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tormenting reliever

置くとこがなくなったのでここにお焚き上げというか何というか
半生注意。ドラマ「えすてー:redとwhiteのそーさファイル」より不憫管理官受け
※オリキャラ攻め・レイプ・ハメ取り・複数・エロ堕ち注意
とにかく管理官をぐちゃぐちゃにしたかった話です

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
「……っ…!」
何てバカなマネをしてるんだ俺は。
「ぅ……っ、ふ……」
職場でこんなことするなんて……誰かに見られたらどうする?
「っは………ん、っく、ぅっ!!……っっ!!!」
でも仕方なかったんだ。こうでもしなきゃいつか爆発してしまう。
俺は弾んだ息を落ち着かせながら掌を見る。たった今吐き出した白濁に塗れた手。
つい顔を顰めてしまいながらペーパーで拭い取った。
俺が今いるのはどこかの階のトイレの一室。人気のなさそうなところに慌てて駆け込んだせいで
何階なのかも定かじゃない。そんな余裕もないほど俺は切羽詰まっていた。
若くして出世した者に向けられる妬みや嫌悪感。上層部と現場の意見の違いによる板挟み。
そして何よりS丁の存在。ありとあらゆるストレスに晒され逃げ場もなく溜りに溜まった疲れが
欲求不満となって現れてしまい、急遽発散させざるを得なくなってしまったのだ。
個室に入り、ベルトをくつろげて下着越しに自身に触れる。
あり得ないほど熱くなっていたそれを直接握り込むと手が勝手に動き出した。
逆の腕に顔を押し付けて息を殺しながら解放を促す。とにかく早く済ませたくて乱暴な刺激を与え続けた。
「………チッ…」
忌々しさについ舌打ちが出る。こんなところで自慰をしなければならない無様な自分に腹が立った。
――アイツはあんなに努力してるのに……散々偉そうなこと言っといて、俺は一体何をやってるんだ。
射精後の虚脱感と相俟って激しい自己嫌悪に陥る。
だがこんなことでいつまでも落ち込んでいるようでは管理官など務まらない。
今日の仕事はもう終えたことだし、さっさと帰って休めば気持ちも切り替えられるだろう。
そう思ってまだ少しぼんやりとしたまま個室を出る。

「あれ?I田管理官じゃないですか。こんなとこで何してるんです?」
そこには捜査一課の若手刑事が立っていた。
ここで会うとは予想もしていなかったらしくかなり驚いている。
「…あぁ、急いで入ったんだ。すまない」
こちらもまさか人と鉢合わせるとは思わず、動揺が僅かな声の震えとなって漏れてしまう。
よりによってこんな状況で……最悪だ。
一刻も早くここから逃げたくて彼の横をすり抜けようとした時、何故か腕を掴んで引き止められた。
「何だ」
「何してたんですか?こんな人気のないところで」
「…ここはトイレだろう。やることは一つだ。離せ」
「ナニ、してたんです?こーんなに息切らして」
そう言って彼が取り出したのは携帯電話だった。何か操作をすると、男性の荒い息遣いが聞こえてくる。
「っ!?」
「これ管理官の声ですよね。用足すだけにしては随分苦しげですけど」
「……っ…!!」
ウソだろ……撮られたのか…!?
「ひょっとして、ヌイてました?」
「なっ…!?だ、誰がそんなっ――」
言い当てられて思わず声を荒げてしまう。これじゃハイその通りですと白状してるようなもんだ。
「よっぽど溜まってたんですねぇ…こんなとこでやっちゃうなんて」
「違う!っ、離せと言ってるだろ!」
纏わりつくような視線を感じ、必死に手を振り解こうとするが上手くいかない。
頭だけの管理職と現場で活躍する刑事とでは体格も体力も違いすぎた。
結局逃げるどころか奥の個室に連れ込まれ、壁に押さえ付けられてしまう。
「…っ、おい!ふざけるな!これは何のマネだ!」
「あんまり騒がない方がいいと思うけどなー……ここ、一課のオフィス近いんですよ。
それにまだ他にも残ってるヤツいるんで」
「……!?」
「こんなとこ見られたら色々マズいんじゃないですか?ねぇ……I田管理官?」
背後から耳元に吹き込まれ、思わず身を強張らせる。その一瞬の隙をつき、彼は俺のジャケットを脱がせて腕を拘束してしまった。

