ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
1つ前のページに戻る
48-208
をテンプレートにして作成
開始行:
#title(オリジナル 高校生もの)
一昨日の801未満続きです。
レスくださった姐さんの言葉に触発されて書きました。
後悔はしていない。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「澤村ー!さーわーむーらー!」
喧しい声と共に、バタバタという足音がこちらに近づいて来る...
手当たり次第に叫びながら教室の戸を開けているらしく、ここ...
「ここかっ!」
やっと俺のいる教室にたどり着いた青木が戸を勢い良く引いた...
「おはよう、青木くん」
いつものくすくす笑いで、谷川さんは青木に声をかける。
「あ、ごめん谷川さん。澤村見なかった?」
青木は少し恥ずかしそうにはにかんで、谷川さんにそう訊いた。
英語の辞書をめくっていた谷川さんはその手を止め、少し首を...
「澤村くん?悪いけど見てないなぁ。」
青木は、そうかありがとう、と少し落胆したように言ってまた...
ここかっ、と声をあげるのはやめにしたのか、廊下には戸を引...
「澤村くん、青木くん行っちゃったよ。」
谷川さんがくすくす笑いながら俺に声をかける。
「ごめん谷川さん」
教卓の下から這い出ながら、ありがとう、とつけ足す。
「どういたしまして。
それで、今日はどうしてケンカしてるの?」
谷川さんは相変わらずのくすくす笑いで俺に訊ねた。
「いや、ケンカっていうか、俺が勝手に逃げてるだけなんだ」
「そうなの、じゃあどうして逃げてるの?」
俺はう、と言葉に詰まる。谷川さんはにこにことこちらを見て...
「それがあいつ…なんか、気持ち悪くて」
谷川さんは一瞬きょとんとして、それからまたいつものくすく...
谷川さんの予想より柔らかい反応に俺は安心して、そうすると...
「それがさ、昨日あいついきなりドアラの真似しだして」
言いながら昨日の青木を思い出してしまい、思わず噴き出しそ...
昨日の青木は似てる似てないなんぞというそんなものではなか...
あいつが巨人ファンでさえなかったら、ドアラの中の人への就...
「本気で似てたんだ…不覚にも爆笑しちゃってさ、そしたら急に...
最後は渾身の声マネだ。言いながらあまりの恥ずかしさに思わ...
今時少女漫画でもあんなくさい告白はないに違いない。
しかもそれがドアラのモノマネのあとだ、俺の全身が総毛立っ...
恥ずかしいやら気持ち悪いやらで、その要求を聞くまでもなく...
「そんで昨日は逃げきれたんだけど、さっき学校着いたんだけ...
「あはは、また手握られた?」
ご名答!俺は片手で目を覆って、黙ったまま頷いた。恥ずかし...
とそこであることに気づいた。
「あれ、てかあいつ朝練は?」
馬鹿かあいつは。部活の勧誘で部活をサボってどうするんだ。
すると谷川さんは目を丸くした。
「え?今日からテスト週間だよ、澤村くん」
え?
今度は俺が驚く番だった。まさかもうそんな時期だとは。まだ...
「やばい…」
なんたってここのところ全く勉強していない。今教科書の何ペ...
脳裏に赤点の山がありありと描き出された。まずい、まずすぎ...
しかし全く以て回避の方法が思い浮かばなかった。
「どうしよう、谷川さん…」
思わず知らず、声が震えた。青木に構ってる暇はますますもっ...
脳内で青木(というかゴールデンレトリバー)が耳を垂れて下を...
「あはは、きっと大丈夫よ。
それにわからなかったら青木くんに聞けばいいんじゃない?」
そうか、その手がある。俺の中で何かが閃いた。
教室の戸をがらりと開け、腹の底から叫んだ。
「青木ィ!」
するとどこにいたんだか青木がものすごい勢いで駆けてきた。
「澤村、入る気になってくれたの!?」
またも俺の手を取って言う。振り払ってやりたいとこだがぐっ...
「条件がある。」
何、とがっつく青木を制止しつつ、話しはじめる。あまりきら...
