Top/S-130

ツディアス×ベイダー

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  ☆戦争のツディアス×ベイ夕゙一の話だってさ
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  時期的にはEP3.5くらいのつもりらしいよ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドンナモンカネ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一応メインカプは上にある通りですが、微妙にパ卜゙メとか才ビ=ワソも出てきますので、
そのことをご留意下さい

 瞑想室の中でゆっくりと夕゙一ス・ベイ夕゙一はマスクを外した。幸か不幸か、体の大部分が機械部
品へと置換された今となっては、フォースの意志を感じたり、それに姿を変えた人々の声や姿を認め
ることが昔ほど明確には出来なくなってしまった。それでもこうやって瞑想室に入り、精神を研ぎ澄
ませてゆくと、かつて四肢が存在し、身体がフォ一スに満たされていた頃の様に、フォ一スの声が聞
こえ、多くのものが見えてくる。だがそれも所詮、自分の心が作り出した幻に過ぎないのだろうがな。
夕゙ース・ベイ夕゙一はゆっくりと瞳を閉じ、内面にあるマグマの海に身を浸した。
 瞑想を始めて程無く、いつもの様に亡き妻の美しい姿が浮かび上がってきた。パ卜゙メ。僕のパ卜゙
メ。君はもう僕に微笑んでくれないのかい。僕は君の為に何もかもを投げ打ったんだ。なのにどうし
て君は僕を置いていってしまったんだい……パ卜゙メは何も答えず、ただ悲しげな表情を浮かべたまま
暗闇の中へ呑まれていった。夕゙一ス・ベイ夕゙一は思わず後を追いかけようとしたが、代わって目の
前に現れたのは、自分が手にかけたかつての仲間達だった。思わず夕゙一ス・ベイ夕゙一はひるんだが、
動揺を見抜かれることを恐れ、叫んだ。今更何をしに来たんだ。恨み言でも言いに来たのか。あれは
あなた達が自分で招いたことだ。あなた達が僕を認めなかったんじゃないか。なのにどうしてそんな
目で見るんだ。やめろ、やめてくれ。お前らが僕を拒絶した。誰一人として僕を、僕の言葉を理解し
ようとしなかったじゃないか。夕゙一ス・ベイ夕゙一は暗闇の中で叫び続け、両腕をがむしゃらに振り
回し、必死で目の前の幻を消し去ろうとした。

 騎士の亡霊達は夕゙一ス・ベイ夕゙一の意志に応える様に、腕の一掻き一掻きで消えていった。全て
の幻を消し去ったところでふと視線を感じ後ろを振り返ると、自分が最も会いたかった、いや会いた
くなかった、かつての師であり親友であった者の姿がそこにあった。才ビ=ワソ!何をやったって、
どんなことが起きたって、あんただけは僕の側にいてくれると思ってた。どうしてあんたは分かって
くれなかったんだ。どうして僕のことを見放したりしたんだ。憎い。誰よりもあんたが憎い。僕のこ
とをもう見てはくれないあんたが憎い!
 湧き上がる激情から目を逸らす為、夕゙一ス・ベイ夕゙一は目を開け、外したマスクに視線を遣った。
手の中でそれはつやつやと黒い輝きを放ち、形はどこか人間の髑髏を彷彿とさせた。見る者に言い知
れぬ威圧と恐怖を与えるこの「顔」は、今や銀河の隅々にまで行き渡った銀河帝国の強大さと、それ
を支えるツスの恐怖を象徴するに相応しい。このマスク無しに生命を維持出来ない体になってからは、
もはや日常的に自分の顔を見ることは叶わないが、そんなことはどうでもよかったし、興味すら無か
った。かつてのヅェ夕゙イ・了ナキソ=ス力イウォ一力一の、それも火傷によって醜く変貌した顔など
誰も望んではいない。このマスクをつけていなければ、あらゆる意味において自分の存在は保証され
ない。そうだ、今の自分の顔はこのマスクであり、求められているのもまた、このマスクなのだ。夕゙
一ス・ベイ夕゙一はそれが義務であるかの様に、現実を心の中で幾度となく反芻した。

 「瞑想は済んだかね、ベイ夕゙一卿」
瞑想室の扉を開くと、目の前で醜悪な老人が笑みを浮かべ、夕゙一ス・ベイ夕゙一を待ち構えていた。
「……何か御用でしょうか、マスタ一」
「お前を呼びに来たのだよ。お前は会わなければならない人間がいる。夕一キソというのだが……」
ここまで喋ると夕゙一ス・ツディアスは突然言葉を切り、ゆっくりと瞬きを繰り返しながら、辺りのフ
ォ一スに意識を集中させ、それが終わるとまた口を開いた。
「怒りを抱いておるな、ベイ夕゙一卿。お前の身を焼いた、ムス夕ファ一の炎の如き怒りを。そしてこ
 れは……ふむ、悲しみか」
そう言うと夕゙一ス・ツディアスは喉の奥でゆっくりと、くぐもる様な笑い声を上げた。
「お前は相変わらず私が憎い様だな。そして可能ならばヅェ夕゙イであった頃に戻りたいと思っている。
 違うかね?ん?」
「その様なことはございません、マスタ一」
反射的に反論したことを、夕゙一ス・ベイ夕゙一は悔いた。そしてその言葉に動揺の色が含まれていなか
ったかどうかが気になった。しかし夕゙一ス・ツディアスは弟子の言葉など耳に入らないかの様に続けた。
「素晴らしい。実に素晴らしいぞベイ夕゙一卿。あらゆる激情はお前により一層の力を与えるであろう」

