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#title(冒険王ビィト) [#scb5e688] スレ立て乙です>>1 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┃ 某県王ビィトパロです。小話投下~。 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 調子にのってほんますいません… | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビィトは天才だなんて言ってくれるけど、僕はちょっと天撃が得意なだけだ。 そんな僕が愚かにも、何十匹のモンスターを相手に一人きりで戦うのは無理に決まっていた。 数匹だったモンスターが戦っているうちに、仲間を呼び増えに増え、何倍もの数になってしまったのだ。 体力もつき欠け、あわや、というときにキッスを助けてくれたのがビィトだった。 その出会いに感謝している。ビィトがいなければ、今の自分なんてない。(きっと今も閣…グリニデの配下だったに違いない。) (…本当のことを言えば、ビィトには絶対秘密だけど、僕はグリニデを嫌いではなかった。) 僕の裁きを受けに本国に行く旅の途中の森の中。僕らはたき火をして夜をあかそうとしていた。 ミルファさんはどうやらトイレに行ったらしい。「女の子の秘密よ☆」なんて言っていたけれど。 暇をもてあまし気味のポアラに、僕は昔話の代わりに僕とビィトの出会った頃の話をした。 「ひどいんだよ、ビィトったら。僕を加勢して助けてくれた後何て言ったと思う」と僕は言った。 「ビィトのことだから、どうせすぐ勧誘したんじゃないの?」とはポアラ。 「何だよ、しちゃ悪いのかよポアラ。っていうかオレ覚えてないんだけど、何て言ったっけ?」 あははは、と笑うのが只今の話題の中心であるビィトだ。 忘れた、などというビィトをポアラは呆れたように見つめ、僕は苦笑した。 「本当に忘れちゃったの?僕は一生忘れられないよ…」 「ビィト、君はさ、戦いが終わった後に」 「女の子が無理すんなよ」 「って言ったんだよ。」 僕はちょっと意地悪げにビィトに笑った。 「だ、だってさぁ、あんまり体のラインが出ない服着てたしよ、お前。」 「…フォローになってないわよ。ビィトってほんとデリカシーないわね。」 ポアラの言うとおりだ。自分の顔はコンプレックスのひとつでもあった。 この顔の所為で、被害を被ってきたのだから…(言わずもがな、といったところだろう。) ちょっと僕の気持ちは陰鬱になりかけたが、次のビィトの台詞ですべて消し飛んでしまった。 「でも、オレはお前の笑った顔大好きだぜ」 特に何の感慨もないように言うのが、僕にとって一層嬉しい。 僕の顔は今、真っ赤かもしれない。いや、きっと真っ赤だ。 僕自身は何の興味もないものだけれど、ビィトが好きと言ってくれるのなら何だっていい。 「ぼ、僕もビィトの目とか髪とか大好きだよ!!」 思わず言ってしまったが、僕は本当にビィトの目が好きだ。一点の曇りもない瞳。 彼の傍にいると、自分の弱さに不甲斐なくなるが、それでもビィトは僕にとっての希望以外のなにものでもない。 彼が望むなら辛くたって笑顔でいたい。涙腺の弱い自分はすぐには実行できないだろうけど。 テンションの高くなった僕はビィトと小突き合ったり、意味もなく目を合わせあった。 ……ポアラの目線が白かったのは、言うまでもないと思う。あは…はは… (明日の彼女に、嫌味で殺されるかもしれない) キッスは、自分ではあまり認めないが、天撃の才能に溢れた、天才と言うべき存在だった。 でも、そんなあいつも、何十匹のモンスターを相手に一人きりで戦うのはきつかったみたいだ。 (出会った頃はの話で、今ならきっといけるんじゃねぇかってオレは思う) 数匹だったモンスターが、仲間を呼び増えに増え、何倍もの数になってしまったらしい。 体力もつき欠け、やばい、というときにキッスを助けたのがオレだった。 その出会いに感謝してる。キッスを、ビィト戦士団のものにできて。