「は…!?お前、何を…?」
行為を咎める間もなくベルトを外され、ジッパーまで下ろされる。
そこで彼は身を引いたが、俺は身じろぎ一つできなかった。
「ハイ。離しましたよ?」
「……っ…」
「行かないんですか?……あ、そうか。動いたら下脱げちゃいますね」
「くっ…!」
どうすることもできず、横目で睨みつけるのが精一杯だった。
確かにこんな無様な格好で出ていく訳にはいかないし、上手く逃げおおせたとしても
めちゃくちゃに結び固められたジャケットを自力で解くことは不可能に近い。
この男に見つかった時点で退路は断たれていたということか……もう己の不運を呪うしかない。
「ところで、もうスッキリしちゃいました?」
「…何…?」
「こんなとこで出さなきゃいけないくらいギリギリだったんですよね。一回だけじゃ物足りないんじゃないですか?」
そう言うなり男の手が下半身に伸びる。下着の上から揉みしだくように触れられたが、
熱を放ってまだそう経っていないからか反応が思わしくなかった。
「…止めろっ……どこ触ってる…!!」
「おかしいなー…さっき出したからダメみたいですねぇ。どうしましょう」
不満そうに呟いて、彼が手を後ろへと滑らせた。
柔らかくもない尻の肉を解しながら、時折窄まりを布越しに刺激してくる。
あまり触られたくない部分なのに……思わず身体がビクついてしまう。
「どうも…こうもない!いい加減、っに…しろっ…!!」
「何ビクビクしちゃってるんですか?別に取って食ったりしませんって」
「うるさい離っ……っっ!?」
「あー、ここか。ココが好きなんですね…ふーん」
「……触るな………ぅっ、っ…!!」
男の指がしつこくそこばかりを弄る。声を聞かれたくなくて唇を引き結んだが、どうしても上手くいかなかった。
「んっ…ふ……ぅっく…」
「…管理官って結構エロい声してるんですね」
「ひっぁ…!!」

耳元に囁かれるのと同時にぐっと指を押し込まれ、思わず小さい悲鳴を漏らしてしまう。
手で口を塞げないことがこの上なく恨めしかった。
「うわ、何ですか今の!」
「っ何もないっ!止めろと言ってるだろ!」
「大声出しちゃマズいですってば」
「ぐ…っ!」
俺は顔を真っ赤にして俯く。もう泣きだしたいほどに恥ずかしくて、逃げ出したいほどに恐ろしかった。
触れられたくない理由……それは単に不愉快だからというだけじゃない。
――俺が、そこの使い方を知っているから。どうなるのかをよくわかっているからに他ならない。
「っ………くそっ…!!」
「――だから、ちゃんと声我慢してくださいね?」
「…え?うわっ!?」
突然視界が回転し、正面がトイレの壁から男のスーツに変わった。俺は意図せず彼と向かい合って立つ格好になる。
彼は俺を抱き寄せると今度は下着の中に手を潜り込ませ、窄まりを直接弄り始めた。
「は…!?っウソ……止めろっ、それは駄目だ!」
「大丈夫ですって。意外と気持ちいいらしいですよ?」
「良くないっ!駄目だって、やっ――ん゙んっ!!!」
必死に首を振って拒んだのに、男は歯を見せて笑った。そしてゆっくりと第二関節まで指を侵入させてくる。
「おー…入っちゃいましたよ」
「……ぁ゙…!!っは、あぅ……!」
「そこまで痛くないでしょ?ってか思ってたよりきつくないんですけど」
「っ…嫌、だ………抜け…っ、抜いてっ…」
「……管理官?」
「はぁっ…ん、っ……抜い、て…くれ、っく…!」
浅い部分で動き回る指に声が上擦る。そこから広がっていく疼きに身悶えた。
実はストレス発散のために色んなことに手を出してみたのだが、一番効果があったのが前立腺マッサージだった。
今までは数ヶ月に一度するかしないかという程度だったが、S丁と関わって以降確実に回数が増えてしまっている。
最近ではもう一回じゃ発散しきれなくて、自分でも嫌になるくらい何度も何度も……

