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*声フェチ [#b2d0860d] #title(声フェチ) [#b2d0860d] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | 電波気味天然攻め×包容力広大受け ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| モデルはいたらしいけど | | | | \ ほぼオリジナルだよ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ゲンケイナサスギ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 友人から「大事なネジが二、三本抜けてる」と評されたことがある俺だけれど、 面倒を見てくれるひとがいるおかげで、とても幸せな生活を送れている。 昔から近くに住んでいて、兄のような存在のそのひとは、俺とは逆で、何でも できる。そして、とてもとても綺麗な声の持ち主である。 そろそろ夕飯だと声をかけに来てくれた彼に、前から思っていたことを告げる。 「本当に綺麗ですよね、声」 「そうかぁ? つーか、いきなりだなあ」 「取り替えてほしいくらいです」 「……それは、難しいんじゃないか?」 「うーん、と。ひとつ、頼んでもいいですか」 「なに?」 「歌ってください」 「? まあ、いいけど…」 首をひとつかしげて、彼は歌い始めた。ああやっぱり、なんて素敵なんだろう。 でも聞き惚れていてはだめなんだ。さっそく、思いついた計画を実行する。 彼が俺より背が低くてよかった。そうっと、近づいて――。 「……っ!?」 「………あ、あ~あ~……やっぱりだめか」 「ど、どうした、急に」 「いや、声が」 「声が?」 「食べられるんじゃないかと思って」 「……は」 唇を押さえていた彼は一瞬絶句して、次に爆笑した。俺としては笑われるのは 心外だったけれど、笑い声もやっぱり綺麗な音なので、抗議はしないでおく。 「お前の行動って、ほんっと読めない」 「そうですか?」 「声、食べようとするとはな」 「だって、欲しいんですよ、声」 「でも、お前が俺の声取っちゃったら一緒に歌えなくなるよ」 「……それは、困りますけど。じゃあ取替えっこ…」 「そしたら、俺の声でお前の名前を呼べなくなるね」 「え、やだ」 だって、一番好きなのは彼が俺を呼ぶときの声なのに。 思わずぶるぶると首を振ると、彼はにっこりと笑った。 「やっぱりこのままでいいんだよ」 「でも俺、ずっとあなたの声を聞いてたいのに」 「じゃあずっといっしょにいればいい」 そう言って、彼はさっき俺がしたように、彼の唇を俺の唇にふれさせた。 「これは大事な約束のときするんだよ。俺はずっとお前に声を届けてあげる」 見たことのないような綺麗な笑顔と、聞いたことのないような綺麗な声で 彼は約束してくれて、俺は何も言えなくなってしまった。 まるで、本当に声を食べられたかのように。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | タイトルは「声フェチ」らしいよ ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| この速さならいけると思った | | | | \ | | □ STOP. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ イマハハンセイシテイル | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ #comment