「まずひとつ。
俺は野球部には入らない。お前だけにコーチすればいいって...
青木は予想通りどうして、と詰め寄った。
俺以外の奴らにも教えてやってよ、と俺の目をまっすぐ見て言...
俺の顔はきっと真っ赤に違いなかった。
青木に手を握られたくらいでこんなになってしまうというのな...
「最後の大会まで三ヶ月きってるっていうのに今更入れるわけ...
そんなことしたらお前らの信頼関係パァだボケ。キャプテン...
一息にそれだけ言いきると、青木は目に見えて落ち込んでいた...
だから俺のデコを青木のデコにくっつけて、言った。
「キャプテンが上手くなるだけでチームは上向く。
俺はスパルタだぞ。三ヶ月、覚悟しとけよ。」
握られていた手がほどかれた。と思ったら、背中に腕が回って...
「俺やっぱ澤村超好き!」
また胸の奥の方が苦しくなった。相変わらず顔も熱い。しかし...
ふと顔の横にある青木の顔を見てやると、青木の顔も真っ赤だ...
「あー…青木?もうひとつ、条件あるんだけど」
「何ー?」
ぎゅうぎゅうと俺を抱き締めながら青木は言った。今にも尻尾...
「その…さ、悪いなとは思うんだけど」
「勉強教えてくんない?」
俺がおそるおそるそう切り出すと、青木はなんだそんなこと、...
「俺でいいならいくらでも教えるぜ!」
澤村の家にも上陸できるしな、と青木はつけ足した。誰も家ま...
まあべつに悪かないが。帰りに母さんのおみやげにおはぎを買...
そんなことを考えていたら、谷川さんのくすくす笑いが聞こえ...
「本当に二人ともラブラブね、もしかして私お邪魔かなあ?」
はっと我に返って、青木を引き剥がすと、とんでもない、と慌...
顔から火が出そうだった。
青木の顔を盗み見た。どうやら奴の顔も火出る寸前みたいだっ...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
途中ナンバリングミスりましたすみませんorz
お粗末でした!
#comment
終了行:
#title(オリジナル 高校生もの)
一昨日の801未満続きです。
レスくださった姐さんの言葉に触発されて書きました。
後悔はしていない。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「澤村ー!さーわーむーらー!」
喧しい声と共に、バタバタという足音がこちらに近づいて来る...
手当たり次第に叫びながら教室の戸を開けているらしく、ここ...
「ここかっ!」
やっと俺のいる教室にたどり着いた青木が戸を勢い良く引いた...
「おはよう、青木くん」
いつものくすくす笑いで、谷川さんは青木に声をかける。
「あ、ごめん谷川さん。澤村見なかった?」
青木は少し恥ずかしそうにはにかんで、谷川さんにそう訊いた。
英語の辞書をめくっていた谷川さんはその手を止め、少し首を...
「澤村くん?悪いけど見てないなぁ。」
青木は、そうかありがとう、と少し落胆したように言ってまた...
ここかっ、と声をあげるのはやめにしたのか、廊下には戸を引...
「澤村くん、青木くん行っちゃったよ。」
谷川さんがくすくす笑いながら俺に声をかける。
「ごめん谷川さん」
教卓の下から這い出ながら、ありがとう、とつけ足す。
「どういたしまして。
それで、今日はどうしてケンカしてるの?」
谷川さんは相変わらずのくすくす笑いで俺に訊ねた。
「いや、ケンカっていうか、俺が勝手に逃げてるだけなんだ」
「そうなの、じゃあどうして逃げてるの?」
俺はう、と言葉に詰まる。谷川さんはにこにことこちらを見て...
「それがあいつ…なんか、気持ち悪くて」
谷川さんは一瞬きょとんとして、それからまたいつものくすく...
谷川さんの予想より柔らかい反応に俺は安心して、そうすると...
「それがさ、昨日あいついきなりドアラの真似しだして」
言いながら昨日の青木を思い出してしまい、思わず噴き出しそ...
昨日の青木は似てる似てないなんぞというそんなものではなか...
