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#title(オリジナル、エルフ×ダークエルフとエルフのハーフ) [#n5c24899] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | いきなりやってますが気にしないでください ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 本編書くと長いのでエロ抜き出し。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ぎしっ ベッドがきしむ。不安げに見上げてくるその顔が、たまらない。 薬によって頬は上気し、体に服が、指がふれることさえ快楽に変わっているようだ。 これはチャンスだ。 とはいっても心の奥底に眠るこの思いを。あの人間の老婆は見透かしているのだろう。 だからこのような要求をしてきたのだろう。 これはチャンスなのだ。 ただ、友人として接してきた関係が壊れるのを、どこかで聞いた気がした。 二日前 「すまないな、お前にまでこんな所までつき合わせて…」 ダークエルフとエルフのハーフであるスペルは、赤い瞳をこちらへ向けた。 ダークエルフの血が入ってるとは思えぬほど白い肌、長くみつあみにされた金の髪はとても美しく、女に見えても仕方ないと思う。 ただその赤い瞳は、ダークエルフそのものである。 とはいえ幼少期からその血のせいで村中から迫害されてきたのだ。 ただ一人、その村のエルフ、クィンだけが好意を持って彼に接してきた。 最初は心を閉ざしていたスペルだったが、半ば強引に仲間になり、接するうちに、友人として笑顔を見せてくれるようになった。 そう、クィンはスペルの事を見てきた。 クィンは、幼いころから彼のことを。 「いや、大丈夫さ。ケイがあんな状態じゃ、何人かはついていてやらないとな。お前一人では危ないし、そう思えばこの坂道だって…何とか…きっついけどな」 ケイは腹違いの、スペルの弟だ。 人間とエルフとのハーフになる彼は今、魂を死神に持っていかれている。 その魂の行方を追うべく、この山を登っている。 この山の頂上には、占い師が住んでいるという。 「なんだって人間てやつぁ、こんな山のてっぺんに住みたがるかね」 とても森を愛する種族とは思えないせりふである。 昔から、クィンはほかのエルフとは一風変わった存在だった。 だからこそ成長したスペルを見て、心底惚れ込んでしまったのかもしれない。 中空に月が浮いている。 まん丸の月は雲と雲の間で美しく光っている。 その明かりを受けながら、スペルは微笑んだ。 「疲れたな、今日は休むか?」 得意の魔法で火をつけると、枯れ木に火を移す。岩場のちょっとくぼんだところに二人は腰掛けると、ぱちぱちと音を立てて燃える火を見つめていた。 エルフには火をつけることはできない。 火は破壊の象徴だ。それを付けることのできるのはダークエルフと人間だ。 ダークエルフの血の入ったスペルは、とても攻撃魔法に強い。その細い体のどこにそんな力があるのかと思うほど、攻撃魔法を繰り出して戦う。 だが、今となりにいるのは疲れてため息をつく、頼りなげな青年。 弟のことを案じているのか、顔色が悪い。 さらりと流れる髪が美しい。 「大丈夫か」 「…うん…」 少しの沈黙の後、スペルが口を開いた。 「ケイ…大丈夫かな…これでケイの魂がどこにあるのかわかるなら、何でもする…!」 大丈夫、魂の輝きはうせていない。 死神さえ何とかすれば、魂は戻ってくるのだ。 その死神と魂さえ探し出せれば! 「…気持ちはわかるが…無理すんなよ」 クィンはスペルの肩をぽんぽんと叩いた。 それが二日前。 それがなんでこんなことになったのだろうか。 自分たちはその後、山の上に立つ小さな小屋を見つけ。そこに住む老婆を訪ねた。 何もかもを見透かしたような顔でクィンを見ると、二人を家に入れ、部屋をあてがった。 だが占いをするには条件があるという。 その部屋で。 クィンが、スペルを抱けというのだ。 最初は戸惑い、クィンは断った。 だがそれではきた意味がない、と、スペルは受け入れた。 クィンはスペルの肩をつかむと、本当にそれでいいのかと問いかけた。 彼は、困ったように言った。 