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#title(そばに・・・) [#e44ed370] _________ |┌───────┐| |│l> play. │| |│ |│ |│ |│ |│ |│ |└───────┘| [::::::::::::::::MONY:::::::::::::::::] ∧∧ ( ,,゚) ピッ ∧_∧ ∧_∧ / つ◇ ( ・∀・)ミ (` ) . (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒) | ┌‐^────────────── └──────│最遊記 カッパ×豚 └─────────────── 夕方から降り始めた雨は、夜になってもまだ降り続いている。 「悟浄、珍しいですね。今夜は出かけないんですか?」 深い緑色の瞳が曇りがちなこんな夜に、おまえを一人残して出かけられない。 「なんとなく、気分じゃねーのよ。」 おまえの顔に、微かな安堵の微笑がもれる。 雨の夜はおまえに何かを思い出させ、不安にさせる。 「コーヒー入れましょうか?」 「ああ、悪ぃね。」 ソファーから立ち上がり、キッチンへ向かう後姿。 細い体、やわらかい髪、白いうなじ。 手を伸ばしたくなる。 腕を取って、引き寄せて、その後はどうする? あいつは俺をどう思う? 雨の夜、あいつが眠れないのを知っている。 涙を流し、もう居ない、愛しい女の名を呼ぶのを。 けれど、俺は何もできない。 コーヒーの香りと共に、あいつが居間に入ってきた。 「どうぞ。」 「サンキュ。」 コーヒーをすする沈黙の中、雨の音が響く。 「よく降るよなぁ、全く。」 「そうですね。でも、雨の夜も悪くはありませんね。」 「え?」 ちょっと驚いた俺に、あいつは微笑んで言った。 「だって、いつも雨の夜は、あなたがずっと家にいますから。」 あれ? もしかして、俺の気持ち、バレてる・・・・・・・? 「悟浄も雨の日は出かけるのが億劫になるんですね。僕は話し相手ができて嬉しいですけど。」 ・・・・・・・・バレてないか。 ほっとしたような、がっかりしたような。 まあいいや。 それでおまえが喜ぶなら。 俺は何もできない。 けれど、ずっとおまえの傍にいよう。 おまえが一人で泣かないように・・・・・・・ _________ |┌───────┐| |│ロ stop. │| |│ |│ |│ |│ |│ |│ |└───────┘| [::::::::::::::::MONY:::::::::::::::::] ピッ ∧_∧ ◇,,(∀・ ) アリガトウゴザイマシタ . (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒) | | └────────────────┘ 6年前に作ったまま、PCの中で眠っていたSSを発掘しました。 ここで公表させてください。 #comment
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