「や、め……ぁっ!ぅんっ…!!」
「なーんだ、管理官もう知ってるんじゃないですか。こんなに感じちゃって」
「……か…んじてない…っ!…っ指…止めろっ…!」
「うっそー。指じゃ足りないの?一体どこまで開発済みなんですかーもう」
「違う!!ふざけたことっ――っ、はぁっっ!!?」
言い返そうとした瞬間に強烈な電気が奔った。男の指が前立腺を探り当ててしまったからだ。
「っ…あ゙、ぁっ!っやっだ、あっ…!!」
「お。当たりですか?噂の前立腺」
「ん゙はっ…!!っ、そこっっ、押すなぁ!!」
「ほら、めっちゃ音してるのわかります?やらしー…」
「ひぃっぅ、ゔぅ…っ!!」
身体を密着させられている分、彼に身を預けて強過ぎる快感に耐えるしかない。
まるで縋り付いて泣いているようで、それもまた屈辱だった。
「嫌っだ、も…やめろっ、ぁ、っあ、あ゙っ!!」
「泣くほど気持ちいいんですか?もうイッちゃう?ねぇ。イッちゃうの?ねぇってば」
「――ぃっ!!!っゃ、うぁ゙…っっ!!!」
男の執拗な責めについていけず、とうとう何かが弾けたような気がした。それは俺が絶頂に達した感覚だった。
「…………っっぁ……は、っ…!!!」
「っわ!……マジ?管理官本当にイッちゃったんですか」
「っ……!!っイ……てない…っふ、ぅっ、ん゙…!!」
「いや、すっごい脚ガクガクしてますけど」
彼の腕がなければへたり込んでいたほどに脱力し、中に入ったままの指を締め上げながら強がったところで何の意味もないのに。
そんな無様な姿を面白がっているであろう男にもたれ掛かって震える俺は、すぐ横のドアが開けられる音を聞いた。
「っっ……!?」
「おー来た来た。ちゃんと撮れたか?」
「もうバッチリ。音も映像もキレイなもんだよ」
「……は…?な、に……それ…!?」
突然個室に入ってきた男の手に握られていたカメラを見て心臓が止まりそうになる。
彼らのやりとりから導き出される答えを信じたくなくて、俺は目の前にいる男を凝視するしかなかった。

「え?わかるでしょ?今のエローい管理官の声とか顔とか、全部録画してましたってことですよ」
「録画…っ!?」
「そうなんスよー。んで、こっからはハメ撮りいっちゃいますんで」
「――っっざけんな!!お前ら、こんなことしてタダで済むと思ってんのか!?」
恐怖でパニックに陥った俺は、身動きが取れない代わりに喚き散らした。まだ人がいるのなら気付いて飛び込んでくるかも――…
「あ、叫んでも誰も来ませんよ。さっきの『残ってるヤツ』ってコイツのことなんで」
「そうそう。で、オレが最後なんスよね」
「だからもう思いっきりヨがっちゃって大丈夫ですよ。ハハッ」
「………っぅ、そだ……そんな…っ」
最後の望みを完全に断ち切られ、目の前が真っ暗になった。
――撮られた。弱みを握られた。こんなヤツらに。
脅される?ネットに晒される?
いずれにせよもう俺の人生は終わりだ――…
「そんな泣きそうな顔しないでくださいよー。お楽しみはこれからなんだから…よっと」
我に返ると、いつの間にか目の前の男がカメラを持っていた。状況を把握するより先に、腰を掴んで引き寄せられる。
何かのキャップが開き、ヌチヌチと粘り気のある音がする。秘部を指で広げられ、そこに熱いモノが宛てがわれた。
「っひ…!」
「コイツのって、短い代わりに太さが凶暴なんですよねー…ちょっと苦しいかもしれないけど、開発済みの管理官なら平気でしょ?」
「……いやだ……やめろ………やめっ…」
「ほら、リラックスしてー……」
「っぅん゙っっあ゙ぁ…っ!!!」
捩じ込まれたモノの圧迫感は凄まじく、押し出された空気が悲鳴に変わる。
身体は拒絶反応を示し、内壁をキツく締めて侵入を阻止しようとする。
だが後ろの男が無理に突き上げようとはせず、時間をかけてゆっくりと確実に押し進めていくせいで結局無駄な抵抗に終わった。
「っあ゙…!!ぅぁ゙、ゔっ……っぐぅ、っっ…!!」
「管理官息吐いて。楽になりますよ」
「もう全部入ったから……ね?」
「……っ、っ、ぁ……あ゙…はぁっ、は…っ、ひ、ぅっ」
侵入が止まってようやく酸素を吸い込んだ。
心臓は狂ったように脈打ち、全身は焼けるように熱く、頭の中は凍り付いたように真っ白だった。
一人では絶対に辿り着けない感覚。まだ理解が追い付かない。

「…あぅ゙……ぁ…はっ……」
「大丈夫ですか?…トンじゃったか」
「もう動いていいかな?」
「ゆっくりな」
「やっ……まって、まだだめ…」
彼らの言葉を聞いて、何とか頼んでみたが聞き入れてくれるはずもない。
後ろの男は入ってきた時と同じくらいの緩慢さで自身を引き抜いていった。
「っあ゙ぁ、あ、抜け…るっ、ぅ……!」
そしてまたゆっくりと根元まで突き入れて、外れそうになるほど引き抜いて。
何度も繰り返される内に圧迫感は快楽へと変わり、悲鳴は嬌声へと変わっていく。
「ん゙…っはぁ、はっ、んん……っく…」
「お?何か声がいい感じに…」
「やっぱり?さっきからI田さんの……I田さんって呼んでいいっスか?ココ、めっちゃヒクヒクしてきてる」
「さすがI田さん。誰に開発してもらったんですか?もしかして自分で?」
「……う、るさっぃ……名前…呼ぶな……この、変態っどもがっ…!!」
――その変態に犯されて喘いでるお前は何なんだよ偉そうに。
そう思われているのはわかりきっていたが、だからこそコイツらにも、自分自身にも怒りがこみ上げてくる。
「へぇ…言い返せるくらい落ち着いてきたんですね。ならもう思いっきり掘っちゃえよ」
「おーし!じゃあいきますよーI田さん」
「――んぐぅ!!っっか、っは……ぁあ゙っ!!」
いきなり突き破られそうなほどの強さで揺さぶられて目を見開いた。
視界に入った目の前の男はカメラを掲げ、興奮した笑みを浮かべている。
「ゔ、ゔっ、ぐっっ!!うあっっはぁっ!!」
「I田さーん…さっきみたいに可愛い声出してくださいよ。せっかく撮ってるんだからさー」
「……いっ…やだぁっ…!!っぁ゙っ、んぁっ、ん゙…っ!!」
「………あー…オレイくかも…っ」
「っっ!?」
「中に出してやれば?ハメ撮りの記念に」
「それイイな…!I田さん、オレの全部受け止めてくださいねっ…はぁ…っ」
「いいわけない!!抜けよっ!!抜けって、あっ!?やめ、腰振るなっ、突くなぁっっ!!」
俺は泣き喚いて必死に拒んだ。だが逃げる術などない。男が絶頂を迎えるために黙って使われるしかなかった。

「ん、んっ……はー…あ、出そう……I田さん…いいですか?いいっ…?」
「やだっ!!嫌だぁっ!絶対出すなっ、出す、なっぁ、あ゙!だめっ、そこ突いたらっ…ぁ゙ぁっ!!」
「…やべ、もう出るっ……うぅっ!!」
「ん゙っ……っ!!!」
後ろの男が呻くのと同時に一突きする。息が止まった瞬間に内部で熱が弾け、何かが溢れ出した。
「………ウソ……マジ、で…中に……!?」
「ハイ…出しちゃいました」
「っ………出すなって…嫌だっ、て言ったのに…っ!!」
何もかもをズタズタにされたショックで涙が止まらなくなった。カメラの存在も忘れ、みっともなく泣き続ける。
「でもI田さんちゃんとイッてたから、案外ソッチ系なんじゃねーの?ねぇ」
「そうなんだ?でもま、良いのが撮れて良かったよ」
目の前の男はそう言ってカメラの電源を落とした。
――終わったんだ…この地獄みたいな時間も、この先のキャリアも全部、終わった。
明日からどうすればいいんだろう。もう辞めるしかないか…
頭も心も空っぽになったような気がして何もできない。俺の中から異物が無くなっても、腕の拘束を解かれても、ただ啜り泣くだけだった。