夕゙一ス・ツディアスの様子からして、発せられる言葉に言葉以上の意味は無く、単に自分の感情を逆
撫でして反応を楽しんでいるだけだ。自分を試している訳ではない。真意を問うている訳でもない。
そう理解はしていても、夕゙一ス・ツディアスの言葉が発せられる度、抑えられない怒りが全身を駆け
巡り、それはそのままフォ一スとなって辺り一体に満ちた。周りの機械は強烈なフォ一スに曝され、
悲鳴か断末魔であるかの様に恐ろしい音を立てた。あるものは一瞬で砕け散り、またあるものは圧力
に耐え切れずぼこぼことへこみを作った。二人の周りにあるものは全て、あっけなくその原型を失ってゆく。
「その怒りを私にぶつけるか、ベイ夕゙一卿。望むならここで切り結んでもよいのだぞ」
夕゙一ス・ベイ夕゙一の憎しみに満ちたフォ一スを体全体で受け止めてなお、夕゙一ス・ツディアスは揺
るがない。それどころか夕゙一ス・ベイ夕゙一のフォ一スが感じられることに喜びすら感じている。
「私にお前を感じさせるのだ。さすればお前の存在はより確かに、より強固になるだろう。もっと、
 もっと、さあもっと!もっとだ!」
吹き荒ぶ嵐の様なフォ一スの中、夕゙一ス・ツディアスは弟子にゆっくりと近付いていった。そしての
ろのろと右手を伸ばし、冷たく輝くマスクに触れると、醜い顔を更に歪めて笑顔を作り、夕゙一ス・ツ
ディアスは囁いた。
「お前が無くした一切への執着を抱えている限り、お前は私のものだよ」

 この穏やかな、しかしぞっとする冷たさで現実を突きつけてくる声によって、夕゙一ス・ベイ夕゙一
は何もかもを理解した。いや、以前から気付いてはいた。ただ無意識にそれを見ない様に振舞ってい
ただけだった。この目の前の老人、強大な力をもつツス卿であり銀河全てを支配する皇帝は、自分と
いう一切を包み込む影だ。思えば彼はパノレパティ一ソであった頃からそうだった。何事が起ころうと
も、光の様に罪の輪郭を際立たせて非難することは無く、常に自分を「理解」し受け入れてくれた。
そして影に救いを求めた自分は、影にじわじわと侵食され、影と同化した。憎めば憎むほど夕゙一クサ
イ卜゙にある影は巨大化し、執拗に自分に絡みつく。影の中では、憎しみすら無力だ。逃げ場はどこに
も無い。いや、逃げる必要などどこにも無い。夕゙一ス・ベイ夕゙一の心に緩慢な諦めと再びの小さな
依存――後者は恐らく本人は気付いていないだろうが――が宿ったことを知ってか知らずか、夕゙一ス
・ツディアスは言葉を続ける。
「お前は醜い。だがそれ故に美しい」
お前は私の作り出した何よりも美しい「宝石」だよ。夕゙一ス・ツディアスは嬉々として弟子に語りか
ける。無邪気さすら感じられる老人の、同じ浸透圧の影を、もはや夕゙一ス・ベイ夕゙一は拒もうとは
しなかった。

 既に夕゙一ス・ベイ夕゙一のマグマの海は穏やかさ――それでも熱く煮えていることに変わりはない
――を取り戻し、フォ一スの嵐は止んでいた。夕゙一ス・ツディアスは、そんな弟子の内面を敏感に感
じ取り、さも満足げにくつくつと引きずる様に笑った。そして右手を離し、さっと弟子に背を向けて
ゆっくりと歩き出しながら言った。
「与太話が過ぎた様だな。無為に時間を消費するのはお前も望むところではないだろう。行くぞ、ベ
 イ夕゙一卿よ」
夕゙一ス・ベイ夕゙一は自らの師に追従し、答えた。
「仰せのままに、マスタ一」
自分はこれからも、かつて愛したもの達を思って絶望に打ちひしがれるだろうし、自分にそれら一切
を捨てさせ、自らの領域に引きずり込んだ影を憎み続けるだろう。そして絶えることなく憎しみを抱
いていれば、影はますます自分の存在に狂喜し、手放すことは無いだろう。これこそが採るべき正し
いあり方だ。選択の余地は無い。この影こそが、今の自分を必要とし、許容し、慈しんでくれるただ
一つの存在なのだから。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 何か詰め詰めで見づらかったかも…
 | |                | |     ピッ   (・∀・;)
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
噂のノベライズにマジで萌えたので投下した。とにかく暗黒師弟が書きたかった。今は反省している


このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP