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砂漠にて

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  ☆戦争 穴金×帯湾 パダ犬16歳のころの話
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  途中まで。中途半端スマソ
 | |                | |            \
 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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砂漠の任務は気が進まない。アナキソの故郷タトゥイーソに似ているからだ。気温差の激しい気候。
灼熱の昼に、凍える夜。乾いた空気。砂嵐。アナキソにとって、服の中に入り込みざりざりと肌を
ひっかく砂の感触は、9歳の年に別れた母親の抱擁の記憶と分かちがたく結びついている。
夜の寒さは人恋しさをアナキソに呼び起こす。

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才ビワソが敵陣の偵察から洞窟に戻ったとき、焚き火のそばにアナキソはいなかった。
冷え込む夜だった。焚き火は大きくはなかったが、パチパチと快い音を立てて爆ぜ、ついさきほど
まで薪をくべる人間がいたことを示していた。
才ビワソは周囲の不ォースを探った。洞窟の奥から少し乱れた不ォースが感じ取れた。「またか」
と才ビワソはため息をついた。
当年16歳になる彼のパダワソ(弟子)のアナキソは、この年頃の少年によくあるように、身体の
うちから湧き上がる欲望をもてあまして自慰行為にふけることがしばしばあった。
ヅェダイの掟では、物事に対していかなる執着も持ってはならず、当然恋愛等は禁忌である。それ
ゆえ、肉体の欲望も抑えるよう訓練することが推奨される。
才ビワソは顎鬚をしごいて砂埃を落とし、服を払った。焚き火の前に腰を下ろし冷え切った身体を
温めていると、奥からアナキソが戻ってきた。
「マスター、お帰りなさい。今日も無事で良かった」
まったく悪びれる様子もなく、むしろ微笑まで浮かべている。端正な顔が少年の幼さと無邪気さで
ほころぶ。
こういうアナキソの態度が才ビワソには理解できなかった。ヅェダイ同志はお互いに相手の不ォー
スを感じ読むことができる。不ォースには肉体的な刺激による大きな精神の乱れなども反映される。
さっきまで自慰にふけっていた事実を自分のマスターが知っている、ということをアナキソは知っ
ていた。にもかかわらず、恥じ入った様子はない。気まずさから目をそらすこともない。まっすぐ
に才ビワソの瞳を見る。

ここが才ビワソの理解できないところだった。彼のパダワソ時代にも、やはり成長の一過程という
やむなき事情から同じことをした。彼のマスターは何も言わなかったが、知られていると思うと、
顔から火が出るほど恥ずかしかった。ヅェダイの掟にも反していた。どうしようもない罪悪感が湧
いてきた。そのたびに、もうしないとひとり心の中で誓ったものだ。
才ビワソが携帯食の食事を終え一息つくと、アナキソは今日の偵察の話をせがんだ。才ビワソはこ
と細かに話してやった。アナキソは理解が早く、また的確な質問をするので話しやすいのだ。自分
には過ぎた弟子だ、と才ビワソは思った。アナキソの類まれな不ォースの才能を見抜き、ヅェダイ
としての修行を受けさせるようヅェダイ評議会に対して尽力したのは、才ビワソの師匠だった。そ
の師匠は凶刃に倒れ、死の直前、才ビワソにアナキソを弟子として育てるよう遺言した。不ォース
だけでなく、頭の回転も、大胆な行動力も、身体能力も、メカニックの腕も、常人を超えていた。
才ビワソはときどきわからなくなる。そして不安になる。自分にとって初めての弟子は、あらゆる
能力値が高すぎるのだ。超えるべき壁としての師匠。その役目を果たすには、自分はハードルが低
すぎる。では、理解を示して導いてやれるかといえば、さきほどのようにアナキソの性格を計りか
ねている。
才ビワソは迷っていた。アナキソをもっと経験豊富で優秀なマスターに任せるべきか、と。

「聞いていますか、マスター?」
アナキソの問いかけに、才ビワソは考えを破られた。焚き火を挟んで向かい合っていたアナキソの
顔がすぐ近くにある。
「明日は僕も偵察に連れて行ってください」
真摯に熱を込めて懇願する。だが才ビワソは許さなかった。
「おまえにはまだ早い、パダワソ。これは慎重さを要する任務だ」
敵の要塞は砂漠の真ん中にある。周囲は平坦な砂、また砂の海だ。身を隠すところが極端に少ない。
ひとりならまだしも、ふたりでは容易に敵に発見されてしまうだろう。才ビワソはそのことを指摘
した。
「では、僕ひとりで行きます。もうこの洞窟に閉じ込められて、ひたすらマスターを待っているの
 は嫌です!」
アナキソは不平を鳴らした。
「おまえの役目は、私たちのスター・不ァイターを見張ることだ。谷間に隠してあるあれを見つけ
 られては、私たちはこの惑星から脱出することができなくなるのだから」
「僕は嫌だって言ってるんです!」
「そういうわがままを言うおまえに成し遂げられる任務ではない。必要なのは派手な戦闘ではない。
 ライトセーバーの腕でもない。忍耐だ。おまえは若すぎる」
アナキソはぐっと言葉を飲み込んだ。少し恨めしげに才ビワソを睨む。才ビワソは無視して水筒か
ら水を煽った。水筒の水は才ビワソの身体が必要としている量には足りなかった。
「今日の分はこれで終わりか」
才ビワソは口をつけたまま水筒を逆さに振った。少しむくれてアナキソが言う。
「持ってきた分を配分するとそのくらいになってしまうんです。予想外に任務が長引いてますので」
「そう言うな、アナキソ」
才ビワソは苦笑した。
「ねぇ、マスター。水を汲みに行ってもいいでしょう? もう残り少ないんです」
アナキソがもう一度せがんだ。とんでもない! と才ビワソははねつけた。アナキソは形の良い眉を
吊り上げて抗議した。

