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#title(黒×劉) [#ma133e6d]
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ドラマ版 封真の古児朗 黒児士×劉方
スレで出たネタを纏めてみました。スレの姐さん方に感謝。
いつものように屋敷への道を歩いていると、数日通った神社が...
さすがに今日はアイツと出くわすこともないだろうと思いなが...
敵である筈の相手なのに、一生懸命に祈っている姿がどこかほ...
アイツは驚いた表情で振り向くと、照れ隠しにしか見えない怒...
その割には真剣に祈ってたじゃないかと笑ってやると、思いの...
「ただ俺は…お前と会える場所を他に知らない」
そうか、お前はこの場所でずっと待っていたのか。俺との決着...
不器用な男だ。
敵である事が惜しいと思う。
同じ一族に生まれていたら、いい友人になっていただろう。意...
だが実際は敵同士、殺し合うしかない間柄だ。
立場が違っていれば芽生えたかも知れない友情の証として、俺...
そう思った時、アイツはこの前と同じ岩を頭上に持ち上げた。
境内での殺生は気が進まないから場所を変えようと口を開いた...
「好きなんじゃあぁぁぁ!おりゃあぁぁぁ!!」
………………
…………
……はい?
アイツは俺の動揺に気付かず、叫びとともに持ち上げた岩を、...
ええと…今、何とおっしゃいました?
聞き間違い……だよな。
とりあえず、俺も岩を持ち上げて、何か叫んでみるべきだろう...
呆然としたまま固まっている俺を見たアイツは、今度は強引に...
聞き間違いでは…なかった。
な………
な……
な、何だコイツ!何て恥ずかしい奴なんだっ!!
お前は小学生か!人を口説いた事が無いのか!!
いや、それ以前に俺達は敵同士だろうが!!
というか、お前は俺にどんな答えを期待しているんだー!!
頭の中がぐるぐるしてまともに考えられず、されるがままに抱...
おじちゃんたち、けっこんするのー?という無邪気な声が、戻...
話しかけてくる園児の顔が、いたずら好きの兄弟の幼い頃に見...
その無邪気で遠慮のない声にアイツが何か答えたのか、何と答...
いや、答えを覚えてないどころじゃない。いつの間にか移動ま...
気が付いた時には見知らぬ林の奥にいた。
林というよりも深い森だ。山里で育った俺にとっては、街中よ...
地に厚く降り積もった落ち葉の上にそっと横たえられ、懐かし...
予想外なこの状態にどう対処するべきだろうか。
さっきの一件が俺の油断を誘う為の芝居だったとしたら、今頃...
敵を目前にしてあれほどうろたえるなんて……我ながら、らしく...
それだけじゃない。
俺はどうして、おとなしく抱き抱えられて運ばれていたんだろ...
どうして今、抵抗せずに組み敷かれているんだろう…その答えが...
ゆっくりと近づいてくる唇をそのまま受け止めると、軽く触れ...
抵抗しないのか?と聞いてきた声がやけに弱気だったので、し...
何というか……可愛い男だな。
あまりの不器用さにほだされたんだろうか、一度だけなら抱か...
どうせ減るもんじゃない。二度と会わなくなる前に、殺し合う...
結局、今日は一日休戦だと約束させて、身体を開いた。
不器用ながらも優しく丁寧な愛撫を受けて、まるで恋人に愛さ...
誰もいないからと囁かれ、請われるままに声をあげ、求められ...
軽く後悔したが、今更文句を言っても仕方がないので街中まで...
疲労による眠気が緩やかに訪れたが、さすがにここで眠る訳に...
眠ったらお前と個人的に話す機会はもうないだろうなと言うと...
ああ、そうだったな。三途の川を渡ってしまえば嫌でも会える...
温かい腕に抱かれて眠りの淵に沈みながら、向こうで会った時...
その声を聞きながら、俺は穏やかな気分で眠りについた。
目が覚めた時、俺は自室としてあてがわれている部屋の中にい...
何故か今の状況が思い出せず、ぼんやりとした記憶を辿ってい...
驚いて身体を起こすと、黒い蝶はヒラヒラと俺の周りを飛びま...
布団から出て外に通じる障子を開くと、蝶はフワリと舞って庭...
「胡蝶の夢か…」
蝶は死者の魂だという。
「夢を見たのは、俺かお前か…」
闇に舞う蝶は躊躇いなく庭を抜け、塀の外へと飛んで行く。月...
蝶のいなくなった部屋へと戻り、布団に潜り込むと再び眠気が...
眠っていたはずなのに、返って疲労した気がするのは夢のせい...
だが、もうあの男の夢を見る事はないだろう。
夢は目覚めれば忘れてしまうもの。ならばあの約束を覚えてお...
アイツには不義理だと言われるかも知れないが、知った事では...
どうせいつかは嫌でも会う事になるのだから…あの川の向こうで...
ああでも、あの馬鹿みたいな告白は覚えていてもいい。他は全...