「あ…お前が嫌なら…考える」 「嫌じゃない!」 「え」 一瞬あっけにとられたような表情をすると、悲しげに微笑んだ。 「ケイの命が助かるなら、私の体くらいどうってこと無いよ」 体くらい? その程度にしか考えてないのか? そう思ったが、あえて口にしなかった。 本当は今すぐ抱きたい。その唇を奪いたい。 苦虫を噛み潰したような表情で、スペルを抱きしめる。 こうして抱きしめたことすら初めてだったかもしれない。 だが決心とは裏腹に、腕の中のスペルは震えているようだった。 ベッドがきしむ。 そんな音さえ卑猥に聞こえる。 老婆とその下僕が見守る中、体を寝台に横たえる。硬い木に布を覆っただけの寝台に、横たわっている。 普段は同室だ。いつも見慣れた光景が、今では違って見える。 美しいスペル。このまま、このまま。 「風呂が沸いておるぞ、長旅だったろう、する前に入ったらどうかね?狭いから一人用だがの」 その言葉に飛び起きたスペルは、着替えを持って、下僕に風呂場に案内された。不安げな視線からすると、やはり怖いのだろう。 誰もいなくなった寝台に腰掛けると、腰を曲げた老婆が杖をついてやってきて、愉快そうに尋ねてきた。 「気分はどうかね?わしは何でも見えるぞ、おぬしの深層心理もな。心の奥で、あの美しいハーフエルフを抱きたかったのだろう?」 「…」 クィンは少しむっとして、顔をそらした。 「何も異常な性癖だとは思わんよ。それよりあのハーフエルフ、童貞で処女じゃな。まったくの未体験者じゃ」 男も女も相手にしたことが無い。 その言葉に、反射的にクィンは老婆を見つめた。 「…」 「本当じゃ、わしの勘は当たるでな。おぬしが初めての相手となるわけじゃ。そうじゃのう…」 なにやら近くの、大量の薬ビンが入ったたなから、一つの小さなビンを取り出した。 中にはクリーム色の軟膏が入っている。 「なんだ…これ?」 クィンはそれを受け取り、蓋を開けて中を覗いた。甘いにおいがする。 「すべりをよくする薬じゃ。追加効果も入ってるでな、それを使ってゆっくり楽しんでおくれ」 けらけらと笑う。この老婆は何を考えているのだろう。 「本当にこれでケイの魂の居所を探ってくれるんだな?」 「もちろんじゃ」 しばらく話し込んでいると、湯船から上がってきたスペルがいた。バスローブを着て、そのバスローブから見える胸板はピンク色に上気していた。 髪は解いて、ゆるいロングのウェーブになっている。 一瞬見ほれてしまったが、すぐにスペルの言葉に、はっと現実に戻される。 「…クィンも入ってきたら?」 少しうつむいて、恥ずかしそうに。 クィンがベッドから離れると、今度はスペルがベッドに座った。髪はまだ濡れて冷たい。 「じゃあ、はいってくるから」 すぐに出よう。心の中ではやる気持ちを抑えながら、風呂場へと向かうクィンだった。そのクィンを見送って、スペルが手を振る。 「いってらっしゃい」 浮かべた笑顔は頼りないものだった。 クィンの姿が見えなくなると、うつむいて床を見つめた。不安げな顔は、誰が見ても分かるほどだった。 「不安かね」 老婆は言った。 「あ…はい…」 「いい薬があるでな。飲むか?」 またしても老婆は棚をあさる。出したのは、黄色や赤の粉薬だった。 「ある植物の根から抽出した薬さ。飲めば不安なんてものはなくなるさ…、気持ちよくなりたいだろう。痛いのなんてごめんだろう?」 「私は…その」 老婆は台所から、おわんに水を入れ、粉薬を溶かした。 溶かした水はとても綺麗なオレンジに染まり、その水面にスペルの顔を映した。 「経験がないんじゃろ」 「!」 赤くなってうつむくスペルの頭をなでると、老婆は薬を勧めた。 「そう赤くなるな、悪いことじゃないさ。だが男が男に抱かれるときは、どうしようもなく痛いと聞くのう」 「私は…」 「なんじゃ?」 「いえ…薬を飲めば…少しは…よくなりますか?」 薬を受け取って、オレンジ色の液体を見つめる。 「少しはよくなるじゃろ」 その言葉に、スペルは一気に飲み干した。 甘くもなく苦くもなく、ただの水のような味に、スペルは首をひねった。 本当に薬が入っているのだろうか。 しばらくはなんともなかった。 やがてクィンが風呂から上がった頃、その薬は効果を示しだした。 スペルがうずくまる。 カラン、と椀が床に転がった。 「あ…」 熱い。体が熱い。 