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#title(新Petshop Of Horrors レオン×D伯爵) |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )オリジナル設定にお気をつけて! アメリカのチャイナタウンのペットショップから、日本にいついて数年。 そしてレオンがアメリカから伯爵を追ってきて一年。 最近では、住む所も見つかり、仕事もついでに見つかったので、伯爵の所に来ないでいる。 『仕事が忙しい』 それが彼の言い分だったのだが。 「…?…!」 かさ、と、手には白い封筒が握られている。中に入っていた便箋を取り出すと、伯爵の顔色が変わった。 「伯爵どうしたの?」 アライグマのポンちゃんが、くいくい、と伯爵の服のすそを引っ張る。 ポストに入っていたのは、英字の封書だった。 ここから結構遠い所に位置するレオンからの手紙は、伯爵の心を密かに躍らせた。 『二十六日から二十九日まで休みが取れた。それくらいに新宿に行く。新中華街のお前の店に行く』 たったこれだけしか書いていなかったが、ふ、と、伯爵は表情をほころばせた。 「そろそろ、刑事さんが来ますよ。明後日ですね」 にっこり笑うと、伯爵はここのところしていなかった掃除を始める。それにならって、ペットショップの動物たちも走り回る。 伯爵は塵取りと箒を持って、マスクをして。 これだけ見るとチャイナタウンのペットショップの店員には見えない。 がたん、がちゃん! 動物たちも手伝ってくれるのは嬉しいが、七割は邪魔をしてくれるのが悩みの種だ。 今もつぼを転がして欠けさせている。 蛇たちが、つぼにまきついてなおそうとしているのだが、当然直るわけがない。 ポンちゃんはたらいに水を張って、取り替えたばかりのソファのシートを洗っている。 「ああもう、皆さんじっとしててください!」 「伯爵、閉店の札だしとくぞ?」 テッちゃんが札を持ち、扉を開けたところで、太子と鉢合せした。 ネオチャイナタウンのオーナー、劉武飛だ。 最近は昔のレオンのごとく、ペットショップに入り浸っている。 「おや、太子…すみませんが今は掃除中なので出て行ってくださいまし」 ぐいぐいと背中を押すと、太子を外へと追いやる。 「な、なんだなんだ。ははん、さては『女』でも出来たな」 にやりと笑うと、扉の前で立ち止まる。 伯爵はむっとして、首を振る。正確には『男』なわけで。 その眼鏡に鉄拳を入れてやろうと思ったが、掃除は山積みだ。 さっさと太子を追い出すと、やや乱暴に扉を閉めた。 追い出された太子はというと、つまらなそうに、お付の陳を連れてネオチャイナタウンを歩き出した。 「さ、て」 だいぶ片付いた。絨毯も埃一つ落ちていない。 なんだかんだ言って、レオンの来訪を心待ちにしていた。いつもポーカーフェイスな伯爵が、めずらしくニコニコしている。 「刑事さんはオレンジ・ペコはおすきでした?どうでしょうね、とりあえずクッキーでも焼いておきましょうか」 うきうき。隠し切れない喜び。そうして待ちに待った三日目が来た。 「…」 「伯爵?」 太子が、ソファで眠っている伯爵を見つける。 お付の陳がいないときにやってきたので、なんとなくその顔に存分に魅入ることが出来た。 柔らかそうな唇から、息が漏れる。スースーと気持ちよさそうに寝ているのだ。 「…伯…」 その唇に指が触れたとき、急にがたんと音がして、はっとしてそちらを見た。入り口だ。 「ウース!ディー!来てやったぞー」 勢いよくドアを蹴り飛ばした先には、ソファにて、伯爵が転がっていた。 しかもその唇には例の男が触れている。単細胞なレオンは一瞬止まると、大声でまくし立てた。 「あにやってんだよ!てめーがここのビルのオーナーって奴だな!ディーの所によく出入りしてるのは知ってるぜ!」 