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#title(アリマタヤの薔薇)
Happy Valentine's Day!映画スレ14の441です。
去年の今頃だったかな。ダ・○ィンチ・コー○スレの最後の方で、
幾つかのレスの応酬が物語っぽくなったのを、僭越ながら作品...
オリキャラ嫌いな人、強姦ダメな人、猫またぎして下さい。
ところで、みんな地べたにザコ寝してる牢獄なんかあるんだろ...
小説&映画 ダ・○ィンチ・コー○
シラス輪姦@アンドラ
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
*アリマタヤの薔薇 [#vd874bde]
「はあっ、はあっ、うっ、ああ、うう」
冷たい石の壁に彼の掠れ声が反響する。薄闇の中でも、彼の...
「あっ、ああ、バル・・・・バルトロメ・・・・」
牢名主のバルトロメは彼の両足を抱えこみ、激しく突き上げ...
私は反対側の壁際で眠ったふりをしているが、その実、毛布...
私の下腹部にもさっきからずっと血が漲っている。衣服の上...
私が起きていることを知っているわけではないだろうが、バ...
「きれいだぜ、エスペクトロ。おまえは俺の女神だ。毎晩抱...
彼の太腿をさすりながら、歯が浮くような台詞を囁く。こっ...
「もう寝かせてくれよ。お互い朝早くから重労働が待ってる...
素気なくそう返すと、彼はバルトロメの体の下からするりと...
「おっと」
バルトロメは諦め悪く、背後から彼を抱き竦めた。スウェッ...
「あ・・・・」
双の乳首を責め苛まれ、彼の体が軟体動物のように張りを失...
「ふふ・・・・敏感な体だ、エスペクトロ。そのきれいな顔...
右手で彼の乳首を、左手で股間を刺激しながら、バルトロメ...
「ああっ!バルトロメ、もう放して・・・・許して」
彼は身をくねらせ、バルトロメの腕から逃れようとする。バ...
「だめだ。あと一回やらせろ。今度はワンコみてえに四つん...
看守たちにだってわかっていた筈だ。まるで狼の群れの中に...
彼が初めてこの雑居房に連れて来られた時、囚人たちは色め...
勿論、私もその内の一人だった。名前を尋ねると、彼は思い...
本の好きな、寡黙で大人しい青年だった。生活態度も模範的...
元浮浪児であれ、人を殺めるという償いきれぬ深い罪を犯し...
聖なるもの、崇高なるものに対する憧れにも似た感情を、彼...
だが、他の囚人たちにとっては、彼の内面などはどうでもい...
特異な体に対する興味は、すぐに性的な好奇心へとすり替わ...
「何をするんだ!やめろ!嫌だったら、放せ!」
大勢で手足の自由を奪われ、衣服を剥がされる彼の悲鳴が、...
その時私は、ちょうど今のように頭から毛布を被り、狸寝入...
決して楽しんでいたわけではない。辛かった。彼を助けたか...
バルトロメが彼の左の乳首をつついたり、輪を描くようにな...
「嫌だ・・・・やめろ・・・・ああ・・・・お願い・・・・...
彼が身を捩って哀願する。その姿態の息を呑むような妖艶さ...
どんなに泣き喚こうとも、若く健やかな体は正反対の反応を...
「どうだエスペクトロ、気持ちいいか?もっとしてほしいか...
それ以上見ているのが耐え難く、寝返りを打って壁のほうを...
あれから暫く経った。
最初の頃は大暴れに暴れ、叫び、罵っていた彼も、次第に無...
両手両足をついた彼の背中の上で、バルトロメの体が律動し...
バルトロメが彼から離れる。草臥れたのか、解放された彼は...
バルトロメは暫く、床に座って呼吸を整えていたが、突然こ...
「おい、ジョゼフ。いつまで出歯亀してる気だ。おまえもこ...
あまりに驚いて、思わず跳ね起きてしまった。バルトロメは...
この房の住人なら、バルトロメの言うことに従わないわけに...
私の足元に、一糸も纏わぬ彼が横たわっている。ずっと私の...
「知ってるんだぜ、おまえが前からこいつに惚れてるってこ...
上機嫌で言うバルトロメの声など、まともに耳に入らない。...
こんなに近々と彼の裸体を見るのは初めてのことだった。バ...
「な、いいだろ、エスペクトロ?」
バルトロメが彼に声をかける。彼が小さな声で答える。
「・・・・いいよ」
私を襲った衝動がどれほど激しいものであったが、とても言...
「抱きたいだろ?こいつだっていいって言ってるんだ、素直...
バルトロメの言葉が追い討ちをかける。
私はもう少しで、彼の肌の上に我が身を投げ出す所だった。
だが、その時初めて、私の眼差しと彼のそれとがぶつかる。...
その鬱屈、その絶望、その悲哀。そして、押し殺した怒りと...
私は犯罪者で、しかも臆病者だ。
だが、これ以上は穢したくない。貶めたくない。彼も、そし...
私がバルトロメに逆らったのは、その時が最初で最後だった。
その場から動き、壁際に丸まって投げ出されていた毛布を拾...
「悪ふざけはいいからもう寝ろよ。さっき君も言ってたけど...
自分の定位置に戻る為、歩き出した。すっかり興を殺がれて...
「バルトロメ、あんたもだよ。あんまりしつこくすると嫌わ...
「何だと!?人の好意を無にしやがって、好きな女を抱く勇...
まだ何やら、二言三言悪態をついていたが、私はもう聞いて...
バルトロメが鼾をかき始めたのを確認し、徐に姿勢を変えて...
