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S-118 の変更点


*マホウツカイ×オニさん [#a3b7d2b1]
#title(マホウツカイ×オニさん) [#a3b7d2b1]
新スレ乙です。 
では早速ネタ投下させていただきます。 

AA入れるとずれるんで略します。 
(・∀・)<日曜朝コラボ(赤のマホウツカイ×風オニさん)二回目だモナ 
(・∀・)<ベッタベタ 
|> PLAY 



(携帯メールより) 
From:尾都繪 
Sub:初めてメールします 
伊舞樹さん、俺です。覚えてますか?あの時は本当にすいませんでした。 
俺、ニイチャン達にもよく「周りを見ずに突っ走りすぎる」って怒られてたから、 
却って伊舞樹さんに迷惑かけちゃって。謝りに行こうと思って立華にも寄っ 
たけど、もしかして例の真科亡とか言う奴の退治で忙しいのかな。 

From:伊舞樹 
Sub:メールありがとう 
繪、最近会えなくてごめんね。 
>却って伊舞樹さんに迷惑かけちゃって 
迷惑なんてかけてないよ。僕が休んでいこうって言いだしたんだし。 
繪、この前は大丈夫だった?急な朝帰りで本当に悪かったね。 
>真科亡とか言う奴の退治 
そうなんだよね、暫くローテーションの方がきつくなってるから。 
でも繪の方も結構忙しかったりするのかな?僕の方はね、本当に参ったよ。 
愛車のタツマキが見事にお釈迦で。本当に日々樹さんには困ったよ、「ドンマイ 
ドンマイ」って言われてもさぁ。 
まぁそれはともかく、真科亡も意外な奴が現れたりするし、立華でも対策を 
話し合うつもり。その時にでも繪に会えたらいいな。 

From:尾都繪 
Sub:Re:お久しぶり 
タツマキって、あの高そうなバイク!?この前携帯の写真で見せて貰った奴だよね? 
お釈迦になったって何で!?伊舞樹さん、元気出して下さいよ!俺が頑張って 
錬成術のマホウ覚えてタツマキの修理も一発ですって!って言いたいところだけど俺 
の方も忙しくて伊舞樹さんに会いたくても会えなくて。 
夢の中に閉じこめられたときは、伊舞樹さんじゃないけど本当に参ったよ。 
チイニィが来てくれなかったらどうなってたか。 
伊舞樹さんの方は真科亡もいろんな奴が出て来て大変だろうけど、伊舞樹さん 
なら大丈夫だって俺は信じてますから。 



From:伊舞樹 
Sub:大変なんだね 
僕や日々樹さんが相手している真科亡とは、また全然違うんだね。 
でも繪も繪なりに頑張ってるから大丈夫だって僕も信じてるよ。 
頼りになるお兄さん達もいるしね。 
>伊舞樹さんなら大丈夫だって俺は信じてます 
ありがとう。怪我だけは気を付けるようにしてる。ちょっとでも身体に傷を付 
けて、痕でも残ったりしたら繪が嫌がるからね。 

From:尾都繪 
Sub:Re:ありがとう 
そんなことないって!傷は男の勲章だぞ!ってニイチャンが言ってたし。 
それよりも俺は伊舞樹さんが無事でいてくれるならいいって! 

From:伊舞樹 
Sub: 
わかってる、心配しなくても大丈夫だからね。 
本当は、こんな風にメールやり取りなんかしてるよりも… 
すぐにでも繪の側にいたいかなって、思ったりしてるんだよね。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
時計は十時も回った頃、俺は自分の部屋のベッドで横になっていた。 
携帯(つっても普通の奴な)を片手に伊舞樹さんとメールのやり取り。 
正直、俺もここんところの戦い続きと部活の両方でくたくたになってた。 
でもそれとこれとは話は別で、俺はどうしても伊舞樹さんからのメールが欲し 
かった。 
声を聞いてもよかったんだけど、話そうとした瞬間、頭が真っ白になりそうだ 
ったから。 
俺だって…未だにあの日のこと忘れた訳じゃないし。 



「三年後が楽しみだよ、少年」 

無意識に触った唇。 
あの時の伊舞樹さんの唇がまだ柔らかく触れているように感じた。 
それも妙な拍車をかけたというか、携帯を片手に見つめながら俺は、伊舞樹さ 
んのメールにうっかり逆上せてしまった。 
すぐにでもそばにいたい…… 
俺だって…今すぐにでも伊舞樹さんの側に飛んでいけるものなら。 
そう思ったとき、俺は無意識に携帯(マ/ー/ジ/フ/ォ/ン)を手にジュモンを入力してい 
た。 

