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20-259 の変更点


*古畑版SMAP年長組 [#c164b5b0]
#title(古畑版SMAP年長組) [#c164b5b0]
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                     |  古火田版地図年長組 
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  深夜になにやってんだか。 
 | |                | |             \ 
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___ 
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  | 
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  | 
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完璧なんて言葉、実際ありえないと知っていた。 
だって、じゃなかったら、これだけ一緒にやっててダンスの一つも揃わないこのグループはなんなんだ。 
それでもその「完璧」を信じたのは、実行したのは、このメンバーだったから。 
(ダンスの一つも揃わないというのに。) 
そして計画を立てたのが他でもない彼だったから。 

嫌な予感がしたのは、刑事が立っていたからと言うよりも、その横の拓也の顔だった。 
だからお前そうやって、すぐに気配で出すの止めろって。 
予定外に五人になってから小さく頭をもたげていた不安がどんどん膨らんでくる。 
けれど、それでも心は穏やかだった。 
覚悟はしていた。 
これでいいと思っていた。ただひとつ気にかかるのは、割れてもいない唇に 
さっきからずっと仏頂面でリップクリームを塗りたくっているこの男。 
・・・怒る、だろうな。 
こいつ怒ったら最悪だからな。そう思い、だからもう考えないことにした。 
あとは、予定通りにやるだけ。 
あのビーズを転がしてきた以上、もう引き返せないことに変わりない。 
頭の中で繰り返す。腹は、くくった。 




「なに考えてんの。」 
声に振り返る。拓也は椅子をキィキィいわせながら回転させていた。髪が揺れる。 
「いや。昨日のケンカ、マジで怖かったな、と思って。」 
「ああ、あれ?アカデミー賞モノでしょ。」 
破顔した拓也はまたすぐにさっきの仏頂面になった。・・・本当お前の演技は一級品だよ。 
「今まで溜めてた分のやなこと発散してみた。」 
ああ、なるほど。「多分それは真吾も同じだったんじゃねーの。」言おうとしてやめる。 
これだけ長い間一緒にいるのだ。個々に蓄積した日常のストレスなど珍しくない。 
個々に処理して、だから一緒にいられる。 
それに、蓄積されたのは、ストレスだけじゃない。 
椅子を戻して、鏡越しにその顔を見た。相変わらずムカつくほど整った顔立ちだこと。 
いつだって比べられてきたよな、と思いだす。 
五人の中でも二人はセット。ツートップ。年長組。聞こえはよかったけど内心フクザツ。 
色んな意味で。 
悟郎はそんな二人をホントに似てないよね、と笑い、 
真吾はホントに似てるよね、とからかった。 
どちらにしてもいい顔をしない二人の仲裁をするのが、毅。 
犯行が五人になったのは計算外だったし問題だった。けれど、今思えばこれでよかったのだ。 
だって今まで、この五人だから、やってこれたのだから。 



「なぁ、もしも、ばれたら、どうする。」 
つぶやくと、拓也は「はぁ?」と首を傾げた。いつものあの言い方で。 
「お前なに毅みたいなこと言ってんの?」 
それが彼の心配性をさしてのことだと分かり、苦笑する。 
「まぁ、情状酌量されるでしょ。もうステージに立つのは無理かもしれないけど。」 
こちらの反応を丸きり無視。 
さっき言ったことなどなかったかのように続ける態度は相変わらず。 
「でも今まで俺達馬鹿みたいに仕事したから馬鹿みたいに金はあるだろ。」 
そこまでよそを向いていた木邑はふと、中井に顔を向ける。 
「無人島でも買っちゃう?で、五人で隠居生活を楽しむ。」 
「お前なに真吾みたいなこと言ってんの?」 
先のことなど考えぬ楽観的で、ソコ抜けて明るい、ムードメーカー。 
そういえば一人名前が出てこなかったな、と思い、二人揃って髪をかきあげた。 
それを見て、互いに笑う。 
「楽勝だよ、こんなの。」 
だってこんなに大きな秘密を、こんなにも長い時間、 
愛する仲間にも、あの目ざといマネージャーにも、 
そして何百万のファンにだって覆い隠してきただろう? 

触れるだけ、すぐに離れた軽いキス。 

かすかに鼻に抜けたメンソールは、次もまたすぐに、という 
願いとそして約束だった。 



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 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ 勢いだけでやりました。元来地図の姐さんごめん。 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
 | |                | |       ◇⊂    ) __ 
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   | 
この物語は創作です。この地図は架空の地図です。 
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