Top/S-92

花嫁せんせ奪還妄想。

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 | |                | |           ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ
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本スレに行ってSS置いてみましたが………エヘヘヘヘヘ………
もうここの子にして下さい。
Zロリの>>287から数ヶ月後あたり。
花嫁せんせ奪還妄想。やはり奪還はこの方に。

 蟻の這い出る隙間もないほどの数の警察官に囲まれて、Zロリはゆっくりと歩を進めていた。
警官に追いつめられ、女装して逃げようとしたのに、その姿に一目ぼれされてしまい、
あれよあれよと話は進み……ウェディングドレスで今ヴァージンロードを歩いているのだ。
最初はなんとか逃げようということでと頭がいっぱいだった。
しかしウェディングドレスを身に付け鏡を見た時、まるで魔法にかかったようになってしまった。
夢うつつ…………雲の上を歩いているようだ。幸せってこんな気持ちか?
これが……ボクちゃんの運命だったんだね。ママ…………

「きれいだよ。Zロエさん」
好青年Iヌタクがやさしく迎える笑顔にそのまま流されていきそうだった。
たとえZロリが正気でも、ある意味警察にすっかり包囲され、身動きのできない状況だ。
頼みの綱の双子はまだ現れない。

「それでは指輪の交換を」
式は進む。夢はこのまま覚めないのか?
「誓いのキスを」
ヴェールがそっとあげられ、端整なIヌタクの顔が迫ってくる。
二人の唇が重なろうとした、まさにその時。
鼻先に何かが落ちてきた。小さいものだったので、それに気がついたのは
落下物の近くにいたIヌタク、Zロリ(今はZロエ)そして神父の三人のみ。
「これは……?」
Iヌタクがおもわず足元に落ちたそれ=深紅の薔薇一輪を拾おうと屈んだ時だった。
式場がどよめいた。顔をあげたIヌタクは信じられない光景を見た。
教会の天井にできた空間の裂け目から、手袋をはめた機械の手が現れ、
花嫁をすばやくつかんでまた裂け目に消えていったのだ。
「わああっっ!!ゾロエさ~~ん!!」
あまりに突然のことで、どうすることもできなかった。
式場は騒然となった。もう式どころではなかった。

機械の手は無造作にZロリを座席に投げ込んだ。
逆さまに置かれて、しばらくもがいた後やっと座席に収まったZロリは折れ曲がった耳を整えながら隣に目をやった。
思った通り、涼しい顔をして操縦しているGオンがそこにいた。タイミングよく現れたのはなぜだか謎だが。
乱暴に扱われたおかげでZロリはすっかり正気に戻っていた。
「お…おかげで助かった…」
「礼はいらない。当然のことをしたまでだ」(キミは私のものだからな)
(心の声)までは読めずキョトンとするZロリをちらと横目で見て、Gオンは鼻先でフッ、と笑った。
「よく似合ってるじゃないか」
その一言にZロリは爆発的瞬間的に赤面した。
「だあっ!!うるさいうるさ~い!!こんなモン誰が好きで着てるかあっっ!!」
めちゃくちゃに暴れだし、引きちぎるような勢いでウェディングドレスを脱ぎ捨てた。
裸になって着替えがないことに気付き、(あ。しまった)という顔をする。
Gオンは今度はクックッ……と押し殺したように、しかし楽しそうに笑うと、シャツを投げてよこした。
見事に狙い通りに行動したZロリがたまらなくかわいい。
「これでも着ていたまえ」
Gオンのシャツ?なんか少し大きいが…しかたがない。
「それにしても………これ、作っちまったのか?」
「ああ。ついこの前完成した。今日が試運転だ」
時空移動マシン。この前作るぞ宣言をしてからまだ日は浅い。もう完成させるなんて。
Zロリの物作りの血が騒ぐ。眼を丸くキラキラ輝かせながらあちこち触ってみている。
「ここはどうなってんだ?何使ってんだ??」
「おい。今大事な所だからいじるな。今いる亜空間から出られなくなる」
「あ、亜空間??」
「…………よし、抜けたぞ。外を見てみるかい?」

窓に目を向けたZロリはいきなり泣きながら窓に突進してGオンを驚かせた。
「あっ!!ママ?!………ママーッ!!」
ベシッ!!!
「んがッ!!あだだだ鼻が~~!!……なんら…おでさまが映ってたのか……」
結婚式用の気合の入ったメイクのままだったのに気がつきシャツでごしごしとそれを落とすZロリを横目で見ながら、
母親はさぞ美人だったんだろうなとGオンは考えた。それにしても、もしあの時イノシシの双子に会わなかったら
Zロリは今頃…………そんなことは許さん!…絶対許さん!!

 窓の外は見渡すかぎり星だらけだった。宇宙を飛んでいるのだ。
「どうだ?」
「ど、どうだって、宇宙服とかヘルメットとかしなくていいのか??」
「優先度を考えたまえ。ここでヘルメットなんかかぶったらどうなる?」
「?」
(キスができないだろう?)
最後の言葉は口には出さず、目で言ったつもりが、Zロリはもう窓の外を見ていた。
Gオンはガクッと座席からコケそうになったが持ち直し、後姿を見つめた。
Zロリはゆったりしたシャツ一枚だけを身につけて、熱心に窓の外を見ている。
首まわりがゆるいため、少し横にズレて片方の肩がのぞいている。目のやり場に困るというか…
いや。今この世界にはGオンとZロリの二人だけだ。警察も追ってこない。邪魔する者は誰もいない。
オオカミさんキツネくんをいただきま~す!さあどうぞ状態である。
Gオンは少し息が荒くなってくるのを感じたが、あまりにZロリに危機感がなさすぎるので
かえって手を出すのをためらってしまう。
Zロリは星しかない景色をそろそろ見飽きたのか、今度は機内をキョロキョロ見回し、素直に感動している。
「やるなぁぁ…Gオン」
「フッ…どうだ。まいったと言え」
「やなこった!おれさまだってこのくらい作ってみせるぜ」
(ああ…つんとした鼻を上に向けるしぐさと、とがらせた口元がカワイイよZロリ)
「こっちはどうなってんだ?!」
Gオンが胸を高鳴らせながらじっと見ていることなどかまわず今度は座席の下を覗き込む。
(そ、そーいうポーズをしては…おいしそうなうなじが丸見えだ!!)

もうたまらん。こっちの心臓が破裂しないうちにいただきます!!と、Gオンが決心した時だった。
「お、おまえたちこんな所でどうした?!」
「あ、せんせ!!」
「せんせ心配しただよ~~!!」
思いがけない場所で師弟が再会している模様だ。
「な、なに?!」
座席の下からのそのそと出てきた双子に、Gオンはおもわず食ってかかった。
「キ、キミたちには外で待っているように言っただろう!!」
「だども、オラたちやっぱZロリせんせが心配だっただよ」
「早く会いたかっただよせんせ~~」
「座席の下にもぐりこんでそのまま寝ちまってたのか」
IシシとNシシはZロリの首と腰にオラのものだと言わんばかりにしがみついて甘えた声を出している。
(うう~そこは私がさっきからずっと狙っていたのに~…………!!)
再会を無邪気に喜ぶ師弟の横で、Gオンはため息しか出てこない。
(はぁ…絶好のチャンスだったのに…………んっ!!)
意気消沈して垂れていたGオンの耳がピッと立った。ただならぬ雰囲気を感じたZロリも緊張した顔になる。
「どうした?」
「二人で飛ぶ分の燃料しか積んでいない」
「へっ?」
「IシシとNシシの分は計算に入っていない。重量オーバー…」
Gオンが全てを言い終わらないうちにZロリは行動しだした。機内のものをガンガン捨てる。
「お、おい…」
「飛ぶのに支障なさそうな物は遠慮せずに捨てろ!!軽くするんだ!!」
「ハイだぁぁっ!!」
「なんかわかんねぇだがこれも捨てるだぁっ!!」
宇宙空間には機内にあった物が散乱した。真っ先に捨てられたウェディングドレスがそれらを導く天使のように
ふわふわと漂っていた。

「まだ重いか……このシートは要らんな!運転席のシートも捨てる。どけ!」
「Zロリ、待て!!壊す気か?!」
「ぶわっかもぉぉん!!みんなの命がかかっているのにシートを惜しんでいる場合かぁぁっっ!!」
興奮して振り回した手足が触れてはいけない何かに触れたのか、ブシュン…という、イヤな音がした。
引力圏内に入っていたのか、機体は大きく傾き、落下を始めたらしい。
「落ちる!!落ちるだぁぁ~~~!!
「オラたちどうなるだかなぁ~~!!」
「あつッあつッ!!おれさまたち、今ひょっとして地上から流れ星に見えてるのかぁ~~?!!」
Gオンは必死に立て直そうとしていたが、やがて席を離れすばやくZロリに近付き、抱き寄せた。
華奢な体だ。あの警官に女だと信じ込まれていたのも無理はない。
「やるだけのことはやった。あとは運を天にまかせる」
これが最後になるかもしれない抱擁。足元で騒いでいる双子など今は眼中にない。
Zロリに頬を寄せてGオンは静かにささやいた。

「Zロリ。キミはどこに落ちたい?」

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 009ニオマージュナンデス
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おそまつさまでした。


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