Top/S-54

郷実×材前

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                    |  >>123の続きモナ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  前回変なトコで切れたんで急いでみたw
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
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ホテルの部屋のドアを閉めるや否や、二人は磁石のように
引き合い、抱き合った。
先程味わった、久しぶりの材前の甘い唇を郷実は丹念になぞり、
上唇を吸い、舌を探り出すと甘噛みした。
材前から切ない吐息がもれる。
耳たぶを含み、舌を押し込み、瞼に口づけた。
「材前……ずっと君にキスしたかった…」
郷実の性急なガラにもないセリフに材前はにわかに頬のあたりを染めた。
俯いた材前の顔をまた仰向かせると、きつく舌を吸った。
互いの唾液で唇が光り、ひどく扇情的な表情だ。
郷実は材前の体を大事そうに抱えると、そっとベッドの上に降ろした。
そして、シャツのボタンに手をかけた。
その手を材前の震える右手がとめた。
郷実が問いかけるようにみつめると、材前は困ったように笑った。
「君は…びっくりするかもしれない。病気のせいで肉がおちてボロボロの体だ」
そういうと俯いたまま、黙ってしまう。
郷実は何もなかったようにボタンをはずしはじめた。
そして露になった材前の白く薄い胸に唇を落とした。
ひんやりとして、以前よりも柔らかいやさしい肌だった。
「君は覚えているだろうか…。君が病院の庭で転びそうになって俺が助けた時のことを」
郷実は材前の胸の突起に口づけて、静かな声で語りだした。
材前は無言で郷実の頭を抱きしめた。
「そのとき君の耳たぶが偶然、俺の唇にあたってしまったんだ」
ふふ、と材前の口から小さな笑い声が漏れた。
「俺は勃起した」
恥ずかしそうに郷実は告白した。
小さな声で変態だな、と言い返して笑うと材前は咳き込んだ。
「大丈夫か?寒いか?」
郷実は慌てて材前を抱きしめる。
「続けてくれ。君の声は…安心する」

郷実はホっとしたように材前の体を抱きなおすと、脇の辺りの柔らかい肉を擦った。
「…そして俺は混乱した。君に初めて欲情してしまったんだ」
夢に見る程、君を抱きたかった…。囁くような郷実の声。
「初めて君に殴られた夜、気付いたら君を押し倒していた」
材前の顔が熱をもっていくのを郷実は胸の感触で感じ取っていた。
「君に酷いことをした。でも馬鹿な俺は君の涙にも欲情する始末だった」
あんなに誰かを抱きたいと思ったことはない。
郷実は材前の顔を覗き込もうとした。材前は照れたように俯くばかりで顔をあげなかった。
「泣いているのか……?」郷実が問いかけると、ごまかすように郷実の胸に口付けた。
そして、郷実のベルトに手をかける。
「材前、駄目だ。これ以上の無理はさせられない」
郷実がいってもきかなかった。
脇腹に唇を落とし、舌をそっとおろすと、郷実の敏感な部分に愛撫をはじめた。
たどたどしくも、ひたむきな愛撫だった。
「ん………」溜まらず郷実は眉根を寄せた。
材前の舌は柔らかく熱く、やさしかった。
郷実に絶頂が訪れた。材前はきつく根元を吸い込むと、促すように刺激を与えた。
「馬鹿!……飲むな!」
郷実の制止をよそに材前は全て飲み干した。そして激しく咳き込んでベッドに倒れこんだ。
「材前……!!」
郷実は材前の肩を掴むと、強く抱きしめた。
「なんでこんな無理をするんだ!」
材前は肩で息をして胸のなかでぐったりとなった。
「多分、君を迎え入れることはできない…だから…」
いじらしい、材前の気持ちに郷実は涙がこぼれた。
「君を気持ちよくさせてやりたかった…の…さ…」
材前は強がるように口角を上げて、郷実に口づけた。

「郷実…」材前は切なく見つめると、促すように郷実の手を自身の下肢に導いた。
郷実はパンツのファスナーを下ろし、材前の白い内股を露にした。
以前よりも、痩せて細くなった材前の太ももは血管が青く浮き出る程だった。
股を開かせて、内側の皮膚に舌を這わせた。
材前がくすぐったそうに体をよじった。
根元の柔らかい襞を口に含むと、切ない喘ぎが漏れはじめた。
材前の中心を口を寄せる。丹念に愛撫をする。流石に射精までには体力が持たないようだ。
「郷実……」独特の声音に感じ取ると、
材前の体をうつ伏せにし、枕を腹の下に入れて、腰を支えてやった。
材前はくったりと力が抜けたようにされるがままになっている。
郷実は材前の白い双丘を揉み、口付けた。
そしてやさしく広げると、既に熱を持ちはじめた奥に息を吹き掛ける。
指で刺激をあたえ、ゆっくりと差し入れると、静かに押し広げた。
しっとりと温かい肉が郷実の指に吸い付いてくる。
材前の鼻から高い息が漏れ始めていた。
舌をそっと差し入れて掻き回すように舐め上げた。
「……ア、ア…」
材前の堪えるような小さな喘ぎ声が郷実を興奮させる。
「郷実…」
材前は壮絶な色香を漂わせた。落ちる直前の華が魅せるような鬼気迫る色香だった。
「おねがい…だ…。きて…」
咳き込みながら、材前の白く細い足が郷実に絡み付いた。
「頼む……」
郷実は気を失ってしまうのではないかと思う程の欲情を覚えた。
理性がとんだ。ゆっくりと材前の股を広げると、深く深く腰を進めた。
「んん……」材前の顔が歪む。その顔でさえ美しい。
ドクドクと、郷実の中心が自分のなかで脈打っているのを感じる。
すべて収まると二人は放心したように動かなくなった。
どうしたらいいかわからず、腕を絡めあった。
しばらく言葉もなく、時間だけが流れた。時折、材前が小さく咳き込む。
郷実は材前の肉の中で柔らかく溶けていた。

「郷実…」
「ああ」
「もうすぐ僕はこの世から消えてしまうんだよな…」
「……」
涙まじりの声の材前に気づくと、郷実は頭を胸の中にすっぽり包むように抱きしめた。
「我慢するな」
郷実の声に、一瞬間をおいて、材前から嗚咽が漏れはじめた。
温かい材前の涙が郷実の胸を濡らす。
体を繋げたまま、まるで小さな子供のように材前は泣き続けた。
材前の命を抱きしめながら、郷実は悲しみについて考えていた。

「君が…すきだ……」
今までに聞いたことのない声だった。
材前の小さな告白は意外なほど、すんなりと郷実の心に染み入った。
ずっと前から気づいていたのかもしれない。
「君を愛してるよ…」
材前の声を聞きながら二人は互いの心臓の音を確かめあっていた。
凪のように静かな気持ちだった。
なぜだか、郷実は初めて材前に出会った日の
彼のはにかむような笑顔を思い出していた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ もうすぐ終わり。自分も寂スィーデス
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