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#title(厄日) [#q0da55ed]
エヌエチケーにて放送中の人形劇三十四より アヌス×谷やんです。
本スレの素晴らしい流れに感化されて書いてみました。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「これじゃあ、何をしに行ったんだか…」
今朝あった様々な出来事、そして頭を悩ませる枢機卿からの誘...
いつのまにか下宿までついてしまった。気は乗らないが、今日...
出てきてしまったので、そろそろ戻らなければ不審に思われる...
装い下宿の扉を開くと、予想に反して室内は静まり返っていた。
2階の自分たちの部屋に上がっても静寂はそのままで、どうやら...
は留守にしているらしい。正直ほっとした気持ちになって、自...
深いため息が漏れた。無意識のうちに枕の下に隠している枢機...
その怪しい輝きに目を奪われてしまう。こんなものが欲しいわ...
はいるのだが、そのまま傍に置いておけばただ危険なだけの宝...
のはどうしてだろう。思わず「まいったなぁ」と独り言が漏れ...
「確かにたいぶ参っているようだな。ダル」
あると思っていなかった返答に、ダルタニアンは慌てて起き上...
階段を上がってくるところで、とっさに毛布の下に宝石を隠し...
「アトスさん、おかえりなさい。
皆さん留守のようですけど、どこかにおでかけなんですか?」
「…まぁ、戦争も近いし色々ヤボ用があるんだろう。
そんなことより、お前今日は朝からどこに行っていた?」
内心ぎくり、としたのを悟られないよう、できるだけ何でもな...
「ジョギングと散歩に」と答えた。
「ふうん。
…お前の散歩コースは、だいぶ遠いところまで延びているよう...
そう言うが否や、何かを顔をめがけて投げつけられて一瞬視界...
さに抗議しようと思った声は、投げつけられたものが何かを確...
ように消えてしまった。
“それ”は、昨日貰ったばかりの、見た目は多少粗末かもしれな...
銃士隊の隊服、だった。そう、今朝枢機卿のところに置き忘れ...
と約束してもらった隊服。
『何もアトスさんに持たせなくても…!』
さぁっと、血の気が引くのがわかり、思わず枢機卿を呪いたく...
「ダルタニアン、枢機卿に何の用があった。 何を話したんだ」
「……言えません」
その回答でアトスが納得するわけがないことはわかっていても...
「言えない、か。 おい、ダル。悪いことは言わん。
…痛い思いをしないうちに、全て打ち明けたほうが身のためだ...
やんわりと、だが明確に脅迫をするアトスに、この脅され方を...
かすかな記憶が蘇る。あの時はトレヴィル隊長の助け舟が入っ...
差し延べてくれそうな人間に心当たりがない。自力で窮状を脱...
唐突すぎる展開に頭のほうがついていかない。
「…言えないものは、言えません」
「やけに強情だな。なんでそこまで枢機卿に義理立てする必要...
じりじりと間合いをつめられ、気がつけば後ろはベッドと壁、...
で、このままでは逃げるに逃げられなくなってしまう。確かこ...
『逃げ場は前にしかない!』
と教わった気がするのだが、前に立ちふさがるのがそれを教え...
簡単に見逃してくれるとは、やはり思えなかった。
「それとも、とても口にできないような事でもしてきたか」
勘違いも大概にして欲しいところだが、「じゃあ、何をしてい...
どう答えば良いか、上手い口上も思い浮かばなくて。その言い...
な方向に作用したらしい。
「お前が誰のものか わからせてやる!」
不意を突かれてベッドに押し倒され、強かに頭を打ちつけてし...
で、さしてクッションの役割をしてくれるでもなく、後頭部か...
ように押し寄せる。思わず
「痛った! 何すんです」
か、そう叫びかけた抗議の声は、そのまま荒々しくされた口付...
しまった。あごを掴まれ無理やり上向かされると、口の中を蹂...
に上手く呼吸もできなくて、息苦しさから逃げようと力一杯抵...
