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#title(嵐の来襲) [#b324f92c]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| 懲りずに続き...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 第3の...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
「大尉、まもなく輸送船が予定宙域に出現すると思われます」
副官である中尉は告げた。この日は他星系を経由した輸送隊が...
そして中尉の分隊が入港に際し輸送艦に護衛として付く事とな...
今回寄港する輸送艦の艦名を聞いた時、いやな予感がした。そ...
輸送艦は予定自国どおり宇宙港に到着、上官である大尉と数人...
大尉に続きブリッジに中尉が入るとすごい勢いで向かってくる...
「アル~!」
叫ぶとほぼ同時にガバッと抱きついた。
あ、あのランディス中尉になんて事を!たとえ官位が上であろ...
と、この場に居合わせた中尉を知る全員が思った。
が、当の中尉は動じることもなく、自分に巻きついた腕をどか...
「相変わらず暑苦しい性格ですね、兄上」
この輸送艦の副官はファランキース・G・ランディス少佐、ア...
「いや~、この星に着任しているとは聞いてたけど、まさかこ...
尚もじゃれつく兄である少佐の腕を鬱陶しげに何度も振り払い...
基地に着き、用意された部屋へと向かう廊下でばったりドクタ...
「あっ、中尉」
まずい!中尉の中で嫌な予感が駆け巡る、よりによってこのタ...
「ドクター」
とりあえず何事もないように出来るだけ淡々と紹介する
「こちらは今日着いた輸送艦の副官、ファランキース・G・ラ...
人好きのする笑みを浮かべて少佐が右手を差し出す、ドクター...
「ただ今ご紹介に預かりましたファランキース・G・ランディ...
「ランディスとおっしゃると・・・中尉のお身内でいらっしゃいま...
「はい、兄です」
と言うとまたまた中尉を背後から抱きしめる。が、またまたそ...
言われてみると確かに中尉と同じ紺碧の瞳をしている。ただ少...
しかし、一見してこの二人が兄弟とは思えない最大の理由は纏...
冬の夜空のように、澄みきっていて凛とした引き締まるような...
同じ夜でも昼間の熱気を留めた真夏の夜に開く花の芳香を纏っ...
それは単に髪の色の違いから受ける印象の違いなどではなく、...
「では、またのち程」
そう言いおいて、中尉はさっさとこの場を離れようとする。
どことなく、いつもと違う雰囲気に違和感を覚えたが今はあく...
「今のドクター、美人だったねぇ」
少し振り返り、少佐が言う。
「男性に対して『美人』という形容を普通使うか?それと彼は...
「へぇ?アルが他人と同居とは、珍しい事もあるものだね」
中尉が他人とあまり深く付き合って来なかった事は、兄である...
「単に居住空間の友好利用を考えた結果、お互いの利害が一致...
中尉はそっけなくそう言い放った。
「ふ~ん、そう」
別段気にする様子もなく適当な返事を返す。だかその兄の口元...
ランディス少佐を指定の応接室に案内し、その足で医務室に向...
「失礼します、ドクター」
医務室に入るとドクターは出逢った時のようにデスクに向かっ...
「アルフ、誰か来たらどうするんですか?」
「貧血でも起こしてよろけたと言いますよ」
絶対にありそうにない言い訳を言い出す中尉にクスクス笑う。
「で、何をおっしゃりにわざわざいらしたのですか?」
勘がいいドクターに少々驚く。
「先ほど会った兄の事ですが・・・」
珍しく少し躊躇いを含んだ物言いをする
「兄がこの星にいる間、私たちの所に居候すると言い出しまし...
「そうなんですか、私は別にかまいませんよ?」
「その間・・・私たちの関係は兄に知られたくないのです」
ドクターの顔に不満が現れる
「それは、つまり家族には私が恋人であると知られたくないと...
「そんなんじゃありません!!」
多分そういう反応を示されるとは思ったものの、変に取り繕っ...
「その・・・兄は子供の頃から私をかわいがってくれましたが、そ...
「?」
「つまりレイと私の関係を知ったら、ヤツは絶対にあなたに妙...
「いくらなんでもそれは・・・考え過ぎでは?」
「ありません!!」
中尉はきっぱり断言する。
「キースはそういうヤツなんです!!それも一筋縄じゃいかな...
ここまでムキになる中尉も珍しい、意外な一面が垣間見られて...
「笑い事じゃないんですよ、本当に。さっきだって早速『美人...
全く何を考えているのか、とひとりごちる。
「それは光栄ですね」
まだ少し笑いながら言う
「けど私はアルフ一筋ですから、心配無用ですよ」
そう言って、中尉に口づける。
「レイ、誰か来たらどうするんですか?」
「アルフが貧血起こしてよろけたと言いますよ」
「なんだか今急に酸欠気味になって来ました」
「それは大変、ではすぐに人工呼吸しましょう」
そして中尉はドクターにたっぷり『人工呼吸』してもらった。
「へぇ~なかなか良い官舎だね」
「基地へも移動しやすく生活環境も良いです、おかげで私は助...
