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15-349 の変更点


#title(芸人 よゐこ 有野×濱口) [#xe155f17]
大作続きの後ってチャレンジャーだな・・・ 

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
                    |  ナマモノ・ゲイ人・駄作嫌いはスルー推奨。 
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  なかよしこんびのお宅×漁師らしいよ 
 | |                | |            \ 
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ハツカキダッテケケケ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___ 
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  | 
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相方の機嫌が酷く悪い。 
彼はいつもにこにこと穏やかで、喜怒哀楽をあまり表に出さない。 
もう十何年の永い付き合いなのに、それを察するのも難しいこともある。 
そんな蟻のが、機嫌の悪さを隠せていない。 
理由は解っていた。今日の撮りのせいだ。 
番組の他レギュラーメンバーに比べて、大声を出すこともなければ、 
アクションも大きくはない彼の認知度はどんなものか、という企画が上がったのだ。 



アクションも大きくはない彼の認知度はどんなものか、という企画が上がったのだ。 
 
結果は散々なもので、最初は暢気に構えていた本人も他メンバーも、少しづつあせりの色を映していった。 
最後に一般人に彼を見つけてもらって、場は喜んだと言うより、「ほっとした」の方が正しいかもしれない。 
芸人として致命的な、デリケートな問題である。不機嫌になるのも無理はない。 
収録後半くらいから、ほとんど口を開かない彼の傍を離れることも出来ず、ハマはただただそこにいた。 
いつも番組を仕切っている某が、「ハマさん、お願いしますよ」と耳打ちしてきた。が、自分に何が出来るというのだろう。 
むっつりと黙り込んで、掛けたままいつものミネラルウォータを転がす彼を見て、 
ちょっと顔を出しに来た後輩たちはソソクサと逃げていった。無理もない、とハマは思う。 
いつもより遠くに掛けた蟻のが、酷く悲しかった。 

「・・・なぁ、」 
静かだった彼がやっと声を発した。少しほっとしつつも身構える。 
「何?」 
「何で俺やったん?」 
「・・・何が?」 
「お前、何で俺のこと誘ったん?まだツレおったやないか」 
ハマは立ち上がって蟻のの傍らに立った。見上げてくる蟻のの瞳は傷付いていて、自虐していたことを窺わせた。 
「何でて、」 
「俺よりおもろい奴おったやん。アイツで良かったんちゃう。 
 何で俺やったんや?」 



とろとろと流れてきた言葉を聞いて、少し驚く。今まで、そんなことを考えているのは薄々感付いていたが、 
本人が口にするとは思っていなかったから。 
「やって俺、お前おもろいと思ったんやもん」 
八つ当たり半分、本気半分。 
でも、どこまでも昏い本音だから、きちんと受け止めなければ。 
「アイツの方が目立って、キャラもあったやんか」 
「そうかも知らんけど、俺はお前が良かったの」 
「アイツとの方がもっと上行けたわ」 
「そんなんないて」 
「あるわい」 
言葉を重ねる毎に、彼の言葉は吐き捨てられていく。 
思いを言葉に費やすのは向いていない。ハマは苦さを噛み殺して、それでも言葉を紡いだ。 
「あったかも知れんけど、俺はお前以外と行く上なんか興味ない。 
 お前とやからここまで来れたんやから」 
「お前やったら誰とでも行けるやろ」 
「そんなん意味ないて。俺はどこにおってもお前と一緒がええ」 



ぐ、とハマを睨むと、蟻のは椅子を蹴って立ち上がった。 
見返してくるハマの両腕を掴むと、乱暴に引き上げて口唇に噛み付く。 
僅かな抵抗を殺して喉の奥まで犯していく。ハマが噎せるとどんと突き放した。 
「こんなんされてもか!」 
「痛くも痒くもないわいっ」 
怒鳴り返されて、それもちょっとーーーーという思いが過ぎって。 
「他にどんな凄い奴おっても、俺の相方はお前やないとアカンのじゃーーーっ!!」 
世にも恥ずかしい絶叫を、そのそばで聞いた。 
今まで何とか冷静であろうとしたハマが乱れて、我に返った自分を蟻のは自覚する。 
大声を出して息を切らすハマが、泣きそうなのを堪えているのにやっと気付く。 
そういえば、このコドモは。 
撮りの最中から、ずっとこんな顔をしてなかったか? 
企画の時、普段文句を言わないハマが、難色を示していたのを覚えている。 
ひょっとして、今回のことを一番気にしているのは。 
比較的素直に涙を流す彼が、それに耐えているのは。 



ーーーゴメン」 
「謝んな」 
声を落ち着けて、短くハマは言った。 
「このことで、お前が俺に謝らなアカンことなんか何もあらへん。 
 やから、謝んな」 
そうは言うけど。でも。 
「八つ当たりして、スマンかった」 
「ーーーええよ」 
ハマが何とか笑顔を作った。釣られて蟻のも笑う。 
これからもずっと一緒なんや? 
アタリマエや。 
お互いに少し照れて、またちょっと笑った。 



「ーーー何や口痛い」 
「あ、ちょっと血ぃ出てる。悪かったなぁ」 
「何でお前が謝るんーーー」 
彼が気付いて顔を赤くするのは、あと少し先の別の話。 



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 | |                | | 
 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ オイオイ、何年前ノ話ナンダヨ? 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) 
 | |                | |       ◇⊂    ) __ 
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 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   | 
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。 
でも多分またする。 
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