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#title(トヲル獅子) 二年ほど前、こちらが荒れていた時に派生して立った801サロンの別スレに落としたものですが、 再投下させていただきます。 超人獅子に出てくる少年(成長後)と獅子人間体です。 当方残念ながらエロが書けません。 エロ書きバッチコーイだぜ、続き書いてやってもいいぜって方がいらっしゃいましたらお願いします。 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 「透、久しぶり、随分大きくなったな」 鳳弦は笑顔で走ってきた。透は眩しそうに弦を見つめた。 弦が美山家を出て十数年、透も社会人になっている。身長は弦と殆ど変わらない。 各地を放浪する弦であったが、透には手紙で近況を報告していた。 この再会は透たっての願いだった。 「鳳さん、元気そうだね」 「ああ、元気だよ。ところでなんだい、悩みって」 「会っていきなり?もうちょっとゆっくり話してからにするよ。まずはうちに来て」 透は弦を促して、自分の住むアパートに向かった。 「透も立派に独り立ちしたな。中学卒業と同時に美山家を出たんだろ?夜間高校に通いながら大変だったろう」 「境遇を嘆いたって仕方ないからね。そういう人生なら頑張るしかないよ」 透は苦労を口にしなかった。弦が獅子であることを知ってからは、獅子の前では言わないと決めている。 ほどなく古ぼけたアパートに到着した。 「ここが僕の家。どうぞ、上がって」 弦は感慨深げにアパートの外観を眺めている。 「ただの古いアパートじゃないか。そんなに珍しい?」 透の問いに弦は笑顔を返した。 「小さかった透がこんな風に一人で住んで、立派な社会人になってるのが嬉しくてな」 小さな台所と畳敷き六畳間のごく普通の間取りだが、綺麗に整理整頓が出来ている。 「透、綺麗好きだな」 透は座布団を勧め、小さなちゃぶ台に茶を置いた。 「そういえば透は恋人はいるのか?」 弦は座布団をあてて、提供された茶を飲みながら尋ねた。 「それなんだよね」 透も座りながらため息をつく。 「なんだ、悩みってそれか?」 「鳳さんは?恋人はいるの?」 一瞬の間があいた。 「…いや、いないよ」 弦は少々硬い表情で笑顔を作っている。 「そう。やっぱりモモ子さんのことがあるから?」 弦はまた言葉に詰まった。 「…うーん、そうなるのかな」 「でもさ、僕思うんだけど、おおとりさんは超人獅子でしょ? モモ子さんがあんな事にならなかったとしても一緒になるのは難しかったんじゃないの?」 「鳳弦という地球人として、モモ子さんと添い遂げるつもりではいたよ。 地球人の平均寿命と同じぐらいの年齢で、鳳弦という人間はこの世から姿を消すことになったはずだ」 「じゃ、鳳さんじゃなくなった後、また違う人の姿になって、その時は恋人を作るんだ」 透の質問攻めに弦は少し戸惑った表情を見せた。 「透、どうしてそんなに俺の恋人にこだわってるんだ?透の悩みは自分の恋人の事じゃないのか?」 「鳳さん、俺…」 「ん?どうした?透、透?」 透が突然涙を見せたので弦は慌てている。 「俺も超人でいたかった。明日虎が羨ましい」 「お前の恋人の話とどう関係あるんだ?明日虎は弟だぞ?俺は透の事も弟のように思っている」 困惑する弦に透が抱きついた。 「寂しかったんだな、透。今までよく一人で頑張った。俺はいつまでもお前のことを見てるよ」 弦は自分に抱きつく透の背に手を回しトントンと叩いた。 透は弦の胸に顔をうずめながらしゃくりあげた。 どれくらいその姿勢でいただろう。 弦は透が満足するまでその体勢を崩さないつもりのようだった。 透はそのまま弦に胸に顔を当てて、心臓の音を聞いていた。 地球人に擬態するというのは内蔵までも精巧にコピーするのだろうか。 透は頭を微妙に動かして弦の胸をまさぐった。 あの超人獅子に抱きついているという喜びが全身を駆け巡る。 「おい、透、くすぐったいよ。どうしたんだ?」 透は顔をうずめたまま答えた。 「僕、好きな人がいるんだ。でも言ったら嫌われそうで言えない」 「その人はお前の存在に気づいているのか?」 「うん、良く知ってるよ。だからこそ好きって言えない」 「男なら思い切ってぶつかってみろよ」 透は突然弦から体を離した。 「鳳さん、もしモモ子さんと一緒になったとして、地球人がどうやって愛を育むか知ってたの?」 「そりゃ、大体は…」 「経験は?」 「…ない」 「僕が教えてあげようか?」 弦は目を白黒させた。 動揺する姿は鳳弦という地球の青年ではなく、エル77星のただの王子様の表情なのだろう。 「透は男だろう?」 「知らなかったの、鳳さん。地球じゃ男女だけが愛を育むとは限らないんだよ」 透は意味深な笑顔で弦を見つめた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! - つ、つづきを…っっ -- [[ななし]] &new{2015-05-09 (土) 20:06:08}; #comment
