ページ内容へ
ナビゲーションへ
当サイトをご覧いただくにはブラウザの設定で
JavaScriptを有効に設定
する必要がございます。
ページの一覧
最終更新一覧
ヘルプ
ホーム
使い方
文字サイズ:小
文字サイズ:中
文字サイズ:大
リロード
編集
ツール
名前変更
凍結
差分
バックアップ
添付
複製
印刷
Top
/
18-375
18-375
の編集
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
#title(夏の夜) [#z05d1f46] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 総合スレで需要を見込んで… ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 赤貝、涯視点です。全部で4レス消費。 夏の夜は神秘的だ。こんな辺境で、出かけるアテなんてなくても夏の夜の魔物は俺なんかも誘ってくれるらしい。 扇風機すらないアパートにいるより夏の夜は涼しい。 今も、ちょっとそこらで涼んできた帰りだ。 無人のボロアパートの、入り口付近に人影。 それもふつうの人影ならば俺は文句なく避けて行くが、それが横たわっているとあれば流石の俺も素通りできない。 渋々近づいてみるとデジャヴを感じた。 「あ…赤木!」 やっぱり。 この赤木は何日か前、梅雨真っ只中で雨の夜にも倒れていた。 揺り起こしたら「風呂入りたい」といわれた。うつ伏せに倒れたままの第一声。 うちに風呂はないと言うとゆっくりと起きだして「ふうん」とだけ言った。 不思議と厭な感じはしなかった。 「君、誰」 くぐもったような、それでも艶のある声。 「工藤」 答えてから、何言ってんだ俺、気づいた。 「もしかして、工藤 涯?」 「なんで?」 「そんなやつが居たかもと思って」 そいつは口元に手をあてて言う。 「アンタ福中の生徒?」 「ああ、2年の赤木」 同じ学校の生徒かよ、途端に憂鬱になった。 「とりあえずさ、風呂ないんなら銭湯の場所教えてくんない、気持ち悪いんだ」 赤木の体は雨でぬかるんだ所に横たわってたせいで泥だらけだ。 「そこの橋を越えたところに…」 「じゃなくて。案内してよ、俺この辺土地感ないし」 泥だらけで、おまけになんか磯の香りもする。ちょっと放っとけなくて、 「わかったよ…」 承諾してしまっていた。 「じゃ、俺はここで」 すぐ傍の銭湯。銭湯というより大浴場で、値段が少し高い。 「え?」 「工藤は入ってかねえの?」 赤木が意外そうに言った。 「俺タオルも桶も持ってきてねえし」 冗談じゃない。 「そんなの俺も同じじゃない」 「金も持ってきてない」 ついでっぽく言ったけど、本トはこっちが大本命。 「そんなこと気にしてたの、大丈夫、俺が払う」 笑って言われたが、お見通しらしい。 何だかんだ、こいつにはペースを乱されまくり。 そうやってぼやっとしてると腕を引っ張られて中に引きずり込まれた。 「その理に敵ってないとこがいいんじゃない」とか言われて、強引とも言える倍プッシュに負けて、甘んじて受け入れることにした。 赤木と居ると、本当に調子が狂う。 そういえば、やけに印象に残っていること。 赤木は俺の体を見るなり「ふうん」と呟いた。 その意味はイマイチ解らなかった。 今夜の赤木は、暫く目を覚ましそうにない。 こないだの借りもあるし、泊めてやろうと思って赤木を部屋に運んだ。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ オソマツサマデーシタ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | #comment
タイムスタンプを変更しない
