなったら死ぬな、色んな意味で俺。...
お前がいなくなったらどうなんだろう。どうなるんだろう、俺。
何を失くすのと同じことなのか、それもわからない。
「……タクヤ……?」
決死の覚悟のせいだったのか何なのか、奇跡的に俺は目をそら...
余裕たっぷりのお前が、たっぷりだったはずのお前が、じっと...
「……。」
丸めの目はまだ真っ直ぐだったけど。
でも俺を睨むんじゃなく、瞬きも出来ずにいるのを。逸らせず...
目尻から髪に隠れたこめかみ、耳までがわかりやすく赤くなる。
何言ってんのか、口は動いてる。
でも声出てませんけど。全然。
最後にこいつの手からタバコがぽろっと、落ちた。
くらっとしたのは、きっと立ちくらみってやつだ。きっと。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
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