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#title(思い) [#we22b3a9] |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 物の毛、薬→ハイパー、というかハイパー×薬? 雨がぱらぱらと降ってきた。 しかし、特に慌てた様子もなく薬売りの男は、ただ手を頭にかざしたのみで、ただただゆっくりと歩いていた。 見上げると先ほどとさして変わらぬ日差し、うっすらと雲がかかる程度の天気雨に、ああ、狐の嫁入り、ですかとふと思った。 嫁入り、それは祝福された男と女が行き着く先である。 たとえそれが狐であっても、変わらないであろう。 オスとメス、男と女、自然に沿ったしかるべき組み合わせ。 だとしたら、自分はその神の摂理に逆らい、いつか咎を受ける日が来るのだろうか? そう、自分は男に抱かれた。それも自身の半身とも言うべき存在に。 はじめは、男の圧倒的な力に憧れていただけであった。 形・真・理の3つを揃え、滅するべきモノノケの前から退場する自分と比べて、華々しくもモノノケを斬りつける男の圧倒的な力、神々しさ。 いつからであっただろうか、その退魔の剣を振るう力強い腕で、自分が逞しく抱かれているところを思ったのは? 尽きぬ想像は、やがてその身を焦がす熱へと変わり、何度自身を慰めた事か。 それすら、半身である男には筒抜けであっただろう。 だから、この思いを伝えた時、罵倒されるか軽蔑されるかと思っていたが、男は眉一つ動かさずに近づいてきた。 反射的に目を閉じるも、そのまま何も言わずに手を伸ばしてきて、軽く頭をなでられた。 「……何も言わないのですね、軽蔑してくださっても、構い、ませんのに」 男は相変わらずの無表情のまま、なにも言わずただ頭をなで続ける。 その手つきはまるで子供をあやすようで気に食わなかった。 思わず手を払いのけようとした瞬間、その手を捕らえられ、そのまま地面へと組み伏せられた。 「……あ……何を……!」 うろたえる自分とは対称的に無表情な男は一言だけ、もうしゃべるなと、小さな、しかし圧倒的な力を伴った声でそういった。 「私は!」 言葉を咬む様な口付けでふさがれる、侵入してくる男の舌が、己の舌を牙を口内を蹂躙してゆく。 息苦しさと恥ずかしさに苦しくなり、男の胸を押し返そうと手に力を込めるも、男は微動だにしない。 押し返す胸はただひたすらに熱く、鼓動が早く感じられた。 やがて、激しい口付けからは解放されたが、いまだ、己の耳を首筋を熱く嬲る男の舌に息を整える暇はなかった。 するするとやけに大きく聞こえる衣擦れの音と共にはがされてゆく、着物。 男の舌が、徐々に下のほうに下りていき、胸の頂を軽く音とともに吸われて思わず声が漏れる。 男の剣を握る無骨な手が、そのままゆっくりと腹から胸にかけて、なで上げる。 舌とともに焦らされるような愛撫に、物足りなさを感じてくる。 ああ、もっと、もっと欲しい。 ひとしきり胸を触られた後、男の手が足へと触れた。 そのまま、すべてを脱がされ、足を開かれた。 「……ぁ!!」 さすがに恥ずかしさから抵抗してみるも、男の力にかなうはずもなかった。 すでにたちあがったそれを男に凝視される。 男は、相変わらずの無表情であった。 男の手が触れた、とても優しく。 そう、先ほどからもそうであったが、男は自分を大切に壊れ物を扱うかのように軽く触れてくる。 あの獰猛な口付けが嘘であったかのような、優しい優しい愛撫。 でも、それでは物足りないのだ、ああ、もっと、もっと欲しい。 男の手に擦り付けるように腰を揺らして、快楽を得ようとする。 一瞬男の手が止まったが、それでも意を酌んでくれたかのようにその手に力が入り始めた。 やがて、男が覆いかぶさってきた。 獣のような激しい口付けをかわしながら、男が入ってくるのを待ちわびた。 しかし、男は、それ以上何もしなかった。 行為を懇願しようと、淫らに腰を振って続きを請おうと、決してそれ以上の行為は行わなかった。 「……酷いひとですね、そのまま、消えてしまうのですから」 自嘲気味に唇の端を吊り上げ、薬売りはポツリとつぶやいた。 男に抱かれた、とはいっても、あれでは半身を使った自慰に等しいではないか。 なぜ、最後まで自分を抱いてくれなかったのか? 形・真・理を揃えてあるべきではないモノノケを斬る自分が、自然の摂理に逆らおうとした罰であったのだろうか? いやいや、そもそも男が自分を慰めてくれようとした事は事実だ。 あの無表情で、何を考えているのか分からない、あの人がね。 なんだか急におかしくなり、笑いそうになるのをこらえる。 あの行為に男の中でどんな意味があったかは分からない、そこに愛がなかったのも確かである。 けれど。 「物足りなかったけれど、まぁ、楽しかった、ですよ」 薬売りの男は、わずかに笑みを浮かべながら、また歩き出した。 天気雨は、もう止んでいた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 萌えのあまり突っ走って、配分とか微妙ですみませんでした。 クリスマスイブになにやってんの自分、オワタ! #comment
