Top/S-32

R.S.3_LxM 27

「見かけによらず、強いんだな。」
老人はミカエルを見て呟いた。足元には魔物達の残骸が転がっている。
「まさか術を使えるとは思わなかったぜ。」
油断した自分を狙う敵が、太陽術で一掃されたのを目にして決めた。
老人はハーマンと名乗り、旅の同行を申し出る。

「ついて来て、どうするつもりだ?」
少し興味を持ったミカエルが、ハーマンを見た。
「そのお宝を、使うところが見たいのさ。」
ミカエルから目をそらし、海を見ながら答えた。
詩人とノーラが、箱を開く。
「・・・これ、オリハルコーンじゃない!」
さすが鍛冶屋ノーラの目は鋭い。
探していた聖王の槍ではないものの、意外なお宝に目を奪われる。
「ウチでの加工は難しいけど・・・いいものだね。貰っておこうよ!」
美しいイルカの像。
ノーラから手渡され、受け取ったミカエルが息をのむ。
(術の力を帯びている?)
何の術かまでは分からないものの、それは強い力を帯びていた。
「貰うことにしよう。」
顔を上げ、改めてハーマンと名乗る男を見る。
片目、片脚を失っている。それに随分な歳のはずだ。
しかし、先ほどの戦いではなかなかの戦力になりそうであった。
(海賊ブラックの仲間・・・といったところか。)
こちらを見る目が鋭い。
(扱いにくい感じではあるが、使いようによっては・・・。)
思わず、南方の制海権について考えてしまう。
所詮は海賊。思い通りにはいかないだろう。
だが、使い道はあるはずだ。
「好きにすればいい。」
知らず、口元が緩む。
ハーマンが仲間になった。

  • 続き楽しみにしてます〜 -- 2010-11-12 (金) 20:01:20

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