Top/S-50

郷実×材前

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                    |  ホワタワ>>56の続きだってサ。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  お久しぶりです。語尾沙汰です。
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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「僕はどんな患者がきたとしても手術してやる」
そういって彼は照れ隠しをするようにぎこちなく一瞬俯いて笑ったのだった。
俺はその時どんな顔をしただろうか。
眩しいものをみたような、憧れを目にしてしまったような
まるで10代の少年に戻ってしまったような幼い顔をして彼をぼうっと見ていたに違いない。

*******************

「あ、材前せん…じゃなくて教授だ」
後ろを歩いていた武内が廊下の先をみつめて呟いた。
視線の先をたどると材前を先頭にした第一外科の面々が廊下を横切っていくのがみえた。
材前は晴れて教授に就任した。

「実をいうと僕は一番君に祝って欲しかったんだよ」
「俺は君が教授になったことを喜べる日がくるとは思えない」

半分本心で半分勢いで言ってしまった言葉だった。
佐々木さんという患者の一件でお互い冷静になれなかった。
東教授の件に関しても同じだった。
言い捨てて材前の顔を確認することなくその場を立ち去った。
彼はきっといつもの貼付けたような笑みを口元に刻んだに違いなかった。
俺はあの笑顔が悲しくて嫌いだった。

「これで会うのは最後にしよう」
体を繋げたまま材前は唐突に切り出し、二人の関係はあっけなく途切れた。
滑稽で悲しい結末だった。
それ以来、もとの反りの合わない外科医と内科医という関係に落ち着いた。
それでも時々郷実は思い出すのだった。
材前の熱に包まれながら自分の腕の中でみせた彼の必死な眼差しを。
縋るような助けを乞うような泣き出すかのような。
どうしようもなくなってより一層彼を強く抱いた。
答えを見せないままに材前は背中を向けて行ってしまった。

「材前教授、順風満帆ですね。凄いな」
武内の明るい声が聞こえた。
「ああ」郷実が短く答えると、
「今夜飲みにいきませんか?」武内が顔を覗き込んだ。
「なんだ?いきなり」
「最近郷実先生元気ないですからね。
材前さんが遠くに行っちゃって寂しいんじゃないですか?」
冗談ぽく武内が茶化すと
「何いってるんだ」郷実は吹き出して早足で歩き出した。
「ちょっと!先生」
郷実は振り向かずに手をあげて
「飲みに行く暇があったら実験のデータとり手伝いなさい」
言うと、さっさと行ってしまった。

外科病棟に近づくにつれて郷実の表情は硬くなった。
第一外科教授室。
一呼吸おいてノックをする。
「はい」
聞き慣れた声がドアの向こうから聞こえる。
「郷実だ。今大丈夫か?」
一瞬の沈黙があって「どうぞ」と返事が返ってきた。
材前は椅子に腰掛けて書類に目を通していた。
「忙しそうだな」
「用件は?」顔を上げずに材前は聞き返してきた。
「ああ。……佐々木さんのことなんだが」

苛ついたように顔をあげる。
「まだ何か?」
「いや、さっき偶然にベッドを通りかかったんだが
どうも喉の調子を気にしているようだった。咳きもまた出てきているようだし…」
「用件がそれだけならまたにしてくれないか」
机の上で指を組み、顎のせて郷実を見上げると退出を促した。
「君も知っているだろうが僕は今ワルシャワ行きの件で
色々忙しい。細々としたことに関わっている時間はないよ」
「自分の担当患者だろう」
郷実は怒りを堪えて静かな声で呟いた。
材前は無視すると、「いい加減、僕の部屋にちょくちょく顔をだすのはやめてくれないか」
どんなつもりか知らないけどな。立ち上がり煙草を銜えると郷実の横顔を見つめた。
「それとも君にはまだ未練があるのか」
僕の体に。耳もとで囁く。
郷実は強烈な怒りで目の前が白くなった。
「僕はもう悪い遊びに耽るのには付き合えないよ」
材前は言うと机に戻った。顔はあげない。
郷実は何も言わずに部屋を出た。

怒りで指先が震えた。身を焦がすような憎しみ。
それでもはっきりと解った。
解ってしまった。

俺は材前伍郎を愛している。
かなしいほどに。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 今年の夏は猛暑ですね。
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