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#title(トヲル獅子) 二年ほど前、こちらが荒れていた時に派生して立った801サロンの別スレに落としたものですが、 再投下させていただきます。 超人獅子に出てくる少年(成長後)と獅子人間体です。 当方残念ながらエロが書けません。 エロ書きバッチコーイだぜ、続き書いてやってもいいぜって方がいらっしゃいましたらお願いします。 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 「透、久しぶり、随分大きくなったな」 鳳弦は笑顔で走ってきた。透は眩しそうに弦を見つめた。 弦が美山家を出て十数年、透も社会人になっている。身長は弦と殆ど変わらない。 各地を放浪する弦であったが、透には手紙で近況を報告していた。 この再会は透たっての願いだった。 「鳳さん、元気そうだね」 「ああ、元気だよ。ところでなんだい、悩みって」 「会っていきなり?もうちょっとゆっくり話してからにするよ。まずはうちに来て」 透は弦を促して、自分の住むアパートに向かった。 「透も立派に独り立ちしたな。中学卒業と同時に美山家を出たんだろ?夜間高校に通いながら大変だったろう」 「境遇を嘆いたって仕方ないからね。そういう人生なら頑張るしかないよ」 透は苦労を口にしなかった。弦が獅子であることを知ってからは、獅子の前では言わないと決めている。 ほどなく古ぼけたアパートに到着した。 「ここが僕の家。どうぞ、上がって」 弦は感慨深げにアパートの外観を眺めている。 「ただの古いアパートじゃないか。そんなに珍しい?」 透の問いに弦は笑顔を返した。 「小さかった透がこんな風に一人で住んで、立派な社会人になってるのが嬉しくてな」 小さな台所と畳敷き六畳間のごく普通の間取りだが、綺麗に整理整頓が出来ている。 「透、綺麗好きだな」 透は座布団を勧め、小さなちゃぶ台に茶を置いた。 「そういえば透は恋人はいるのか?」 弦は座布団をあてて、提供された茶を飲みながら尋ねた。 「それなんだよね」 透も座りながらため息をつく。 「なんだ、悩みってそれか?」 「鳳さんは?恋人はいるの?」 一瞬の間があいた。 「…いや、いないよ」 弦は少々硬い表情で笑顔を作っている。 「そう。やっぱりモモ子さんのことがあるから?」 弦はまた言葉に詰まった。 「…うーん、そうなるのかな」 「でもさ、僕思うんだけど、おおとりさんは超人獅子でしょ? モモ子さんがあんな事にならなかったとしても一緒になるのは難しかったんじゃないの?」 「鳳弦という地球人として、モモ子さんと添い遂げるつもりではいたよ。 地球人の平均寿命と同じぐらいの年齢で、鳳弦という人間はこの世から姿を消すことになったはずだ」 「じゃ、鳳さんじゃなくなった後、また違う人の姿になって、その時は恋人を作るんだ」 透の質問攻めに弦は少し戸惑った表情を見せた。 「透、どうしてそんなに俺の恋人にこだわってるんだ?透の悩みは自分の恋人の事じゃないのか?」 「鳳さん、俺…」 「ん?どうした?透、透?」 透が突然涙を見せたので弦は慌てている。 「俺も超人でいたかった。明日虎が羨ましい」 「お前の恋人の話とどう関係あるんだ?明日虎は弟だぞ?俺は透の事も弟のように思っている」 困惑する弦に透が抱きついた。 「寂しかったんだな、透。今までよく一人で頑張った。俺はいつまでもお前のことを見てるよ」 弦は自分に抱きつく透の背に手を回しトントンと叩いた。 透は弦の胸に顔をうずめながらしゃくりあげた。 どれくらいその姿勢でいただろう。 弦は透が満足するまでその体勢を崩さないつもりのようだった。 透はそのまま弦に胸に顔を当てて、心臓の音を聞いていた。 地球人に擬態するというのは内蔵までも精巧にコピーするのだろうか。 透は頭を微妙に動かして弦の胸をまさぐった。 あの超人獅子に抱きついているという喜びが全身を駆け巡る。 「おい、透、くすぐったいよ。どうしたんだ?」 透は顔をうずめたまま答えた。 「僕、好きな人がいるんだ。でも言ったら嫌われそうで言えない」 「その人はお前の存在に気づいているのか?」 「うん、良く知ってるよ。だからこそ好きって言えない」 「男なら思い切ってぶつかってみろよ」 透は突然弦から体を離した。 「鳳さん、もしモモ子さんと一緒になったとして、地球人がどうやって愛を育むか知ってたの?」 「そりゃ、大体は…」 「経験は?」 「…ない」 「僕が教えてあげようか?」 弦は目を白黒させた。 動揺する姿は鳳弦という地球の青年ではなく、エル77星のただの王子様の表情なのだろう。 「透は男だろう?」 「知らなかったの、鳳さん。地球じゃ男女だけが愛を育むとは限らないんだよ」 透は意味深な笑顔で弦を見つめた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! - つ、つづきを…っっ -- [[ななし]] &new{2015-05-09 (土) 20:06:08}; #comment
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第68巻
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第66巻
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第63巻
第62巻
第61巻
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