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#title(兜町・前編) [#v1730f58] 闇金ウシジマくんで樺谷×丑嶋社長。珍しく押され気味の社長と、チャラくて怪しくて意外と押し が強い色男でBLというより2人のゲイでエロあり。単行本9巻ラスト後をイメージして頂ければ ありがたいです。無駄にエロが長くなったので分けて投下します。 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! ニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所、上海証券取引所と並び称される日本の有価証券 売買等を行う最大手証券取引所、東京証券取引所は東京都中央区日本橋兜町2番地1号に存在する。 ここでは日々多くの株式が売買されるが、大きな利益を得るのはなかなか難しい。例え優良企業に 投資したとしても、思わぬ自体で株価が暴落なんて事も大いに起こりうる。 そんな思わなぬ自体が起こり、優良新興企業であった巨魂テクノロジーが倒産したから約3か月後 の夜、東京証券取引所がある場所から程近い公園の入口付近に、まだ新車同然のハマーH2に二人の 男が乗っていた。 運転席の男、丑嶋は鞄から分厚い封筒を取り出し、隣の助手席の男、樺谷に手渡す。 封筒を受け取った樺谷は見かけに違わずズシリとした重みに笑みを見せた。一応封筒の中身を見て みると、中には金額よりも重さで計った方が速そうな一万円札の束が入っている。いや、束など という生易しい量ではない。束、束、束、およそ900万円はあろうかと言う尋常ならざる金額だ。 本当は現金で渡すのは危険なのだが、銀行口座で通帳に900万円も一気に振り込まれれば銀行が 不信感を持ち、金の出所を詮索されるだろう。何より、通帳に並んだ数字よりも重みを持った現金 の重厚感がある。つい2か月近く前に樺谷、丑嶋、それにこの場にはいないが、樺谷と違い大手 証券会社に実際に務める木都根との3人でした仕事の徒労と引き換えの達成感と充実感をもたら してくれる。 樺谷は中身が豊富すぎできっちり締まらない封筒の口を息で拭き、ご機嫌な様子だ。 丑嶋は樺谷に視線を合わさず、もう一つ別の封筒を差し出した。今度の封筒には必要経費などが 細かく書かれた紙が入っていた。 「収入印紙代や、取り揃えた書類代・・・。後は、ん?」 紙を見ていた樺谷は必要経費リストの中に身に覚えのない物を発見し、丑嶋の顔を窺う。 丑嶋は落ち着き払った様子で胸ポケットに入れていた温かい缶コーヒーを2本取り出し、1本を 樺谷に渡した。 「ほら、缶コーヒー代、だ」 リストの中にはきっちり缶コーヒー代が加算され、樺谷の取り分から引かれている筈だ。だが、 リストの缶コーヒー代は240円とある。手渡されたのは1本だけ。と、いうことは、丑嶋の分は 樺谷の奢りだ。 樺谷は丑嶋のがめつさを怒る気にもなれずに苦笑するしかなかった。 丑嶋は自分の手の中にある缶コーヒーを開けた。プルトップの開く音のすぐ後、缶コーヒー らしい安っぽいくせに妙に強く香るコーヒーの匂いが車内に拡がる。缶自体はまだまだ素手で持つ のには熱いくらいなのに、肝心の中身はぬるい程度だ。これでは暖はとれない。 自分が用意しておいて、少し時間が経ったせいでぬるくなってしまった缶コーヒーに機嫌を悪く し、丑嶋は樺谷をチラリと見た。 樺谷は缶コーヒーには口を付けず、未開封の缶を自分の頬に当てている。そんなことをしても 温かくは無い筈だ。 「樺谷、何してんだ?」 「温かいね」 「いや、冷えてるだろ」 手に持った缶を転がし、それなりにお年を重ねた女性が美顔ローラーで顔を触るようにする樺谷に 冷たい声で言ってやるが、樺谷は丑嶋のクールすぎる突込みを意に解さずに缶を頬に擦り付ける。 「確かに冷えかけてるけど、丑嶋くんの豊満な胸板の上で温まっていたと思えば、ねぇ」 大変不愉快な樺谷の言い分に丑嶋は気持ちが悪くなり、いかにも優男な樺谷の薄い背中を押して 車から降ろそうとする。 「もう金は渡したし、帰れ」 丑嶋は一言だけ言って黙ってしまった。手はギアを握り締めている。樺谷はその手の上にやんわり 重ね合わせた。 「手を離して。もう少し遊ぼ」 丑嶋は不機嫌そうに口を尖らせ、ハンドルに添えた指でハンドルをトントン叩く。もう片方は 相変わらずギアを握ったままだ。 頑なにギアを離そうとしない丑嶋の手を樺谷の手がまた撫でた。今度は手の甲を撫でるのでは なく、指の又に指を差し込んでやり愛撫するようにくすぐってやる。すると丑嶋の手の力は緩む どころかさらに強くなった。嫌がって力が強まったのではない。丑嶋は案外敏感だし、触られる ことに慣れていないので、こうして撫でてやるだけで反応するのだ。 手の甲に血管が浮き出るほど握り締め、丑嶋はひたすら耐える。樺谷はただ単純に手を撫でて くるだけなのだから、こんなので反応していたらおかしく思われてしまう。こんなのは親が子供に 施してもおかしくないことだ。だが、丑嶋はくすぐったいような感じが気持ちよく、気持ちが 良い故に樺谷の手を乱暴に払ってしまった。 「止めろ」 ついにギアから離れた丑嶋の手は樺谷の手を払い、今度は自分の太ももの上に置かれた。樺谷は 意地が悪く、丑嶋の太ももに置かれた手を追って自分の手をまた合わせる。しかも、単に添える ように置いて撫でるのではなく、恋人同士がするように指を絡ませ合って解けないようにした。 丑嶋は諦めて樺谷のしたいようにさせた。だが、決して自分からは指を絡めずにいる。 広い、といっても所詮車内。閉鎖された空間での短い二つの手の鬼ごっこは樺谷が勝つ形で 終了した。 すぐに丑嶋が貧乏ゆすりを始めた。目の前の車備え付けの時計を見て、まるで「時間がない んだ」、とばかりに忙しなく動く。 今はもう深夜1時を過ぎている。いくら不測の事態が起こりうる闇金業者とはいえ、いくらなん でももう業務は終了している筈だ。それに人と会う時間でもないだろう。丑嶋に用事なんてある 筈がない。恐らく忙しそうにしてこの場から逃げようとしているのだろうが、樺谷がそんな 子供だましに乗る訳はない。 けれど、乗りかかってやっても良いかも、と樺谷は思った。あくまで、「乗りかかる」だけで、 「乗る」訳ではないのだが。丑嶋の白々しい態度に乗りかかって、嘘の用事よりも自分といる ことの利益を与えてやれば、丑嶋は逃げられない。樺谷が撒く餌に丑嶋が乗り気かどうかなんて どうでもいいのだ。丑嶋が嘘を突き通そうというのを、樺谷が自分といるように利益を出せば、 こんな深夜に、しかも嘘の理由を突き通すのは余りに無茶な言い訳で、丑嶋の嘘の態度は破綻 せざるをえない。 樺谷は先ほど丑嶋から渡された現金入りの封筒を出し、中から適当に摘んで札を引き出した。 適当にやったので思ったよりも沢山出してしまった。厚みからいって、おそらく10万円。 抜き取った10万円を丑嶋の目の前に突き出す。丑嶋はギロリと眼光鋭く睨んできた。 「何だ?」 「丑嶋くんの1時間、これで買うよ」 「は?」 樺谷が金を差し出すと、丑嶋は癖なのか思わず受け取ってしまった。手馴れた手つきで扇形に 札を開き、目で確認しているが、すぐに顔を挙げて首を捻る。 「買うって・・・。馬鹿か」 「駄目かい?安すぎた?」 「いや、金額の問題じゃねェだろ」 安い、ということは無い。どこのアホが23歳、190センチオーバーの男に1時間10万円を払うと いうのか。丑嶋は職業柄からこういう場合の値段の基準を知っているが、男の場合、大体は一時間 1万5000円に交通費と称して1000円、合計1万6000円が相場だ。10万円なんてよっぽどの事情か、 よっぽどの事をされるかの値段だ。 不気味に感じ、樺谷に金を返そうとするが、樺谷は受け取らない。 「良いでしょ?会社の売り上げじゃなくて丑嶋くんのプライベートに使えば良いじゃないか」 樺谷は丑嶋から金を受け取ったものの、そのまま丑嶋の上着の胸ポケットにねじ込んでしまった。 二つ折りにされた10万円は厚みがあり、先程まで缶コーヒーが入っていたポケットを中から 盛り上げた。不恰好だし、邪魔だし、と丑嶋がポケットから金を取り出そうとすると、樺谷が 丑嶋の上着に手をかけ、召使のような恭しい手つきで脱がせてきた。 「樺谷?」 何を、と問う前に樺谷が丑嶋の上着を持って後部座席に移動する。ドアを開けて外から行かず、 運転席と助手席の狭い間から移動するものだから自慢のハマーH2が揺れる。 「おい!上着返せ」 季節は冬。まだまだ上着なしでは寒い。樺谷と会う前、どうせ暖房を効かせた車内で用事は 済ませるので、と上着の下には冬用の厚い服ではなく、割とぴっちりとしたシャツしか着て いない。 寒さに身震いしながら後部座席に移った樺谷に手を差し出すと、樺谷は上着を返さず、丑嶋 の腕を引っ張って後部座席に引き込もうとしてきた。 如何にも伊達男な樺谷だが、丑嶋の腕を引く力は予想外に強い。 「何するんだよ・・・」 生まれつき切れ長な鋭い眼をさらに細くして樺谷を睨む。だが、樺谷はひるむことなく丑嶋を 引っ張る。 「まあ、いいからさ、ちょっとこっちおいでって」 樺谷は掴んだ丑嶋の腕を自分の顔の方に引きよせ、近づけた手のひらにキスをした。 丑嶋は樺谷の気障な行動に寒気を感じ、腕を強く振って振りほどいた。 どうにも樺谷相手だと調子が狂う。自分の威光も通じない余裕ぶった態度と、陰と陽が性格俳優 のように変わる本心が見えない顔、怪しさと色気の同居した口調と笑顔には、普通の人ならば ほだされそうになるだろう。いかにも若さと才能あふれる証券マンに見える樺谷には丑嶋も一目 置いているし、世話になることもあるが、全てを信じれるような男ではない。 明らかに怪しいものでも見る様な目つきで樺谷をジロジロ見るが、樺谷は後部座席からおいで おいでと手招きするだけだ。 まだ綺麗な車で土足で足を動かすなんて堪らない。丑嶋は運転席のドアを開け、一旦外に出て から後部座席に移動する。後部座席のドアを開けて、樺谷とは少し離れて座る。 「そんな遠くじゃなくて、もっとこっちにおいで」 樺谷の手が、警戒心丸出しの丑嶋の肩を優しく抱き寄せた。