「熱い…あっ…」 大きく呼吸をするスペルを見つけたクィンが、あわてて近寄る。背をなでようと触れた瞬間、大きく体が跳ねた。 「あっ!!さ、触らないで…」 熱い体に触れられて、すべての神経が敏感になっているようだった。 「…おい!!何した、スペルに!大丈夫なのか!?」 「媚薬じゃ。痛いのが嫌だというでな。ほれ、支度せんかい、辛いまま待たせとくつもりかの」 うずくまるスペルの体に触れて、何度か嫌がったが、それでもそのままベッドに押し倒す。 荒い息を上げてスペルが毛布をかぶる。 クィンは、バスローブの腰紐を解こうとしたが、まだその場にいる老婆をにらみつけた。 それに気づいた老婆は笑いながら下僕とともに、部屋を出て行った。 「おおすまんすまん、軟膏を塗るのを忘れずにな」 パタン、と音がして、扉が閉まる。 あたりはスペルの荒いと息だけが響いた。 「…苦しいか?スペル」 赤い顔をしながら、何度かうなずいた。 その額に口付けて、ゆるく笑った。 「楽にしてやるからな…」 そういうと、 バスローブの紐を解く。 ただし裸になるわけではない。少し肌寒いので、毛布を剥ぎ取って自分にかぶせた。その際、スペルを組み敷く形になった。 「ちょっと寒いな。大丈夫か、スペル」 「私はっ、あ、熱い、体が熱くて…はあっ、何とか、して…」 熱い視線、乱れる吐息、乱れた着衣。 何とかしてと訴えてくるその視線。 頭を軽く持ち上げてやると、そのままクィンはスペルに口付けた。 何度も何度も舌を絡ませて、唾液を飲み込んで。お互いがこれから行う儀式を暗示させるように。 「んっ…はあっ…」 初めての口付けに、戸惑うスペル。それでも振るえる舌を捕まえて、舐めあげて行く。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 長くなったのですん止め | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ #comment
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#title(オリジナル、エルフ×ダークエルフとエルフのハーフ) [#n5c24899] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | いきなりやってますが気にしないでください ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 本編書くと長いのでエロ抜き出し。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ぎしっ ベッドがきしむ。不安げに見上げてくるその顔が、たまらない。 薬によって頬は上気し、体に服が、指がふれることさえ快楽に変わっているようだ。 これはチャンスだ。 とはいっても心の奥底に眠るこの思いを。あの人間の老婆は見透かしているのだろう。 だからこのような要求をしてきたのだろう。 これはチャンスなのだ。 ただ、友人として接してきた関係が壊れるのを、どこかで聞いた気がした。 二日前 「すまないな、お前にまでこんな所までつき合わせて…」 ダークエルフとエルフのハーフであるスペルは、赤い瞳をこちらへ向けた。 ダークエルフの血が入ってるとは思えぬほど白い肌、長くみつあみにされた金の髪はとても美しく、女に見えても仕方ないと思う。 ただその赤い瞳は、ダークエルフそのものである。 とはいえ幼少期からその血のせいで村中から迫害されてきたのだ。 ただ一人、その村のエルフ、クィンだけが好意を持って彼に接してきた。 最初は心を閉ざしていたスペルだったが、半ば強引に仲間になり、接するうちに、友人として笑顔を見せてくれるようになった。 そう、クィンはスペルの事を見てきた。 クィンは、幼いころから彼のことを。 「いや、大丈夫さ。ケイがあんな状態じゃ、何人かはついていてやらないとな。お前一人では危ないし、そう思えばこの坂道だって…何とか…きっついけどな」 ケイは腹違いの、スペルの弟だ。 人間とエルフとのハーフになる彼は今、魂を死神に持っていかれている。 その魂の行方を追うべく、この山を登っている。 この山の頂上には、占い師が住んでいるという。 