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*夜王 修×蓮 [#ya13e144]
#title(夜王 修×蓮) [#ya13e144]
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                    |  ホストドラマ習練 
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  終わったんじゃなかったんかい 
 | |                | |            \ 
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ どんどん開き直ってるよこいつ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___ 
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グレさんの後で気が引ける。 



家に帰ると、部屋に明かりがついていた。ついでにテレビもついていた。 
「帰ったか。」 
なんでお前がここにいるんだ、と叫ぼうとして声が出てこなかった。 
「鍵を返しそびれてただろ。」 
我が物顔でソファに座っている修の話を要約すると、帰りにコンビニで買い物をしようとして→ 
財布にいれていた鍵に気づき→そういえば蓮のマンションに近かったので→このまま返して帰ろうとしたら→ 
「天下のNo.2様はどうやらアフター入ってたらしく留守だったんで待ってようかなと。」 
「そこは帰れよ!明日渡せば済む話だろ!」 
何勝手にあがりこんでんだよ。 
「わざわざ反対方向まで歩いてきたんだ、収穫ないのは癪だろ。」 
「で、いい女だったのか?」 
「ぁあ?」 
「ベルト。後ろが一箇所通ってない。店にいたときは通ってた。」 
思わず腰に手をまわす。なんでこんなに目聡いんだ、と歯噛みする蓮を気にも止めず、修は組んでいた足をもどして立ち上がった。 
「そういうことだから。鍵は机の上な。」 
え、と拍子抜けした蓮は首で修を追う。 
「・・・帰るのか?」 
「ああ。お前が帰ってきたから、もう用はないしな。」 
玄関で爪先を鳴らしながら修は返す。 
「俺が出てったら鍵閉めろよ。あ、お前冷蔵庫のネーブル早く食えよ。高いのに。腐るぞ。」 
「なに勝手に開けてんだよ、っつーかお前は俺の母親か。」 
ついでに鏡でネクタイを整え直した修はじゃあなと言って戸を開けた。 
ため息をついた蓮に向かって、戸が閉まる一瞬、ほんの少しだけ、振り返る。 
「足りなかったか?」 
にやりと笑んだその口元、理解するのと戸が閉まるのが同時、どっと顔に血が集まるのがわかった。 
怒りと羞恥の度合いが大きすぎて暴言のボキャブラリーが尽きている。 
とりあえず手近にあった本を戸に投げ付け、蓮は床に身を伏せた。 



ありえない。真剣にありえない。 
なんで女抱いて帰ってきたそばからこんなことになってるんだ俺。 
「・・・ぁ、」 
それでも手を止められなかった。 
最初の動揺、目があった瞬間、最後の言葉。身体の芯が火照っていた。 
どこかで期待してた自分が信じられなくて、認められなくて、それでも、心が濡れて。 
多分からかうだけの冗談だったのだろう、それでもその言葉はあまりに的確で。 
「んっ・・・は」 
名前が口をついて、それでも呼ぶのが癪で、かろうじて音は出さずに、唇だけでその音を形作った。 
床の冷たさが熱のこもった身体に気持ちいい。 

「悪い、携帯忘れ―――」 

息を切らせてドアを開けた修は、その場に立ち尽くす。 
ほら見ろやっぱり鍵閉めるの忘れてんじゃねーか、とか、俺じゃ無かったら本当どうするつもりだったんだ 
(いやこんな時間にこの家のドア開ける奴なんか早々いないだろうが)、とか言いたいことは山ほどあったが、 
それを今言うのは得策ではない、と修の頭は瞬時に判断した。 
多分、絶望とか、羞恥とか、その辺の言葉の山が蓮の頭にはつまっているだろう。 
いや、一番大きいのは疑問符か。 
瞠目したまま言葉どころか音も発せないでいる蓮に修は静かに歩み寄る。 
「・・・そんなに俺が恋しいか?」 
カッと蓮の頬に朱が差した。怒りが一瞬だけ恥を追い越す。 
「は、勘違いもいい加減にしろよ!・・・っ、俺を追い詰めて楽し、」 
震える声で罵倒するその目尻には涙が浮かんでいた。言葉を遮って修は唇を塞ぐ。 
「俺のせいなんだろ?」 
「――だから!!」 
「お前がそう、言ったんだ。」 
修は乱れた蓮のシャツの中に腕を滑りこませた。 



