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従×主

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1113609520/689
                    |  「*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart2」スレのお題です
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  激しく遅れたのでコソーリと
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「お待たせいたしました」
「遅いね」
「申し訳ございません」
私と二人の時だけは、主は幾分子どものような口調に変わる。
くつろいでいただけているのならこの上ない幸せだ。
「ねえ、この前の間諜の事だけど、やっぱり公開処刑にするよ」
「わかりました。準備を整えておきます」
品の良い美貌から容赦のない言葉が発せられるのはいつもの事だ。
人々は主を「氷の大天使」と呼ぶ。恐れる者もいる。
だが、それはこの国を支えるために行われている事だ。
「ねえ、お前はなぜ僕に触れないの」
不意打ちの質問に私は反応できなかった。主は続ける。
「お前以外の人間は、僕に触れたがるよ」
何もかも備えている主に触れたくない者などいるだろうか。
恋情であれ憧憬であれ憎しみであれ、主に心動かされぬ者などいるだろうか。
それを、私ごときが触れられるものか。
「触れたいと思わないからです」

私の主は非の打ち所のない人物だ。

名門貴族の嫡男として生まれ、それにふさわしい教育を受け、
最初養育係であった十歳も年上の私よりもはるかに頭脳が勝っている。
どんな競技をやらせても、どんな難問を与えられても易々とこなす。
昨年、若くして騎士団の一部隊を任され、以来多くの功績を上げている。
戦乱のこの世において優秀な指揮官は何よりも貴重なものだ。

私はいつものように、主の寝台に果実水を持って行く。
主はいつものように、日記を書いている。
「お待たせいたしました」
「遅いね」
「申し訳ございません」
私と二人の時だけは、主は幾分子どものような口調に変わる。
くつろいでいただけているのならこの上ない幸せだ。
「ねえ、この前の間諜の事だけど、やっぱり公開処刑にするよ」
「わかりました。準備を整えておきます」
品の良い美貌から容赦のない言葉が発せられるのはいつもの事だ。
人々は主を「氷の大天使」と呼ぶ。恐れる者もいる。
だが、それはこの国を支えるために行われている事だ。
「ねえ、お前はなぜ僕に触れないの」
不意打ちの質問に私は反応できなかった。主は続ける。
「お前以外の人間は、僕に触れたがるよ」
何もかも備えている主に触れたくない者などいるだろうか。
恋情であれ憧憬であれ憎しみであれ、主に心動かされぬ者などいるだろうか。
それを、私ごときが触れられるものか。
「触れたいと思わないからです」

私の答えに主は満足しなかった。
眉をひそめて寝台に立てかけてあった剣を私に放る。
「じゃあ必要ないよね。両腕を切り落として」
「果実水をお運びする事ができなくなりますが、構いませんか」
「他の誰かに頼むよ。いいから切って」
「かしこまりました」
私は主の剣に敬意を払いながら鞘から抜く。ふと気づいた。
「申し訳ないのですが、片腕は切れますがもう片腕は自分では
切れません。誰か人を呼びましょうか」
「いいよ、僕が切る」
「かしこまりました」
私は剣を腕の付け根に当てる。主の剣を私の血が汚してしまうが仕方ない。
力をこめようとした瞬間、私に何かがぶつけられた。
驚いて床に転がったそれを見ると、主の日記帳だった。
「お前はどうしてそんなに馬鹿なの」
「あなたの前では誰もが愚か者です」
「そんな事はわかってるよ」
ならばなぜ確認するのだろう、と思った。
主は少し考えてから私に言った。
「もういいよ。将来のためにその腕は取っておいて」
それから偶には名前で呼んで、と言って主は果実水を飲んだ。
酒でもないのに少し顔に赤みが差している。

可愛い。

私の主はやはり非の打ち所のない人物だ。

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 | | □ STOP.       | |
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