「いや、別に何もしていないが」 すました顔で、伯爵から離れる。 だがレオンの怒り…というよりは嫉妬はおさまらない。 乱暴に太子の背をぐいぐいと突き飛ばしながら出口へ導く。 「でてけでてけ!」 「…ん」 その物音と声で、伯爵が覚醒した。 もそりと起き上がると、扉がしまった所だということに気づいた。ぼんやりとした視線の先には、レオンがいつもの格好で立っている。 「刑事さん…」 「もう刑事じゃねーけどな。大体なんで俺が来るのに寝てんだよ、そんなに嫌か?」 くい、と、あごを持ち上げて、問う。 軽い格好のレオンといつもきっかりスーツを着込んでいる太子とは、そういう面では正反対であったが、性格は意外と似ている。 レオンも太子も、まっすぐな所があるが、レオンのほうが少々うるさい。 そしてしつこい。 それでも伯爵がレオンを選んだのには、その頑固さに惹かれたからだろう。 「…ずっと、待ってましたよ…」 「え」 少し体を更に起こして、レオンの首に抱きついた。 寝ぼけているのだろうか、いつもの伯爵にはありえない色気があった。 「…」 「おい。ディー?」 すうすうと寝息を立てて、そのまま寝てしまった。 動かないディーを見て、店内が異様に前に来た時より整頓され、机には菓子が置かれているのに気づいた。 「ずっと…待ってました…会いたかったです…」 寝言のような真の言葉。 いや、きっと寝言なのだろうが、このまま放っておくには行かない。 「レオンー」 アライグマのポンちゃんが、レオンの足にしがみついた。 今のレオンには、店内の動物たちがきちんと人間に見えていた。必然的にポンちゃんも、可愛らしいふりふりの洋服をきた女の子に見えるわけだ。 「お、ポン太。ディーが何かおかしいけど、何かあったのか?」 「ずっとレオンを待っていて、待ち疲れたの。寝かせてあげたら?」 ふふん、と、ポンちゃんがレオンに提案をする。 と入っても、この前のような、迷路を行って無事に帰れるとは限らない。と、考えて困っていると、ポンちゃんが案内するという。 ポンちゃんはこのペットショップの一員、伯爵の部屋をもちろん知っていた。 さて、奥の扉を開けると、例のごとく無茶苦茶な迷路と無数の扉が広がっていた。 (よくこいつらは迷わないよな…) 眠っている伯爵を姫抱きにすると、ポンちゃんに案内される。どこをどういったかすでに覚えていない。 ひときわ豪華な扉の前に立つと、ポンちゃんは扉を開けようと、背伸びをする。が、届かない。 「おう。ポン太わりぃな、後は俺がやるから戻っててくれ」 「じゃあねーレオン。戻るときは伯爵かと、そこらにいる子たちにはなしかけてもらえれば大丈夫よ」 ベッドに、伯爵を寝かせる。 やわらかいベッドの上で、眠っていた伯爵は三十分ほどして完全に目を覚ました。 がばりと起き上がると、辺りを見回す。 隣の椅子の上に、肘をついてこちらを見ているレオンに気がついて、ほっと胸をなでおろす。 「帰らなかったんですね」 「眠っているお前をほうっといて帰るのもな。それに俺のこと待ってて待ち疲れて寝たって?」 けらけら笑いながら、タバコを取り出してライターで火をつけようとするのを、伯爵がタバコを取り上げて吸うのを阻止した。 「何すんだよ。!」 軽い口付けが、レオンの唇に落とされた。 「…」 恥ずかしそうにそっぽを向いた伯爵を、がばちょと襲う。 もう一度ベッドに押し倒された伯爵は正直あせったが、それもそのはず、二ヶ月はいたしていないのだ、風俗も行ってなければ今ので火が付くのは当たり前かともおもった。 「ディー」 熱っぽい視線で見つめられ、荒々しく口付けられる。したが、歯列をなぞって、唾液が混ざり合う。情熱的な口付けだった。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )まだ続くけどいったん区切ります。近いうちに再開します #comment
