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*日常という名の [#sdb9fa31] #title(生 へタレ男前×わがまま後輩 「日常という名の」) 携帯から失礼 元ネタあれど生で微妙なジャンルなので伏せてみた ヘタレ男前×わがまま後輩 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! ハツトウカデ キンチョウシテルヨ! 安っぽい白光の下で、重たい顔をした男が二人。 (話し合おうっていったの、そっちじゃん…) 落ちる静寂にそわそわと落ち着かなくて、もてあまし気味に机の上のボールペンをいじった。カチ、カチ、と断続的に8畳間に落ちる音が、この人といて久方ぶりの暗い沈黙を再確認させた。 なんかしゃべれよ、そう思って数分振りに顔をあげる。動作はあっさりたものだが、その実内面ではおそろしく勇気をだしたけれど。 「……」 だからといって当の相手が視線をあわせることはなく、変わらず視線を下げて机の向かい側に座っている。思いのほか長いまつげがほほに影をおとしていて、なんだか妙に色気を感じてしまった。 おれは今、この男と付き合って、喧嘩して、…なかなおり? まったくお互い30越えたおっさんが、恋人やって喧嘩して、なかなおりって。あほか。なんだか無性に馬鹿らしくなって、無意識に舌打ちをしていた。 「……っ」 その音に反応したのか、いやそれしかない。ビクっと反応してこちらを見つめたその目が、あんまりにも情けなくって少し笑ってしまった。こんな情けない目をしてる男に色気って、どうかしちゃったんだろうか。 笑いに一瞬傷ついたような表情をのせた瞳が、次には困ったように、そしてほんのすこしうれしそうにゆがむから。 なんだか楽しくなって、あほらしくなって、思う存分笑ってやった。情けないあんたも、意地をはっていた俺も。 「なんで、喧嘩したんだっけ」 なんだかものすごく久々に彼の声を聞いた気がして、不覚にも泣きそうになったのをこらえながら目をつぶる。 「あー…、わすれた」 やっぱりあんたと俺は、あんたと俺でしかないね。変わらないやわらかい空気に安心して、彼の笑顔をなんとはなしに眺めた。 今夜は甘え倒してやろうと、そう思った。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! この二人つぶやきでもトークでもやわらかいふいんきで大好きだよ…! #comment