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#title(ラッキードッグ ジュリオ×ジャン)
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| 同人ゲー幸運...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ※すこし...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
ほらよ、といって最後のカードを投げ捨てる。ジュリオは一...
すぐ表情をもどすと強いんですねとつぶやくように言い、自分...
これで12勝0敗。オレの圧勝だった。
――トランプで俺に勝てるヤツはそうそういない。イカサマで...
俺に見抜けないほど上手くイカサマができるヤツもそういなか...
オレはゲームで負けを経験したことがない。
それにしても、ヒマだ。脱獄なんてそうそう簡単に実行でき...
待機しないといけない時間はおどろくほど長い。オレ一人なら...
他に四人も引き連れるとなると……。焦ったら負けだ。そう思っ...
あーあー、と足を組んで後ろ向きに倒れる。イヴァンがオレ...
あれはいいカモだった。からかった時の反応がおもしろいから...
ここ最近は警戒して決して勝負しようとはしなかった。ちとや...
あいつがイカサマ下手なのが悪いのだ。
「…ジャン、さん」
呼ばれて視線を向けると、ジュリオが慣れた手つきでトラン...
はっきり言って、こいつとやっても面白くないのだ。イヴァ...
楽しそうな顔をするでもなし、負けても悔しそうにするでもな...
「ジャンさん。……ジャンさんは…イカサマ、するんですか?」
なめらかにカードを繰る、その手元から目を離さないまま、...
悔しさとか、うらめしさとかは一切ないように聞こえた。単な...
「しねーよ。する必要もねーからな」
「……そうなんですか」
「…ってか」
とんとん、とジュリオの手の中で綺麗に整えられたカードを...
「まだやる気なのか、おまえ?」
呆れを滲ませてそう尋ねると、ジュリオは子どものような表...
「……ダメ、ですか」
…ダメっつか。なあ。
「おまえ負けっぱなしじゃん。楽しいのか?」
「楽しい、です…とても」
ていうか、スリルがないから面白くないんだよな。とはなん...
そう言わせない雰囲気がジュリオにはあった。なんというか…実...
うーん、と困って唸っていると、ジュリオがその辺りのオレ...
「…ジャンさんは、俺とやるのは…いや、ですか」
「イヤじゃねえけど…」
イヤだけど。なーんかはっきり言っちゃうのは罪悪感がある...
ジュリオから金を巻き上げるのはなんとなくよろしくない気が...
「……じゃあ、こっから賭けありだ。勝った方は負けた方のいう...
起き上がってそう言うと、いつも全く動かないジュリオの表...
「なんでも…」
「や、別にんなヘンなことしねーよ」
実際、軽くパシるだけで済ませてやるつもりだった。そこま...
パシらせられるなんて、ちょっと愉快じゃないか。うし、ちょ...
「はい、それで…いいです。じゃあ…」
と言って、ジュリオがカードを配るのを、オレは少しだけわ...
* * *
「――…俺の勝ち、です」
そう言ってジュリオが最後のカードを置くところを、オレは...
まさかそんな。こんなことが――あるわけがない。
だが実際にオレは負けてしまっているのだ。軽い混乱ととも...
――まさか。
はっとしてジュリオの顔を見る。いつもと変わらない、いや...
表情がそこにある。オレと一つしか年が変わらないくせにあど...
間違いない。そうでなければオレは負けない。
けど、いつだ。いつこいつはカードをいじったのだろう。す...
ナイフ使いというわりには、タコだのなんだのがなくてキレイ...
「…ジャンさん」
考え込んでいると、その手が近づいてオレの顔に添えられた...
「なんでも…いいんですか?」
そう言われてやっと賭けのことを思い出した。負けるだなん...
いまさらながらに何をされるかわからない恐怖が背筋をすべり...
ジュリオの顔がぐいと近づく。
「俺…なめたいです」
何を。
と思う間もなくジュリオの顔が更に近づく。唇にやわらかい...
男には突っ込むが、男とキスをするのは初めてだ。そりゃそ...
予想外のことに目を白黒させていると、ジュリオがじっとこっ...
動いてオレにまばたきを知らせる。なんなんだ、こいつ。そう...
開いた。
舌まで突っ込んでくるつもりなのか!?
それだけは勘弁願いたい。唇をかたく引き結んだが、ジュリ...
「っつ、…ってぇ」
がり、と鈍い音がして、唇の端で鋭い痛みが走る。噛まれた...
じわ、と口の中に鉄の味が広がる。――結構、深いキズだった。
「てめ、ジュリ、」
さすがに何か一言言ってやろうと口を開いて、しかし最後ま...
ぴりぴりとした痛みが駆け抜ける。
「ああ……」
恍惚とした声がすぐ耳元でした。ジュリオの声だ、とは最初...
初めてだ。オレの頬のあたりに添えられていた手が、するりと...
「つ、いて、」
また滲んできた血を引きのばすように指が動いた。痛い。思...
ため息が漏れた。
「きれい――きれいだ……ジャン」
言ってジュリオはまた唇を重ねてくる。
――コイツ、絶対ヤバい。
冷静なオレは警鐘をガンガン鳴らしてくるのだけれど動けな...
