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ホーリーランド 八木×加藤

深夜ドラマ「聖/地(要英訳)」の茶話コー悪役山羊×加糖萌えの結果生まれた、
欲求不満の加糖から全速力で逃げ回ってる山羊と、名もない下っ端少年の不幸な話。
捕まって悔し泣きする山羊まで書けなかったヨ…
|> PLAY.

加糖さんにヤラれた。正確に言えば最終的にヤッたのは俺なんだけど、でもやっぱりヤラれた、と
いう気分だな、と思い出しながら茶話コーの下っ端少年は殴られた頬に触れた。
溜まり場になっている空き工場で、寸前まではみんなでだべって、先日年少から出たばかりの
加糖が山羊を口説く、じゃれ合うような、際どいジョークのようなやり取りを無責任に見ていたのに
せっぱつまった山羊にいきなり肩を掴まれて、
『コイツ!俺の代わりにコイツが相手する!な、お前、加糖の相手しろ』
と決め付けられて、さっさとみんな引き上げてしまったのだ。
『可愛がってやるよ』
自分も逃げようとしたのに腕を掴まれ、甘い痺れるような声で囁いた加糖に、顔を舐められた。
間近にある迫力満点で綺麗な顔が、あんまり色っぽくて思わず身を縮めると、加糖はそっと
『怖いか…?』
と囁き、一瞬見惚れるような笑顔を見せたのに、答える間もなく次の瞬間には殴られ、蹴られて、
何が何だかわからないままに胸ぐら捕まれた上、振り回されて、壁に投げつけられていた。痛みと
恐怖で半泣きになった少年に対し加糖は腹の上に馬乗りになってから嬉しそうに笑って、それから
口付けをした。
痛みを忘れて一瞬惚けた俺に、加糖さんは笑ってからもう一度殴って言ったんだ。
『お前は山羊からのプレゼントだからよ、せいぜい気持ちよくしてやるよ』

加糖に気まぐれに目をつけられ襲われてヤラれた、というかヤラされた経験者は何人もいる。
中には衆人環視の公開プレイを強要された者もいるという噂だ。
手慣れていたし、確かに気持ちよかった。縮み上がった俺のナニを、加糖さんは慣れた手つきで
取り出して…と思いだし少年は顔を赤らめる。
『なぁに小さくなってんだよ』
なんて言いながら鷲掴みにして乱暴に扱かれる。自身が状況に関係なく反応してしまうのに驚き、
思わず掠れた声で
『やめ…』
と抵抗の言葉を口にしかけたが途端に涙が出るほど捻りあげられた。呼吸が一瞬止まる。

『馬鹿だなぁ、気持ちよくしてやるって言ってんだろ?』
この上なく楽しそうな笑い声をたてて、顔を殴る。
『ご、ごめんなさい…』
それ以上殴られたくなくて、顔を庇いながら慌てて謝る少年に何が嬉しいのかまた笑う。
『情けねぇよなぁ…ま、そゆとこ…嫌いじゃないゼ…』
庇った腕を除けられて、近づいた顔は思いの外真剣な表情を浮かべていた。
『山羊の…代わりだからよ…』
髪を捕まれ乱暴な口付けを受ける。そのまま顔や耳や髪に、たくさんの口付けと湿った舌の感触。
唇の切れた所の血や、ひょっとしたら鼻血まで舐められた気がする。頭が混乱していたから、
『山羊…』
なんて小さく切なそうな声が聞こえた気がしたのは、気のせいかもしれない。
ひとしきり顔面から胸元まで頭を擦り付けるようにしながら唇や舌で愛撫を与えた後で、加糖は
先ほど剥き出しにした下っ端少年の一物に手を延ばした。
『ハハ…ちったぁ感じてんじゃねぇか』
こんな訳の分からない状況下なのに、少年は確かに反応を示していた。嬉しそうに笑い声をたて
ソレを弄ってさらに大きくさせてから、加糖は上機嫌で何発か少年の顔を殴った。
躊躇いもなくソレに口で愛撫を施し、少年が達するとまた嬉しそうに笑いながら殴った。
『気持イイだろ?もっと気持よくしてやるよ』
そう言って自ら着衣の下をずらすものだから、下っ端少年はてっきり今度は後ろがヤラれるもの
だと観念したのだが、加糖は少年の放ったものと唾液で性急に自分の後ろをならし、少年をモノ
を易々とくわえ込んだのだ。
『気持イイか?…ン?どうだよ?ハハッ!気持イイだろ?』
騎乗位で楽しそうに笑ったり、時々少年を殴ったりしながら上機嫌で腰を揺する加糖。少年は
あんまり気持よくて女のように声を上げ、殴られれば泣き声を出して許しを乞うた。
『…お前、イイぜ…悪くない…その顔、そそるぜ…?』
誰かが物音だけ聞いていたら、間違いなく下っ端の少年が凶暴な先輩に尻を犯されていると
思っただろうが、実際には少年のモノを受け入れ、悦んで腰を振っていたのは加糖の方だ。
若い身体は散々に精を搾り取られ、気持の良さに疲れ果て、ほとんど気を失うように眠りに
落ちた。

