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66-555 の変更点


#title(LINDA)
ナマ注意です。 
元青心・高低、現原人バンド唄×六弦です。 

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 



――僕の夢はね、死ぬまでレコードを聴く事なんだ 

インタビュアにいつか、目標はあるのかと聞かれて、目標なんてないけど夢ならあるよ、 
って答えたんだ。 
死ぬまで好きな事をやり続けたいなあ。 
ねえ、マー××。 

テーブルいっぱいに広げたレコード。かっこいいジャケット。 
僕の夢以上にとてつもなく、大きなものが詰まった円盤がたくさん、あるんだ。 
「うん、そうだね」 
約束もしないけれど僕の部屋でくつろぐ君は、寝転がる僕の傍のソファに身体を沈めて 
本のページを捲りながら頷く。 

僕のちょっと上に、テーブルから零れそうなレコード。 
そのちょっと上に、そんな君の伏し目がちな顔。 
いっぱいの水が流れるようなメロディ。 
僕はいちばん下で、フワフワしている。 

いつでも僕は飛べる。今だって、飛んでるみたいだ。 
ね、そうでしょ? 
マー××。 
「そうだねえ。・・・てか、泳いでる?背泳ぎ?」 
君は小首を傾げて、本のページから目を離す。 
僕はまだいちばん下で、フワフワしている。 

気まぐれな猫の目が、くるっと動いた。 
「ねー、ヒ××」 
それだけで、僕は従順にソファへ。 
だって、君はいつもいちばん端っこに座るもんねえ、一人でも。 
ちゃんと聞いてみた事なんてないけど、その空いてるスペースは僕のものなんだ、って 
決めちゃっても、もう間違っていないよね。 

君の右手が、ギターを弾くための指が、寝そべる僕の髪に絡む。 
僕の頬を滑る。 
僕は目を閉じて、その感触を一つ一つ確かめるんだ。 

くすぐったいよ、って笑ってあげる。 
君がのどの奥で笑う声がする。きっとやさしい目をしてるんだろうな。 
君は僕のだよ、って言うみたいに、その手を握ってあげる。 
すると君の手は僕の頬の上で、おとなしくなる。そのまま。 

僕は実際、すごく調子に乗っているんだ。 
君、僕の事が全部大好きなんだろ、って。ねえ。 
僕が僕の好きな事をしていると、君はとても幸せなんだろう? 

君は、大好きな僕のために、僕が好きな事をするための環境を作り上げた。 
僕はその世界でめいっぱい楽しむんだ。 
君がいつも僕を走らせてくれる。君が幸せそうだと、僕はもっともっと調子に乗るんだよ。 
しょうがないよね。 
そして、僕は君のためのうたを唄いたいんだ。 


水の中のような、空の中のようなところで、円盤がたくさん漂っている。 
僕らはその中で浮かんでいる。 
ゆめのなかにいるみたいだ、ほら。ねえ。 

――七十年なら一瞬の夢さ 

いつか君は、絞り出すように叫んでた。 
現実は夢。夢が現実。どっちでも、同じかな。 
僕らは、あの時君がざらつくコンクリートを掻き毟るように叫んだ夢の中にいるんだろう。 
たくさんのドアを開けながら、ずっと同じ夢の中にいるんだろう。 
未来はいつも僕らの手の中にあって、君はずっとその事を知っていた。 
やらずにいられない事をやるだけって、君は知っていた。 
君はずっと夜のように大きくて、君の目はその中の灯火だった。 

シニカルで寡黙な気まぐれ猫。 
でもその目だけは、思わず泣き出したくなるほどいつも正しかった。 
そんな君が、僕の事をずっと大好きで仕方ないらしいんだ。 
全くかなわないよ、ねえ。 

だから、いつも僕から言ってあげる。なにも惜しまずに。 
「君が好きだ、そばにいたいよ」 

ねえ。ほんとうだよ。 
マー××。 


□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
- この二人が愛おしい過ぎて堪らないです…! --  &new{2012-02-25 (土) 10:39:43};

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