「ひあっ、」 
胸の突起をつままれて蓮は声を上げる。 
修はその指を動かしながら、既に先走りで濡れていた下のものを口に含んだ。 
蓮がぞくりと身を震わせる。修は射殺すように、蓮の目を視線で追う。楽しそうなその目元が、一層蓮を煽った。 
「・・・っふ、ん・・・」 
とてもじゃないけど見ていられなくて、蓮は顔を背け、目をかたく閉じる。漏れそうな声を抑えて唇を噛んだ。 
修は言ってもいないのに実に的確に、欲しいところに欲しい刺激を与えた。 
噛みしめた歯の間から、吐息が漏れる。いつもは客にサービスするほどの余裕はどこにもなくて。 
「ど・・・いう、つもりだ、こん・・・っ!ゃあ、・・・――っ!」 
舌先で先端をつつくと蓮は喉をそらせた。吐き出された苦味を、修はほんの少し眉を寄せたものの飲み込んだ。 
その嚥下した動きが目に入り、蓮は目を泳がせた。 
「・・・・・・飲ん・・・で・・・」 
「あんまり女に飲ますものじゃないな。」 
修はさらりとそう言って唇をなめる。そういう仕草が、無意識なんだろうがいちいちやらしい。 
自分の神経を直接なめられたみたいに身体が震えた。 
「満足?」 
「・・・!!っ死ね!だから、お前は、おれ、は!」 
「仮にお前がよくたって、俺はまだ満足できてない。」 
「なに考えて・・・ッ!」 
修は力の抜けた蓮の腰を引き寄せる。飲みこみそびれた分と汗とで、濡れきっていた。 
それを伸ばすようにして指を滑らせると、大した抵抗もなく飲み込む。 
「や、」 
蓮は声を漏らしたものの、二本目の指もゆっくりとだが入った。 
丁寧に内壁をなぞりながら、修は器用にもう片方の手でボタンをはずし、肌に舌を這わせてゆく。 
敏感な部分を執拗に攻めると、蓮は修の肩をつかんだ手に力をかけ、うなされるように頭をふった。 



「・・・すごい、いやらしいんだけど。」 
率直な物言いに罵声を浴びせようとして、声が出てこない。 
身体のどこかしこもが性感帯になったみたいで、汗で張りつく自分の髪の感触でさえ反応してしまう。 
「なぁ、お前のこんな姿、どんな常連でも知らないよな。どう思うだろうな。・・・見せつけたくなる。」 
「―――ッこの、変態野郎!」 
腕から逃げるように身を捩じらせる。つけっぱなしのテレビの音が、この嘘みたいな状況が確かに日常の 
一端なのだと主張して現実に引き戻す。そのたびに新しくなる屈辱感と羞恥心で気が狂いそうになる。 
「嘘だ。俺以外にこんな姿態見せてたまるか。」 
「ふ、ざけ、ろ・・・!」 
蓮は修の言葉が存外本気で発せられたことに気づかず、考えうる限りの蔑みの言葉を頭に巡らしながら、 
震える腕を必死に伸ばして、リモコンのボタンをどうにか押した。 
――それは、まったくの逆効果だった。 
テレビが消えた瞬間耳に飛び込んできたのは、自分のものとは思えない甘い喘ぎと、 
ぐちゃぐちゃと響く卑猥極まりない水音。静かすぎるくらいの部屋でやけに大きく響く。 
すっ、と意識がぶれて遠のいた気がした。蓮の顔から表情が消える。 
「うぁ・・・アっ!」 
修のシャツを握り締めて蓮は声を上げた。 
強くすりあげられた衝撃がそれに被さって、思考回路がとんだ。視界が白く焼けていく。 
耐えるように噛みしめた歯を、ほんの少しだけ開いて細く声を洩らす。 
「・・・しゅ・・・ほし・・・」 
「聞こえない。」 
歯のかわりに、蓮は修のシャツごと自分の手を握りしめる。 
「・・・お前・・・のが、欲しいっ、・・・。」 
吐息に混じるようにして落とされる言葉。細められた目は潤みきっている。 
濡れた唇を貪りながら、修は求められるままに今まで指を埋めていた場所をつらぬいた。 