袖口を握りしめて抵抗しようとする気がおきないオレっていっ...
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| | | | ∧...
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
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ほらよ、といって最後のカードを投げ捨てる。ジュリオは一...
すぐ表情をもどすと強いんですねとつぶやくように言い、自分...
これで12勝0敗。オレの圧勝だった。
――トランプで俺に勝てるヤツはそうそういない。イカサマで...
俺に見抜けないほど上手くイカサマができるヤツもそういなか...
オレはゲームで負けを経験したことがない。
それにしても、ヒマだ。脱獄なんてそうそう簡単に実行でき...
待機しないといけない時間はおどろくほど長い。オレ一人なら...
他に四人も引き連れるとなると……。焦ったら負けだ。そう思っ...
あーあー、と足を組んで後ろ向きに倒れる。イヴァンがオレ...
あれはいいカモだった。からかった時の反応がおもしろいから...
ここ最近は警戒して決して勝負しようとはしなかった。ちとや...
あいつがイカサマ下手なのが悪いのだ。
「…ジャン、さん」
呼ばれて視線を向けると、ジュリオが慣れた手つきでトラン...
はっきり言って、こいつとやっても面白くないのだ。イヴァ...
楽しそうな顔をするでもなし、負けても悔しそうにするでもな...
「ジャンさん。……ジャンさんは…イカサマ、するんですか?」
なめらかにカードを繰る、その手元から目を離さないまま、...
悔しさとか、うらめしさとかは一切ないように聞こえた。単な...
「しねーよ。する必要もねーからな」
「……そうなんですか」
「…ってか」
とんとん、とジュリオの手の中で綺麗に整えられたカードを...
「まだやる気なのか、おまえ?」
呆れを滲ませてそう尋ねると、ジュリオは子どものような表...
「……ダメ、ですか」
…ダメっつか。なあ。
「おまえ負けっぱなしじゃん。楽しいのか?」
「楽しい、です…とても」
ていうか、スリルがないから面白くないんだよな。とはなん...
そう言わせない雰囲気がジュリオにはあった。なんというか…実...
うーん、と困って唸っていると、ジュリオがその辺りのオレ...
「…ジャンさんは、俺とやるのは…いや、ですか」
「イヤじゃねえけど…」
イヤだけど。なーんかはっきり言っちゃうのは罪悪感がある...
ジュリオから金を巻き上げるのはなんとなくよろしくない気が...
「……じゃあ、こっから賭けありだ。勝った方は負けた方のいう...
起き上がってそう言うと、いつも全く動かないジュリオの表...
「なんでも…」
「や、別にんなヘンなことしねーよ」
実際、軽くパシるだけで済ませてやるつもりだった。そこま...
パシらせられるなんて、ちょっと愉快じゃないか。うし、ちょ...
「はい、それで…いいです。じゃあ…」
と言って、ジュリオがカードを配るのを、オレは少しだけわ...
* * *
「――…俺の勝ち、です」
そう言ってジュリオが最後のカードを置くところを、オレは...
まさかそんな。こんなことが――あるわけがない。
だが実際にオレは負けてしまっているのだ。軽い混乱ととも...
――まさか。
はっとしてジュリオの顔を見る。いつもと変わらない、いや...
表情がそこにある。オレと一つしか年が変わらないくせにあど...
間違いない。そうでなければオレは負けない。
けど、いつだ。いつこいつはカードをいじったのだろう。す...
ナイフ使いというわりには、タコだのなんだのがなくてキレイ...
「…ジャンさん」
考え込んでいると、その手が近づいてオレの顔に添えられた...
「なんでも…いいんですか?」
そう言われてやっと賭けのことを思い出した。負けるだなん...
いまさらながらに何をされるかわからない恐怖が背筋をすべり...
ジュリオの顔がぐいと近づく。
「俺…なめたいです」
何を。
と思う間もなくジュリオの顔が更に近づく。唇にやわらかい...
男には突っ込むが、男とキスをするのは初めてだ。そりゃそ...
予想外のことに目を白黒させていると、ジュリオがじっとこっ...
動いてオレにまばたきを知らせる。なんなんだ、こいつ。そう...
開いた。
舌まで突っ込んでくるつもりなのか!?
それだけは勘弁願いたい。唇をかたく引き結んだが、ジュリ...
「っつ、…ってぇ」
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「てめ、ジュリ、」
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「ああ……」
恍惚とした声がすぐ耳元でした。ジュリオの声だ、とは最初...
初めてだ。オレの頬のあたりに添えられていた手が、するりと...
「つ、いて、」
また滲んできた血を引きのばすように指が動いた。痛い。思...
ため息が漏れた。
「きれい――きれいだ……ジャン」
言ってジュリオはまた唇を重ねてくる。
――コイツ、絶対ヤバい。
冷静なオレは警鐘をガンガン鳴らしてくるのだけれど動けな...
袖口を握りしめて抵抗しようとする気がおきないオレっていっ...
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