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#title(AA モナー中心) [#uc028e85]
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
| 祭りも終息に...
____________ \ / ̄ ̄ ̄...
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| AA モ...
| | | | ...
| | |> PLAY. | | ...
| | | | ∧...
| | | | ピッ (´...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄...
世界が生まれてから一日たりとも休むことなく繰り返してき...
スレの狭間にある川原には、一頭身に三頭身、六頭身に八頭...
普段はめったに外に出ないヒッキーやドクオまでもが肩を並...
草むらに座っているモナーは、川原全体を鮮やかなオレンジ...
「寂しいモナ。みんないなくなっちゃうモナ」
呟いた声は誰に聞かれることも無く、風が攫っていった。
この世界に産み落とされてから今日まで、ギコやモララーた...
いろんな板に行っては新しいAAと出会ったりもした。
楽しかった。
コピペ嵐や虐殺厨にスレを荒らされても、みんなで支え合っ...
多くのAA達と一緒にいることは、モナーにとって何にも代え...
しかし、物事には始めがあれば、必ず終わりが来る。
いつか別れの時はやってくる。
「このままみんなと離れ離れになるのは嫌モナ」
ここが無くなっても移住先はある。避難所もある。
でも、世界が分散すればそれだけ他のAAに会える機会が減っ...
そうしてAA描きが徐々に減ってスレは寂れ、いつかAAそのも...
寂しいけれどどうしようもない。
0から作成するのだろうとコピペだろうと、投下する人とス...
いづれは過去ログの藻屑と消える運命を辿るのだろう。
胸に空いた穴から入り込んでくる隙間風を防ぐかのように身...
「2chと共に心中してやるーーーーっ!」
叫び声と地響きに驚いて顔を上げると、兄者が転げ落ちんば...
「閉鎖かどうかまだ決まったわけじゃないだろ!」
「もうブラクラも踏めなくなるんだ!」
「それはいいことではないのか?」
「そんな世界は耐えられない!消される前に消えてやる!」
FMVを抱えて川に飛び込もうとする兄者を必死で弟者が止めて...
「ここが消えても他に行くところがあるだろ?」
「ひきこもりにそんな真似ができるか」
「俺がそばにいる」
兄者はしょぼくれた顔を弟者に向けた。
「俺だって不安なのは同じだ。でも、二人でなら何とかなる」
「……そうだな」
兄者の顔から曇りが消えていく。代わりに浮かぶのは花開く...
「こうなったら終わりを見届けてやる。弟者も付き合え」
「突撃はやめとけよ」
座って広げたFMVを、体をぴったりと寄せ合って覗き込んだ。
どのスレで見かけてもほとんど一緒に投下されている流石兄...
どこに行ってもきっと二人でやっていくのだろう。
その絆の強さが羨ましかった。
流石兄弟に向けたモナーの目が、眩しげに細められた。
「こんなところでぼーっとして、どうしたんだ?」
後ろから肩を叩かれ、後ろを向くとギコが立っていた。その...
「考え事」
「そんな深刻そうな顔には見えないよ」
「まあ元々とぼけた顔だからな」
「ひどいモナ」
いつものからかいに少し気分が浮上する。
モナーをの横に腰を落ち着けた二人は、今回の騒動について...
「どうせ釣りだろ。ニュー速とvipperは騒ぎ過ぎなんだゴルァ」
「でも、万が一閉鎖になる可能性もあるんじゃないかな。住民...
「その時はここを出てって別の所に行けばいいだけの話だろ?...
「新天地で今まで通りにやるのは簡単じゃないよ。すぐに元通...
先のことを見据えて話し合うギコ達。
言えるわけがない。
『ずっと側にいたい』
彼らがどこに行こうと、どこに向かおうとそれは彼らの自由。
無理やり側にいてもらうことなど出来るわけが無い。
恋人でもないのにそんなことを望んではいけない。
「どうしたんだ?顔色悪いぞ」
ギコが心配そうな顔を浮かべて覗き込んできた。
なんでもないと首を振り、目を逸らす。
口から飛び出てしまいそうな言葉を飲み込み、黙って正面を...
自分一人が消えるならまだいい。
でも、新天地にいるAAが自分だけだったら?
誰も来ないスレで他のAAが投下されるのを孤独に待つ羽目に...