あいつが巨人ファンでさえなかったら、ドアラの中の人への就...
「本気で似てたんだ…不覚にも爆笑しちゃってさ、そしたら急に...
最後は渾身の声マネだ。言いながらあまりの恥ずかしさに思わ...
今時少女漫画でもあんなくさい告白はないに違いない。
しかもそれがドアラのモノマネのあとだ、俺の全身が総毛立っ...
恥ずかしいやら気持ち悪いやらで、その要求を聞くまでもなく...
「そんで昨日は逃げきれたんだけど、さっき学校着いたんだけ...
「あはは、また手握られた?」
ご名答!俺は片手で目を覆って、黙ったまま頷いた。恥ずかし...
とそこであることに気づいた。
「あれ、てかあいつ朝練は?」
馬鹿かあいつは。部活の勧誘で部活をサボってどうするんだ。
すると谷川さんは目を丸くした。
「え?今日からテスト週間だよ、澤村くん」
え?
今度は俺が驚く番だった。まさかもうそんな時期だとは。まだ...
「やばい…」
なんたってここのところ全く勉強していない。今教科書の何ペ...
脳裏に赤点の山がありありと描き出された。まずい、まずすぎ...
しかし全く以て回避の方法が思い浮かばなかった。
「どうしよう、谷川さん…」
思わず知らず、声が震えた。青木に構ってる暇はますますもっ...
脳内で青木(というかゴールデンレトリバー)が耳を垂れて下を...
「あはは、きっと大丈夫よ。
それにわからなかったら青木くんに聞けばいいんじゃない?」
そうか、その手がある。俺の中で何かが閃いた。
教室の戸をがらりと開け、腹の底から叫んだ。
「青木ィ!」
するとどこにいたんだか青木がものすごい勢いで駆けてきた。
「澤村、入る気になってくれたの!?」
またも俺の手を取って言う。振り払ってやりたいとこだがぐっ...
「条件がある。」
何、とがっつく青木を制止しつつ、話しはじめる。あまりきら...
「まずひとつ。
俺は野球部には入らない。お前だけにコーチすればいいって...
青木は予想通りどうして、と詰め寄った。
俺以外の奴らにも教えてやってよ、と俺の目をまっすぐ見て言...
俺の顔はきっと真っ赤に違いなかった。
青木に手を握られたくらいでこんなになってしまうというのな...
「最後の大会まで三ヶ月きってるっていうのに今更入れるわけ...
そんなことしたらお前らの信頼関係パァだボケ。キャプテン...
一息にそれだけ言いきると、青木は目に見えて落ち込んでいた...
だから俺のデコを青木のデコにくっつけて、言った。
「キャプテンが上手くなるだけでチームは上向く。
俺はスパルタだぞ。三ヶ月、覚悟しとけよ。」
握られていた手がほどかれた。と思ったら、背中に腕が回って...
「俺やっぱ澤村超好き!」
また胸の奥の方が苦しくなった。相変わらず顔も熱い。しかし...
ふと顔の横にある青木の顔を見てやると、青木の顔も真っ赤だ...
「あー…青木?もうひとつ、条件あるんだけど」
「何ー?」
ぎゅうぎゅうと俺を抱き締めながら青木は言った。今にも尻尾...
「その…さ、悪いなとは思うんだけど」
「勉強教えてくんない?」
俺がおそるおそるそう切り出すと、青木はなんだそんなこと、...
「俺でいいならいくらでも教えるぜ!」
澤村の家にも上陸できるしな、と青木はつけ足した。誰も家ま...
まあべつに悪かないが。帰りに母さんのおみやげにおはぎを買...
そんなことを考えていたら、谷川さんのくすくす笑いが聞こえ...
「本当に二人ともラブラブね、もしかして私お邪魔かなあ?」
はっと我に返って、青木を引き剥がすと、とんでもない、と慌...
顔から火が出そうだった。
青木の顔を盗み見た。どうやら奴の顔も火出る寸前みたいだっ...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
途中ナンバリングミスりましたすみませんorz
お粗末でした!
#comment
ページ名:
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: