生贄の洞窟 後編
更新日: 2011-05-03 (火) 12:57:38
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| 123からの続きです。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 脳内Zロリオリジナル話です。
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重い扉が閉まり、Zロリは神官と共に神殿の中に残された。
「はぁ…・はぁ…っ…しゃ…っ、喋れなかったじゃないかあッ!!」
「少し疲れたか?休むがよかろう。」
「休む?!生贄なのに?!」
神官は汗にぬれたZロリの毛並みをまぶしそうに見て言った。
「そなたにはわが神の祝福があろう。…ここも悪くはないぞ。奥へ案内させる。行くが良い。」
美しいが無表情の青年の案内で長い長い通路を歩いた。やがて一つの部屋の前で止まる。
「神聖な体になっていただくため、こちらで禊をいたします。」
「みそぎって…………なんだ?」
「お風呂に入っていただきます。」
「あ、そう?!やだなぁ~~お風呂ならお風呂って言ってくれよ~」
こんな時なのに、お風呂好きの性。お風呂に入るのはうれしい。
「こちらでお待ち下さい。」
服を脱いだ後、すすめられた肘掛け椅子に腰掛けた。リクライニングシート。すわりごこちは一応快適だ。
体を預けるといきなり機械音がして、椅子に拘束された。
「なっ、なにィ?!」
背もたれが倒れて腰の部分が持ち上がった。さらに足の部分がパクリと二つに割れて両側に大きく広がった。
「わああああああああ!!」
あまりの出来事に叫ぶことしかできない。もがいても体はガッチリ固定されている。
さっきの青年がなにかチューブのようなものを持って近付いてくるのが股の間から見える。
(まさか……それは……まさか!!!)
青年の発する事務的口調で疑惑は確信に変わり絶望が訪れた。お食事中の人ごめんなさい状態に突入だぁッ!!
「お体の中から先に清めます。息を楽にして下さい」
「いやだああああああ!!!!!おろしてくれえぇ!!…お通じは順調です!!」
「力を入れたままでは痛いですよ。少しローションを塗りますからね。」
やはり事務的口調の彼は心の準備なんか全然する気のないZロリにローションを塗る。さぐるようにそっと指が入ってくる。
「いぃっっ…!!」
中で動く指を感じてますます体は硬直する。緊張をほぐすためか彼の口調が変わった。
「ダメダメ。そんなにきつく締めては。口をあけて、楽に…はぁっ…はぁっ…息はこうするんだよ。やってごらん。」
「う……ぅ…はぁっ…はぁっ……」
「そう…いいよ…上手だ。…いいよぉ。…そう…力を抜いて……いくよ。…」
硬いものがぐっと差し込まれ、体の中に液体の入る感覚が背中を這い登ってくる。
「ひぁ……ッ!!…く…ぅぅ………はぁっ…」
羞恥と屈辱に頬が染まった。涙もあふれてくる。
(おのれ~~~~~このZロリさまによくも恥をかかせてくれたな~~~~~)
という怒りがフツフツと沸くのだが、今はとりあえずギュルギュルギュルゥゥ~~~~と言ってるおなかをなんとかするのが先だ。
「あ……ぅぅ…も…もっ…出るぅ……」
「まだ少しはガマンした方が…。」
「うるせえッ!!ぶぁッかッ!!!はやく降ろせ!!」
トイレへ駆け込み、少し冷静になって考えた。
あの青年の無表情さが気になる。あんなに感情的になったZロリ相手に気を悪くした様子さえ見えなかった。
彼にはそんな感情がない?!…ってことなのか?ロボットなのか?
いや、さっきローションと共にZロリの中に入ってきた指は生きている者のそれだった。
後から挿入されたチューブのような無機物とは感覚が異なっていた。
なぜ感情がないのか?逃げ出さないように何か細工してるのか?
お風呂に入ると壁は総ガラス張りだった。Zロリはそこに広がる光景に目を疑った。
いままで生贄として連れて来られたらしい青年や少年たちがいる。しかも全員全裸だ。
(あのエロ神官め~。何が生贄だ。てめェのハーレムじゃないか…しかし少なくとも今までの生贄は生きてるってことだな。
あの子の兄さんもいるにちがいない。ようし、ぜったいここから出して、ママに会わせてやるぜ。)
…ところでおれさまの服は?あれ?!「おいコラ!!服返せぇぇ~~!!」と叫ぶ声は空しく響くだけで、何の反応もない。
結局ここでは全裸でいなければならないらしい。
意を決してハーレムの扉を開けると、周りの空気が変わった。危険を察知し全身の毛が逆立つ。
Zロリの周りに部屋の青年たちがじりじりとせまって来ている。
外へ戻ろうとしても、もう扉は開かない。Zロリは彼らの手から逃れるために部屋中を走り回った。
みんな無表情で、ゾンビのように単調でノロノロした動きをしているのだが、人数が多くあちこちから来る。
この中に、あの家の息子も…?!母親の泣いていた顔がふと頭をよぎり、切なくなった。
その瞬間、後ろから足を取られた。転んで顔を打ち一瞬意識が飛んだ。数人が一度に乗ってくる。
手足を押さえつけられ、Zロリの力ではふりほどくことができない。
「お、重い!!どけ!!はなせお前らぁぁ!!」
大声で叫んでもまるで反応がない。機械におさえられているようだ。数人が一度に背中や脚に舌を這わせてくる。
「やめ……ッ…ん……あっ…はぁっ…」
「新入りを歓迎しているのだよ。」
いつの間にかさっきの神官が舌なめずりをしながら数人の愛撫を一度に受けて悶えるZロリを見ている。
「なかなかよいぞ。おまえたちもそれぞれ愛し合うがいい。」
青年たちはZロリのまわりでまた二人、三人となり様々な痴態を繰り広げた。
「もう良い。やめよ。」
神官の一言でまた何事もなかったように青年たちは元の自分の場所に戻って行った。
神官は立ち去り、変わりに食事が運ばれてきた。その食事には見覚えがあった。あの祭壇に乗っていたものだ。
周りでは無表情の若者たちが一つの会話もなく、生命維持だけが目的の食事を続けている。
さきほど絡み合って愛撫したことなどまるで無かったかのようだ。不気味な光景だった。
夜なのか朝なのか、ここでは時間というものがない。まわりのみんなが寝ているので、今がたぶん夜なのだろう。
ウトウトしかけた……と思ったZロリは、体にかかる重みを感じて薄目をあけた。
天井がさっきの部屋と違う。知らないうちにつれて来られたらしい。
目の前に神官の顔があった。それよりもZロリを驚愕させたのは、ローブを脱いだ神官の体から自分に伸びている六本の腕だった。
「驚いたかね。この体は実に都合がよいのだよ。こういうふうにな…。」
神官は二本の腕でZロリを押さえつけ、残りの手で数ヶ所を同時に刺激した。
「う…あっ!!…………はあぁぁっ!!」
「どうかね。このような体験はしたことがないだろう。」
神官はZロリの体をうつ伏せにし、別の腕で腰を持ち上げ、獣のように四つんばいにした。
尻尾を持ち上げて、見られたくない部分をじっと見つめている。
「み、見っ…見るな見るなぁぁっ!!」
「やはりここも美しい。今日から七日のちにそなたを神へ捧げるまでは、ここは清いままにしておこう。」
そう言いながら別の腕を前に回し、激しく前後に動かした。
「痛い!!そんなことしたら痛いって!!あうっ!!いッてぇぇぇっ!!」
神官はますます力を入れ、スピードを上げた。体が跳ね上がるほど乱暴に動かされ、Zロリの顔が苦痛に歪む。
「……んぁっ!!あぁっ!!…あぁぁっ………!!」
「良いな。その顔も、声も…実に良い。」
残り3本の腕はZロリの敏感な体を這い回り続けた。濁流に飲まれるような快感の渦。
叫び声を上げたいが呼吸もままならない。
まるで追い立てられるように絶頂に導かれ、意識が遠のいていく…………
気を失っているうちにまたもとの場所に戻されていた。
あの母親の面影を持つ青年を、まだハーレムの中から見つけることができない。
「こんな所にあんまり長くいるのはゴメンだな。こうなりゃ………ここから全員脱出って方向の方が早そうだ。」
神官は次の日もZロリの両腕を固定しようとした。
「今日は逆らわない。固定するよりその腕でもっといろんな所、さわってくれないか」
Zロリの意外な申し出に神官は驚いた顔をしたが、すぐにいやらしい笑顔で言った。
「昨夜よほど良かったと見えるな。」
「ひとつ知りたいんだが、あの部屋でなぜおれさまだけが正気なんだ?」
神官はそれには答えずゆっくりとZロリに覆いかぶさって来た。舌が体を這う。六本の腕が体中をまさぐる。
今夜のZロリは昨夜よりなお狂おしく身をくねらせた。神官の手を取り、導くようなことさえするのだった。
汗と唾液にまみれた長い時間が経過していった。神官は息を弾ませて言った。
「どうだ。他の者たちは何度も脱出を試みるので正気を奪ったが…そなた、ここでずっと暮らすのもよいだろう?!
…少しは抵抗があった方が楽しめるがな…」
「おれさまは、いたずら王になる男だ!!まだ城も姫も手に入れないうちにこんなところで慰み者になってたまるか。」
どっかで聞いたようなセリフと共に立ち上がるZロリ。神官は立ち上がろうとしたが自由がきかない。
なんと、神官の手足が二、三本ずつギュッと結ばれているのだ!!
「くっ!!な、なんということを!!…………いつの間に!!」
「や~~~い、エロダコ野郎!!こっこまでおいで~~」
神官から部屋の鍵とハンマーを奪い、廊下へ駆け出した。なすすべない神官の声だけがむなしく響く廊下に並ぶ扉に
手当たり次第に飛び込むうちに、一つの部屋を見つけた。
入ると大きなプールになっており、中央に大きな機械類が並んでいる。
Zロリのいたずらセンサーが、ここはいたずらのしどころであると判断した。
「ベタだが、ここを破壊すればみんな正気に返るはずだ!!」
Zロリは迷わずザブザブとプールに入った。背がやっと立つ程度だ。
力いっぱいハンマーを振り下ろし、次々と機械を破壊していった。バチバチと火花が上がる。
危険を感じてそろそろ退散することにした。
プールに飛び込んだZロリの足に、先ほどはなかった「ぐにゅっ」という感触があった。
同時に、足に無数の何かが絡まり水中に引きずり込まれた。油断していた!!なんのためのプールだったのか。
この神殿の中枢を守るプールがただの水であるわけがないのだ。
番人は巨大なイソギンチャクだった。水中で自由を失う恐怖に必死で巨大イソギンチャクの触手を振りほどこうとするが、
触手はますます絡まってくる。敏感な部分に執拗に触れる触手に感じて体が小刻みに震えるが、水中で声を出すことはできない。
もがいているうちに、水の温度が上昇してくるのに気付いた。
(しまった……爆発する!!)
思ったと同時にすさまじい激流と熱に、Zロリの意識は飲み込まれた。
「せんせ………せんせってば!!」「しっかりするだよ!!」
「ううっ…………」
眩しい…目を開けるのに努力が必要だった。まだ目がかすむ。
IシシとNシシが自分を見下ろしているのが見えた。………横にも何かいる。
「せんせ、さっきあの生贄の洞窟から裸のイイ男たちがゾロゾロ出てきただよ!!」
「はぁぁ~~~~いい目の保養だっただあ……」
「そのあと、爆発が起こって、せんせが吹っ飛んで海に落ちただよ。」
双子の声を聞いているうちに徐々に意識がはっきりしてきた。双子の横で自分を見下ろしているものが、
海に落ちた自分を助けてくれたのだと気がついた。留守の間に双子が探し当ててくれたのだろう。
「Iシシ、Nシシ。よく見つけてくれたな。助けてくれて……ありがとう…………カメのママさん…」
死んだものとあきらめていた息子たちが帰って来たので村ではあちこちで喜びの声があがっていた。
「せんせ、あの家に行かなくていいだか?」
木の陰に身を隠しているZロリに双子が尋ねる。
「ぶぁかもん!ママとの再会だぞ。誰もじゃましちゃいけないんだ。おれさま、ここからそっと見・・・」
「Zロリさん」
急に後ろから声をかけられ思わず跳びあがった。
「おわぁぁぁっ!!!……あ、ママさん?!」
買い物帰りらしい母親が立っている。
「息子が帰って来たの!!あなたのおかげよ。ぜひお礼をさせて。何をしても足りないのはわかっているけど。」
………お礼。お礼をもらおうなんてまるで考えてなかった。Zロリは冗談に紛らせて言ってみた。
「じゃあ、……ぎゅッ!!てしてください。」(なんてな。こう言われてママさんが困ってる隙に立ち去る、と…)
しかし母親は一瞬も躊躇しなかった。次の瞬間荷物を落とし、Zロリを抱きしめていた。
柔らかく、懐かしいような香りに包まれてZロリは少しの間放心状態になってしまった。
我に返って戸惑うように身じろぎするZロリ。その間も彼女はZロリを離さなかった。
彼女にはわかっていた。この、風のように自由なはずの旅人が誰のために危険を冒してくれたのか。
「 かあさんお帰り。」
そう言いながら家から出てきた青年を見てZロリは思わずイヤな汗が出るのを感じた。
その青年こそ、あの背徳の神殿で、唯一Zロリの体内に侵入した指の持ち主だった。
生贄だからハーレムにいるとばかり思っていた。盲点だった。
(…………で、でもあの時は神官に操られていたんだし。おれさまのことは覚えてないだろう。)
青年はツカツカと歩み寄って来て言った。
「あなたにはいくら感謝しても足りません。あれから大変だったでしょう。よくあの部屋を脱出できましたね。」
「……ちょっと待った…おれさまのこと…覚えてるの?あの時、キミ、正気だったの?!」
「私、医者なもので。あの仕事を与えられる代わりにコントロールされてなかったんです。
ああ、あの時私に対して感情的になったことですか?気にしなくてけっこうです。
あの状態では仕方ありません。…………どうしました?」
どうしようもなく頬が熱くなると同時に全身の力が抜けて、Zロリはその場にへたり込んだ。
IシシとNシシがそばに寄ってきた。二人ともいつになく機嫌が悪い。
「せんせ、あの男の前で真っ赤になってただな。」
「オラたち、せんせのあんな顔見たことなかっただ。」
「あの男となんかあったな?!……何があっただ??」
(…………言えるか…………!!)
「まった赤くなっただぁ!!」
「んんっ!!なんかお前たちの好きなもんでも食うか?!」
「ごまかされないだよ!!」
「体に聞かれるのと小一時間問い詰められるのとどっちがいいだ?」
(うぅ……た……助けて……ママ…)
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ナガカッタ…
| | | | ピッ (・∀・ )
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おそまつさまでした。
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