膨れ上がる不安にモナーは今にも飲み込まれそうだった。
「不安なのか?」
再びギコが声を掛けてきた。
頷くと、苦笑して頭をがしがしと撫でてきた。
「しかたねえなあ。この騒ぎが収まるまでは、なるべく一緒に...
「時間が許す限りはそばにいるからさ」
ギコの手が優しい。
モララーの言葉が温かい。
今はこれだけでいい。それ以上のわがままは言わないでおこ...
零れそうになる涙を目の中に留め、もう一度頷いた。
どうかまた皆と一緒にいられますように。
もしもこの世界が失われてしまっても、生まれ変わってまた...
最後の希望を燃え上がらせるかのように、夕日の赤い筋が川...
結局閉鎖は無くなり、いつもの日常が戻ってきた。
今日も各地の板にAAが描かれている。
モナーもいくつかのスレに顔を出した後、投下の合間を縫っ...
足元から聞こえる呻き声に目線を下ろすと、すっかり眠り込...
気持ちよさそうに寝ている兄者とは対照的に、弟者は眉間に...
胸の上に兄者の頭があるのだからさぞかし苦しいだろう。
それでも兄者をどかすことなく、むしろ腕を回して落ちない...
相変わらずの仲の良さに苦笑し、さらに川の方へと降りてい...
すでに来ていたモララー達は、モナーに気付くと手を振った。
草むらに座り込み、あの日と同じように夕日を眺めた。
「何事もなくてよかったね」
「言っただろ、どうせ釣りだって。それにしてもなあ……」
尻尾を揺らしていたギコが突然笑いだした。
「閉鎖は無いとわかった時のモナーのはしゃぎっぷりはすごか...
「抱きつかれた時に、顔に鼻水がついたよ」
「許してほしいモナ」
からかわれることに恥ずかしさを覚えつつも、彼らとまた一...
この世界が消えなくて良かったと心の底から安堵した。
二人の頭越しに見える水面は、陽の光を受けてきらきらと輝...
変わらない風景。変わりゆく世界。
永遠など望めないのは知っている。
だから、いつか消えゆくその日までは、彼らと共にこの世界...
ログに少しでも思い出を刻めるように。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧...
| | | | ピッ (...
| | | | ◇⊂ ...
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| ...
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) ...
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| 祭りも終息に...
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| AA モ...
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| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(...
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世界が生まれてから一日たりとも休むことなく繰り返してき...
スレの狭間にある川原には、一頭身に三頭身、六頭身に八頭...
普段はめったに外に出ないヒッキーやドクオまでもが肩を並...
草むらに座っているモナーは、川原全体を鮮やかなオレンジ...
「寂しいモナ。みんないなくなっちゃうモナ」
呟いた声は誰に聞かれることも無く、風が攫っていった。
この世界に産み落とされてから今日まで、ギコやモララーた...
いろんな板に行っては新しいAAと出会ったりもした。
楽しかった。
コピペ嵐や虐殺厨にスレを荒らされても、みんなで支え合っ...
多くのAA達と一緒にいることは、モナーにとって何にも代え...
しかし、物事には始めがあれば、必ず終わりが来る。
いつか別れの時はやってくる。
「このままみんなと離れ離れになるのは嫌モナ」
ここが無くなっても移住先はある。避難所もある。
でも、世界が分散すればそれだけ他のAAに会える機会が減っ...
そうしてAA描きが徐々に減ってスレは寂れ、いつかAAそのも...
寂しいけれどどうしようもない。
0から作成するのだろうとコピペだろうと、投下する人とス...
いづれは過去ログの藻屑と消える運命を辿るのだろう。
胸に空いた穴から入り込んでくる隙間風を防ぐかのように身...
「2chと共に心中してやるーーーーっ!」
叫び声と地響きに驚いて顔を上げると、兄者が転げ落ちんば...
「閉鎖かどうかまだ決まったわけじゃないだろ!」
「もうブラクラも踏めなくなるんだ!」
「それはいいことではないのか?」
「そんな世界は耐えられない!消される前に消えてやる!」
FMVを抱えて川に飛び込もうとする兄者を必死で弟者が止めて...