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#title(思い) [#we22b3a9] |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 物の毛、薬→ハイパー、というかハイパー×薬? 雨がぱらぱらと降ってきた。 しかし、特に慌てた様子もなく薬売りの男は、ただ手を頭にかざしたのみで、ただただゆっくりと歩いていた。 見上げると先ほどとさして変わらぬ日差し、うっすらと雲がかかる程度の天気雨に、ああ、狐の嫁入り、ですかとふと思った。 嫁入り、それは祝福された男と女が行き着く先である。 たとえそれが狐であっても、変わらないであろう。 オスとメス、男と女、自然に沿ったしかるべき組み合わせ。 だとしたら、自分はその神の摂理に逆らい、いつか咎を受ける日が来るのだろうか? そう、自分は男に抱かれた。それも自身の半身とも言うべき存在に。 はじめは、男の圧倒的な力に憧れていただけであった。 形・真・理の3つを揃え、滅するべきモノノケの前から退場する自分と比べて、華々しくもモノノケを斬りつける男の圧倒的な力、神々しさ。 いつからであっただろうか、その退魔の剣を振るう力強い腕で、自分が逞しく抱かれているところを思ったのは? 尽きぬ想像は、やがてその身を焦がす熱へと変わり、何度自身を慰めた事か。 それすら、半身である男には筒抜けであっただろう。 だから、この思いを伝えた時、罵倒されるか軽蔑されるかと思っていたが、男は眉一つ動かさずに近づいてきた。 反射的に目を閉じるも、そのまま何も言わずに手を伸ばしてきて、軽く頭をなでられた。 「……何も言わないのですね、軽蔑してくださっても、構い、ませんのに」 男は相変わらずの無表情のまま、なにも言わずただ頭をなで続ける。 その手つきはまるで子供をあやすようで気に食わなかった。 思わず手を払いのけようとした瞬間、その手を捕らえられ、そのまま地面へと組み伏せられた。 「……あ……何を……!」 うろたえる自分とは対称的に無表情な男は一言だけ、もうしゃべるなと、小さな、しかし圧倒的な力を伴った声でそういった。 「私は!」 言葉を咬む様な口付けでふさがれる、侵入してくる男の舌が、己の舌を牙を口内を蹂躙してゆく。 息苦しさと恥ずかしさに苦しくなり、男の胸を押し返そうと手に力を込めるも、男は微動だにしない。 押し返す胸はただひたすらに熱く、鼓動が早く感じられた。 やがて、激しい口付けからは解放されたが、いまだ、己の耳を首筋を熱く嬲る男の舌に息を整える暇はなかった。 するするとやけに大きく聞こえる衣擦れの音と共にはがされてゆく、着物。 男の舌が、徐々に下のほうに下りていき、胸の頂を軽く音とともに吸われて思わず声が漏れる。 男の剣を握る無骨な手が、そのままゆっくりと腹から胸にかけて、なで上げる。 舌とともに焦らされるような愛撫に、物足りなさを感じてくる。 ああ、もっと、もっと欲しい。 ひとしきり胸を触られた後、男の手が足へと触れた。 そのまま、すべてを脱がされ、足を開かれた。 「……ぁ!!」 さすがに恥ずかしさから抵抗してみるも、男の力にかなうはずもなかった。 すでにたちあがったそれを男に凝視される。 男は、相変わらずの無表情であった。 男の手が触れた、とても優しく。 そう、先ほどからもそうであったが、男は自分を大切に壊れ物を扱うかのように軽く触れてくる。 あの獰猛な口付けが嘘であったかのような、優しい優しい愛撫。 でも、それでは物足りないのだ、ああ、もっと、もっと欲しい。 男の手に擦り付けるように腰を揺らして、快楽を得ようとする。 一瞬男の手が止まったが、それでも意を酌んでくれたかのようにその手に力が入り始めた。 やがて、男が覆いかぶさってきた。 獣のような激しい口付けをかわしながら、男が入ってくるのを待ちわびた。 しかし、男は、それ以上何もしなかった。 行為を懇願しようと、淫らに腰を振って続きを請おうと、決してそれ以上の行為は行わなかった。 「……酷いひとですね、そのまま、消えてしまうのですから」 自嘲気味に唇の端を吊り上げ、薬売りはポツリとつぶやいた。 男に抱かれた、とはいっても、あれでは半身を使った自慰に等しいではないか。 なぜ、最後まで自分を抱いてくれなかったのか? 形・真・理を揃えてあるべきではないモノノケを斬る自分が、自然の摂理に逆らおうとした罰であったのだろうか? いやいや、そもそも男が自分を慰めてくれようとした事は事実だ。 あの無表情で、何を考えているのか分からない、あの人がね。 なんだか急におかしくなり、笑いそうになるのをこらえる。 あの行為に男の中でどんな意味があったかは分からない、そこに愛がなかったのも確かである。 けれど。 「物足りなかったけれど、まぁ、楽しかった、ですよ」 薬売りの男は、わずかに笑みを浮かべながら、また歩き出した。 天気雨は、もう止んでいた。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 萌えのあまり突っ走って、配分とか微妙ですみませんでした。 クリスマスイブになにやってんの自分、オワタ! #comment
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