そう思いながら目を閉じると、すぐに眠りの中に落ちた。
深い眠りの底には何もない。
夢の時間はもう終わったのだ。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
初めてだったので配分のバランスが悪くなってしまった…
ごめんなさい
#comment
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#title(黒×劉) [#ma133e6d]
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
ドラマ版 封真の古児朗 黒児士×劉方
スレで出たネタを纏めてみました。スレの姐さん方に感謝。
いつものように屋敷への道を歩いていると、数日通った神社が...
さすがに今日はアイツと出くわすこともないだろうと思いなが...
敵である筈の相手なのに、一生懸命に祈っている姿がどこかほ...
アイツは驚いた表情で振り向くと、照れ隠しにしか見えない怒...
その割には真剣に祈ってたじゃないかと笑ってやると、思いの...
「ただ俺は…お前と会える場所を他に知らない」
そうか、お前はこの場所でずっと待っていたのか。俺との決着...
不器用な男だ。
敵である事が惜しいと思う。
同じ一族に生まれていたら、いい友人になっていただろう。意...
だが実際は敵同士、殺し合うしかない間柄だ。
立場が違っていれば芽生えたかも知れない友情の証として、俺...
そう思った時、アイツはこの前と同じ岩を頭上に持ち上げた。
境内での殺生は気が進まないから場所を変えようと口を開いた...
「好きなんじゃあぁぁぁ!おりゃあぁぁぁ!!」
………………
…………
……はい?
アイツは俺の動揺に気付かず、叫びとともに持ち上げた岩を、...
ええと…今、何とおっしゃいました?
聞き間違い……だよな。
とりあえず、俺も岩を持ち上げて、何か叫んでみるべきだろう...
呆然としたまま固まっている俺を見たアイツは、今度は強引に...
聞き間違いでは…なかった。
な………
な……
な、何だコイツ!何て恥ずかしい奴なんだっ!!
お前は小学生か!人を口説いた事が無いのか!!
いや、それ以前に俺達は敵同士だろうが!!
というか、お前は俺にどんな答えを期待しているんだー!!
頭の中がぐるぐるしてまともに考えられず、されるがままに抱...
おじちゃんたち、けっこんするのー?という無邪気な声が、戻...
話しかけてくる園児の顔が、いたずら好きの兄弟の幼い頃に見...
その無邪気で遠慮のない声にアイツが何か答えたのか、何と答...
いや、答えを覚えてないどころじゃない。いつの間にか移動ま...
気が付いた時には見知らぬ林の奥にいた。
林というよりも深い森だ。山里で育った俺にとっては、街中よ...
地に厚く降り積もった落ち葉の上にそっと横たえられ、懐かし...
予想外なこの状態にどう対処するべきだろうか。
さっきの一件が俺の油断を誘う為の芝居だったとしたら、今頃...
敵を目前にしてあれほどうろたえるなんて……我ながら、らしく...
それだけじゃない。
俺はどうして、おとなしく抱き抱えられて運ばれていたんだろ...
どうして今、抵抗せずに組み敷かれているんだろう…その答えが...
ゆっくりと近づいてくる唇をそのまま受け止めると、軽く触れ...
抵抗しないのか?と聞いてきた声がやけに弱気だったので、し...
何というか……可愛い男だな。
あまりの不器用さにほだされたんだろうか、一度だけなら抱か...
どうせ減るもんじゃない。二度と会わなくなる前に、殺し合う...
結局、今日は一日休戦だと約束させて、身体を開いた。
不器用ながらも優しく丁寧な愛撫を受けて、まるで恋人に愛さ...
誰もいないからと囁かれ、請われるままに声をあげ、求められ...
軽く後悔したが、今更文句を言っても仕方がないので街中まで...
疲労による眠気が緩やかに訪れたが、さすがにここで眠る訳に...
眠ったらお前と個人的に話す機会はもうないだろうなと言うと...
ああ、そうだったな。三途の川を渡ってしまえば嫌でも会える...
温かい腕に抱かれて眠りの淵に沈みながら、向こうで会った時...
その声を聞きながら、俺は穏やかな気分で眠りについた。
目が覚めた時、俺は自室としてあてがわれている部屋の中にい...
何故か今の状況が思い出せず、ぼんやりとした記憶を辿ってい...
驚いて身体を起こすと、黒い蝶はヒラヒラと俺の周りを飛びま...
布団から出て外に通じる障子を開くと、蝶はフワリと舞って庭...
「胡蝶の夢か…」
蝶は死者の魂だという。
「夢を見たのは、俺かお前か…」
闇に舞う蝶は躊躇いなく庭を抜け、塀の外へと飛んで行く。月...
蝶のいなくなった部屋へと戻り、布団に潜り込むと再び眠気が...
眠っていたはずなのに、返って疲労した気がするのは夢のせい...
だが、もうあの男の夢を見る事はないだろう。
夢は目覚めれば忘れてしまうもの。ならばあの約束を覚えてお...
アイツには不義理だと言われるかも知れないが、知った事では...
どうせいつかは嫌でも会う事になるのだから…あの川の向こうで...
ああでも、あの馬鹿みたいな告白は覚えていてもいい。他は全...
そう思いながら目を閉じると、すぐに眠りの中に落ちた。
深い眠りの底には何もない。
夢の時間はもう終わったのだ。
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