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#title(将棋 羽生と佐藤)
ひっそりとショウギ界、生物注意です
例のあの人とモ/テ、小ネタです、すみません
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース
砂糖は困っている。
目の前で無防備に寝息を立てている八部の眼鏡が、今にもずり...
そもそも、と、やや混乱した頭を整理するために砂糖は考える...
ビジネスホテルめいた簡素な部屋の壁際で、落ち着かない気持...
昨日タイトル戦の最終局をこの将.棋会館で戦ったばかりの砂糖...
随分落ち込みもしたが一夜明ければ新棋.士会発足と副会長就任...
しかしさすがに疲れの拭えない表情で、それでも定刻より随分...
で、と思考は再び始まりに戻る。なぜその部屋に八部が寝てい...
ちょっと昔なら邑山が対局中に空き部屋で休んでいることはよ...
しかし、年度末な上に会見がいくつかあるバタバタした日の会...
砂糖はそのやや神経質そうな細面の顔を困惑に曇らせ、腕組み...
いずれにしてもこのまま起こさないように出て行けば話は早い...
しかし問題は、眼鏡だ。
薄手のセーターにジーンズというざっくりしたいでたちで身体...
眼鏡を凝視しているうちに砂糖は何となく八部から目が離せな...
そう、つまりは自分も年をとったというわけだ。砂糖は頬に手...
その瞬間八部の首がかくんと枕から落ちて度の強い眼鏡が更に...
左手をベッドについて支点にし小柄な身体をそっと覆いかぶせ...
こんなにも近くにいられるのは、将.棋盤が二人を遮っていない...
その事実が逆説的に砂糖の胸を刺した。
八部と将.棋が指したい。昨日別の相手とタイトル戦を指したば...
指がすうっと眼鏡の弦から八部の頬へと滑る。
今年は何局彼と指せるだろうか。
気がつけば数センチの距離に八部の顔があった。顎に指を当て...
あれ?
砂糖の頭の中に警報が鳴り響く。何だこれは、俺は一体何をや...
しかし理性の囁きを無視するように身体の動きは止まらなかっ...
二人の眼鏡のフレームがぶつかってカチリと小さな音を立て、...
朦朧とした様子で八部がゆっくりと眼を開く。大きな瞳の焦点...
水の中でもがくように八部から身体を離す。そのままベッドの...
うつむいた姿勢のまま横目でうかがうと、八部は上半身を起こ...
40に手が届こうという年になって、いきなり子どもの頃から...
腕時計の秒針の音だけがくっきりと気まずい空気に刻印されて...
「砂糖さん」
軽くかすれた寝起きの声。砂糖はうなだれて髪の毛に指を突っ...
「砂糖さんの・・・変態」
言うなり意外な力で引き寄せられ、砂糖はうろたえながらベッ...
ためらうそぶりもなく唇を割った八部の舌先が柔らかく歯列を...
眼鏡のフレームがまたカツンと音を立てて、砂糖の脳が白く溶...
八部はたっぷりと時間を使ってから息をつき、放心状態の砂糖...
「ここからどうするんですか?」
からかうような微笑みに砂糖は耳まで赤くなった。
「い、や、俺は、分かりません」
砂糖の低く柔らかな声がうわずる。今度は軽く触れるだけのキ...
「砂糖さんからしてきたのに」
「あれは、つまり、違います、そういう意味じゃなくてですね」
焦れば焦るほどですます調になるのは砂糖の癖だ。八部はその...
「待ったするんですか?」
砂糖はその言葉にすがりついた。
「あ、ま、待った!」
「ダメ、です」
八部の身体がのしかかってきて、砂糖はきつく眼を閉じた。
脳内に大音量で秒読みの声が響く。10秒、20秒・・・。
しばらくして聞こえてきたのは規則正しい呼吸音。
八部は再び、深い眠りに沈み込んでいた。
安堵と奇妙な落胆で砂糖は全身の空気を押し出すような長い長...
そろそろ会見が始まる、早く行かなくては。
そう思いながらぐったりと重い八部の身体を抱えたまま動けな...
これは夢か幻覚か、何かそういう感じのものだ。だって彼がこ...
自分に言い聞かせる痺れた頭の片隅で、眼鏡のフレームの触れ...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
メガネメガネでした
すみません、最後連投規制で携帯からになり手間取りました
- かわいい。。。 -- &new{2017-07-18 (火) 23:11:16};
- すごくかわいいい…… -- [[将棋の子]] &new{2017-08-12 (土)...