大きな体は案外簡単に抱き寄せられ、 後部座席のソファにもたれかかっている樺谷の膝の上に横倒しで着地した。いわゆる膝枕の状態だ。 見降ろされている丑嶋の眉間に皺が寄りかかる。 樺谷は丑嶋の厚ぼったい唇から汚ない言葉がでる前に膝の上にある丑嶋の耳を甘噛みする。 「う・・・」 短く切られた髪では耳一つ隠せず、無防備な耳は樺谷によって弄られ、くすぐったさと心地 よさに身悶えするしか出来ない。 「樺谷、ここでかよ?」 身震いを極力無くそうと耐えながら樺谷を睨みつけ、丑嶋は問う。 「うん。たまにはこういう所でするのも刺激的じゃない?」 「だが・・・、ふっ」 樺谷は言い訳がましく文句を言い繕う丑嶋を無視し、舌を尖らせて耳の上の辺を舐める。舌を 耳の外かくに合わせて段々下に下ろしていく。左の耳朶にはリング状のシルバーのピアスが2つ あり、尖らせた舌で2つのピアスの狭い間の肉を刺激してやると、丑嶋の耳の周辺には一気に鳥肌 がたってきた。 「んん、んっ」 あまり人に触れるのも触れられるのも好きではない丑嶋だが、色男の部類に入る樺谷の見た目と、 天性の物なのか鍛え上げたものなのかは分からないが、卓越した性のテクニックには毎回弄ばれる。 嫌だと言う前に身体はたぶらかされる。故に、このように大人しくされるがままになってしまう。 正直今日だって、このような事態は予想していたのだ。 勿論、余り度の過ぎた真似はさせないし、頭はずっと冷静なままだ。それに気持ちがいい物は 気持ち良い。それになにか問題があるのだろうか。所詮男同志。仕事と、大っぴらに言えない人脈を 辿って出会った2人の性癖が一致し、セフレとも言える関係になったのならば、抱かれて何が悪い。 丑嶋が、樺谷にいいようにされている自分自身のプライドへの言い訳を頭の中で並べていると、 唾液まみれの舌が耳孔に侵入してきた。 「くっ」 尖った舌は耳孔を深々と犯したかと思うと、耳の内部の肉を擦りあげながら出て行く。丑嶋が 強張った体の力を緩めようとしたが、すぐにまた舌が唾液を絡ませて奥に侵入してきた。 「んっ!」 丑嶋の体が樺谷の膝の上で更に強張る。狭い耳孔は舌という異物に無残に犯され、耳たぶ を伝って泡立った唾液が滴り落ちる。甘く痺れはじめた脳味噌には大音量で濡れたいやらしい 音が響く。まるで耳を後孔に見立ててレイプされているようだ。 堪らず丑嶋が身を激しく捩ると、舌の抽送は止まり、耳から聞こえていた水温が止んだ。だが、 舌の動きは止んでも耳孔の中で唾液の泡が弾けてプチプチと音がする。丑嶋は泡が弾ける度に 小刻みに体を震わせた。 「耳、弱いね」 樺谷の欲に濡れた声が吹きこまれる。せっかく舌から解放されたというのに、また丑嶋の体は ビクリとした。 「うるせぇ・・・。少しだけだ」 耳元で囁く樺谷の顔を闇雲に手で払う。一方的に抱かれるのは慣れていないし、やはり恥ずかしい。 樺谷はどうしても素直になれない丑嶋を笑い、頭の下から膝を引き抜き、丑嶋をソファに寝かせた。 大柄な丑嶋はややソファからはみ出た感じになるが、流石もともとはアメリカの軍用車を民営車に したハマーシリーズ。ストレスを感じるほど狭くない。 仰向けになった丑嶋の口は真一文字に結ばれていて、頬も左程紅潮している様子はない。冷静 極まりない男の顔がある。 車内の灯りがルームミラーの下の小さなライトだけなので見えにくいということもあるが、その 小さな灯りでもまざまざと見えてしまうほどに乱してしまいたい。樺谷はそう思い、耳よりも敏感な 胸に視線を注いだ。 上着を取られた上半身には白いシャツ。マメで清潔な丑嶋のことだから、しっかり洗濯しているの だろう。厚い素材でもないので、耳への愛撫で身体から滲んだ汗のせいで素肌にくっ付き、筋肉で 隆起した胸の形が見える。それに、軽く立ちあがった乳首の形も。 白いシャツが濡れて肌色の肌と、可憐なピンク色、とまではお世辞には言えないものの、色素の それなりについた感じが却っていやらしい乳首が透けて見えるのは、なかなか卑猥だ。 樺谷は仄かな灯りを頼りにして、喘ぐ呼吸に合わせて上下する胸を凝視した。 「見てんじゃねェよ」 ちゃんとシャツを着ているのにも関わらず、赤裸々に樺谷の視線を受けるのが恥ずかしいのだろう。 丑嶋は荒い呼吸を沈めようと深呼吸をした。 しかし、深呼吸したことにより肺が膨らみ、結果胸は内部の空気によって一段と大きく上下する。 グッと持ちあがった胸板は丑嶋の羞恥心とは裏腹に樺谷の視線を釘づけにする。 樺谷の眼から見て、丑嶋の表情は「それ以上見たら許さねェ」と訴えているが、体の反応は少し 違うようだった。苦しそうに突き出された胸の先端には明らかに変化が生まれている。シャツを 内側から押し上げている乳首は、存在を誇示するようにぷっくりと膨らみ、視線による喜びを得て いるのを物語っている。 目の前で密かに愛撫を待つ体が愛おしく、樺谷はシャツ越しに手で胸を包み込んだ。やんわり 揉んでも、男の胸なので楽しくはない。だが、ギュッと力を入れて揉むとシャツに皺が寄って、 指の谷間から尖った乳首がぴょこんと顔を覗かせるのが面白い。 「あんま、・・・っ、触るなよ」 触る度に丑嶋の凛々しい眉が寄り、呼吸が荒くなり、何かを耐えるような切なげな顔に変化して いく。 樺谷は丑嶋を追い詰めていくのが楽しくて仕方がなく、ついに指をシャツを持ち上げている突端で ある乳首に押し当てた。 「くっ」 触った途端に息を詰めた丑嶋の反応に気を良くし、指をゆっくりと時計回りに円を描きながら動か す。ポツンと勃起した乳首は、土の下から顔を出す春の若芽のように盛り上がり、指先を力強く押し 返してきた。 視覚、聴覚、触覚で丑嶋を感じ、樺谷もさらに昂ぶってきた。指を押し返す乳首を摘まみ、左右に よじったり、爪の先で引っ掻いたりしてやっていると、白いシャツの下からうっすら見える紅色掛っ た色だけでは満足出来なくなってきた。 けれども、いざとなったら鋼鉄のような自制心の塊である丑嶋の肌を直接触るのは難しい。ましてや、 全裸に剥き、車内のあらゆる室内灯を煌煌と照らしての鑑賞なんぞは夢のまた夢だ。 樺谷は欲と興奮で口内に大量の唾液が湧いてきた。それを飲み込むと、ゴクリと大きな音がした。 予想以上に大きな音がし、樺谷は少し恥ずかしくなった。聞こえていたであろう丑嶋を照れくさそう に見ると、丑嶋は眉間に皺をよせ、羞恥心を隠す為に拗ねたように唇を尖らして横を向いていた。 普段のクールさを感じさせない紅潮した顔。しかし、剥き出しの欲望に翻弄されるのを恐れている 顔。どちらにせよ、動揺と言う言葉が似合わない男が動揺しているのがよく分かる。丑嶋の悩ましい 顔に煽られ、樺谷の口内にまた大量の唾液が湧いた。 次の瞬間、本能的に樺谷はシャツ越しに勃起した乳首にキスをしていた。 「くはっ!」 思いもかけない攻めを受け、耐えていた丑嶋の口から確かな喘ぎ声が漏れた。樺谷は声に後押しされ、 先端を唇で挟み、強く吸った。 「・・・っ!」 丑嶋は敏感な部分を力一杯に吸われ、かなりの痛みを感じたようだ。布越しに舌に感じる乳首も 痛々しく尖っている。樺谷は今度は痛くしたお詫びというように優しく舐めまわしたり、舌で先端を 押しながら優しく吸ってやった。 気の済むまで舌で舐めまわし、樺谷は口を離した。予想した通りにシャツは唾液で濡れた部分だけ 透け、形から色までしっかり見えた。 樺谷は透けて見える乳首を凝視しながら手を動かす。丑嶋の股間を撫で上げ、中央の性器が硬く なっていることを確かめると、ベルトを外し、ジッパーを下ろして下着と肌の間に手を滑り込ませた。 中はじっとりと湿気ていて、汗と先走りで濡れているのが分かった。 このままで一度射精させてもいいが、これ以上下着を汚させたら丑嶋が暴れ出すに違いない。樺谷は 丑嶋のズボンからベルトを引き抜くと、膝までズボンを下ろす。丑嶋は最早抵抗する気も無く、腰を少し 浮かせて樺谷の作業を手伝うしかなかった。 「見るなって。本当に、見るな・・・」 たどたどしい言葉を吐く丑嶋の腹を撫でて慰めてやり、樺谷は丑嶋の下着を見た。性器を覆っている 布はシャツ同様濡れていて、性器の形が浮き彫りになっている。しかも下着の方はシャツと違い、丑嶋 が感じ、体内から垂れ流した物だ。 猛々しく勃起した性器を下着についた粘液をローション代わりにして撫で始めると、丑嶋の膝が快楽 にガクガクと揺れ始めた。先端を指で撫で、竿は強く押しながら手のひらで擦ってやる。下着の濡れは 更に広がり、腰も少しだが自ら動かし始めた。 「うああっ、ん・・・。樺谷、もう脱がせろっ」 もう射精しそうなのか、丑嶋は辛抱堪らず自ら腰を浮かした。そうとう恥ずかしいだろうということは、 血が出そうな位に唇を噛み締めた表情で窺い知れた。 しかし、樺谷は好色で案外非道だった。ソファの上で足を踏ん張り、ブリッジのような体勢で脱がして くれ、と懇願する丑嶋を愉快そうに見ると、突きだされた性器をまたもや下着越しに触った。 「丑嶋くんって、いつも自分で脱ぐじゃない。今日は良いのかな?」 意地の悪い樺谷の態度に焦れ、丑嶋はしぶしぶと自分で下着を手に持ち、ゆっくりと下げ始めた。 濡れた下着が肌に張り付き、濡れた音を立てる。おまけに敏感な性器に下着に擦れ、新たな先走りが 沁み出てくる。何より嫌なのは、勃起した性器を自ら樺谷の前に晒すと言う恥辱行為そのものだ。 [][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン! おっぱいに若干こだわり過ぎた・・・。 でも、社長のプルプル唇とモキュモキュおっぱい最高だよねー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー お目汚し失礼しました。続きはまた今度。 - 社長×竹本書いてください。社長×高田でもいいです -- &new{2011-03-13 (日) 13:33:44}; - 雄っぱい最高ですなー(^q^) -- &new{2011-12-28 (水) 21:23:17}; - 天才か! -- &new{2013-11-04 (月) 11:35:19}; #comment
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#title(兜町・前編) [#v1730f58] 闇金ウシジマくんで樺谷×丑嶋社長。珍しく押され気味の社長と、チャラくて怪しくて意外と押し が強い色男でBLというより2人のゲイでエロあり。単行本9巻ラスト後をイメージして頂ければ ありがたいです。無駄にエロが長くなったので分けて投下します。 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! ニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所、上海証券取引所と並び称される日本の有価証券 売買等を行う最大手証券取引所、東京証券取引所は東京都中央区日本橋兜町2番地1号に存在する。 ここでは日々多くの株式が売買されるが、大きな利益を得るのはなかなか難しい。例え優良企業に 投資したとしても、思わぬ自体で株価が暴落なんて事も大いに起こりうる。 そんな思わなぬ自体が起こり、優良新興企業であった巨魂テクノロジーが倒産したから約3か月後 の夜、東京証券取引所がある場所から程近い公園の入口付近に、まだ新車同然のハマーH2に二人の 男が乗っていた。 運転席の男、丑嶋は鞄から分厚い封筒を取り出し、隣の助手席の男、樺谷に手渡す。 封筒を受け取った樺谷は見かけに違わずズシリとした重みに笑みを見せた。一応封筒の中身を見て みると、中には金額よりも重さで計った方が速そうな一万円札の束が入っている。いや、束など という生易しい量ではない。束、束、束、およそ900万円はあろうかと言う尋常ならざる金額だ。 本当は現金で渡すのは危険なのだが、銀行口座で通帳に900万円も一気に振り込まれれば銀行が 不信感を持ち、金の出所を詮索されるだろう。何より、通帳に並んだ数字よりも重みを持った現金 の重厚感がある。つい2か月近く前に樺谷、丑嶋、それにこの場にはいないが、樺谷と違い大手 証券会社に実際に務める木都根との3人でした仕事の徒労と引き換えの達成感と充実感をもたら してくれる。 樺谷は中身が豊富すぎできっちり締まらない封筒の口を息で拭き、ご機嫌な様子だ。 丑嶋は樺谷に視線を合わさず、もう一つ別の封筒を差し出した。今度の封筒には必要経費などが 細かく書かれた紙が入っていた。 「収入印紙代や、取り揃えた書類代・・・。後は、ん?」 紙を見ていた樺谷は必要経費リストの中に身に覚えのない物を発見し、丑嶋の顔を窺う。 丑嶋は落ち着き払った様子で胸ポケットに入れていた温かい缶コーヒーを2本取り出し、1本を 樺谷に渡した。 「ほら、缶コーヒー代、だ」 リストの中にはきっちり缶コーヒー代が加算され、樺谷の取り分から引かれている筈だ。だが、 リストの缶コーヒー代は240円とある。手渡されたのは1本だけ。と、いうことは、丑嶋の分は 樺谷の奢りだ。 樺谷は丑嶋のがめつさを怒る気にもなれずに苦笑するしかなかった。 丑嶋は自分の手の中にある缶コーヒーを開けた。プルトップの開く音のすぐ後、缶コーヒー らしい安っぽいくせに妙に強く香るコーヒーの匂いが車内に拡がる。缶自体はまだまだ素手で持つ のには熱いくらいなのに、肝心の中身はぬるい程度だ。これでは暖はとれない。 自分が用意しておいて、少し時間が経ったせいでぬるくなってしまった缶コーヒーに機嫌を悪く し、丑嶋は樺谷をチラリと見た。 樺谷は缶コーヒーには口を付けず、未開封の缶を自分の頬に当てている。そんなことをしても 温かくは無い筈だ。 「樺谷、何してんだ?」 「温かいね」 「いや、冷えてるだろ」 手に持った缶を転がし、それなりにお年を重ねた女性が美顔ローラーで顔を触るようにする樺谷に 冷たい声で言ってやるが、樺谷は丑嶋のクールすぎる突込みを意に解さずに缶を頬に擦り付ける。 「確かに冷えかけてるけど、丑嶋くんの豊満な胸板の上で温まっていたと思えば、ねぇ」 大変不愉快な樺谷の言い分に丑嶋は気持ちが悪くなり、いかにも優男な樺谷の薄い背中を押して 車から降ろそうとする。 「もう金は渡したし、帰れ」 丑嶋は一言だけ言って黙ってしまった。手はギアを握り締めている。樺谷はその手の上にやんわり 重ね合わせた。 「手を離して。もう少し遊ぼ」 丑嶋は不機嫌そうに口を尖らせ、ハンドルに添えた指でハンドルをトントン叩く。もう片方は 相変わらずギアを握ったままだ。 頑なにギアを離そうとしない丑嶋の手を樺谷の手がまた撫でた。今度は手の甲を撫でるのでは なく、指の又に指を差し込んでやり愛撫するようにくすぐってやる。すると丑嶋の手の力は緩む どころかさらに強くなった。嫌がって力が強まったのではない。丑嶋は案外敏感だし、触られる ことに慣れていないので、こうして撫でてやるだけで反応するのだ。 手の甲に血管が浮き出るほど握り締め、丑嶋はひたすら耐える。樺谷はただ単純に手を撫でて くるだけなのだから、こんなので反応していたらおかしく思われてしまう。こんなのは親が子供に 施してもおかしくないことだ。だが、丑嶋はくすぐったいような感じが気持ちよく、気持ちが 良い故に樺谷の手を乱暴に払ってしまった。 「止めろ」 ついにギアから離れた丑嶋の手は樺谷の手を払い、今度は自分の太ももの上に置かれた。樺谷は 意地が悪く、丑嶋の太ももに置かれた手を追って自分の手をまた合わせる。しかも、単に添える ように置いて撫でるのではなく、恋人同士がするように指を絡ませ合って解けないようにした。 丑嶋は諦めて樺谷のしたいようにさせた。だが、決して自分からは指を絡めずにいる。 広い、といっても所詮車内。閉鎖された空間での短い二つの手の鬼ごっこは樺谷が勝つ形で 終了した。 すぐに丑嶋が貧乏ゆすりを始めた。目の前の車備え付けの時計を見て、まるで「時間がない んだ」、とばかりに忙しなく動く。 今はもう深夜1時を過ぎている。いくら不測の事態が起こりうる闇金業者とはいえ、いくらなん でももう業務は終了している筈だ。それに人と会う時間でもないだろう。丑嶋に用事なんてある 筈がない。恐らく忙しそうにしてこの場から逃げようとしているのだろうが、樺谷がそんな 子供だましに乗る訳はない。 けれど、乗りかかってやっても良いかも、と樺谷は思った。あくまで、「乗りかかる」だけで、 「乗る」訳ではないのだが。丑嶋の白々しい態度に乗りかかって、嘘の用事よりも自分といる ことの利益を与えてやれば、丑嶋は逃げられない。樺谷が撒く餌に丑嶋が乗り気かどうかなんて どうでもいいのだ。丑嶋が嘘を突き通そうというのを、樺谷が自分といるように利益を出せば、 こんな深夜に、しかも嘘の理由を突き通すのは余りに無茶な言い訳で、丑嶋の嘘の態度は破綻 せざるをえない。 樺谷は先ほど丑嶋から渡された現金入りの封筒を出し、中から適当に摘んで札を引き出した。 適当にやったので思ったよりも沢山出してしまった。厚みからいって、おそらく10万円。 抜き取った10万円を丑嶋の目の前に突き出す。丑嶋はギロリと眼光鋭く睨んできた。 「何だ?」 「丑嶋くんの1時間、これで買うよ」 「は?」 樺谷が金を差し出すと、丑嶋は癖なのか思わず受け取ってしまった。手馴れた手つきで扇形に 札を開き、目で確認しているが、すぐに顔を挙げて首を捻る。 「買うって・・・。馬鹿か」 「駄目かい?安すぎた?」 「いや、金額の問題じゃねェだろ」 安い、ということは無い。どこのアホが23歳、190センチオーバーの男に1時間10万円を払うと いうのか。丑嶋は職業柄からこういう場合の値段の基準を知っているが、男の場合、大体は一時間 1万5000円に交通費と称して1000円、合計1万6000円が相場だ。10万円なんてよっぽどの事情か、 よっぽどの事をされるかの値段だ。 不気味に感じ、樺谷に金を返そうとするが、樺谷は受け取らない。 「良いでしょ?会社の売り上げじゃなくて丑嶋くんのプライベートに使えば良いじゃないか」 樺谷は丑嶋から金を受け取ったものの、そのまま丑嶋の上着の胸ポケットにねじ込んでしまった。 二つ折りにされた10万円は厚みがあり、先程まで缶コーヒーが入っていたポケットを中から 盛り上げた。不恰好だし、邪魔だし、と丑嶋がポケットから金を取り出そうとすると、樺谷が 丑嶋の上着に手をかけ、召使のような恭しい手つきで脱がせてきた。 「樺谷?」 何を、と問う前に樺谷が丑嶋の上着を持って後部座席に移動する。ドアを開けて外から行かず、 運転席と助手席の狭い間から移動するものだから自慢のハマーH2が揺れる。 「おい!上着返せ」 季節は冬。まだまだ上着なしでは寒い。樺谷と会う前、どうせ暖房を効かせた車内で用事は 済ませるので、と上着の下には冬用の厚い服ではなく、割とぴっちりとしたシャツしか着て いない。 寒さに身震いしながら後部座席に移った樺谷に手を差し出すと、樺谷は上着を返さず、丑嶋 の腕を引っ張って後部座席に引き込もうとしてきた。 如何にも伊達男な樺谷だが、丑嶋の腕を引く力は予想外に強い。 「何するんだよ・・・」 生まれつき切れ長な鋭い眼をさらに細くして樺谷を睨む。だが、樺谷はひるむことなく丑嶋を 引っ張る。 「まあ、いいからさ、ちょっとこっちおいでって」 樺谷は掴んだ丑嶋の腕を自分の顔の方に引きよせ、近づけた手のひらにキスをした。 丑嶋は樺谷の気障な行動に寒気を感じ、腕を強く振って振りほどいた。 どうにも樺谷相手だと調子が狂う。自分の威光も通じない余裕ぶった態度と、陰と陽が性格俳優 のように変わる本心が見えない顔、怪しさと色気の同居した口調と笑顔には、普通の人ならば ほだされそうになるだろう。いかにも若さと才能あふれる証券マンに見える樺谷には丑嶋も一目 置いているし、世話になることもあるが、全てを信じれるような男ではない。 明らかに怪しいものでも見る様な目つきで樺谷をジロジロ見るが、樺谷は後部座席からおいで おいでと手招きするだけだ。 まだ綺麗な車で土足で足を動かすなんて堪らない。丑嶋は運転席のドアを開け、一旦外に出て から後部座席に移動する。後部座席のドアを開けて、樺谷とは少し離れて座る。 「そんな遠くじゃなくて、もっとこっちにおいで」 樺谷の手が、警戒心丸出しの丑嶋の肩を優しく抱き寄せた。