憮然として何も言わない中尉の代わりにドクターが少佐に答え...
「しかしドクターはよくアルと同居なんて出来たね。いや僕に...
「人を犬かネコみたいに言わないでもらおうか」
「つい昨日まで子犬のような潤んだ瞳で『キース兄上と一緒じ...
「貴様にとっては20年以上前も昨日なのか!?いったいどい...
怒りのオーラを放出しまくり中尉が怒鳴る。
中尉には申し訳ないのだけど、ふたりのやり取りを見ていると...
普段は冷静沈着、誰もから頼りにされている完璧人間の中尉が...
(無理やり剥がされている?)
自分とふたりでいる時もけっして装っているわけではないけど...
とでも思っている風なところもある。
人が成長するためにはそういった事も大切だけど、中尉は他人...
でも時に人は気を緩める事も必要だと思う、そういう意味では...
少佐に遊ばれている間、中尉は張り詰めたものをうまく解放で...
その証拠に少佐と話している中尉の口調が、いつのまにかかな...
少佐のためのゲストルームを用意し、そのまま3人で夕食を取...
引き続き中尉は兄である少佐のおもちゃにされ続け、中尉以外...
ゲストである少佐にバスルームを使ってもらっている間に夕食...
依然ムッとした顔をした中尉はそれでもせっせとドクターと片...
「もうアルフったら、いつまでむくれているんですか?」
「別にむくれてなんか・・・」
憮然と答える。
「まあ数日のことですから、観念したらどうですか?」
「その数日の間・・・」
言いつつドクターを見つめる
「レイを抱けない」
「少しはガマンしなさい、言い出したのはあなたでしょ?」
「レイはそれで平気なのか?」
ドクターは中尉の唇に自らのそれを重ねる
「平気なわけないでしょ?けどガマンします大人ですから、我...
今度は中尉から唇を重ねる、そして腰に手をまわす・・・
「だめですよ、そろそろお兄さま出ていらっしゃいますから」
「まだ大丈夫、ヤツは昔から長風呂だ」
そういって舌を絡める。
「う・・・んっ、もう・・・」
そう言いつつドクターも中尉の首に腕をまわし、口づけを交わ...
その日の夜、ドクターは引越して来てから初めて自分のベッド...
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 第3の...
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
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「大尉、まもなく輸送船が予定宙域に出現すると思われます」
副官である中尉は告げた。この日は他星系を経由した輸送隊が...
そして中尉の分隊が入港に際し輸送艦に護衛として付く事とな...
今回寄港する輸送艦の艦名を聞いた時、いやな予感がした。そ...
輸送艦は予定自国どおり宇宙港に到着、上官である大尉と数人...
大尉に続きブリッジに中尉が入るとすごい勢いで向かってくる...
「アル~!」
叫ぶとほぼ同時にガバッと抱きついた。
あ、あのランディス中尉になんて事を!たとえ官位が上であろ...
と、この場に居合わせた中尉を知る全員が思った。
が、当の中尉は動じることもなく、自分に巻きついた腕をどか...
「相変わらず暑苦しい性格ですね、兄上」
この輸送艦の副官はファランキース・G・ランディス少佐、ア...
「いや~、この星に着任しているとは聞いてたけど、まさかこ...
尚もじゃれつく兄である少佐の腕を鬱陶しげに何度も振り払い...
基地に着き、用意された部屋へと向かう廊下でばったりドクタ...
「あっ、中尉」
まずい!中尉の中で嫌な予感が駆け巡る、よりによってこのタ...
「ドクター」
とりあえず何事もないように出来るだけ淡々と紹介する
「こちらは今日着いた輸送艦の副官、ファランキース・G・ラ...
人好きのする笑みを浮かべて少佐が右手を差し出す、ドクター...
「ただ今ご紹介に預かりましたファランキース・G・ランディ...
「ランディスとおっしゃると・・・中尉のお身内でいらっしゃいま...
「はい、兄です」
と言うとまたまた中尉を背後から抱きしめる。が、またまたそ...
言われてみると確かに中尉と同じ紺碧の瞳をしている。ただ少...
しかし、一見してこの二人が兄弟とは思えない最大の理由は纏...
冬の夜空のように、澄みきっていて凛とした引き締まるような...
同じ夜でも昼間の熱気を留めた真夏の夜に開く花の芳香を纏っ...
それは単に髪の色の違いから受ける印象の違いなどではなく、...
「では、またのち程」
そう言いおいて、中尉はさっさとこの場を離れようとする。
どことなく、いつもと違う雰囲気に違和感を覚えたが今はあく...