彼もまだ起きていて、薄暗がりの中で私を見つめていた。私...
そんな夜もあってから、また随分と年月が過ぎ去った。
ある晩、大地がのた打った。牢獄を構成している石材が雨霰...
最初の大きな揺れが来た時、私と彼とは辛くも生き残った。...
阿鼻叫喚の光景の中で、彼を守らなくては、と思った。腰抜...
暫くして、余震が来た。いや、或いはこれが本番だったのか...
彼の頭上に、大きな壁石が崩れ落ちて来るのが見えた。
私は走った。
私はついに、彼をこの腕に抱き、そして、すぐに突き放した。
凄まじい重量を伴った衝撃が五臓六腑を押し潰し、世界は闇...
私のような咎人にも、神はお慈悲を垂れ給うものか。最期の...
壁に穴が開いている。そこから仄白い月光が皓々と牢獄の内...
霞む視界の中で、天使のように軽やかに、彼が壁を通り抜け...
その月を目指し、彼の背の高い影が背中を向けて去ってゆく...
Fin.
* [#xd3df6e8]
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
間抜けなことに、長らく棚というシステムを存じませんで、
また、他の作品との兼ね合いもありまして、お届けするのが遅...
あの頃の人たち、見てるかな・・・・。お話できて本当によか...
勿論、他の読者様にも大変感謝しております。
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#title(アリマタヤの薔薇)
Happy Valentine's Day!映画スレ14の441です。
去年の今頃だったかな。ダ・○ィンチ・コー○スレの最後の方で、
幾つかのレスの応酬が物語っぽくなったのを、僭越ながら作品...
オリキャラ嫌いな人、強姦ダメな人、猫またぎして下さい。
ところで、みんな地べたにザコ寝してる牢獄なんかあるんだろ...
小説&映画 ダ・○ィンチ・コー○
シラス輪姦@アンドラ
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*アリマタヤの薔薇 [#vd874bde]
「はあっ、はあっ、うっ、ああ、うう」
冷たい石の壁に彼の掠れ声が反響する。薄闇の中でも、彼の...
「あっ、ああ、バル・・・・バルトロメ・・・・」
牢名主のバルトロメは彼の両足を抱えこみ、激しく突き上げ...
私は反対側の壁際で眠ったふりをしているが、その実、毛布...
私の下腹部にもさっきからずっと血が漲っている。衣服の上...
私が起きていることを知っているわけではないだろうが、バ...
「きれいだぜ、エスペクトロ。おまえは俺の女神だ。毎晩抱...
彼の太腿をさすりながら、歯が浮くような台詞を囁く。こっ...
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素気なくそう返すと、彼はバルトロメの体の下からするりと...
「おっと」
バルトロメは諦め悪く、背後から彼を抱き竦めた。スウェッ...
「あ・・・・」
双の乳首を責め苛まれ、彼の体が軟体動物のように張りを失...
「ふふ・・・・敏感な体だ、エスペクトロ。そのきれいな顔...
右手で彼の乳首を、左手で股間を刺激しながら、バルトロメ...
「ああっ!バルトロメ、もう放して・・・・許して」
彼は身をくねらせ、バルトロメの腕から逃れようとする。バ...
「だめだ。あと一回やらせろ。今度はワンコみてえに四つん...
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彼が初めてこの雑居房に連れて来られた時、囚人たちは色め...
勿論、私もその内の一人だった。名前を尋ねると、彼は思い...
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聖なるもの、崇高なるものに対する憧れにも似た感情を、彼...
だが、他の囚人たちにとっては、彼の内面などはどうでもい...
特異な体に対する興味は、すぐに性的な好奇心へとすり替わ...
「何をするんだ!やめろ!嫌だったら、放せ!」
大勢で手足の自由を奪われ、衣服を剥がされる彼の悲鳴が、...
その時私は、ちょうど今のように頭から毛布を被り、狸寝入...
決して楽しんでいたわけではない。辛かった。彼を助けたか...
バルトロメが彼の左の乳首をつついたり、輪を描くようにな...
「嫌だ・・・・やめろ・・・・ああ・・・・お願い・・・・...
彼が身を捩って哀願する。その姿態の息を呑むような妖艶さ...
どんなに泣き喚こうとも、若く健やかな体は正反対の反応を...
「どうだエスペクトロ、気持ちいいか?もっとしてほしいか...
それ以上見ているのが耐え難く、寝返りを打って壁のほうを...
あれから暫く経った。
最初の頃は大暴れに暴れ、叫び、罵っていた彼も、次第に無...
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バルトロメが鼾をかき始めたのを確認し、徐に姿勢を変えて...
彼もまだ起きていて、薄暗がりの中で私を見つめていた。私...
そんな夜もあってから、また随分と年月が過ぎ去った。
ある晩、大地がのた打った。牢獄を構成している石材が雨霰...
最初の大きな揺れが来た時、私と彼とは辛くも生き残った。...
阿鼻叫喚の光景の中で、彼を守らなくては、と思った。腰抜...
暫くして、余震が来た。いや、或いはこれが本番だったのか...
彼の頭上に、大きな壁石が崩れ落ちて来るのが見えた。
私は走った。
私はついに、彼をこの腕に抱き、そして、すぐに突き放した。
凄まじい重量を伴った衝撃が五臓六腑を押し潰し、世界は闇...
私のような咎人にも、神はお慈悲を垂れ給うものか。最期の...
壁に穴が開いている。そこから仄白い月光が皓々と牢獄の内...
霞む視界の中で、天使のように軽やかに、彼が壁を通り抜け...
その月を目指し、彼の背の高い影が背中を向けて去ってゆく...
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