(他の戦士団にとられるなんて冗談じゃない。) オレ達はいま、キッスが横道にそれたことの罰を受けに、バスターの本国に行こうとしている。 夜の森を行くのは危険なので、一夜を山中で明かすことにした。 ミルファはどっかに行っちまった。「女の子の秘密よ☆」ってどんな秘密なんだろう。後でポアラに聞こう。 たき火の火でみんなの顔に独特の影が差している。静けさを破るようにキッスがポアラに話をし出した。 オレとキッスの昔の話。 「女の子が無理すんなよって言ったんだよ。」 と、キッスは少し悪戯っぽくオレに笑いかけた。 顔の造作の美しい彼はそんな表情も似合っていた。(ポアラはきざっぽくて好きじゃないと言うが) 最初に会ったとき、あまりに少女めいた顔立ちだったのでつい言ってしまったのだ。 今ではそんなこと思っていない。美しくてもまつげがポアラより多くても、キッスの骨格はちゃんと男のもので、曲線よりも直線で作り上げられている。 オレはキッスの整った顔が好きだ。特にその目が好きだ。たぶん、「理知的」とでも言うのだろう。 キッスの目は、強さと脆さを一緒に映している。 だから素直にキッスに言った。 「でも、オレはお前の笑った顔大好きだぜ」 キッスの顔がゆでだこのように真っ赤になった。何でだ? キッスが「ぼ、僕もビィトの目とか髪とか大好きだよ!!」と言ってくるから嬉しくて、遅くまでキッスとじゃれていた。 やっぱ仲間っていいよな!! ところでポアラはなんでさっさと寝たのだろう。いつもならもう少し話に付き合うのに。 まあいいんだけどさ。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | 只今閣下とキッス君の出会い編書いているのですが長くて時間かかりそうなので 先に小話うpしました。お目汚しすいまそん。 | | | | ∧_∧ | | | | ピッ(・∀・ )AAガズレテルキガシテタマラナイ | | | | ◇⊂ ) __ #comment
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#title(冒険王ビィト) [#scb5e688] スレ立て乙です>>1 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ┃ 某県王ビィトパロです。小話投下~。 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 調子にのってほんますいません… | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ビィトは天才だなんて言ってくれるけど、僕はちょっと天撃が得意なだけだ。 そんな僕が愚かにも、何十匹のモンスターを相手に一人きりで戦うのは無理に決まっていた。 数匹だったモンスターが戦っているうちに、仲間を呼び増えに増え、何倍もの数になってしまったのだ。 体力もつき欠け、あわや、というときにキッスを助けてくれたのがビィトだった。 その出会いに感謝している。ビィトがいなければ、今の自分なんてない。(きっと今も閣…グリニデの配下だったに違いない。) (…本当のことを言えば、ビィトには絶対秘密だけど、僕はグリニデを嫌いではなかった。) 僕の裁きを受けに本国に行く旅の途中の森の中。僕らはたき火をして夜をあかそうとしていた。 ミルファさんはどうやらトイレに行ったらしい。「女の子の秘密よ☆」なんて言っていたけれど。 暇をもてあまし気味のポアラに、僕は昔話の代わりに僕とビィトの出会った頃の話をした。 「ひどいんだよ、ビィトったら。僕を加勢して助けてくれた後何て言ったと思う」と僕は言った。 「ビィトのことだから、どうせすぐ勧誘したんじゃないの?」とはポアラ。 「何だよ、しちゃ悪いのかよポアラ。っていうかオレ覚えてないんだけど、何て言ったっけ?」 あははは、と笑うのが只今の話題の中心であるビィトだ。 忘れた、などというビィトをポアラは呆れたように見つめ、僕は苦笑した。 「本当に忘れちゃったの?僕は一生忘れられないよ…」 「ビィト、君はさ、戦いが終わった後に」 「女の子が無理すんなよ」 「って言ったんだよ。」 僕はちょっと意地悪げにビィトに笑った。 「だ、だってさぁ、あんまり体のラインが出ない服着てたしよ、お前。」 「…フォローになってないわよ。ビィトってほんとデリカシーないわね。」 ポアラの言うとおりだ。自分の顔はコンプレックスのひとつでもあった。 この顔の所為で、被害を被ってきたのだから…(言わずもがな、といったところだろう。) ちょっと僕の気持ちは陰鬱になりかけたが、次のビィトの台詞ですべて消し飛んでしまった。 「でも、オレはお前の笑った顔大好きだぜ」 特に何の感慨もないように言うのが、僕にとって一層嬉しい。 僕の顔は今、真っ赤かもしれない。いや、きっと真っ赤だ。 僕自身は何の興味もないものだけれど、ビィトが好きと言ってくれるのなら何だっていい。 「ぼ、僕もビィトの目とか髪とか大好きだよ!!」 思わず言ってしまったが、僕は本当にビィトの目が好きだ。一点の曇りもない瞳。 彼の傍にいると、自分の弱さに不甲斐なくなるが、それでもビィトは僕にとっての希望以外のなにものでもない。 彼が望むなら辛くたって笑顔でいたい。涙腺の弱い自分はすぐには実行できないだろうけど。 テンションの高くなった僕はビィトと小突き合ったり、意味もなく目を合わせあった。 ……ポアラの目線が白かったのは、言うまでもないと思う。あは…はは… (明日の彼女に、嫌味で殺されるかもしれない) キッスは、自分ではあまり認めないが、天撃の才能に溢れた、天才と言うべき存在だった。 でも、そんなあいつも、何十匹のモンスターを相手に一人きりで戦うのはきつかったみたいだ。 (出会った頃はの話で、今ならきっといけるんじゃねぇかってオレは思う) 数匹だったモンスターが、仲間を呼び増えに増え、何倍もの数になってしまったらしい。 体力もつき欠け、やばい、というときにキッスを助けたのがオレだった。 その出会いに感謝してる。キッスを、ビィト戦士団のものにできて。(他の戦士団にとられるなんて冗談じゃない。) オレ達はいま、キッスが横道にそれたことの罰を受けに、バスターの本国に行こうとしている。 夜の森を行くのは危険なので、一夜を山中で明かすことにした。 ミルファはどっかに行っちまった。「女の子の秘密よ☆」ってどんな秘密なんだろう。後でポアラに聞こう。 たき火の火でみんなの顔に独特の影が差している。静けさを破るようにキッスがポアラに話をし出した。 オレとキッスの昔の話。 「女の子が無理すんなよって言ったんだよ。」 と、キッスは少し悪戯っぽくオレに笑いかけた。 顔の造作の美しい彼はそんな表情も似合っていた。(ポアラはきざっぽくて好きじゃないと言うが) 最初に会ったとき、あまりに少女めいた顔立ちだったのでつい言ってしまったのだ。 今ではそんなこと思っていない。美しくてもまつげがポアラより多くても、キッスの骨格はちゃんと男のもので、曲線よりも直線で作り上げられている。 オレはキッスの整った顔が好きだ。特にその目が好きだ。たぶん、「理知的」とでも言うのだろう。 キッスの目は、強さと脆さを一緒に映している。 だから素直にキッスに言った。 「でも、オレはお前の笑った顔大好きだぜ」 キッスの顔がゆでだこのように真っ赤になった。何でだ? キッスが「ぼ、僕もビィトの目とか髪とか大好きだよ!!」と言ってくるから嬉しくて、遅くまでキッスとじゃれていた。 やっぱ仲間っていいよな!! ところでポアラはなんでさっさと寝たのだろう。いつもならもう少し話に付き合うのに。 まあいいんだけどさ。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | 只今閣下とキッス君の出会い編書いているのですが長くて時間かかりそうなので 先に小話うpしました。お目汚しすいまそん。 | | | | ∧_∧ | | | | ピッ(・∀・ )AAガズレテルキガシテタマラナイ | | | | ◇⊂ ) __ #comment
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