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#title(エルシャダイ ルシフェル×イーノック×ルシフェル) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | エルシャダイ、今度はルシイールシ(?) ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ゲーム発売前につき(ry | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ オリジナルトノサガワカラン | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 彼は「天使に最も近い人間」だという触れ込みだった。 「俺が?」 というのに、その本人は、くだんの評判を聞かせたところで、まったく理解できないとばかり、首を傾げるだけである。 「……自分では、とても思えないんだが」 「だろうな。私も思わない」 イーノックは人間だ。呆れるくらいに人間だから、自分のような生まれついての天使に気に入られたりする。 くつくつと笑い声を立てると、何が可笑しいのか不思議なのだろう、やはり僅かに首を傾げて、こちらを真っ直ぐに見つめてくる。その眼差しを軽くいなすと、ルシフェルは一つ欠伸をし、整えられた芝の上に、ごろりと仰向けに転がった。 エルダー評議会は、天界の中枢にあるから、いつも忙しい。 だが、そんなことは、ルシフェル「様」には、あまり関係のないことだ。神の創りたもうた容姿の影響力は抜群で、ちらりと覗かせたが最後、評議会の面々は、皆、いかに書類に溺れていようと、背筋を伸ばして頭(こうべ)を垂れる。 邪魔かと訊けば、いいえと答える。借りるぞと言えば、どうぞと差し出す。 だからルシフェルは、ちょくちょくこうして、イーノックを連れ出している。 はじめのうちこそ頑なに遠慮していたイーノックも、最近は諦めを知ったのか、おとなしく攫われるようになった。もとより遠慮の口実は「働いている同僚たちに悪い」の一点張りだったのだから、その同僚から行けと言われては、むしろ行かざるを得ないのだ。 彼にしてみれば釈然としない事態であったろう。 とはいえ、そこは、高い順応性を持つ人間のことである。 「ほら」 と右腕を差し出してやると、ほんの一瞬、逡巡するが、すぐ頷いて仰向けになり、素直に頭を預けてくる。 明けの明星の腕を枕に寝る人間の姿など、アークエンジェルたちが見たら卒倒しそうな光景だが、というか実際に卒倒させたことも何度かあるのだが(あのときは、ほんと、参ったよ)、これが何故だか心地が好くて、二人揃ってやめられない。 イーノックはともかくとして、枕になる側のルシフェルまでも、眠りが穏やかになるというのは、まったくもって、不思議な話だ。 「まずいな……」 「ん?」 「貴方とこうしていると、眠くなる」 「眠ればいいだろう」 そもそも二人で昼寝を楽しむつもりで庭まで来たのである。 「大体、働きすぎなんだ、お前は。人間が天使と同量の仕事をこなせると思うのか」 「ああ」 「即答か」 「やってやれないことはない」 「それは私が、……まあいい」 これまで彼の失態を幾つ帳消しにしてやったやら、思うと少々気が遠くなるが、そこは、口を噤んでおく。 「人間は……」 やはり眠いらしい。幾分ぼやけた声をして、イーノックは、目をしばたたく。 「天使に劣る生き物だ。それは確かだと思う」 「どうかな」 「だが、人間には、伸びしろがある。……悩んで、足掻いて、省みて、……昨日の失敗を明日の成功に、親の才を子の能へ、……繋いで、積み重ねていけば、」 「超えられるか?」 「ああ」 天使を。 神を。 ほんの少しだけ挑発的な笑みの色合いは似せたまま、彼とはまるで異なる思いを、ルシフェルは胸の中に持つ。 イーノックもいつかは対峙することになる目論見だ。神に忠実な人間は、同じと信じて疑わなかった天使の裏切りに、この先、まみえる。 既に何度も未来を見ているルシフェルは、鮮明に覚えている。あの目。あの声。あの形相。 「ルシフェル……」 「ん?」 それでも、今は、……「今の彼」には、まだ「無い」話だ。 眠りに落ちる直前の、子供のような顔をしながら、何とか最後に訴えようと頑張っている声を拾う。 「貴方も、寝てくれ……」 「そのつもりだが?」 随分いじらしいことを言う。 「私の体が心配なのか?」 「貴方も、一緒に、……寝て、いれば……」 「ああ」 「アークエンジェルたちも、俺を、……下手には、起こせない、からな……」 「………」 そしてすとんと眠りに落ちた男の顔を睨めつける。 「……いい度胸だ」 頭の下から腕を引き抜いてやろうかと思うが、生じた奇妙な可笑しさと、ほかの何かに止められる。嘆息に似た息を吐き、一瞬の笑みを閃かせると、ルシフェルは、自身も目を閉じて、そのまま眠りが来るのを待った。 それは、神がノアの洪水を計画する、少し以前の光景。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 神は言っている……「リア充タヒね」と…… | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ - 萌えた。こいつらこんなに可愛くて大丈夫か? -- &new{2010-11-08 (月) 22:22:53}; - 大丈夫だ、問題ない。大天使の腕枕とかえのっちマジ果報者 -- &new{2010-11-08 (月) 23:11:39}; - 神は言っている…もうお前らゴールインしろよと… -- &new{2010-11-09 (火) 12:43:40}; #comment
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#title(エルシャダイ ルシフェル×イーノック×ルシフェル) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | エルシャダイ、今度はルシイールシ(?) ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| ゲーム発売前につき(ry | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ オリジナルトノサガワカラン | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 彼は「天使に最も近い人間」だという触れ込みだった。 「俺が?」 というのに、その本人は、くだんの評判を聞かせたところで、まったく理解できないとばかり、首を傾げるだけである。 「……自分では、とても思えないんだが」 「だろうな。私も思わない」 イーノックは人間だ。呆れるくらいに人間だから、自分のような生まれついての天使に気に入られたりする。 くつくつと笑い声を立てると、何が可笑しいのか不思議なのだろう、やはり僅かに首を傾げて、こちらを真っ直ぐに見つめてくる。その眼差しを軽くいなすと、ルシフェルは一つ欠伸をし、整えられた芝の上に、ごろりと仰向けに転がった。 エルダー評議会は、天界の中枢にあるから、いつも忙しい。 だが、そんなことは、ルシフェル「様」には、あまり関係のないことだ。神の創りたもうた容姿の影響力は抜群で、ちらりと覗かせたが最後、評議会の面々は、皆、いかに書類に溺れていようと、背筋を伸ばして頭(こうべ)を垂れる。 邪魔かと訊けば、いいえと答える。借りるぞと言えば、どうぞと差し出す。 だからルシフェルは、ちょくちょくこうして、イーノックを連れ出している。 はじめのうちこそ頑なに遠慮していたイーノックも、最近は諦めを知ったのか、おとなしく攫われるようになった。もとより遠慮の口実は「働いている同僚たちに悪い」の一点張りだったのだから、その同僚から行けと言われては、むしろ行かざるを得ないのだ。 彼にしてみれば釈然としない事態であったろう。 とはいえ、そこは、高い順応性を持つ人間のことである。 「ほら」 と右腕を差し出してやると、ほんの一瞬、逡巡するが、すぐ頷いて仰向けになり、素直に頭を預けてくる。 明けの明星の腕を枕に寝る人間の姿など、アークエンジェルたちが見たら卒倒しそうな光景だが、というか実際に卒倒させたことも何度かあるのだが(あのときは、ほんと、参ったよ)、これが何故だか心地が好くて、二人揃ってやめられない。 イーノックはともかくとして、枕になる側のルシフェルまでも、眠りが穏やかになるというのは、まったくもって、不思議な話だ。 「まずいな……」 「ん?」 「貴方とこうしていると、眠くなる」 「眠ればいいだろう」 そもそも二人で昼寝を楽しむつもりで庭まで来たのである。 「大体、働きすぎなんだ、お前は。人間が天使と同量の仕事をこなせると思うのか」 「ああ」 「即答か」 「やってやれないことはない」 「それは私が、……まあいい」 これまで彼の失態を幾つ帳消しにしてやったやら、思うと少々気が遠くなるが、そこは、口を噤んでおく。 「人間は……」 やはり眠いらしい。幾分ぼやけた声をして、イーノックは、目をしばたたく。 「天使に劣る生き物だ。それは確かだと思う」 「どうかな」 「だが、人間には、伸びしろがある。……悩んで、足掻いて、省みて、……昨日の失敗を明日の成功に、親の才を子の能へ、……繋いで、積み重ねていけば、」 「超えられるか?」 「ああ」 天使を。 神を。 ほんの少しだけ挑発的な笑みの色合いは似せたまま、彼とはまるで異なる思いを、ルシフェルは胸の中に持つ。 イーノックもいつかは対峙することになる目論見だ。神に忠実な人間は、同じと信じて疑わなかった天使の裏切りに、この先、まみえる。 既に何度も未来を見ているルシフェルは、鮮明に覚えている。あの目。あの声。あの形相。 「ルシフェル……」 「ん?」 それでも、今は、……「今の彼」には、まだ「無い」話だ。 眠りに落ちる直前の、子供のような顔をしながら、何とか最後に訴えようと頑張っている声を拾う。 「貴方も、寝てくれ……」 「そのつもりだが?」 随分いじらしいことを言う。 「私の体が心配なのか?」 「貴方も、一緒に、……寝て、いれば……」 「ああ」 「アークエンジェルたちも、俺を、……下手には、起こせない、からな……」 「………」 そしてすとんと眠りに落ちた男の顔を睨めつける。 「……いい度胸だ」 頭の下から腕を引き抜いてやろうかと思うが、生じた奇妙な可笑しさと、ほかの何かに止められる。嘆息に似た息を吐き、一瞬の笑みを閃かせると、ルシフェルは、自身も目を閉じて、そのまま眠りが来るのを待った。 それは、神がノアの洪水を計画する、少し以前の光景。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 神は言っている……「リア充タヒね」と…… | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ - 萌えた。こいつらこんなに可愛くて大丈夫か? -- &new{2010-11-08 (月) 22:22:53}; - 大丈夫だ、問題ない。大天使の腕枕とかえのっちマジ果報者 -- &new{2010-11-08 (月) 23:11:39}; - 神は言っている…もうお前らゴールインしろよと… -- &new{2010-11-09 (火) 12:43:40}; #comment
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