大きな体は案外簡単に抱き寄せられ、 後部座席のソファにもたれかかっている樺谷の膝の上に横倒しで着地した。いわゆる膝枕の状態だ。 見降ろされている丑嶋の眉間に皺が寄りかかる。 樺谷は丑嶋の厚ぼったい唇から汚ない言葉がでる前に膝の上にある丑嶋の耳を甘噛みする。 「う・・・」 短く切られた髪では耳一つ隠せず、無防備な耳は樺谷によって弄られ、くすぐったさと心地 よさに身悶えするしか出来ない。 「樺谷、ここでかよ?」 身震いを極力無くそうと耐えながら樺谷を睨みつけ、丑嶋は問う。 「うん。たまにはこういう所でするのも刺激的じゃない?」 「だが・・・、ふっ」 樺谷は言い訳がましく文句を言い繕う丑嶋を無視し、舌を尖らせて耳の上の辺を舐める。舌を 耳の外かくに合わせて段々下に下ろしていく。左の耳朶にはリング状のシルバーのピアスが2つ あり、尖らせた舌で2つのピアスの狭い間の肉を刺激してやると、丑嶋の耳の周辺には一気に鳥肌 がたってきた。 「んん、んっ」 あまり人に触れるのも触れられるのも好きではない丑嶋だが、色男の部類に入る樺谷の見た目と、 天性の物なのか鍛え上げたものなのかは分からないが、卓越した性のテクニックには毎回弄ばれる。 嫌だと言う前に身体はたぶらかされる。故に、このように大人しくされるがままになってしまう。 正直今日だって、このような事態は予想していたのだ。 勿論、余り度の過ぎた真似はさせないし、頭はずっと冷静なままだ。それに気持ちがいい物は 気持ち良い。それになにか問題があるのだろうか。所詮男同志。仕事と、大っぴらに言えない人脈を 辿って出会った2人の性癖が一致し、セフレとも言える関係になったのならば、抱かれて何が悪い。 丑嶋が、樺谷にいいようにされている自分自身のプライドへの言い訳を頭の中で並べていると、 唾液まみれの舌が耳孔に侵入してきた。 「くっ」 尖った舌は耳孔を深々と犯したかと思うと、耳の内部の肉を擦りあげながら出て行く。丑嶋が 強張った体の力を緩めようとしたが、すぐにまた舌が唾液を絡ませて奥に侵入してきた。 「んっ!」 丑嶋の体が樺谷の膝の上で更に強張る。狭い耳孔は舌という異物に無残に犯され、耳たぶ を伝って泡立った唾液が滴り落ちる。甘く痺れはじめた脳味噌には大音量で濡れたいやらしい 音が響く。まるで耳を後孔に見立ててレイプされているようだ。 堪らず丑嶋が身を激しく捩ると、舌の抽送は止まり、耳から聞こえていた水温が止んだ。だが、 舌の動きは止んでも耳孔の中で唾液の泡が弾けてプチプチと音がする。丑嶋は泡が弾ける度に 小刻みに体を震わせた。 「耳、弱いね」 樺谷の欲に濡れた声が吹きこまれる。せっかく舌から解放されたというのに、また丑嶋の体は ビクリとした。 「うるせぇ・・・。少しだけだ」 耳元で囁く樺谷の顔を闇雲に手で払う。一方的に抱かれるのは慣れていないし、やはり恥ずかしい。 樺谷はどうしても素直になれない丑嶋を笑い、頭の下から膝を引き抜き、丑嶋をソファに寝かせた。 大柄な丑嶋はややソファからはみ出た感じになるが、流石もともとはアメリカの軍用車を民営車に したハマーシリーズ。ストレスを感じるほど狭くない。 仰向けになった丑嶋の口は真一文字に結ばれていて、頬も左程紅潮している様子はない。冷静 極まりない男の顔がある。 車内の灯りがルームミラーの下の小さなライトだけなので見えにくいということもあるが、その 小さな灯りでもまざまざと見えてしまうほどに乱してしまいたい。樺谷はそう思い、耳よりも敏感な 胸に視線を注いだ。 上着を取られた上半身には白いシャツ。マメで清潔な丑嶋のことだから、しっかり洗濯しているの だろう。厚い素材でもないので、耳への愛撫で身体から滲んだ汗のせいで素肌にくっ付き、筋肉で 隆起した胸の形が見える。それに、軽く立ちあがった乳首の形も。 白いシャツが濡れて肌色の肌と、可憐なピンク色、とまではお世辞には言えないものの、色素の それなりについた感じが却っていやらしい乳首が透けて見えるのは、なかなか卑猥だ。 樺谷は仄かな灯りを頼りにして、喘ぐ呼吸に合わせて上下する胸を凝視した。 「見てんじゃねェよ」 ちゃんとシャツを着ているのにも関わらず、赤裸々に樺谷の視線を受けるのが恥ずかしいのだろう。 丑嶋は荒い呼吸を沈めようと深呼吸をした。 しかし、深呼吸したことにより肺が膨らみ、結果胸は内部の空気によって一段と大きく上下する。 グッと持ちあがった胸板は丑嶋の羞恥心とは裏腹に樺谷の視線を釘づけにする。 樺谷の眼から見て、丑嶋の表情は「それ以上見たら許さねェ」と訴えているが、体の反応は少し 違うようだった。苦しそうに突き出された胸の先端には明らかに変化が生まれている。シャツを 内側から押し上げている乳首は、存在を誇示するようにぷっくりと膨らみ、視線による喜びを得て いるのを物語っている。 目の前で密かに愛撫を待つ体が愛おしく、樺谷はシャツ越しに手で胸を包み込んだ。やんわり 揉んでも、男の胸なので楽しくはない。だが、ギュッと力を入れて揉むとシャツに皺が寄って、 指の谷間から尖った乳首がぴょこんと顔を覗かせるのが面白い。 