<マ/ー/ジ/マ/ジ/ュ/ナ!> 

最近覚えた瞬間移動のマホウ。 
どこに飛んでいくか解らないのであんまり使わなかったけど… 

「うわぁっ!!」 

でっかい尻餅を付いたあと、周りを見渡してみるとどこかの山奥にすっ飛んだ 
らしい。 
そう言えば伊舞樹さんは仕事柄、この手の場所によく行くみたいだな。 
あれ……? 
水辺の樹に誰かが寄りかかっている。 
俺は伊舞樹さんの言っていた「真科亡」かも知れないと思って…警戒しながらそ 
っと近づいたけど。 
樹に寄りかかっているその姿を見た瞬間、俺は絶句した。 
そこには、息を乱しながら腰を浮かせて、片手は自分の物を扱いて… 
少女マンガみたいなあの顔が月の光に照らされて、何かマホウ部屋で見た本に出 
てくる「月の精霊」みたいですっげえ色っぽく見えた。 
傍らにはメールを打っていた途中の携帯が転がっていた。 



そっか…… 

結局考えてることは同じだったんだ。 

「伊舞樹さん」 

弾かれたように顔を上げる伊舞樹さん。 
やっぱり驚くのも無理ないかな、何の前触れもなしに俺が出て来ちゃ。 

「繪、どうしてここに?」 
「伊舞樹さんが俺を呼んでくれたから…かな。自信ないけど」 

俺はいつの間にか身につけていたローブを伊舞樹さんの身体の下に敷いた。 

「伊舞樹さん、会いたかったよ。俺、ずっと忘れること出来なくて」 

その言葉を聞いて伊舞樹さんは両手を俺の身体に差し入れてきた。 
静かに目を閉じて俺の身体を抱き締める。 
人のこと言えないけど身体細いんだよな…… 
このまんまずーっと伊舞樹さんを抱き締めたいなぁ…って思ったら。 

「……変なとこ見せちゃったな」 
「へっ?」 

伊舞樹さん、何か耳が真っ赤だな? 
変なとこって…… 
あ。 



「いつもは、こんな事しないんだよね」 
「わかってますよ、ちょっとタイミング悪かったかなーなんて…まぁ俺だって 
結構我慢できなくなってるっていうか」 

お互い様って所だよね。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
「あ…っ」 

伊舞樹さんが声を上げて俺にしがみついた。 
今ちょうどda(円盤形の動物らしいんだけど)で真科亡を探している最中だから 
全部脱ぐわけにいかないので、俺は伊舞樹さんの下だけをずらし、尻に自分の 
物を刺し入れた。 
あの時…ホテルで初めてえっちした時に散々突き入れたから、今度は伊舞樹さ 
んも痛がらなかった。 
そのまま動こうとしたとき、伊舞樹さんの両腕が急に俺の肩を掴んで引き離し 
た。 

「伊舞樹さん?」 
「この前のお返し」 

悪戯っぽく笑ったかと思うと今度は俺は仰向けにされて、伊舞樹さんが俺の腰 
に跨ってきた。 

「…ん」 
「うっ」 



片手で俺の物を支えながら、伊舞樹さんがゆっくりと腰を埋めていく。 
締め付ける尻の感触が何とも言えず気持ちよかった。 
真っ正面には伊舞樹さんの顔があって、目が合うと伊舞樹さんは色っぽい表情 
で、俺の唇に噛みつくようにキスをした。 
伊舞樹さんが腰を揺らし始めると、俺も同じように下から伊舞樹さんの身体を 
突き上げた。 
身体を繋げている間は、本当にお互いが「好きなんだ」って思いこんでいる。 
だけど相手なんて誰でも良かったのかもしれないって、そう思ってしまう。 
俺は単純だからすぐニイチャン達にからかわれるし「わかりやすい」って言われるけ 
ど、逆に伊舞樹さんはいつも何考えてんのか解らなくて。 
俺、やっぱり伊舞樹さんに振り回されてるだけかな? 