…どれくらい時間が経ったのか、下っ端少年が目を覚ますと一人だった。
加糖の姿はなく、自分の腹の上には自分のものだか加糖のものだか判らない精が大量に
乾いていた。着衣のままでの交情だったため、中途半端なみっともない有様だ。
…加糖さん、いないんだ…
腰は重だるく、殴られた所はじんじん痛い。起きあがると目眩がして、何度か頭を振る。
あんなに殴られたから、馬鹿になったかも…
と元から賢くもない頭でぼんやり昨夜の交情を思い出し、一人顔を赤らめていた所に、
扉が開いて薄暗い倉庫に日が射しこんだので、慌てて服の乱れを誤魔化した。
「…加糖さん…?」
影になって顔の見えない相手に呼びかけると、影は動揺した風に揺れた。それから慎重に
扉を閉めて近づいてくる。その肩を揺らす虚勢を貼った歩き方で、すぐに下っ端少年には
相手の察しがついた。
人を小馬鹿にしたようなニヤニヤ笑いを顔に張り付けた紅いツナギの山羊の姿がはっきり
する。
「なぁんだよ、加糖さぁん、ってよ、ひゃはは!そんなに加糖が良かったかよ?」
妙に作ったような、甲高い笑い声。茶話コーで仲間を従え、いつも偉そうにしているヤンキー
だが、こうして一対一で見ると案外貧弱に見えた。
「ホラ、着替え。いるだろ?」
「あ…どうも」
いつもなら弱いとみるとしつこく虐めたがる山羊だが、今日は違うらしい。山羊は持っていた
鈍器ーで買ったらしい袋を突き出した。受け取って背を向けごそごそと下着から着替え始めた
下っ端少年に、あさっての方を向いたまま山羊は言う。
「レシート入れてるから、着替えたら金払えよ」
「!金取るんすか?」
「おう。なんで奢らなきゃなんねぇんだ?」
セコイなぁ、と思いながらも着替え終わって、黙って財布を開けた少年から財布ごと素早く
奪い取って札を適当に抜いて返す。もちろん釣りなど寄越さない。

「山羊さぁん」
思わず情けない声を出した少年を、じろりと睨んでから山羊は、そっぽを向いて唇を突き出す
様にしながら言う。
「で、どうっだたよ?」
「……何がスか?」
「だから、加糖のヤツどうだったよ?…殴られたか?」
「はぁ…まぁ、殴られましたけど…」
いきなり山羊に胸ぐらを捕まれた。
「それだけか?お前。加糖とヤらなかったのかよ?」
加糖の色気のある顔とは違い、余裕のない山羊の顔は近づけられても困る。だいたいこの
状況で、ヤッたかどうかなんて察して欲しい。脅しつけるような声を出してくる山羊に、渋々
答える。
「ヤリましたよ…山羊さんが相手しろって言ったんじゃないスか」
「よかったか?どうだよ?」
ぐいぐいと胸ぐらを絞められて、なんなんだ、この人は?と下っ端は目を白黒させる。昨日、
加糖が山羊に『今日こそ相手してくれるんだろ?』とか迫っていたら、山羊はたまたま
手近にいた自分の肩を掴んで押し出して、
『コイツ!俺の代わりにコイツが相手する!』
と強引に言って置いてけぼりにしたのだ。その時の身の翻し方はびっくりするほど速かった。
「いいも悪いも…まぁ殴られましたけど、手加減してくれてたみたいで、たいしたこと
ないッスよ」
苦しい中、腫れた頬に触れて見せる。殴られた後、労るように、煽るように口付けられ、
舐められたことは黙っておく。
「なんだよ、ヤッたのか。ははは、これでお前も加糖のお手つきってヤツだ、っはは」

取り繕うように乾いた笑い声を立てながら下っ端を解放すると、山羊は大げさな仕草で
天井を仰いで見せた。
「ま、加糖とヤッたのはお前だけじゃないんだし、そんな気にすることないからな」
「はぁ、まぁ、犬に噛まれたと思って、ってヤツっすか?」
というと山羊に頭をはたかれた。ちょっと目が怒っている。
「加糖は犬かよ?」
その様子にひょっとして、とはたかれた頭を押さえながら下っ端少年は思った。
ひょっとして、山羊さん、加糖さんのことまんざらでもねぇんじゃねぇの?
山羊は加糖に誘われても襲われても逃げ回り、正直それだけで、ある意味尊敬されている。
どうした理由か、加糖も山羊にはそれほど無茶はしない。
なんだか落ちつかない気分になって、下っ端少年は、はたかれた頭から手を放し加糖に
殴られ、そして口付けられた頬にそっと触れた。
ゆうべ散々酷使された下半身が、少し熱を帯びた気がした。
『山羊…』と囁いた加糖の声が甦ったが、すぐにそれは気のせいだ、と打ち消す。
夕べの交情はこんな、後輩を生け贄にしてまで逃げ回っている小心者には一生味わえない
快感だ。
「ま、加糖は狂犬みたいなモンだからな」
へらへらと言ってからわざとらしく軽薄に手を振って出ていく山羊の後ろ姿を、下っ端少年は
頬に触れたまま見送った。
こんな姑息な卑怯者に、どうして加糖が執着するのか解らない。
こういうのどう言うんだっけ?猫に小判?山羊に真珠?割れ鍋に綴じ蓋?…なんだか考えるのが
面倒くさくなって、少年は脱いだ服を片づけ始めた。

□ STOP.
取り合えず書いた勢いで投下スマソ…オヤスミナサイ…


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