#comment
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#title(将棋 羽生と佐藤)
ひっそりとショウギ界、生物注意です
例のあの人とモ/テ、小ネタです、すみません
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース
砂糖は困っている。
目の前で無防備に寝息を立てている八部の眼鏡が、今にもずり...
そもそも、と、やや混乱した頭を整理するために砂糖は考える...
ビジネスホテルめいた簡素な部屋の壁際で、落ち着かない気持...
昨日タイトル戦の最終局をこの将.棋会館で戦ったばかりの砂糖...
随分落ち込みもしたが一夜明ければ新棋.士会発足と副会長就任...
しかしさすがに疲れの拭えない表情で、それでも定刻より随分...
で、と思考は再び始まりに戻る。なぜその部屋に八部が寝てい...
ちょっと昔なら邑山が対局中に空き部屋で休んでいることはよ...
しかし、年度末な上に会見がいくつかあるバタバタした日の会...
砂糖はそのやや神経質そうな細面の顔を困惑に曇らせ、腕組み...
いずれにしてもこのまま起こさないように出て行けば話は早い...
しかし問題は、眼鏡だ。
薄手のセーターにジーンズというざっくりしたいでたちで身体...
眼鏡を凝視しているうちに砂糖は何となく八部から目が離せな...
そう、つまりは自分も年をとったというわけだ。砂糖は頬に手...
その瞬間八部の首がかくんと枕から落ちて度の強い眼鏡が更に...
左手をベッドについて支点にし小柄な身体をそっと覆いかぶせ...
こんなにも近くにいられるのは、将.棋盤が二人を遮っていない...
その事実が逆説的に砂糖の胸を刺した。
八部と将.棋が指したい。昨日別の相手とタイトル戦を指したば...
指がすうっと眼鏡の弦から八部の頬へと滑る。
今年は何局彼と指せるだろうか。
気がつけば数センチの距離に八部の顔があった。顎に指を当て...
あれ?
砂糖の頭の中に警報が鳴り響く。何だこれは、俺は一体何をや...
しかし理性の囁きを無視するように身体の動きは止まらなかっ...
二人の眼鏡のフレームがぶつかってカチリと小さな音を立て、...
朦朧とした様子で八部がゆっくりと眼を開く。大きな瞳の焦点...
水の中でもがくように八部から身体を離す。そのままベッドの...
うつむいた姿勢のまま横目でうかがうと、八部は上半身を起こ...
40に手が届こうという年になって、いきなり子どもの頃から...
腕時計の秒針の音だけがくっきりと気まずい空気に刻印されて...
「砂糖さん」
軽くかすれた寝起きの声。砂糖はうなだれて髪の毛に指を突っ...
「砂糖さんの・・・変態」
言うなり意外な力で引き寄せられ、砂糖はうろたえながらベッ...
ためらうそぶりもなく唇を割った八部の舌先が柔らかく歯列を...
眼鏡のフレームがまたカツンと音を立てて、砂糖の脳が白く溶...
八部はたっぷりと時間を使ってから息をつき、放心状態の砂糖...
「ここからどうするんですか?」
からかうような微笑みに砂糖は耳まで赤くなった。
「い、や、俺は、分かりません」
砂糖の低く柔らかな声がうわずる。今度は軽く触れるだけのキ...
「砂糖さんからしてきたのに」
「あれは、つまり、違います、そういう意味じゃなくてですね」
焦れば焦るほどですます調になるのは砂糖の癖だ。八部はその...
「待ったするんですか?」
砂糖はその言葉にすがりついた。
「あ、ま、待った!」
「ダメ、です」
八部の身体がのしかかってきて、砂糖はきつく眼を閉じた。
脳内に大音量で秒読みの声が響く。10秒、20秒・・・。
しばらくして聞こえてきたのは規則正しい呼吸音。
八部は再び、深い眠りに沈み込んでいた。
安堵と奇妙な落胆で砂糖は全身の空気を押し出すような長い長...
そろそろ会見が始まる、早く行かなくては。
そう思いながらぐったりと重い八部の身体を抱えたまま動けな...
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自分に言い聞かせる痺れた頭の片隅で、眼鏡のフレームの触れ...
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
メガネメガネでした
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