「・・・ぅ、く、ぁ・・・ん―――!」 
修の身体にまわっている腕の力が強くなる。 
「声、出せよ。」 
囁きかけられた声を振り払うように蓮は頭を振る。それを抱くようにつかまえて、修は耳を甘噛みした。 
身体がよじれて、その影響で腰が甘く疼く。 
「ぁ、しゅう、修。もっ・・・と、そっ・・・あ・・・!」 
もうそろそろ、言葉で苛めるのも限界だった。全身から放たれているその色香にあてられる。 
「・・・蓮。」 
耳元を軽くなめて音を吹き込む。びくりと身体がはねた。意志と関係なく腰が勝手に動く。 
「は、修っ、深い・・・っ、ん・・・っ、ん、も・・・」 
「・・・は・・・『もう』、なに?」 
「狂うっ・・・」 
生理的な涙が流れ落ちて、口の端からはだらしなく唾液がこぼれていた。 
快感だけが先急いで身体と頭がついていかない。神経と身体がばらばらになってしまった気さえする。 
絡みつく熱さは修にも強い快感を与えている。軽く唇を噛んで堪えてから、修は蓮の目尻と口元を舌でぬぐった。 
「・・・くっ、・・・あ、うぁっ、」 
こぼれだした喘ぎは止まらない。 
「は・・・・・・あ、ゃあっ!!もう・・・っ、しゅうっ、ん・・・・・・イク・・・っ!」 
もうほとんど泣き声に近かった。うわごとのように蓮は何度も修を呼ぶ。 
そのたびにぞくぞくと心が乱れて、堪えるのが大変だった。こっちももう限界なんだよ。 
「イけよ。」 
このままじゃ嫌だ、というかのごとく蓮は頭を振る。眉を寄せて、涙目で、こちらを見上げ、キスをねだる。 
だから、その顔、反則。 
どれだけかたく抱き絞めても、舌を絡めても、やっぱり足りない気がした。 



床に散った白いシャツとその上の肢体は、果てたあとで猶、 
思わず喉を鳴らしてしまうほど魅惑的だった。 
肩で息をしている蓮は、こっちを見ようとしない。多分だんだん正気に戻ってきているのだろう。 
流石に色々まずったな、と修は今更ながらに後悔しながら、出て行くタイミングを模索していた。 
ふいになにか感じて振り返る。シャツの裾を掴む手、フラッシュバックするあの日。 
「・・・風呂。」 
「・・・え。」 
蓮は恨めしそうに修を見上げた。 
「この状態で一人で入れると思うか。俺はさっさと寝て体力回復してーんだよ。」 
今日もジュリエットを迎えにいかないといけないのだから。 
「・・・責任取りやがれ。」 
修はその顔を凝視したまま一時停止する。落ち着け自分。今一瞬可愛いと思ったのは多分気のせいだ。 
「・・・確かにご指名頂きました。」 
「してねーよ!誰がお前と永久契約なん・・・っ、」 
修は無視して蓮を両手で抱え上げた。 
「きっちり責任とってやるよ。ジュリエット。」 
明らかに嘲笑を含んだその響きに、蓮は脊髄反射で修の頬に平手をはった。 
拳でなかったのは、プロ意識であって、まかりまちがっても愛でない。 

ちなみにこの日何故かNo.1は不在で、 
修が睡眠不足のまま対応に追われることになるのはまた別の話。 



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 | |                | | 
 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ 無駄に長いよ 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
 | |                | |       ◇⊂    ) __ 
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エロが書き足りなくてやった。今では反省している。 
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