パペット音楽番組
更新日: 2011-05-01 (日) 17:25:36
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| パペット音楽番組より青色Hさん水色Eくんモナ…。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 書いたのは7スレ目の作者とは違う人だって。
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ビミョウニ ツヅイテナイカ?
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚;)
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
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何気なく昨日3日の本放送を見ていて突然妄想が沸いてしまい、勢いづいたまま一気に書きました。
しかし毎回見ているわけではないので各キャラクタの性格設定がよく分かりませんでした。
このため7スレ目の333-336さんには申し訳ありませんが、当該スレに書き込まれた作品における設定を拝借しました。
事前の断りなしにお借りしたことをこの場で先にお詫びしておきます。_| ̄|○ノシ ショウジキ スマンカッタ…
その日の収録が終わった楽屋では、
いまだEが世界漫画大全集の続きを読んでいた。
詠/唱さんも楽/譜さんもあきれて先に帰ってしまい、
あとに残っているのはHだけ。
室内にはEの笑い声が高らかに響いていた。
「Eくん、そろそろ帰りましょうよ~。お腹がすいていないですか?」
「…あははっ…はははははっ…」
Eが楽屋から出てくれないと、
楽/譜さんから鍵を預かっているHは楽屋の施錠ができないのだ。
今日何度目かわからなくなったため息をつくと、Hは眉根を寄せてEの姿を見つめた。
グキュルルル…とHの腹の虫が悲鳴を上げ始めている。
「そんなにその漫画面白いですか?
ご飯や睡眠を削ってまでも読み続けたいものなんですか?」
「はは、くくくっ…!」
このままじゃ埒が明かないと思ったHは
「その漫画よりも夢中になれることを、私がしてあげましょうか?」
ついに実力行使に出ることにした。
「…ぷぷっ…ははは…」
漫画を貪るように読んでいるEからはやはり返事がなかった。
HはEが読んでいた漫画を上辺から掴み、取り上げるように引き抜いた。
「…あっ!」
瞬間的にEの表情が怒りのそれに切り替わる。
「なんてことするんですか! 今ちょうど面白いところだったのに!」
思わずガタンと椅子を鳴らして立ち上がるE。
しかしその様子にはまったく驚きもせず、取り上げた漫画本をテーブルに置くと
Hは笑顔を見せてEに言った。
「だから、この漫画よりももっと夢中になれることをしてあげますよ」
「何言ってるん…ぅ…っ!」
髭の間から覗く唇で唇を挟まれ、舌先で表面を撫でられた。
気づけばHの両腕はEの背中に回されており、
いくらか筋肉質の体格に阻まれて身動きが取れなくなっている。
「ん……んんっ…」
そのまま滑り込んできたHの舌がEの舌を追い回す。
息が苦しくなる。
身体の力が抜けかかり、見開いていた眼を自然と瞑りたくなる。
このままではいけない。
「……ん、く……、ぷはっ!」
そう思ったEは全力でHの身体を引き剥がした。
2人の荒い息遣いが部屋を満たす。
「なんてことをするんですか、これからがいいところなのに…」
頬を膨らまし、唇を尖らして抗議する姿は詠/唱さんがやればとても似合うのだが、
如何せんEの目の前に立っているのは髭モジャのでっぷり太った中年オヤジ。
それでもそれがどこか可愛らしく見えてしまうのは、
眉尻の下がり具合、つぶらな瞳、大きな団子鼻のそれぞれが、
絶妙な配置にあるからだろうか。
「お腹すきましたね、ラーメン食べに行きましょうか?」
Eはその抗議には答えずに手早く帰り支度を済ませると、
その場に立ち尽くしていたHに声をかけた。
「…え?…あ、ああ! そうですね、行きましょう行きましょう!」
Hも自分の荷物を手にとってEの後に続く。
ポケットから鍵を取り出すと
それを楽屋入口の扉の鍵穴に差し込んでひねった。
──怖いのだ。
これまでの互いの関係を壊し、新しい関係を築いていくことが。
すでにいくらか築きつつあるその関係をより強固なものに変えていくことは、
場合によっては2人だけでなく詠/唱さん、楽/譜さんたちをも巻き込み、
番組を降板させられてしまうことにも繋がりかねない。
それが解っているからこそ互いに互いの腹を探り合い、
それでも衝動的に起こしてしまった行動を、
途中でなんとか押さえつけようと2人は必死になってあがき続けている──。
先ほどまでのことは無かったかのように2人は並んで歩きながら
これから行くラーメン屋で何を食べようか話していた。
2人の靴音が静かな廊下に鳴り響く。
Eの靴音はやや高く、Hの靴音はEのものより低い。
それはまるで彼ら2人を象徴するかのように、
一定のリズムを刻みつつ緩やかに消えていった。
互いの気持ちは同じだということに気がついているのに、
その先へのもう1歩が踏み出せずにいるEとH。
しかしその1歩への勇気を出すのは、もはや時間の問題だろう。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ ごめん、自分にはこれが精一杯です。
| | | | ピッ (・∀・;)
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