「あなたは砂漠を知らないからそんなことを言うんだ。満足な水も取らないで砂漠を歩くのがどれだ
 け危険なことか!」
「水場は監視されている。私たちがこの星に潜入していることが相手に知れたら、すべては無駄にな
 るのだぞ! 持ってきた水でなんとか凌ぐんだ」
「砂漠のことは僕の言うことに従ってもらいます。水がどれほど重要か。足りなくなってからでは遅
 すぎるんです。僕の小さい頃には水の奪い合いで人が殺されて死んだ。あなたは僕を若すぎるとい
 ったけれど、砂漠についてなら僕のほうがよく知っている。あなたとふたりで生きて帰るには水が
 絶対に必要なんです。譲りませんよ」
数瞬、師弟はじっとにらみ合った。
「負けたよ、アナキソ。おまえに従おう」
両手を挙げて才ビワソは降参した。その顔は微笑していた。むきになったアナキソがおかしかったのだ。
一方のアナキソは心にわずかな不安を抱えていた。自分の師がふと考え込む。そんなときには、マスタ
ーが遠くへ行ってしまったような気になる。実際、聡いアナキソは才ビワソが己自身の力不足を悩み、
アナキソを他のマスターのパダワソにすべきか迷っていることに気付いていた。それがアナキソのため
を想ってのことだということも。

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ふたりは火のそばに身体を横たえた。
小さく暖かな炎は燃えるままにされた。やがて燻り消えるだろう。
才ビワソは疲れていた。偵察中には砂嵐が襲ってくることもある。そんなときはただじっと耐えるしか
ない。砂嵐は、肉体だけでなく精神も疲弊させる。吹き飛ばされないよう身体をこごめて何かにしがみ
つく。息もできないほどの風圧が身体を叩く。風が持ち上げるとは信じがたい大岩が飛んでくる。
自然の猛威の前にただうずくまりながら、悪夢のようなひとときだ、と才ビワソは呪った。
彼は目をつぶるとすぐにうとうとし始めた。
一方、弟子の目は冴えていた。ときどき、スター・不ァイターの側に潜んで監視しているだけの彼は疲れ
てはいなかった。時折の砂嵐も平気だった。砂嵐は生まれたときから彼の日常だったから。
アナキソは眠る才ビワソの顔にじっと見入り、おもむろに手を伸ばした。片手が才ビワソの金髪の髭に
触れる。アナキソは身体を起こし、才ビワソの顔を両手に包んで髭の感触を楽しんだ。

才ビワソは心地よいまどろみから覚醒へと引き戻された。片目を薄く開けるとアナキソが自分の髭をいじ
っている。やれやれ、これでは出発前に心配したとおりだ、と才ビワソは心の中で呟いた。砂漠ではアナ
キソは甘ったれになる。
才ビワソが髭を生やし始めたとき、アナキソは13歳だった。まだ才ビワソよりはるかに小さい両手に彼
の顎を包んで飽きるまでよく触っていた。もうやめなさいと諌めると、
「砂を落としてあげてるんですよ、マスター」
と言ってやめなかった。ならばあれもどこかの星の砂漠でだったか。父親がいないからだろうか、と才ビ
ワソは想像し結局好きにさせていた。
しかし、1年が過ぎる頃、才ビワソは髭に触るのを禁止した。表向きは、もう子供ではないのだから、と
アナキソに言い聞かせた。本当は、髭をいじるのに夢中になっているアナキソを見ていると、胸がほの温
かくなるのを感じたからだった。これは「執着」に繋がるのだろうか? ならばアナキソにとっても自分
にとっても良いことではない。才ビワソはそう考えた。アナキソは傷ついた複雑な表情をした。確かに子
供じみたことだと自分でも自覚していたし、いずれやめるべきだとは思っていた。だがそのとき、何かが
アナキソの胸にわだかまった。自分でもわからない、不可解な感情だった。
髭を愛撫するアナキソの手の快さに、才ビワソは再び眠りのとば口に戻っていった。今の手はあのころよ
り大きく確かな力に満ちている、もうすぐ私の身長も追い越すだろうな、などと夢うつつに考えながら。

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設定とかおかしいとこあるかもしれないが萌えの暴走するまま書いた
今は反省している


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