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*捨て犬のように 3 [#g0000d0c]
#title(VOCALOID KAITO×がくぽ 「捨て犬のように3」)
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                     |うわー、携帯で書き込んだとき名前入れ忘れてすみません! 
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|三話目です。 
 | |                | |             \ 
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) 
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___ 
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  | 
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「がくぽ、KAITO、ただいまー。あれ?」 
もうだいぶ遅くなってしまった。早くKAITOとがくぽの練習を行いたいからと早く抜けてくるつもりが、十一時という遅さになってしまった。 
これでは完全に歌の練習は出来ない。 
そんな折、目の前を見てみると、ぴしゃりと閉ざされた和室のふすまの前に、ぽつんと座るKAITOの姿が。 
表情は複雑で、まるで犬が尻尾を垂れて座ってるように見えた。 
「ねぇがくぽ許してよ~」 
「どうしたの?」 
あわててそばによって見れば、がくぽがいない。 
いつもKAITOのそばにいるがくぽが、今日いきなり和室に篭城してしまったようだ。 
「ごめんってばー、もうしないからー!」 
「KAITO…何したの?」 
聞こうとすれば、KAITOが言葉につまり。がくぽに聞こうとしても、答えてくれない。 
要は二人の問題ということか、と、ため息をつくと、食事の用意を始めた。 
「がくぽ、出ておいで。ナスの味噌煮作ってあげるから」 
「…」 
「がくぽ」 
「わかった」 
ナスで釣ればひょいと出てくるのが、がくぽのまだ幼稚なところだ。 
出てくる時に、尻尾を振っているKAITOにじろりと一瞥すると、いそいそとテーブルについた。続いてKAITOもがくぽの隣に座って、機嫌を伺っている。 
(何をしたんだろう…) 
見当もつかないながらも、ちゃっちゃと料理を仕上げていく。テーブルの真ん中にナスの味噌煮を置いて、あとは適当に買ってきた惣菜を並べる。 
アイスも買ってきたから、あとでKAITOにあげよう。 
「いただきまーす」 
マスターの声を合図に、皆がいっせいに食べだす。 
相変わらずがくぽはなすばかりで白飯が進んでいない。 
「あ、あのさ、がくぽ、さっきのこと許し」 
「許さんぞ。マスターにも言いつける」 
「えっ、そっ、それは…ちょっと…!」 
一体何を怒ってるのだというのだろう。 
まったく分からないマスターは、自分からもう一度聞いてみることにした。 
「何があったの?」 
「かいとがおしたお」 



その瞬間、KAITOの手ががくぽの口をふさいだ。 
「わーっ、わーっ!!」 
言えない、言えるはずがない。 
KAITOは、はあ、とため息をつくと、手をはずした。 
「あのな、かいとがお」 
「だめーっっ!!」 
またもKAITOの手が口をふさいだ。 
「?」 
よく状況が分からない、と、マスターが首をかしげる。 
優しそうな目が、すっと少し鋭くなった。 
とりあえずがくぽの言いたいことは、KAITOに何かされたということだ。 
「KAITO、がくぽに何したのか言ってごらん?怒らないから」 
静かに、しかし威圧感のある笑顔で、KAITOに話を切り出した。 
さすがにその笑顔にはぞっとしたのか、ぽしょぽしょと語りだした。 
「えっと…その…昼に公園でですね…」 
「接吻した挙句に押し倒してきたのだ。押し倒したのはこの家でじゃ。マスターも呆れとるだろう」 
言いたいことは全部がくぽが言ってしまった。 
マスターは心底驚いた様子で、しばらく脳みその回転が止まったといったふうだった。 
「っ…ぇ?」 
声にならない。 
願わくば聞き間違いであれと、もう一度がくぽに聞き出す。 
「だから、かいとに押し倒されたのじゃ。服も剥がれてな。美振があって助かったが」 
「KAITO君」 
その声はとても静かだった。先ほどの威圧感よりも更に威圧感をかもし出していて、正直両肩を諭すように掴まれたKAITOは蒼白だった。 
「ご。ごめんなさいっ」 
「あのね、がくぽは男なの。分かるかな。どんだけ口紅してようが髪が長かろうが男なの。分かるよね?」 
「は、はい」 
ただその一言言うのがやっとだった。 
マスターのオーラには、大事な一人息子に手を出しやがってこの野郎と書かれている気がして、何もいえなかった。 
「君が抱いてるのが性欲だけなのか分からないけど、男同士でそういうことしちゃだめなんだよ。ボーカロイドにも性欲ってあるのかな? 
恋をするなら他のボーカロイドつれてこようか?MEIKOとかいいかもね。とにかくがくぽは男なの。だから手を出しちゃだめだよ。キスもだめ、男同士なんだからね」 
「は、はいい~…。でも僕、がくぽの事は性欲発散の対象とはみてな」 



「や・く・そ・く・だ・よ?」 
「…はい…」 
これで下手に手を出せなくなった…。 
とはいっても、KAITOとしてはがくぽと一緒にいられればそれでいい。 
がくぽがまた一緒に寝てくれるかは分からないが、反省の念を込めて一人で眠ることにした。 
でもやはり一人寝は寂しそうだ。 
食事を終えると、KAITOはソファに毛布を敷いた。 
あちらの和室では、がくぽとマスターが布団を敷いている。マスターは相当疲れていたのか、食器も洗わないですぐに寝てしまった。 
「…」 
きっとがくぽも寝ているだろうと目を閉じると、唐突に胸の上に枕が投げられた。 
「!?あ…がくぽ?」 
「眠い…寝かせろ」 
どすんとそのまま胸に倒れてきて、思わずさっき食べたアイスとナスの味噌煮が口から出てくるかと思った。 
「がくぽ、ちゃんと布団で寝たほうが…」 
「ん…嫌じゃ…。布団はかいとでいい…」 
布団はKAITO『が』いい、じゃなくて布団はKAITO『で』いい、というあたりに何か引っかかるものを感じたが。 
寝ぼけてはいるみたいだが、また寝に来てくれたのだ、手厚く歓迎しよう。 
ばさりと毛布を羽織ると、がくぽを腕に抱いて眠った。 

「KAITO」 
「うん…あ。おはようございます…」 
頭の上にはマスターの姿。 
にっこり笑っているが、どことなく雰囲気が怖い。 
と、腕の中を見ると、すぴすぴ眠るがくぽの姿があった。 
「がくぽに何もしてないよね?」 
「は、はいっ、違うんです、これは寝てたらがくぽが来たから…!」 
思わず起き上がったところで、がくぽの頭の位置がずれてソファに落ちた。 
そこでがくぽも目を覚まし、大きく伸びをして起き上がった。 
「…なんでここで寝ているのじゃ」 
「覚えてないー!?」 
何も疚しいことをしていないのに、一人わたわたと焦るKAITOに、 
ぺたぺたと自分の体を触って異常がないか確かめるがくぽ。 



うん、とひとつうなずくと、マスターに向かってがくぽが説明をしだした。 
「体で違和感は感じない。何よりこの服を脱がせるのは大変だからのう。大丈夫じゃろう」 
(服?ああ、なんか凄いボディスーツのことか) 
それを聞いて、マスターの怒りも収まったらしく、がくぽの頭を撫でながら、KAITOに謝る。 
「疑ってごめんね、がくぽが寝ぼけてそっち行ったみたいだ。さて、僕はこれから仕事だから、二人仲良くしてね」 
あわただしく支度をすると、手を振ってマスターは出ていく。 
今日こそ早く帰ってきて歌の練習が出来るだろうか。 
「マスターは忙しいぞ。そろそろますたーあっぷだからとかで意味は全く分からないが、そんな言い訳をされた」 
マスターアップ?さすがに専門用語は分からないが、たぶんそれで時間をとられてるのだろう。 
歌の練習はマスターがいないといまいち分からないし、と、がくぽを見る。 
紫の髪を揺らして、こちらをがくぽも見る。 
「散歩に行くか」 
「そうだね。昨日行った公園に行く?」 
その問いに、がくぽは、ふむ、とうなずいて。そうしよう、と応えた。 
あそこは陽だまりが出来る。 
ブランコに乗って少し会話しているだけで、気分がすっきりする。 




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 | | □ STOP.       | | 
 | |                | |           ∧_∧ 携帯のお世話になることにはならなくて 
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )すみました。 
 | |                | |       ◇⊂    ) __ 
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