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*鐘→活→←寅 [#af2256e3] #title(天地人 直江兼続→上杉景勝→←上杉景虎) 09タイーガの鐘→活→←寅で鐘活。 寅あぼん後の捏造で少々えろす描写ありです。 |>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース! 「わしを、抱け」 私を部屋に呼んだ殿が、搾り出すようにたった一言そう言った。それが殿の精一杯だった。 +++ 「は、ぁ、ああっ!」 自身が殿を貫く。震える睫、頬に流れ落ちる涙。身体への快楽と心への痛みに喘ぐその姿は、目を反らしたくなるような痛々しさであった。 「んぁ、あ!か、影‥寅‥どの‥!」 呼んだ名の主は既に死んだ。救いを求めるように伸ばされた手が掴んだのは、その者ではなく私。 彼はもう、いない。 私たちが殺したようなものだった。 だから殿は苦しんでおられるのだ。 その傷は私では癒せない。今こうして行為に及ぶ事は傷を抉るようなものだ。 「ぅ、‥っく、ひぁ、あっ!」 それでも腰を動かす。更に甲高い喘ぎと、亡き者の名前が耳に響く。 「影寅殿、かげ‥と‥あ、やああっ!」 私は、その名を聞きたくない。嫉妬というやつだ。殿が彼を想う程、私から殿への想いは伝わらなくなるから。 名を呼べぬように更に奥へ突けば叫ぶように啼いた。 「あっ、あ、もぅ‥」 いきそうなのだろう。かぶりを振り腰を揺らす。劣情を誘う姿だ。にも関わらず、 「構いませぬ」 やけに己の声は冷めていた。 「ひぁ、ああ!」 「く、‥!」 達した殿の締め付けに耐えかねて、私も中で達した。 失神した殿の睫や頬を濡らす涙。こうする事でしか泣けぬのだ。 哀れだ。 こんな事でしか泣けぬこの方も。 こんな形でしか殿と交われぬ私も。 互いに想い合っていたのに、遂に結ばれなかった二人も。 何もかもが哀れだ。 「殿、本当はもっと違う形で貴方と繋がりたかった‥」 呟いてみたとて、この想いはずっと届かないのだろう。 虚しさで目頭が熱くなった。 □ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 何かもう色々すいません。滝に打たれてきます ノシ #comment