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#title(車達 稲妻×医者)
で銭・ぴ草の「車達」から稲妻×医者でエロ(車) 

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 

「遅かったな、坊や」 
ガレージのオレンジ色のラランプを、磨きあげられた51年型ハドソン・ホーネットのネイビーの車体が反射する。 
「どうしたの?やけにおしゃれじゃない?新しくポリマーコーティングなんかしちゃって」 
「お前はいままでなにをしていたんだ?」 
ハドソンは目を細めて、滑るようにガレージに入ってきたマックイーンを見た。 
ダートの土埃をまとったまま、マックイーンは後輪でガレージの量扉を閉め、走り抜けた直後の興奮も冷めやらぬ瞳をハドソンに投げ掛ける。 
「一刻も早く二人きりになりたくて、身支度してる余裕なくて」 
自主練を欠かさないレースへの姿勢は素直に評価に値する。 
見つめあったまま、二台は自然に目を閉じ、お互いのフロントバンパーを重ねた。 
穏やかに食むような口づけを繰り返す。 

「ん…」 
軽く触れるだけのキスをしてハドソンはバックし、二台の間のつながりはきれた。 
マックイーンはそのまま追いかけ、ハドソンのバンパーを舌先でつついた。 
ハドソンはまゆをあげて驚いたそぶりをみせたが、もう一度目を閉じてマックイーンを受け入れた。 
マックイーンは彼の歯列を割って奥に入りこみ、車体を傾けてさらに深く舌を絡ませる。 

数分後、すっかりエンジンが熱くなった二台は口づけを離して荒い息をついた。 
「キスだけでもうこんなに熱くなっちゃうんだね、おじいちゃん」 
「年上をからかうな」 
頬が赤くなっているのは、ルームライトが暖色系の光だからではない。 
ハドソンはバツがわるそうに目をそらす。 
お世辞にも車二台には十分なスペースがあるとはいえないガレージは、彼らの熱がこもってサウナのように暑くなっていた。 
「換気する?」 
「いい。それより…したいことがあるんだろう?」 
さっきからハドソンのリアフレームのほうからぽたぽたと滴が垂れて、埃っぽいガレージの床にシミをつくっていた。 
「おいで、ライトニング」 

マックイーンはハドソンの後ろから覆い被さるように、彼の滑らかな流線型のボディに乗りあげた。 
ホイールがむき出しのレース用のタイヤのまま、若いレーサーは彼のクルーチーフをガレージの床にくみしいた。 
2トンの重さに、51年製ハドソン・ホーネットのフレームが小さく悲鳴をあげる。 
「ドック…本当にいいの? 」 
「……いいっていったろ。二度も言わせるな」 
ハドソンのエンジンは本当に熱くなっていて、ボンネットからの熱が上に乗っているマックイーンにもわかるほどだった。 
「それじゃあ…いくよ」 
マックイーンは絶えず滴を垂らしているハドソンの排気筒に自らのものを突き立てた。 
「はあっ」 
「ハドソン…」 
オイルで滑りやすくなっているとはいえ、本来異物を挿れる機関ではないそこに他の車のそれを受け入れるのは、大抵の覚悟だけではできないはずだった。 
ハドソンは眉をよせ、言葉にできない異物感に適応しようと努力した。 
「熱い…熱いな、坊や」 
「ハドソン…大丈夫?」 
「どうってことは、…ない。それにしても…ふっ…お前、人のこといえんぞ」 
ボディを支配するエンジンの熱にフレームが溶けてしまいそうなのは、ハドソンだけではなかった。 
「入ってくる風が…、とても熱い。エンジンがオーバーヒートしそうなのは…俺か、お前か…」 
「そんなにおしゃべりする余裕があるなら、心配いらないかな…でも」 
マックイーンが車体をひねると、また結合部が擦れて音をだした。 
ハドソンは苦痛とも、快感ともとれるうめき声をあげた。 
「ドックにはいつまでもボクの側を走っていてほしいんだ。無理は…させないからね」 
「はっ…殊勝なことだな。なら…早くこの熱を奪ってくれ」 
マックイーンはその言葉を合図に、ゆっくりと動きをはじめた。 
「あ、ああっ」 
「ハドソン」 
前輪でハドソンのサイドウィンドウを強くグリップして上半身を密着させる。 
抜き差しの度に結合部から水滴が飛び散り、ハドソンのリアタイヤ内側を濡らした。 
「ねえ…っハドソン」 

「くっ…坊や、はぁ…っ、なん…」 
マックイーンはスピードを緩めることなくピストン運動を繰り返しながら、車体を傾けた。 
「ボクはアンタを愛してるんだ…」 
低い声で囁かれて、ハドソンはクラッチが擦りきれそうな錯覚を感じた。 
「だから」 
返す言葉も、若いレーサーの勢いに飲まれて、喉元に留まったままでからまっている。 
「いまこうして確かに繋がっていられることが」 
リアバンパー同士がガツガツとぶつかって火花を散らす。 
ハドソンの脳裏で光が弾ける。 
「信じられないくらい嬉しい」 
ライトニング。 
その瞬間、結合部からハドソンの全身に電流が走った。 
やってきた絶頂感の波にハドソンは一気に押し流され、自らのボディにのし掛かっている赤いレーシングカーの重み、彼のエンジンの振動だけが世界を支配した。 

「あっ」 
「?」 
行為のあと、横に並んで停まった二台は、ホイールとホイールとが触れあうくらい密着した時間をすごしていた。 
マックイーンはハドソンのサイドミラーに映った彼のネイビーブルーを見て、小さく声をあげた。 
「ごめんね、せっかくの新しい塗装をはがしちゃった」 
ああ、というようにハドソンは眉をあげた。なるほど、マックイーンのシャーシが擦れた部分が、何本もの平行な白い線になっている。 
若いレーシングカーはしょげかえって、丸みを帯びた車体を縮こまらせている。 
「本当にごめん。修理代は出させてくれるよね?」 
その落ちた視線を拾いあげて、ハドソンは微笑んだ。 
「いや。そのままにしておこう」 
「なんで?!」 
マックイーンは驚いて顔をあげた。 
ハドソンは目を細めて、そのグリルには穏やかな笑みが広がっている。 
「この傷も思い出だ。そうだろう」 
そのセリフに、マックイーンは親友の言葉を思い出した。 
新しいへこみができても、マックイーンとの大切な思い出だからと、頑なに修理しようとしない錆びたレッカー車。 


「まったく、おじいちゃんの頑固さにはかなわないよ」 
「お前には負けるさ」 
「どうだか」 
マックイーンはハドソンのフェンダーに優しくキスを落とした。 
「おやすみ、ハドソン。愛してるよ」 
ハドソンもマックイーンの頬にキスを返す。 
「愛してるよ、ライトニング」 
そして二台はボディを傾けて鼻先をすりあわせた。 
やがて二台のレースカーに、静かな夜がゆっくりと、穏やかに降りてきた。 

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 

医者かわいすぎてどうしても車でエロが書きたくて勢いで打ちました。 
車達は車状態がいちばんかわいすぎます。 
素晴らしい先人様に感謝!!ありがとうございました!
- 萌えました~♡新しい世界の扉が開かれてしまいました! --  &new{2012-08-03 (金) 00:16:56};
- ありがとう! -- [[乙]] &new{2012-08-10 (金) 09:50:18};
- まさにカーセックス --  &new{2012-08-14 (火) 23:41:52};
- ありがとうございました!萌えます~ --  &new{2013-02-01 (金) 23:32:36};
- ええっと・・車体?ガソリン? --  &new{2015-04-12 (日) 00:59:20};

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