「なんだって人間てやつぁ、こんな山のてっぺんに住みたがるかね」 とても森を愛する種族とは思えないせりふである。 昔から、クィンはほかのエルフとは一風変わった存在だった。 だからこそ成長したスペルを見て、心底惚れ込んでしまったのかもしれない。 中空に月が浮いている。 まん丸の月は雲と雲の間で美しく光っている。 その明かりを受けながら、スペルは微笑んだ。 「疲れたな、今日は休むか?」 得意の魔法で火をつけると、枯れ木に火を移す。岩場のちょっとくぼんだところに二人は腰掛けると、ぱちぱちと音を立てて燃える火を見つめていた。 エルフには火をつけることはできない。 火は破壊の象徴だ。それを付けることのできるのはダークエルフと人間だ。 ダークエルフの血の入ったスペルは、とても攻撃魔法に強い。その細い体のどこにそんな力があるのかと思うほど、攻撃魔法を繰り出して戦う。 だが、今となりにいるのは疲れてため息をつく、頼りなげな青年。 弟のことを案じているのか、顔色が悪い。 さらりと流れる髪が美しい。 「大丈夫か」 「…うん…」 少しの沈黙の後、スペルが口を開いた。 「ケイ…大丈夫かな…これでケイの魂がどこにあるのかわかるなら、何でもする…!」 大丈夫、魂の輝きはうせていない。 死神さえ何とかすれば、魂は戻ってくるのだ。 その死神と魂さえ探し出せれば! 「…気持ちはわかるが…無理すんなよ」 クィンはスペルの肩をぽんぽんと叩いた。 それが二日前。 それがなんでこんなことになったのだろうか。 自分たちはその後、山の上に立つ小さな小屋を見つけ。そこに住む老婆を訪ねた。 何もかもを見透かしたような顔でクィンを見ると、二人を家に入れ、部屋をあてがった。 だが占いをするには条件があるという。 その部屋で。 クィンが、スペルを抱けというのだ。 最初は戸惑い、クィンは断った。 だがそれではきた意味がない、と、スペルは受け入れた。 クィンはスペルの肩をつかむと、本当にそれでいいのかと問いかけた。 彼は、困ったように言った。 「あ…お前が嫌なら…考える」 「嫌じゃない!」 「え」 一瞬あっけにとられたような表情をすると、悲しげに微笑んだ。 「ケイの命が助かるなら、私の体くらいどうってこと無いよ」 体くらい? その程度にしか考えてないのか? そう思ったが、あえて口にしなかった。 本当は今すぐ抱きたい。その唇を奪いたい。 苦虫を噛み潰したような表情で、スペルを抱きしめる。 こうして抱きしめたことすら初めてだったかもしれない。 だが決心とは裏腹に、腕の中のスペルは震えているようだった。 ベッドがきしむ。 そんな音さえ卑猥に聞こえる。 老婆とその下僕が見守る中、体を寝台に横たえる。硬い木に布を覆っただけの寝台に、横たわっている。 普段は同室だ。いつも見慣れた光景が、今では違って見える。 美しいスペル。このまま、このまま。 「風呂が沸いておるぞ、長旅だったろう、する前に入ったらどうかね?狭いから一人用だがの」 その言葉に飛び起きたスペルは、着替えを持って、下僕に風呂場に案内された。不安げな視線からすると、やはり怖いのだろう。 誰もいなくなった寝台に腰掛けると、腰を曲げた老婆が杖をついてやってきて、愉快そうに尋ねてきた。 「気分はどうかね?わしは何でも見えるぞ、おぬしの深層心理もな。心の奥で、あの美しいハーフエルフを抱きたかったのだろう?」 「…」 クィンは少しむっとして、顔をそらした。 「何も異常な性癖だとは思わんよ。それよりあのハーフエルフ、童貞で処女じゃな。まったくの未体験者じゃ」 男も女も相手にしたことが無い。 その言葉に、反射的にクィンは老婆を見つめた。 「…」 「本当じゃ、わしの勘は当たるでな。おぬしが初めての相手となるわけじゃ。そうじゃのう…」 なにやら近くの、大量の薬ビンが入ったたなから、一つの小さなビンを取り出した。 中にはクリーム色の軟膏が入っている。 「なんだ…これ?」 クィンはそれを受け取り、蓋を開けて中を覗いた。甘いにおいがする。 「すべりをよくする薬じゃ。追加効果も入ってるでな、それを使ってゆっくり楽しんでおくれ」 けらけらと笑う。この老婆は何を考えているのだろう。 「本当にこれでケイの魂の居所を探ってくれるんだな?」 「もちろんじゃ」 しばらく話し込んでいると、湯船から上がってきたスペルがいた。バスローブを着て、そのバスローブから見える胸板はピンク色に上気していた。 