「今のドクター、美人だったねぇ」
少し振り返り、少佐が言う。
「男性に対して『美人』という形容を普通使うか?それと彼は...
「へぇ?アルが他人と同居とは、珍しい事もあるものだね」
中尉が他人とあまり深く付き合って来なかった事は、兄である...
「単に居住空間の友好利用を考えた結果、お互いの利害が一致...
中尉はそっけなくそう言い放った。
「ふ~ん、そう」
別段気にする様子もなく適当な返事を返す。だかその兄の口元...
ランディス少佐を指定の応接室に案内し、その足で医務室に向...
「失礼します、ドクター」
医務室に入るとドクターは出逢った時のようにデスクに向かっ...
「アルフ、誰か来たらどうするんですか?」
「貧血でも起こしてよろけたと言いますよ」
絶対にありそうにない言い訳を言い出す中尉にクスクス笑う。
「で、何をおっしゃりにわざわざいらしたのですか?」
勘がいいドクターに少々驚く。
「先ほど会った兄の事ですが・・・」
珍しく少し躊躇いを含んだ物言いをする
「兄がこの星にいる間、私たちの所に居候すると言い出しまし...
「そうなんですか、私は別にかまいませんよ?」
「その間・・・私たちの関係は兄に知られたくないのです」
ドクターの顔に不満が現れる
「それは、つまり家族には私が恋人であると知られたくないと...
「そんなんじゃありません!!」
多分そういう反応を示されるとは思ったものの、変に取り繕っ...
「その・・・兄は子供の頃から私をかわいがってくれましたが、そ...
「?」
「つまりレイと私の関係を知ったら、ヤツは絶対にあなたに妙...
「いくらなんでもそれは・・・考え過ぎでは?」
「ありません!!」
中尉はきっぱり断言する。
「キースはそういうヤツなんです!!それも一筋縄じゃいかな...
ここまでムキになる中尉も珍しい、意外な一面が垣間見られて...
「笑い事じゃないんですよ、本当に。さっきだって早速『美人...
全く何を考えているのか、とひとりごちる。
「それは光栄ですね」
まだ少し笑いながら言う
「けど私はアルフ一筋ですから、心配無用ですよ」
そう言って、中尉に口づける。
「レイ、誰か来たらどうするんですか?」
「アルフが貧血起こしてよろけたと言いますよ」
「なんだか今急に酸欠気味になって来ました」
「それは大変、ではすぐに人工呼吸しましょう」
そして中尉はドクターにたっぷり『人工呼吸』してもらった。
「へぇ~なかなか良い官舎だね」
「基地へも移動しやすく生活環境も良いです、おかげで私は助...
憮然として何も言わない中尉の代わりにドクターが少佐に答え...
「しかしドクターはよくアルと同居なんて出来たね。いや僕に...
「人を犬かネコみたいに言わないでもらおうか」
「つい昨日まで子犬のような潤んだ瞳で『キース兄上と一緒じ...
「貴様にとっては20年以上前も昨日なのか!?いったいどい...
怒りのオーラを放出しまくり中尉が怒鳴る。
中尉には申し訳ないのだけど、ふたりのやり取りを見ていると...
普段は冷静沈着、誰もから頼りにされている完璧人間の中尉が...
(無理やり剥がされている?)
自分とふたりでいる時もけっして装っているわけではないけど...
とでも思っている風なところもある。
人が成長するためにはそういった事も大切だけど、中尉は他人...
でも時に人は気を緩める事も必要だと思う、そういう意味では...
少佐に遊ばれている間、中尉は張り詰めたものをうまく解放で...
その証拠に少佐と話している中尉の口調が、いつのまにかかな...
少佐のためのゲストルームを用意し、そのまま3人で夕食を取...
引き続き中尉は兄である少佐のおもちゃにされ続け、中尉以外...
ゲストである少佐にバスルームを使ってもらっている間に夕食...
依然ムッとした顔をした中尉はそれでもせっせとドクターと片...
「もうアルフったら、いつまでむくれているんですか?」
「別にむくれてなんか・・・」
憮然と答える。
「まあ数日のことですから、観念したらどうですか?」
「その数日の間・・・」
言いつつドクターを見つめる
「レイを抱けない」
「少しはガマンしなさい、言い出したのはあなたでしょ?」
「レイはそれで平気なのか?」
ドクターは中尉の唇に自らのそれを重ねる
「平気なわけないでしょ?けどガマンします大人ですから、我...
今度は中尉から唇を重ねる、そして腰に手をまわす・・・
「だめですよ、そろそろお兄さま出ていらっしゃいますから」
「まだ大丈夫、ヤツは昔から長風呂だ」
そういって舌を絡める。
「う・・・んっ、もう・・・」
そう言いつつドクターも中尉の首に腕をまわし、口づけを交わ...
その日の夜、ドクターは引越して来てから初めて自分のベッド...
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