びくともしない。酸欠の苦しさに涙がにじんだ。
ようやく唇が解けると急激に空気が肺に流れ込み、げほげほと...
その苦しさに恨みがましくアトスを睨み付けるが、そのアトス...
向いていなくて。その視線の先を確認して、体中の血が凍りつ...
そこには、燦然と輝く“罪”の証があった。
「これは、どうしたんだ」
言えない。この状況で言えるわけがない。
「言い訳は必要ないぞ。俺は、これに見覚えがあるからな」
「あの、違うんです」
何が何と違うと言いたいのだろう。自分でも良くわからない。
「言い訳はいいって言っただろ!」
その激しい剣幕に圧倒されてしまい、覆いかぶさるように再び...
シャツを繋ぎ止める皮ひもを力任せに引き抜かれても、その下...
抵抗らしい抵抗もできなかった。アトスと体を重ねるのは、な...
それなのに、こんなにもアトスが怖いと思ったことはかつてな...
こんなやり方は『嫌だ』と大声で喚きたかったが、決定的な証...
さと、何か言えば、更なる怒りを買うだけなのではないかとい...
「お前が、こんな“やり手”だとは知らなかったよ」
こちらの意志などお構いなしに続けられる行為と、嘲るような...
手ひどく傷つけられて、もう誤解だろうが何だろうが、なるよ...
本来なら、誤解は解くように努めるべきだったし、枢機卿のと...
出てきた宝石のことだって沈黙で返したりせずに、それなりに...
うが、『本当に知られたくないことは何なのか』すらもうわか...
その誠実でない態度が招いた“罰”は天罰覿面とばかりに自分に...
…愛情の欠片もない行為が、こんなにも辛いとは知らなかった。
胸の突起を弄ぶ手つきも、わき腹や内股をなぞる愛撫も、全て...
いつもなら夢見心地で全身を蕩けさせてくれるそれが、今日は...
それなのに身体だけは刺激に敏感で、意志に反して浅ましく快...
と主張をする。
性急に攻められて吐き出した精を潤滑油代わりに、指で後ろを...
乱暴さで、気のせいではなくわざとそうされているのだとわか...
なった。こんなことで泣いたりなんかしたくないのに、ぽろぽ...
「泣くまで我慢する前に、正直に全部白状しちまえば良かった...
「だって…」
「洗いざらいしゃべる気になったか」
「…ごめんなさい。今は、まだ。 考えがまとまらなくて」
「ふん。 強情だな」
その言葉は少し呆れたような口調ではあったが、さっきまでの...
なかった。
「まあいい。今は、ってことは“そのうち”話してくれるってこ...
そのうち、か。確かに遅かれ早かれいつかは結論を出さなくて...
は、好む好まざると関係なく全てが白日の下に晒されることに...
出した結論によっては、この関係もそれまでのままとはいかな...
まではできるだけ甘い夢を見ていたいと思うのは、…きっとただ...
ぐるぐるとした思考を停止させたのは、両足をいきなり抱え上...
「考え事は終わったか」
「…え?」
「じゃあ、お仕置きの続きだ」
「って、えええぇぇ?!」
こっちの抗議もさして気にする風でもなくぐっと挿れられたそ...
いえ圧倒的な異物感は拭いようがない。その上身構えもできな...
最初の衝撃を受け流すこともできなくて。お仕置きだといって...
なく、後はひたすら泣き続ける羽目になった。
「誰か帰ってきたらどうするんですか…こんな」
「しばらくは誰も帰ってこねえよ」
「なんで、そんなことがわかるんですか?」
「お前の秘密を話してくれたら、教えなくもないが」
「…ならいいです」
まだ昼前だというのに今日はもう何もしたくないほど疲弊しき...
いるのかなんて、そのときは考えようとも思わなかった。アト...
ならそうなのだろうと、不自然ではない程度に身繕いをすませ...
