Top/20-352
20-352 の変更点
- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
- 20-352 へ行く。
- 20-352 の差分を削除
*仮面ライダー龍騎 朝倉×北丘 [#j3060710] #title(仮面ライダー龍騎 朝倉×北丘) [#j3060710] / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | イ反面ライ夕”ー隆起の朝倉×北丘 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 死にかけてる北丘先生の回想 | | | | \ | | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ スレ18の66の続き。 前後で文体が微妙に違うような そのような事が暫く続いた。情事は主として廃倉庫などの屋根のある屋外―矛盾する言い方だが―で行われた。 時には朝倉が五郎の居ない間に事務所に来て北丘の部屋で行う事もあったが、主としては外であった。 やがて12月になり、北丘は寒いのでもう廃倉庫はやめてよ、と言った。朝倉はこれを受け入れた。 それからは主に情事の舞台は連れ込み宿になった。 しかし怪しげな歓楽街の連れ込み宿に入ると言っても朝倉は凶悪脱獄犯である。まさか連れて入る訳にはいかない。 そこで北丘は朝倉に、自分がドアを開けてホテルに入るのと同時にミラーワーノレドを経由してドアから入って来い、と言った。 朝倉はそれに従った。 馬鹿馬鹿しい事をしている、と北丘は思った。 朝倉を愛しているか―と問われたら北丘は「否」と応えるだろう。 しかしだからといって欲望の為だけに抱かれているのではない。北丘にとって大事なのは自分だ。 だから好きでもない男に抱かれるなどという事をして自ら自分を貶める事はするはずが無かった。 また、朝倉は、欲望を満たす為だけなら通行人を殴ったほうが余程手っ取り早いだろうし、 好きでもない男とわざわざ時間をかけて情事をするとは到底思えなかった。 情事の際、二人が会話をするのは甚だ稀であった。最中は勿論、前も後も会話は殆ど無く、主に眼だけで会話は行われた。 真っ当な会話をするにはお互いの語彙数が違いすぎた。北丘は語彙数が多すぎて、朝倉は少ない。 弁護士は言葉を武器にする職業だ。 朝倉が「イイ」の一言でしか形容しない事は北丘ならば100種類ぐらいの褒め言葉を使い分けるだろう。 朝倉は他人と関わって来なかったので、特にその方面の知識を発展させる必要性を感じてこなかったのだ。 他人の感情の裏まで読めるかと思えば明らかな嘘さえ見抜けない時もある。朝倉は偏った人間だ。 朝倉は、繋がったまま北丘の胸に頭を摺り寄せる事がままあった。 それは、獣が獲物を食べる前に軽く戯れをするのと、愛玩動物が主人に甘えるのと、その両方に似ていた。 「お前ってさあ、結構優しいよね」 情事を重ねるにつれ、最中は会話が無いのは変わらなかったが、その後に北丘がつまらない事を話し出すのがたまにあるようになった。 朝倉は別に答える義務も無いので無視すればいいのだが意外にもたいていの場合その発話に答えた。 「ああ?」 「もっと・・・気絶するまでされるかと思ってた」 廃工場などでするときは朝倉なりに遠慮しているのか大抵一回だけだったが、 屋根のあるところならもっと激しくされるかと思っていたがそうではない。 確かに回数は二回や三回に増えたが、別に激しい事は無かった。 「されたいのか」 「んなっ・・」 初めての奴にいきなり激しくは無理だろうが。その内、お前が慣れて来たら手加減無しでやってやる。 そう言って朝倉は笑った。時たま奴が見せる、屈託のない笑いだった。 「そのうち」なんて無いのに。 そう、「そのうち」、朝倉が脱獄した頃はそんな言葉は絶対言わなかっただろう。朝倉が求めていたのは「今」だった。 「未来」の事なんてきっと考えなかっただろう。それをするのは人間の事だ。朝倉は動物だ。 朝倉は愚かだ。なんで北丘の体力が落ちていってる事に気付かないのか。見るからに痩せていってるのに。 気付かないはずはない、気付けないはずはない。朝倉は、そういう事に関してはとても鋭いはずだ。 それとも、そんな事実から朝倉の眼を曇らせるほど自分は朝倉に深く食い込んでいたのか。 情事の時に北丘の服をきちんと畳むのも、ボタンを一つずつ丁寧に外すのも、あの妙に真剣な目付きも。 北丘は朝倉とよく寝はしたが、戦いはあれ以来あまりしなかった。その度に北丘は言い訳をした。 明らかに見え透いた言い訳なのに、朝倉は信じて疑っていない様子だった。 朝倉は、「いつかお前と決着をつけるから」という自分の言葉を信じていた。北丘はそれができない事を知っていた。 いや、本当は朝倉も自分がもうダメかも知れないことを頭のどこかでわかっていたのではないだろうか? 北丘にはもはや朝倉が北丘無しで一人で生きていけるとは思えなかった。だから、自分は朝倉に責任があると思うのだ。 あの男から野性を奪ったのは自分だから。 だから、せめてあの男の前で死ぬなりなんなりして遊びの時間は終わった事を伝えなければいけなかったと思うのだ。 いなくなった事を知らないまま置いていくのは悪いことだと思うから。 北丘はふう、と溜息をついた。そして目を閉じた。それがどういう事かは知っていたが、目を閉じた。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | なんとなく本編の「俺は朝倉に責任が~」発言の理由を考えてみた。 ____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| デートを蹴ってまで朝倉と決着つけようとしたのにデキナカタ・・・ | | | | \ | | □ STOP. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ | | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) | | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| | | °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ #comment