恋の課題3
更新日: 2011-05-01 (日) 17:36:44
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| 日曜朝の闘う船体 金黄(光×シバサ)だモナー
| ちょびっと赤黄(貝×シバサ)もあるモナー
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| >>28-34の続きだカラナ
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 船体らしくベタだゴルァ!!
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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「シバサ、君に宿題だよ。…僕に恋をして。」
僕、光は小図家5兄弟の魔/法の先生。
只今小図家に居候中。
次男のシバサに宿題を出してから三週間が過ぎようとしていた。
シバサはほかの子より想像力が足りないので、てっとりばやく恋をしてもらう事にしたんだ。
だって、恋した人間の想像力って、計り知れないものがあるじゃない。
とはいえ、シバサは実は小図家一の優等生だ。
シバサに足りないのはあとは想像力だけと言ってもいい。
それと、皮肉屋な所が無くなればもっといいんだけどねー。
まぁそこがかわいくもあるんだけど。
ああいけないいけない
最近他の子たちに先生贔屓ーなんて言われてしまう時がある。
僕も気を付けないとなぁ…
この間ちょっと大変な事があった。
シバサの恋の授業は継続しているけれど、
そればかりやっているわけじゃなくてちゃんと通常の授業もしているんだ。
ひょんな事からシバサが禁断の時間を戻す魔/法を使ってしまった。
ある男の子を助けたい一心での事だったけれど、その魔/法には恐ろしい呪いがかかっていたんだ。
結局助かったんだけど一時は本当に死を覚悟したよ。
シバサの事を絶対に助けたかったからね。
雨降って地固まるというか、その事があってから僕たちの仲は一気に縮まった気がする。
僕も改めてシバサやみんなが僕の大事な生徒だって自覚できたし。
良い絆が生まれたかな。
でも…あの時後を着いてきたシバサはかわいかったなぁ
いつもの皮肉屋がどこ吹く風で、せんせいがだめっていったのにーだって。
動けるような身体じゃないのにね。いつの間に僕の後を…
先生、君の為ならなんだってできるよ。
「だからって本当に一緒に風呂入んのかよ!」
「そうだよ。早く準備してきなさい。シバサ。」
「もういいだろ。毎晩一緒に寝てるだけで充分だ!」
「でもちっとも僕に恋しないじゃない。」
「…。」
「じゃ、待ってるからねー」
シバサの目がすわる。
だけど黙って二階に行ったって事は、ちゃんと支度しに行ったんだろう。
遅い。
何をしてるんだシバサは。
ずっと魔/法部屋で待っているのにちっとも降りてこない。
まさかどうしても嫌でどこかへ行ってしまったとか?
不安になったので二階に行ってみる事にする。
階段を上る途中から聞こえてくるドスンドスンという音に何が起こっているかわかった。
「こら、貝!シバサ!」
「あっ光先生っ」
「先生、こいつうぜーんだよ!なんとか言ってくれよ」
また貝だ。
小図家末っ子の貝は何かと言うとシバサにつっかかってはケンカをする。
まぁシバサの方から仕掛ける事も半分だけれど。
兄弟の下二人といえばこんなものかなぁ。
「貝、シバサはこれからお風呂に入るんだからね。ケンカは終わり。」
「だって、先生と一緒に入るんだろ?!」
「そうだよ。」
「どうしても?!」
「どうしても。」
「…じゃあ、じゃあ俺も一緒に入る!邪魔しねーからさ、はじっこでじっとしてるし、黙ってるからさ!」
「だからなんなんだよお前は。先生と一緒に入りたいんなら今日じゃなくても明日一緒に入ってもらえばいいだろ」
「チィニイのばーか!!」
「あ゛?!バカはお前だろうがこのバカ!!」
シバサが貝の頭を叩いて、またどつきあいが始まってしまった。
やれやれ。
呪文を唱えて二人の身体をそれぞれに拘束する。
「お仕置きが必要かな?」
「「げっ」」
言うや否や、貝はそそくさと自分の部屋へと帰っていった。
うーん。貝…
「…じゃ、行こうか、シバサ。」
ニッコリと微笑めば、シバサは下を向いた。
照れ屋なシバサは、案の定きっちりとタオルを巻いて入ってきた。
意識してくれているのは良い事だけどこうもガチガチだと逆に気持ちが遠ざかってしまうな。
少しシバサの気分をほぐさないと。
「シバサ、じゃあ、魔/法でシャンプーしてみようか。」
…そこからちょっとした魔/法の授業を真剣にやってしまった。マー/ジフ/ォンまで持ってきて。
シバサは熱心だから教える方にも力が入って楽しく授業してしまった。
気分をほぐすどころか、なんかすっかりラフな感じに…
一緒の湯船に入っているというのに全然恋だの愛だのいう雰囲気じゃなくなってしまった。
今シバサは魔/法で水でっぽうみたいにお湯を飛ばす事に夢中になっている。
右から何番目、上から何番目のタイルに当てるとか言ってはしゃいでいる。
まぁ、かわいいからそのままにしてあげたいのは山々なんだけど。このままじゃね。
「じゃあ、そろそろ10数えてあがるよ」
「ああ。あ?な、何だよ」
シバサの後ろにまわり、背中から抱きしめた。
「ちゃんと温まらないとね。」
「今夏だろうが!」
「はいはいい~ちに~い」
シバサの身体はもう充分あたたまって…というか熱いくらいだった。
「お腹はもう平気かい?」
シバサの腹筋は見事に割れている。
件の呪いでこの腹筋に文字通り風穴が開いたんだ。
「お陰様で…てか、」
「よかった」
腹筋を指でなぞると温かいはずのシバサの腕に鳥肌が立った。
「ちょっと、先生」
「大丈夫だよ。何もしないよ。」
「すでにしてんじゃないの?」
「シバサは少しでべそかな~」
おへそをつっつくと腰が逃げた。
「おいっ」
「何もしないって。先生を信じなさい。」
「今先生を信じる勇気は魔/法に変えられない気がすんだよ。」
「さ~ん」
「てか2から3まで長すぎだろ!!」
「じゃあ一緒に数えようか」
「ハァ?子どもじゃあるまいし…」
「子どもじゃなかったら、もっと平気なんじゃない?例えば…」
人差し指でおへそからみぞおちへ、指を滑らせた。
そして、心臓あたりまでのぼり、そこから横へ進ませた。
「っっ4・5・6・7・8・7・9・10!!!」
ザバァッっとすごい勢いでシバサがお風呂からあがっていった。
「7が一個多かったね、シバサ。」
お風呂から出ると、貝が廊下で立って挙動不審な動きをしていた。
ぞうきんを持って、壁を拭いていた。
いつも掃除なんかしないのに、しかもこんな夜に。
さては聞き耳を立てていたな。
ま、耐えきれずに入ってこなかっただけよく我慢したってとこかな。
…そんなに心配しなくても、シバサにヒドイ事なんかしないよ、貝。
「お前、その調子で自分の部屋も掃除しろよ」
「ここがすっげー汚れてたんだよ!!」
シバサも鈍いなぁ…
やっぱり想像力がかけてるのかな。
一緒にお風呂からあがって、一緒にシバサの部屋に入った。
ドライヤーで髪を乾かし、他愛の無い話をして過ごした。
そして一緒のベッドに入り、静かに電気を消した。
お風呂は初めてだったけど、寝るのはもうすっかり日常だな。
恋において、「日常」って言うのは一番厄介だ。
ここらで一つ、何か考えないとね。
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| | □ STOP. | | 連投規制に引っかかってうまく投下できなくて
| | | | ∧_∧ ご迷惑をおかけしましたカラナ
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