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#title(新Petshop Of Horrors レオン×D伯爵) |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )オリジナル設定にお気をつけて! アメリカのチャイナタウンのペットショップから、日本にいついて数年。 そしてレオンがアメリカから伯爵を追ってきて一年。 最近では、住む所も見つかり、仕事もついでに見つかったので、伯爵の所に来ないでいる。 『仕事が忙しい』 それが彼の言い分だったのだが。 「…?…!」 かさ、と、手には白い封筒が握られている。中に入っていた便箋を取り出すと、伯爵の顔色が変わった。 「伯爵どうしたの?」 アライグマのポンちゃんが、くいくい、と伯爵の服のすそを引っ張る。 ポストに入っていたのは、英字の封書だった。 ここから結構遠い所に位置するレオンからの手紙は、伯爵の心を密かに躍らせた。 『二十六日から二十九日まで休みが取れた。それくらいに新宿に行く。新中華街のお前の店に行く』 たったこれだけしか書いていなかったが、ふ、と、伯爵は表情をほころばせた。 「そろそろ、刑事さんが来ますよ。明後日ですね」 にっこり笑うと、伯爵はここのところしていなかった掃除を始める。それにならって、ペットショップの動物たちも走り回る。 伯爵は塵取りと箒を持って、マスクをして。 これだけ見るとチャイナタウンのペットショップの店員には見えない。 がたん、がちゃん! 動物たちも手伝ってくれるのは嬉しいが、七割は邪魔をしてくれるのが悩みの種だ。 今もつぼを転がして欠けさせている。 蛇たちが、つぼにまきついてなおそうとしているのだが、当然直るわけがない。 ポンちゃんはたらいに水を張って、取り替えたばかりのソファのシートを洗っている。 「ああもう、皆さんじっとしててください!」 「伯爵、閉店の札だしとくぞ?」 テッちゃんが札を持ち、扉を開けたところで、太子と鉢合せした。 ネオチャイナタウンのオーナー、劉武飛だ。 最近は昔のレオンのごとく、ペットショップに入り浸っている。 「おや、太子…すみませんが今は掃除中なので出て行ってくださいまし」 ぐいぐいと背中を押すと、太子を外へと追いやる。 「な、なんだなんだ。ははん、さては『女』でも出来たな」 にやりと笑うと、扉の前で立ち止まる。 伯爵はむっとして、首を振る。正確には『男』なわけで。 その眼鏡に鉄拳を入れてやろうと思ったが、掃除は山積みだ。 さっさと太子を追い出すと、やや乱暴に扉を閉めた。 追い出された太子はというと、つまらなそうに、お付の陳を連れてネオチャイナタウンを歩き出した。 「さ、て」 だいぶ片付いた。絨毯も埃一つ落ちていない。 なんだかんだ言って、レオンの来訪を心待ちにしていた。いつもポーカーフェイスな伯爵が、めずらしくニコニコしている。 「刑事さんはオレンジ・ペコはおすきでした?どうでしょうね、とりあえずクッキーでも焼いておきましょうか」 うきうき。隠し切れない喜び。そうして待ちに待った三日目が来た。 「…」 「伯爵?」 太子が、ソファで眠っている伯爵を見つける。 お付の陳がいないときにやってきたので、なんとなくその顔に存分に魅入ることが出来た。 柔らかそうな唇から、息が漏れる。スースーと気持ちよさそうに寝ているのだ。 「…伯…」 その唇に指が触れたとき、急にがたんと音がして、はっとしてそちらを見た。入り口だ。 「ウース!ディー!来てやったぞー」 勢いよくドアを蹴り飛ばした先には、ソファにて、伯爵が転がっていた。 しかもその唇には例の男が触れている。単細胞なレオンは一瞬止まると、大声でまくし立てた。 「あにやってんだよ!てめーがここのビルのオーナーって奴だな!ディーの所によく出入りしてるのは知ってるぜ!」 「いや、別に何もしていないが」 すました顔で、伯爵から離れる。 