「繪…」 
「?」 

いろいろ考えてたら腰が留まっていた。 
そして伊舞樹さんの少女マンガみたいな顔が、俺の方をじっと見つめている。 
何かやり切れなくなってきた… 



「ごめん、俺ちょっと無……」 
「君に言い忘れてた」 

……何? 
急な言葉で俺は一瞬ポカンとした。 
苦笑しながら伊舞樹さんは俺の顔を見つめると、ちょっとずつ言葉を選びなが 
ら話し始めた。 

「あの時さ……どうして…って繪、思ったよね?」 
「うん」 
「本当はね、繪じゃなかったら……あんな事言わなかった」 
「……」 

伊舞樹さんがぽつりぽつり呟いたのは、自分が高校生だった頃の話。 
代々オ/ニの家系に生まれてずっと真科亡と戦ってきた伊舞樹さんは、最初の頃 
は結構ドジばっかりやってたりいろいろ苦労もしてきたそうだ。 
俺と同じで兄弟(ニイチャン)もいて、その人もオ/ニらしいんだけど…後のことは覚え 
てない。 
高校生でマ/ホ/ウ/ツ/カ/イになって失敗ばっかやりながら戦っている俺と、高校生 
だった頃からオ/ニとして戦っていた伊舞樹さん。 
伊舞樹さんは俺に、昔の自分と同じだって感じてたのかな。 
だから… 



「繪…」 
「何?」 
「……ごめん……ちょっと………」 

伊舞樹さん自身が、先っぽを濡らしながらびくびくと痙攣し始めている。 
そういや繋がったまんまだし、そろそろ伊舞樹さんも我慢できなくなってきて 
いるのかな。 

「伊舞樹さん…最後に聞いていい?」 
「なに?」 

二重の大きな目が潤んで、今にも泣きそうな顔の伊舞樹さん。 
口元も緩んで小さく息をあらげている。 

「…俺のことどう思ってるの?」 
「どうって……」 

そう言いながら俺がわざと強く腰を突き上げた瞬間、伊舞樹さんが悲鳴を上げ 
て身体を震わせた。 

「ね、伊舞樹さん…」 
「す…き……だから…ね…繪……」 
「じゃ、俺頑張るね」 



どうしても聞きたかった言葉。 
充分満足した俺は、伊舞樹さんの口に深く舌を差し入れた。 
伊舞樹さんの舌先が震えているのをつい楽しんで、俺は自分の舌で伊舞樹さん 
の舌を絡めながら強く吸い込んだ。 
その時、伊舞樹さんの目からこぼれた涙が俺の頬に触れた。 
いつになく感じている伊舞樹さんを見てつい嬉しくなるなんて、俺って結構意 
地悪なのかな? 
舌を絡めながら腰の動きも強めていくと、突き上げられている伊舞樹さんも動 
きに合わせて腰を自分から打ち付ける。 
また盛りが付いたみたいに、互いにガンガン突っ込んだからそこからの記憶は 
ぷっつりとなくなってしまった。 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
何か動物の鳴き声で俺は目を覚ました。 
ぐったりと横になっていたのは俺だけだったみたいで、伊舞樹さんは衣服を整 
えて既にその場に立っていた。 

「近くだな…」 



そう言いながら湖の反対側に目を向ける伊舞樹さんの顔は、いつもの穏やかな 
顔じゃなかった。 
そっか…今仕事の最中だったよな。 
俺、結局伊舞樹さんの仕事を邪魔しただけか… 
もう帰ろっかな、ここにいても迷惑なだけだし。 

「仕事の邪魔してごめん……俺、もう戻るから」 
「うん…気を付けて」 

ジュモンを唱えて俺は箒を呼び寄せた。 
箒に乗ろうとしたとき、俺は名前を呼ばれて振り向いた。 

「今度はちゃんと、オフの時にね」 

!? 
柔らかく触れる伊舞樹さんの唇。 
帰り際の、だめ押しのキスだった。 
呆然とその場に立ち尽くす俺に、伊舞樹さんは嬉しそうな笑顔で指先のマ/ホ/ウ 
をかけた。 
そして俺の横をすり抜けて駆け出したとき… 
伊舞樹さんは一人の「オ/ニ」になって、真科亡との戦いに向かっていった。 



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
(BGM:マ/ジED) 
どうも、伊舞樹です。 
今回も問題なく真科亡を退治できました。 
ただ、困ったことが一つありました。 
タツマキに荷物を積んで帰ろうとしたとき、晶が僕にこう言ったんです。 

「逢瀬も構いませんが、ちゃんと時と場所を選んで下さい」 

あ……晶? 
(冷や汗) 
----------------------------------- 



□ STOP 
前回「萌え」て下さった皆様、ありがとうございました。 
オチ前回と一緒ですいませんです。今回はリアルタイムでオンエアされたエピ 
ソードも絡めてみました。 
しかし某所、日々樹さん萌えはあっても伊舞樹さん萌えは少ない…… 
しばらく自家発電続きで頑張らなきゃ駄目って事かなぁ(泣。 
文章面も、鍛えないとまずいかも。精進します。 
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