髪は解いて、ゆるいロングのウェーブになっている。 一瞬見ほれてしまったが、すぐにスペルの言葉に、はっと現実に戻される。 「…クィンも入ってきたら?」 少しうつむいて、恥ずかしそうに。 クィンがベッドから離れると、今度はスペルがベッドに座った。髪はまだ濡れて冷たい。 「じゃあ、はいってくるから」 すぐに出よう。心の中ではやる気持ちを抑えながら、風呂場へと向かうクィンだった。そのクィンを見送って、スペルが手を振る。 「いってらっしゃい」 浮かべた笑顔は頼りないものだった。 クィンの姿が見えなくなると、うつむいて床を見つめた。不安げな顔は、誰が見ても分かるほどだった。 「不安かね」 老婆は言った。 「あ…はい…」 「いい薬があるでな。飲むか?」 またしても老婆は棚をあさる。出したのは、黄色や赤の粉薬だった。 「ある植物の根から抽出した薬さ。飲めば不安なんてものはなくなるさ…、気持ちよくなりたいだろう。痛いのなんてごめんだろう?」 「私は…その」 老婆は台所から、おわんに水を入れ、粉薬を溶かした。 溶かした水はとても綺麗なオレンジに染まり、その水面にスペルの顔を映した。 「経験がないんじゃろ」 「!」 赤くなってうつむくスペルの頭をなでると、老婆は薬を勧めた。 「そう赤くなるな、悪いことじゃないさ。だが男が男に抱かれるときは、どうしようもなく痛いと聞くのう」 「私は…」 「なんじゃ?」 「いえ…薬を飲めば…少しは…よくなりますか?」 薬を受け取って、オレンジ色の液体を見つめる。 「少しはよくなるじゃろ」 その言葉に、スペルは一気に飲み干した。 甘くもなく苦くもなく、ただの水のような味に、スペルは首をひねった。 本当に薬が入っているのだろうか。 しばらくはなんともなかった。 やがてクィンが風呂から上がった頃、その薬は効果を示しだした。 スペルがうずくまる。 カラン、と椀が床に転がった。 「あ…」 熱い。体が熱い。 「熱い…あっ…」 大きく呼吸をするスペルを見つけたクィンが、あわてて近寄る。背をなでようと触れた瞬間、大きく体が跳ねた。 「あっ!!さ、触らないで…」 熱い体に触れられて、すべての神経が敏感になっているようだった。 「…おい!!何した、スペルに!大丈夫なのか!?」 「媚薬じゃ。痛いのが嫌だというでな。ほれ、支度せんかい、辛いまま待たせとくつもりかの」 うずくまるスペルの体に触れて、何度か嫌がったが、それでもそのままベッドに押し倒す。 荒い息を上げてスペルが毛布をかぶる。 クィンは、バスローブの腰紐を解こうとしたが、まだその場にいる老婆をにらみつけた。 それに気づいた老婆は笑いながら下僕とともに、部屋を出て行った。 「おおすまんすまん、軟膏を塗るのを忘れずにな」 パタン、と音がして、扉が閉まる。 あたりはスペルの荒いと息だけが響いた。 「…苦しいか?スペル」 赤い顔をしながら、何度かうなずいた。 その額に口付けて、ゆるく笑った。 「楽にしてやるからな…」 そういうと、 バスローブの紐を解く。 ただし裸になるわけではない。少し肌寒いので、毛布を剥ぎ取って自分にかぶせた。その際、スペルを組み敷く形になった。 「ちょっと寒いな。大丈夫か、スペル」 「私はっ、あ、熱い、体が熱くて…はあっ、何とか、して…」 熱い視線、乱れる吐息、乱れた着衣。 何とかしてと訴えてくるその視線。 頭を軽く持ち上げてやると、そのままクィンはスペルに口付けた。 何度も何度も舌を絡ませて、唾液を飲み込んで。お互いがこれから行う儀式を暗示させるように。 「んっ…はあっ…」 初めての口付けに、戸惑うスペル。それでも振るえる舌を捕まえて、舐めあげて行く。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ 長くなったのですん止め | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ #comment
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作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
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