だがレオンの怒り…というよりは嫉妬はおさまらない。 乱暴に太子の背をぐいぐいと突き飛ばしながら出口へ導く。 「でてけでてけ!」 「…ん」 その物音と声で、伯爵が覚醒した。 もそりと起き上がると、扉がしまった所だということに気づいた。ぼんやりとした視線の先には、レオンがいつもの格好で立っている。 「刑事さん…」 「もう刑事じゃねーけどな。大体なんで俺が来るのに寝てんだよ、そんなに嫌か?」 くい、と、あごを持ち上げて、問う。 軽い格好のレオンといつもきっかりスーツを着込んでいる太子とは、そういう面では正反対であったが、性格は意外と似ている。 レオンも太子も、まっすぐな所があるが、レオンのほうが少々うるさい。 そしてしつこい。 それでも伯爵がレオンを選んだのには、その頑固さに惹かれたからだろう。 「…ずっと、待ってましたよ…」 「え」 少し体を更に起こして、レオンの首に抱きついた。 寝ぼけているのだろうか、いつもの伯爵にはありえない色気があった。 「…」 「おい。ディー?」 すうすうと寝息を立てて、そのまま寝てしまった。 動かないディーを見て、店内が異様に前に来た時より整頓され、机には菓子が置かれているのに気づいた。 「ずっと…待ってました…会いたかったです…」 寝言のような真の言葉。 いや、きっと寝言なのだろうが、このまま放っておくには行かない。 「レオンー」 アライグマのポンちゃんが、レオンの足にしがみついた。 今のレオンには、店内の動物たちがきちんと人間に見えていた。必然的にポンちゃんも、可愛らしいふりふりの洋服をきた女の子に見えるわけだ。 「お、ポン太。ディーが何かおかしいけど、何かあったのか?」 「ずっとレオンを待っていて、待ち疲れたの。寝かせてあげたら?」 ふふん、と、ポンちゃんがレオンに提案をする。 と入っても、この前のような、迷路を行って無事に帰れるとは限らない。と、考えて困っていると、ポンちゃんが案内するという。 ポンちゃんはこのペットショップの一員、伯爵の部屋をもちろん知っていた。 さて、奥の扉を開けると、例のごとく無茶苦茶な迷路と無数の扉が広がっていた。 (よくこいつらは迷わないよな…) 眠っている伯爵を姫抱きにすると、ポンちゃんに案内される。どこをどういったかすでに覚えていない。 ひときわ豪華な扉の前に立つと、ポンちゃんは扉を開けようと、背伸びをする。が、届かない。 「おう。ポン太わりぃな、後は俺がやるから戻っててくれ」 「じゃあねーレオン。戻るときは伯爵かと、そこらにいる子たちにはなしかけてもらえれば大丈夫よ」 ベッドに、伯爵を寝かせる。 やわらかいベッドの上で、眠っていた伯爵は三十分ほどして完全に目を覚ました。 がばりと起き上がると、辺りを見回す。 隣の椅子の上に、肘をついてこちらを見ているレオンに気がついて、ほっと胸をなでおろす。 「帰らなかったんですね」 「眠っているお前をほうっといて帰るのもな。それに俺のこと待ってて待ち疲れて寝たって?」 けらけら笑いながら、タバコを取り出してライターで火をつけようとするのを、伯爵がタバコを取り上げて吸うのを阻止した。 「何すんだよ。!」 軽い口付けが、レオンの唇に落とされた。 「…」 恥ずかしそうにそっぽを向いた伯爵を、がばちょと襲う。 もう一度ベッドに押し倒された伯爵は正直あせったが、それもそのはず、二ヶ月はいたしていないのだ、風俗も行ってなければ今ので火が付くのは当たり前かともおもった。 「ディー」 熱っぽい視線で見つめられ、荒々しく口付けられる。したが、歯列をなぞって、唾液が混ざり合う。情熱的な口付けだった。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )まだ続くけどいったん区切ります。近いうちに再開します #comment
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