「ここが消えても他に行くところがあるだろ?」
「ひきこもりにそんな真似ができるか」
「俺がそばにいる」
兄者はしょぼくれた顔を弟者に向けた。
「俺だって不安なのは同じだ。でも、二人でなら何とかなる」
「……そうだな」
兄者の顔から曇りが消えていく。代わりに浮かぶのは花開く...
「こうなったら終わりを見届けてやる。弟者も付き合え」
「突撃はやめとけよ」
座って広げたFMVを、体をぴったりと寄せ合って覗き込んだ。
どのスレで見かけてもほとんど一緒に投下されている流石兄...
どこに行ってもきっと二人でやっていくのだろう。
その絆の強さが羨ましかった。
流石兄弟に向けたモナーの目が、眩しげに細められた。
「こんなところでぼーっとして、どうしたんだ?」
後ろから肩を叩かれ、後ろを向くとギコが立っていた。その...
「考え事」
「そんな深刻そうな顔には見えないよ」
「まあ元々とぼけた顔だからな」
「ひどいモナ」
いつものからかいに少し気分が浮上する。
モナーをの横に腰を落ち着けた二人は、今回の騒動について...
「どうせ釣りだろ。ニュー速とvipperは騒ぎ過ぎなんだゴルァ」
「でも、万が一閉鎖になる可能性もあるんじゃないかな。住民...
「その時はここを出てって別の所に行けばいいだけの話だろ?...
「新天地で今まで通りにやるのは簡単じゃないよ。すぐに元通...
先のことを見据えて話し合うギコ達。
言えるわけがない。
『ずっと側にいたい』
彼らがどこに行こうと、どこに向かおうとそれは彼らの自由。
無理やり側にいてもらうことなど出来るわけが無い。
恋人でもないのにそんなことを望んではいけない。
「どうしたんだ?顔色悪いぞ」
ギコが心配そうな顔を浮かべて覗き込んできた。
なんでもないと首を振り、目を逸らす。
口から飛び出てしまいそうな言葉を飲み込み、黙って正面を...
自分一人が消えるならまだいい。
でも、新天地にいるAAが自分だけだったら?
誰も来ないスレで他のAAが投下されるのを孤独に待つ羽目に...
膨れ上がる不安にモナーは今にも飲み込まれそうだった。
「不安なのか?」
再びギコが声を掛けてきた。
頷くと、苦笑して頭をがしがしと撫でてきた。
「しかたねえなあ。この騒ぎが収まるまでは、なるべく一緒に...
「時間が許す限りはそばにいるからさ」
ギコの手が優しい。
モララーの言葉が温かい。
今はこれだけでいい。それ以上のわがままは言わないでおこ...
零れそうになる涙を目の中に留め、もう一度頷いた。
どうかまた皆と一緒にいられますように。
もしもこの世界が失われてしまっても、生まれ変わってまた...
最後の希望を燃え上がらせるかのように、夕日の赤い筋が川...
結局閉鎖は無くなり、いつもの日常が戻ってきた。
今日も各地の板にAAが描かれている。
モナーもいくつかのスレに顔を出した後、投下の合間を縫っ...
足元から聞こえる呻き声に目線を下ろすと、すっかり眠り込...
気持ちよさそうに寝ている兄者とは対照的に、弟者は眉間に...
胸の上に兄者の頭があるのだからさぞかし苦しいだろう。
それでも兄者をどかすことなく、むしろ腕を回して落ちない...
相変わらずの仲の良さに苦笑し、さらに川の方へと降りてい...
すでに来ていたモララー達は、モナーに気付くと手を振った。
草むらに座り込み、あの日と同じように夕日を眺めた。
「何事もなくてよかったね」
「言っただろ、どうせ釣りだって。それにしてもなあ……」
尻尾を揺らしていたギコが突然笑いだした。
「閉鎖は無いとわかった時のモナーのはしゃぎっぷりはすごか...
「抱きつかれた時に、顔に鼻水がついたよ」
「許してほしいモナ」
からかわれることに恥ずかしさを覚えつつも、彼らとまた一...
この世界が消えなくて良かったと心の底から安堵した。
二人の頭越しに見える水面は、陽の光を受けてきらきらと輝...
変わらない風景。変わりゆく世界。
永遠など望めないのは知っている。
だから、いつか消えゆくその日までは、彼らと共にこの世界...
ログに少しでも思い出を刻めるように。
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