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#title(酔いの黒ネコ) [#gdff1fea]
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ドラマilのカンサシカンさんと正式ilさんの話。
昨日の最糸冬回がスゴすぎて勢いのみで書いた。
背後でオートロックの扉が閉まる音がした。
戻ったホテルの部屋には、出る時確かに消したはずの明かりが...
それにわずかに眉をしかめ、足を奥へと進めると、そこには置...
くったりと目を閉じて横になっている神部の姿があった。
かろうじてシャワーは浴びれたのか、髪は濡れバスローブに着...
それで力尽きたのか、脱いだ服の一式は無惨に床のいたる所に...
皺になるぞ。そう思い、近づきながらそれらを拾い上げる。
するとその気配に気がついたのか、ベッドの上で神部が微かに...
「……あれぇ……どこ行ってたんですかぁ…大小内さん?」
話しかけてくる口調が危うい。完全な泥酔状態。
こいつがここまで飲んだのは珍しい。
そう思いながら、大小内は手にした服をそのままに、神部の頭...
ベッドの端に腰を下ろしていた。
「無様なものだな。」
冷たく言い放つが、それにも神部はふふっと笑う。
「口が悪いなぁ。」
ゆっくりと目を細め、にんまりと口角を上げて。
濡れている髪と合わせ、それに大小内はこいつは黒猫だなと思...
しなやかで、気まぐれで、プライドが高くて、それでいて甘え...
だからか、こうして自分が構ってしまうのは。
「で、そんな無様な僕を置いて、どこ行ってたんですか?」
見下ろす視線の先で、神部がもう一度繰り返してくる。
それに話は終わっていなかったのかと思いながら、大小内は口...
「ちょっとした野暮用だ。」
「やぼ?」
「無鉄砲に飛び出して家への帰り道を忘れた飼い猫が、外でも...
鞭撻を願いにな。」
「……なんですか?それは。」
さすがに声に怪訝な色が滲む。
そんな神部にこの時大小内は初めて、その口元に微かな笑みを...
その手を伸ばした。
「明日になればわかる。」
言いながら、その髪をクシャリと撫でてやる。
するとそれに神部はただ、ふうんと答え、再び目を閉じてしま...
もう何かを考える事も面倒なくらい、酔いで思考が止まってい...
そしてこれまでほとんど見た事が無いようなそんな無警戒な姿...
取れたからか、とも思う。
髪を撫でているうちにやがて聞こえ出した寝息。
葛藤はそれなりにあるだろうが、それでも穏やかに満足げな。
そんな心のままに生きる事を彼に選ばせた相手の事をふと思い...
少し寂しいと……そんな言葉を思いつく自分も、きっとまだ酔い...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
おかんなカンサシカンさんは帰る時、服をハンガーにかけ、
目覚まし時計のタイマーもちゃんとセットしていけばいいと思う。
#comment
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#title(酔いの黒ネコ) [#gdff1fea]
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ドラマilのカンサシカンさんと正式ilさんの話。
昨日の最糸冬回がスゴすぎて勢いのみで書いた。
背後でオートロックの扉が閉まる音がした。
戻ったホテルの部屋には、出る時確かに消したはずの明かりが...
それにわずかに眉をしかめ、足を奥へと進めると、そこには置...
くったりと目を閉じて横になっている神部の姿があった。
かろうじてシャワーは浴びれたのか、髪は濡れバスローブに着...
それで力尽きたのか、脱いだ服の一式は無惨に床のいたる所に...
皺になるぞ。そう思い、近づきながらそれらを拾い上げる。
するとその気配に気がついたのか、ベッドの上で神部が微かに...
「……あれぇ……どこ行ってたんですかぁ…大小内さん?」
話しかけてくる口調が危うい。完全な泥酔状態。
こいつがここまで飲んだのは珍しい。
そう思いながら、大小内は手にした服をそのままに、神部の頭...
ベッドの端に腰を下ろしていた。
「無様なものだな。」
冷たく言い放つが、それにも神部はふふっと笑う。
「口が悪いなぁ。」
ゆっくりと目を細め、にんまりと口角を上げて。
濡れている髪と合わせ、それに大小内はこいつは黒猫だなと思...
しなやかで、気まぐれで、プライドが高くて、それでいて甘え...
だからか、こうして自分が構ってしまうのは。
「で、そんな無様な僕を置いて、どこ行ってたんですか?」
見下ろす視線の先で、神部がもう一度繰り返してくる。
それに話は終わっていなかったのかと思いながら、大小内は口...
「ちょっとした野暮用だ。」
「やぼ?」
「無鉄砲に飛び出して家への帰り道を忘れた飼い猫が、外でも...
鞭撻を願いにな。」
「……なんですか?それは。」
さすがに声に怪訝な色が滲む。
そんな神部にこの時大小内は初めて、その口元に微かな笑みを...
その手を伸ばした。
「明日になればわかる。」
言いながら、その髪をクシャリと撫でてやる。
するとそれに神部はただ、ふうんと答え、再び目を閉じてしま...
もう何かを考える事も面倒なくらい、酔いで思考が止まってい...
そしてこれまでほとんど見た事が無いようなそんな無警戒な姿...
取れたからか、とも思う。
髪を撫でているうちにやがて聞こえ出した寝息。
葛藤はそれなりにあるだろうが、それでも穏やかに満足げな。
そんな心のままに生きる事を彼に選ばせた相手の事をふと思い...
少し寂しいと……そんな言葉を思いつく自分も、きっとまだ酔い...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
おかんなカンサシカンさんは帰る時、服をハンガーにかけ、
目覚まし時計のタイマーもちゃんとセットしていけばいいと思う。
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