任せて眠りに落ちた。
それが幸か不幸かは、まさに神のみぞ知る というやつだ。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
お目汚し失礼しました。
#comment
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#title(厄日) [#q0da55ed]
エヌエチケーにて放送中の人形劇三十四より アヌス×谷やんです。
本スレの素晴らしい流れに感化されて書いてみました。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「これじゃあ、何をしに行ったんだか…」
今朝あった様々な出来事、そして頭を悩ませる枢機卿からの誘...
いつのまにか下宿までついてしまった。気は乗らないが、今日...
出てきてしまったので、そろそろ戻らなければ不審に思われる...
装い下宿の扉を開くと、予想に反して室内は静まり返っていた。
2階の自分たちの部屋に上がっても静寂はそのままで、どうやら...
は留守にしているらしい。正直ほっとした気持ちになって、自...
深いため息が漏れた。無意識のうちに枕の下に隠している枢機...
その怪しい輝きに目を奪われてしまう。こんなものが欲しいわ...
はいるのだが、そのまま傍に置いておけばただ危険なだけの宝...
のはどうしてだろう。思わず「まいったなぁ」と独り言が漏れ...
「確かにたいぶ参っているようだな。ダル」
あると思っていなかった返答に、ダルタニアンは慌てて起き上...
階段を上がってくるところで、とっさに毛布の下に宝石を隠し...
「アトスさん、おかえりなさい。
皆さん留守のようですけど、どこかにおでかけなんですか?」
「…まぁ、戦争も近いし色々ヤボ用があるんだろう。
そんなことより、お前今日は朝からどこに行っていた?」
内心ぎくり、としたのを悟られないよう、できるだけ何でもな...
「ジョギングと散歩に」と答えた。
「ふうん。
…お前の散歩コースは、だいぶ遠いところまで延びているよう...
そう言うが否や、何かを顔をめがけて投げつけられて一瞬視界...
さに抗議しようと思った声は、投げつけられたものが何かを確...
ように消えてしまった。
“それ”は、昨日貰ったばかりの、見た目は多少粗末かもしれな...
銃士隊の隊服、だった。そう、今朝枢機卿のところに置き忘れ...
と約束してもらった隊服。
『何もアトスさんに持たせなくても…!』
さぁっと、血の気が引くのがわかり、思わず枢機卿を呪いたく...
「ダルタニアン、枢機卿に何の用があった。 何を話したんだ」
「……言えません」
その回答でアトスが納得するわけがないことはわかっていても...
「言えない、か。 おい、ダル。悪いことは言わん。
…痛い思いをしないうちに、全て打ち明けたほうが身のためだ...
やんわりと、だが明確に脅迫をするアトスに、この脅され方を...
かすかな記憶が蘇る。あの時はトレヴィル隊長の助け舟が入っ...
差し延べてくれそうな人間に心当たりがない。自力で窮状を脱...
唐突すぎる展開に頭のほうがついていかない。
「…言えないものは、言えません」
「やけに強情だな。なんでそこまで枢機卿に義理立てする必要...
じりじりと間合いをつめられ、気がつけば後ろはベッドと壁、...
で、このままでは逃げるに逃げられなくなってしまう。確かこ...
『逃げ場は前にしかない!』
と教わった気がするのだが、前に立ちふさがるのがそれを教え...
簡単に見逃してくれるとは、やはり思えなかった。
「それとも、とても口にできないような事でもしてきたか」
勘違いも大概にして欲しいところだが、「じゃあ、何をしてい...
どう答えば良いか、上手い口上も思い浮かばなくて。その言い...
な方向に作用したらしい。
「お前が誰のものか わからせてやる!」
不意を突かれてベッドに押し倒され、強かに頭を打ちつけてし...
で、さしてクッションの役割をしてくれるでもなく、後頭部か...
ように押し寄せる。思わず
「痛った! 何すんです」
か、そう叫びかけた抗議の声は、そのまま荒々しくされた口付...
しまった。あごを掴まれ無理やり上向かされると、口の中を蹂...
に上手く呼吸もできなくて、息苦しさから逃げようと力一杯抵...