#title(夏の夜) [#z05d1f46] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 総合スレで需要を見込んで… ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| きっと楽しんでもらえるよ。 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 赤貝、涯視点です。全部で4レス消費。 夏の夜は神秘的だ。こんな辺境で、出かけるアテなんてなくても夏の夜の魔物は俺なんかも誘ってくれるらしい。 扇風機すらないアパートにいるより夏の夜は涼しい。 今も、ちょっとそこらで涼んできた帰りだ。 無人のボロアパートの、入り口付近に人影。 それもふつうの人影ならば俺は文句なく避けて行くが、それが横たわっているとあれば流石の俺も素通りできない。 渋々近づいてみるとデジャヴを感じた。 「あ…赤木!」 やっぱり。 この赤木は何日か前、梅雨真っ只中で雨の夜にも倒れていた。 揺り起こしたら「風呂入りたい」といわれた。うつ伏せに倒れたままの第一声。 うちに風呂はないと言うとゆっくりと起きだして「ふうん」とだけ言った。 不思議と厭な感じはしなかった。 「君、誰」 くぐもったような、それでも艶のある声。 「工藤」 答えてから、何言ってんだ俺、気づいた。 「もしかして、工藤 涯?」 「なんで?」 「そんなやつが居たかもと思って」 そいつは口元に手をあてて言う。 「アンタ福中の生徒?」 「ああ、2年の赤木」 同じ学校の生徒かよ、途端に憂鬱になった。 「とりあえずさ、風呂ないんなら銭湯の場所教えてくんない、気持ち悪いんだ」 赤木の体は雨でぬかるんだ所に横たわってたせいで泥だらけだ。 「そこの橋を越えたところに…」 「じゃなくて。案内してよ、俺この辺土地感ないし」 泥だらけで、おまけになんか磯の香りもする。ちょっと放っとけなくて、 「わかったよ…」 承諾してしまっていた。 「じゃ、俺はここで」 すぐ傍の銭湯。銭湯というより大浴場で、値段が少し高い。 「え?」 「工藤は入ってかねえの?」 赤木が意外そうに言った。 「俺タオルも桶も持ってきてねえし」 冗談じゃない。 「そんなの俺も同じじゃない」 「金も持ってきてない」 ついでっぽく言ったけど、本トはこっちが大本命。 「そんなこと気にしてたの、大丈夫、俺が払う」 笑って言われたが、お見通しらしい。 何だかんだ、こいつにはペースを乱されまくり。 そうやってぼやっとしてると腕を引っ張られて中に引きずり込まれた。 「その理に敵ってないとこがいいんじゃない」とか言われて、強引とも言える倍プッシュに負けて、甘んじて受け入れることにした。 赤木と居ると、本当に調子が狂う。 そういえば、やけに印象に残っていること。 赤木は俺の体を見るなり「ふうん」と呟いた。 その意味はイマイチ解らなかった。 今夜の赤木は、暫く目を覚ましそうにない。 こないだの借りもあるし、泊めてやろうと思って赤木を部屋に運んだ。 ____________ | __________ | | | | | | | □ STOP. | | | | | | ∧_∧ オソマツサマデーシタ | | | | ピッ (・∀・ ) | | | | ◇⊂ ) __ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || | #comment
テキスト整形のルールを表示する
ページ新規作成
新しいページはこちらから投稿できます。
作品一覧
シリーズものインデックス3
シリーズものインデックス2
シリーズものインデックス
第71巻
第70巻
第69巻
第68巻
第67巻
第66巻
第65巻
第64巻
第63巻
第62巻
第61巻
第60巻
第59巻
第58巻
第57巻
第56巻
第55巻
第54巻
第53巻
第52巻
第51巻
第50巻
第49巻
第48巻
第47巻
第46巻
第45巻
第44巻
第43巻
第42巻
第41巻
第40巻
第39巻
第38巻
第37巻
第36巻
第35巻
第34巻
第33巻
第32巻
第31巻
第30巻
第29巻
第28巻
第27巻
第26巻
第25巻
第24巻
第23巻
第22巻
第21巻
第20巻
第19巻
第18巻
第17巻
第16巻
第15巻
第14巻
第13巻
第12巻
第11巻
第10巻
第9巻
第8巻
第7巻
第6巻
第5巻
第4巻
第3.1巻
第3巻
第2巻
第1巻
ページ新規作成: