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*ギブギブアイラブユー [#ie4a279e]
#title(特攻野郎Aチーム フェイス×コング 「ギブギブアイラブユー」)
半ナマ注意 
映画A組、顔×根具です 

|>PLAY ピッ ◇⊂ (・∀・ ) 
ジサクジエンガオオクリシマース 
たった三節の素敵な言葉がある。 
下腹に溜まったどろどろの欲望を、体外に吐き出す際に叫ぶならこの言葉こそが相応しい。 

「ぁ…あっ……は…」 
一回、二回、連続して放出する。尾を引く快感。 
縋り付くように伸ばされた手に指を絡ませ、荒い息をつきながら、俺の下で脱力しているBAを見下ろす。 
射精の余韻が残っているのか、未だ喘ぎ混じりの吐息を洩らす彼に、つい目を奪われた。 
「…フェ…イ、ス」 
BAが潤んだ瞳を此方に向け、彼の唇が俺の名前を形作る。 
途端に込み上げてきた愛しさをぶつけるように、俺はBAに口付けた。 
我ながら、随分と余裕を無くしているもんだと思う。 
それだけ俺にとって彼は、BAだけは特別なのだ。 
何度抱いても、口付けても、この征服欲と独占欲が満たされる事はない。 
「…う…んぅ……っ」 
合わさった唇の隙間から、鼻にかかった切ない声が洩れる。 
空いた左手で脇腹から胸元へ逆立てるように撫でてやると、息を詰めて身体を震わせる。 
そんな彼の反応一つ一つに、柄にもなくときめいてしまう自分がいる。 
この甘い時間を一秒でも長く味わっていたい── 
しかしそんな俺の思いを余所に、程なくBAは右手で俺の顔を押し退けるようにしてキスを解いてしまった。 



「…どうした?」 
内心の動揺を悟られないよう、努めて穏やかな声音で尋ねる。しかし。 
「女じゃないんだ、そんなにサービスする必要ねぇよ」 
出した後はスッキリしたもんなんだからと、一人言のように呟く彼に、甘い恋人気分は見事に吹き飛んでしまった。 
そう、彼と俺は恋人でも何でもなく、セックスを済ませたら後腐れなくただの仲間に戻る、そんな関係だ。 
一度だけの筈がだらだらと今まで続いてしまっているのは、他でもないこの俺が、彼との関係を断ち切る事が出来ずにいるせいで。 
「風呂に行きてぇ」 
BAの右肘が俺の身体を押し返そうと突っ張った。 
それを上から抑え込む。 
「…俺がしたいんだよ、させてくれ」 
抱き締める事で抵抗を封じ囁くと、BAは眉を潜めて視線を逸らした。 
流石に罪悪感で胸がちくりと痛むが、 
「気になるなら目を閉じてろ」 
こんな嫌味な言い方しか出来ない自分が腹立たしい。 
だが俺にも意地がある。 
言われるままに目を伏せる、彼の耳朶に軽く口付けた。 
そのまま首筋に沿って舌を這わせると、熱っぽい吐息が洩れる。 
見事な筋肉が乗った腹や胸板を掠めるように撫でてやれば、喉を逸らして喘ぐ彼に思わず笑みがこぼれた。 
何処にどう触れれば火が付くのか、どう弄れば声を上げずにいられなくなるか。 
この身体の事なら彼本人以上に知り尽くしている。 
BAが拒まないのをいい事に、彼の身体を完全に陥落させる。 



──俺は馬鹿だ。 
誰より彼を必要としている癖に、冗談めかしてでさえBAに本当の気持ちを伝えられないでいる。 
俺はただ、彼に拒絶されるのが怖くて仕方ないんだ。 
ぐつぐつと煮え切らない関係でもいい。 
いつか彼に終わりを告げられるかもしれない、その時が何より怖い。 

「…好きだよ、ボ.ス.コ」 
俺がこの言葉を口に出来たのは40分後。 
彼が気絶するように眠りに落ちた後だった。 
□STOP ピッ ◇⊂ (・∀・ ) 
イジョウ ジサクジエンデシタ- 
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