びくともしない。酸欠の苦しさに涙がにじんだ。
ようやく唇が解けると急激に空気が肺に流れ込み、げほげほと...
その苦しさに恨みがましくアトスを睨み付けるが、そのアトス...
向いていなくて。その視線の先を確認して、体中の血が凍りつ...
そこには、燦然と輝く“罪”の証があった。
「これは、どうしたんだ」
言えない。この状況で言えるわけがない。
「言い訳は必要ないぞ。俺は、これに見覚えがあるからな」
「あの、違うんです」
何が何と違うと言いたいのだろう。自分でも良くわからない。
「言い訳はいいって言っただろ!」
その激しい剣幕に圧倒されてしまい、覆いかぶさるように再び...
シャツを繋ぎ止める皮ひもを力任せに引き抜かれても、その下...
抵抗らしい抵抗もできなかった。アトスと体を重ねるのは、な...
それなのに、こんなにもアトスが怖いと思ったことはかつてな...
こんなやり方は『嫌だ』と大声で喚きたかったが、決定的な証...
さと、何か言えば、更なる怒りを買うだけなのではないかとい...
「お前が、こんな“やり手”だとは知らなかったよ」
こちらの意志などお構いなしに続けられる行為と、嘲るような...
手ひどく傷つけられて、もう誤解だろうが何だろうが、なるよ...
本来なら、誤解は解くように努めるべきだったし、枢機卿のと...
出てきた宝石のことだって沈黙で返したりせずに、それなりに...
うが、『本当に知られたくないことは何なのか』すらもうわか...
その誠実でない態度が招いた“罰”は天罰覿面とばかりに自分に...
…愛情の欠片もない行為が、こんなにも辛いとは知らなかった。
胸の突起を弄ぶ手つきも、わき腹や内股をなぞる愛撫も、全て...
いつもなら夢見心地で全身を蕩けさせてくれるそれが、今日は...
それなのに身体だけは刺激に敏感で、意志に反して浅ましく快...
と主張をする。
性急に攻められて吐き出した精を潤滑油代わりに、指で後ろを...
乱暴さで、気のせいではなくわざとそうされているのだとわか...
なった。こんなことで泣いたりなんかしたくないのに、ぽろぽ...
「泣くまで我慢する前に、正直に全部白状しちまえば良かった...
「だって…」
「洗いざらいしゃべる気になったか」
「…ごめんなさい。今は、まだ。 考えがまとまらなくて」
「ふん。 強情だな」
その言葉は少し呆れたような口調ではあったが、さっきまでの...
なかった。
「まあいい。今は、ってことは“そのうち”話してくれるってこ...
そのうち、か。確かに遅かれ早かれいつかは結論を出さなくて...
は、好む好まざると関係なく全てが白日の下に晒されることに...
出した結論によっては、この関係もそれまでのままとはいかな...
まではできるだけ甘い夢を見ていたいと思うのは、…きっとただ...
ぐるぐるとした思考を停止させたのは、両足をいきなり抱え上...
「考え事は終わったか」
「…え?」
「じゃあ、お仕置きの続きだ」
「って、えええぇぇ?!」
こっちの抗議もさして気にする風でもなくぐっと挿れられたそ...
いえ圧倒的な異物感は拭いようがない。その上身構えもできな...
最初の衝撃を受け流すこともできなくて。お仕置きだといって...
なく、後はひたすら泣き続ける羽目になった。
「誰か帰ってきたらどうするんですか…こんな」
「しばらくは誰も帰ってこねえよ」
「なんで、そんなことがわかるんですか?」
「お前の秘密を話してくれたら、教えなくもないが」
「…ならいいです」
まだ昼前だというのに今日はもう何もしたくないほど疲弊しき...
いるのかなんて、そのときは考えようとも思わなかった。アト...
ならそうなのだろうと、不自然ではない程度に身繕いをすませ...
任せて眠りに落ちた。
それが幸か不幸かは、まさに神のみぞ知る というやつだ。
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