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2-60 の変更点


*from都道府県スレ 東京と埼玉と大阪と京都 [#b4871b20]
#title(from都道府県スレ 東京と埼玉と大阪と京都) [#b4871b20]
お借りします、都道府県スレからです。
つーかいまいちですが……まあ、枯れ木も山の賑わいということで。
特に続きがあるとか、そういう意味ではないんですが、ちとわかりづらい
ですかも。

義父(京都)のところに、友人と連れ立って尋ねる東京君です。
説明を中に上手く入れられなくてごめんなさい_| ̄|○

+++++
「よぉ」
「大阪さま」
 私と大阪さまの間に、埼玉が体を割り入れる。別にそんなに警戒する
こともないと思うのだが。
「久しいの」
「はい、大阪さまも、今日はなぜこちらに?」
「特に用も無いな。お前は」
「私は義父どのに呼ばれまして」
「そういえば、養子縁組したんだっけな」
「……はい」
 いまさら。
 がるるるるると、お前もうるさいよ、埼玉。
 かこんとししおどしが鳴る。少しだけびくりとして。あーもう、無駄に金
掛かっているよな、とぽつりと呟いたり。まあ、その辺は同感。
「義父と気が合うようにも見えませぬのに」
「まー、大人ってのはいろいろあるもんだ」
 えせ狸。
「きょーは、変なコトバ使わないんだなっ」
「黙ってなさいってば」
「ぎゃはははははは」
 ほら、笑われてしまうし。
「仲ぁ、いいな」


「全く、うるさいことよ、何事か?」
 いつものごとく、ずるっと着流した和装。半端に伸ばした髪、手入れしていないように見せかけて、金かけまくった体だ。
「なんじゃ、大阪か」
「よ、元気かァ?」
「なんで予告もせんと来るかや」
「まーまー、気にすんなや」
「……」
 つ、と冷たい視線が廻る。
「なんじゃ、おのれもいたか」
「てめーがっ――
 埼玉の口を塞ぐ。わかっていたことだ。知っているよ、けして歓迎なんてされないんだ。
「いえ、義父上もご健勝そうで」
「さあな。見たくもない顔を見せられて」
 全部は言わない、嫌味であってもで。
「私は……」
「そうそういつもいつも文句を言わんでも良かろうが、ほんと口の悪いヤツやなぁ」
 大阪さまに向けられた言葉ではないことは明らかだったけれど、面白くないのか義父

上は黙って身を翻す。
 言い返せとか、埼玉はもう言い飽きてしまったのか、今日は言わない。
 ついて行こうとしたら、ぎゅ、と首にしがみつかれた。
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