「あんま、・・・っ、触るなよ」 触る度に丑嶋の凛々しい眉が寄り、呼吸が荒くなり、何かを耐えるような切なげな顔に変化して いく。 樺谷は丑嶋を追い詰めていくのが楽しくて仕方がなく、ついに指をシャツを持ち上げている突端で ある乳首に押し当てた。 「くっ」 触った途端に息を詰めた丑嶋の反応に気を良くし、指をゆっくりと時計回りに円を描きながら動か す。ポツンと勃起した乳首は、土の下から顔を出す春の若芽のように盛り上がり、指先を力強く押し 返してきた。 視覚、聴覚、触覚で丑嶋を感じ、樺谷もさらに昂ぶってきた。指を押し返す乳首を摘まみ、左右に よじったり、爪の先で引っ掻いたりしてやっていると、白いシャツの下からうっすら見える紅色掛っ た色だけでは満足出来なくなってきた。 けれども、いざとなったら鋼鉄のような自制心の塊である丑嶋の肌を直接触るのは難しい。ましてや、 全裸に剥き、車内のあらゆる室内灯を煌煌と照らしての鑑賞なんぞは夢のまた夢だ。 樺谷は欲と興奮で口内に大量の唾液が湧いてきた。それを飲み込むと、ゴクリと大きな音がした。 予想以上に大きな音がし、樺谷は少し恥ずかしくなった。聞こえていたであろう丑嶋を照れくさそう に見ると、丑嶋は眉間に皺をよせ、羞恥心を隠す為に拗ねたように唇を尖らして横を向いていた。 普段のクールさを感じさせない紅潮した顔。しかし、剥き出しの欲望に翻弄されるのを恐れている 顔。どちらにせよ、動揺と言う言葉が似合わない男が動揺しているのがよく分かる。丑嶋の悩ましい 顔に煽られ、樺谷の口内にまた大量の唾液が湧いた。 次の瞬間、本能的に樺谷はシャツ越しに勃起した乳首にキスをしていた。 「くはっ!」 思いもかけない攻めを受け、耐えていた丑嶋の口から確かな喘ぎ声が漏れた。樺谷は声に後押しされ、 先端を唇で挟み、強く吸った。 「・・・っ!」 丑嶋は敏感な部分を力一杯に吸われ、かなりの痛みを感じたようだ。布越しに舌に感じる乳首も 痛々しく尖っている。樺谷は今度は痛くしたお詫びというように優しく舐めまわしたり、舌で先端を 押しながら優しく吸ってやった。 気の済むまで舌で舐めまわし、樺谷は口を離した。予想した通りにシャツは唾液で濡れた部分だけ 透け、形から色までしっかり見えた。 樺谷は透けて見える乳首を凝視しながら手を動かす。丑嶋の股間を撫で上げ、中央の性器が硬く なっていることを確かめると、ベルトを外し、ジッパーを下ろして下着と肌の間に手を滑り込ませた。 中はじっとりと湿気ていて、汗と先走りで濡れているのが分かった。 このままで一度射精させてもいいが、これ以上下着を汚させたら丑嶋が暴れ出すに違いない。樺谷は 丑嶋のズボンからベルトを引き抜くと、膝までズボンを下ろす。丑嶋は最早抵抗する気も無く、腰を少し 浮かせて樺谷の作業を手伝うしかなかった。 「見るなって。本当に、見るな・・・」 たどたどしい言葉を吐く丑嶋の腹を撫でて慰めてやり、樺谷は丑嶋の下着を見た。性器を覆っている 布はシャツ同様濡れていて、性器の形が浮き彫りになっている。しかも下着の方はシャツと違い、丑嶋 が感じ、体内から垂れ流した物だ。 猛々しく勃起した性器を下着についた粘液をローション代わりにして撫で始めると、丑嶋の膝が快楽 にガクガクと揺れ始めた。先端を指で撫で、竿は強く押しながら手のひらで擦ってやる。下着の濡れは 更に広がり、腰も少しだが自ら動かし始めた。 「うああっ、ん・・・。樺谷、もう脱がせろっ」 もう射精しそうなのか、丑嶋は辛抱堪らず自ら腰を浮かした。そうとう恥ずかしいだろうということは、 血が出そうな位に唇を噛み締めた表情で窺い知れた。 しかし、樺谷は好色で案外非道だった。ソファの上で足を踏ん張り、ブリッジのような体勢で脱がして くれ、と懇願する丑嶋を愉快そうに見ると、突きだされた性器をまたもや下着越しに触った。 「丑嶋くんって、いつも自分で脱ぐじゃない。今日は良いのかな?」 意地の悪い樺谷の態度に焦れ、丑嶋はしぶしぶと自分で下着を手に持ち、ゆっくりと下げ始めた。 濡れた下着が肌に張り付き、濡れた音を立てる。おまけに敏感な性器に下着に擦れ、新たな先走りが 沁み出てくる。何より嫌なのは、勃起した性器を自ら樺谷の前に晒すと言う恥辱行為そのものだ。 [][] PAUSE ピッ ◇⊂(・∀・;)チョット チュウダーン! おっぱいに若干こだわり過ぎた・・・。 でも、社長のプルプル唇とモキュモキュおっぱい最高だよねー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー お目汚し失礼しました。続きはまた今度。 - 社長×竹本書いてください。社長×高田でもいいです -- &new{2011-03-13 (日) 13:33:44}; - 雄っぱい最高ですなー(^q^) -- &new{2011-12-28 (水) 21:23:17}; - 天才か! -- &new{2013-11-04 (月) 11:35:19}; #comment
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