「………ぇ…?」
そんな俺を後ろの男が抱き寄せた。
かなり体格が良いようで、全く力が入らない俺を体育座りの状態でひょいと抱え上げてしまう。
そして脚を開かせ、目の前にいた男に差し出した。
「はいどーぞ」
「おう」
「は…!?何でっ…」
「え、だっておれがまだでしょ?」
「っも…十分だろ!?ここまで、めちゃくちゃにして……動画まで撮ったくせにっ、これ以上何が欲しいんだ…っ!!」
顔をぐしゃぐしゃにして彼らを詰る。
何で俺がこんな目に遭わされなきゃならない?
俺はただ、ストレスから逃げて楽になりたかっただけなのに…
「……何で俺なんだよ…!っそんなに、俺のこと………嫌なんですか……ぅっく…」
もう普段の強気な自分でいることすらできなかった。
歳相応の口調でしゃくりあげる俺に向かって目の前の男が呆れたような、慰めるような溜息を吐いた。
「……わかってないなぁI田管理官は。これは、貴方のためにやってることなんですよ?」
「どこが……っ――あっ!?あ、また挿れっ…!!」
「おれのはあいつのみたいにデカくないですから大丈夫ですって。リーチで勝負なんで」
「っ…!?っは……あ゙っぅ、ゔぅ…っっ」
男のモノがズブズブと挿れられていく。まだその感覚に馴染めない俺は歯を食いしばって呻いた。
「うーわ……コレヤベェな…」
「だろ?吸い付いてくるっつーかさ。相当使ってますよねーI田さん?」
「……はー…っ、はっ………っぇ、え?やっ、待っ…ぁあ!?」
先端が前立腺に触れる。そのまま潜り込んでいく屹立全体がそこを擦っていく。
悪寒にも似たような感覚が背筋を駆け抜け、脳に達したと同時に破裂した。
「っっ!!!っは、っ!!ぅあ゙あっ……!!!」
「い゙っってぇ…!!」
目の奥で火花が散る。全身が粟立つ。勝手に痙攣を起こし、悲鳴が漏れた。

「っはぁっ、あ゙、っな…これ、なにぃっ!!」
「…っあーびっくりしたー……マジで食いちぎられるかと思った…」
「ドライ来た?」
「来た来た。すげー締まってる」
「ん゙、ん゙っふ…っぅ、うぅ゙ー…っっ!!」
「わーもうI田さん素質あり過ぎっスよ」
嘲笑にも似た男の言葉も良く聞き取れない。経験したことのない強烈な快感に溺れそうになっていた。
射精を伴わない絶頂があるということは知っていたが、あくまでもストレス発散の手段として
後ろを使っていただけの俺はそこまで追求する気なんてなかった。
……そこまで突き詰めてしまったら、行為そのものにのめり込んでしまう気がして怖かったのもある。
「…っはぁ……っ、はー…っ」
「気持ち良かったですか?でもまだ終わりませんよ」
「――ぇっ…ぅわ、あぁあ!!?」
「せっかくだから、存分にイキまくっちゃってください」
「っ!?動、くなって!!待て、待っ――!!」
俺の願いなんて聞いてくれるはずもなく、目の前の男は根元までモノを押し込んでいく。
どこまでも体内を侵してくる塊の熱さにまた火花が散った。
「ひぃ…!!い゙っ、やだっ、やだっ!!あ゙ぁっ!!」
「やだとか言いながらキュンキュン締めないでくださいよ…可愛いなーもう」
「ん゙っ!?抜けっ…ぬけるのだめっ、それだめ 、イくっ、イっ……っっ!!!」
「わっ!ちょ、I田さん暴れないで。落としちゃいますから」
後ろの男が俺を宥めながら身体を抱え直した。たったそれだけの刺激で俺はまた達してしまう。
前の男は前立腺を擦り上げるように抜き差しを続け、その間中ずっと俺は無理な絶頂を迎えさせられた。
僅かに残っていたプライドや理性も快感で焼き切られていく。
今までの自分を構成していたものが全部壊されていく耐え難い苦痛に思わず叫んだ。
「んぁ゙あぁっ!っぁ、こすんなっ、中がっ…おかしくなるぅうっ!!」
「泣き顔もそそりますね。もっと泣かせたくなっちゃいますよ」
「っ、もうやめ……っあ゙!!また来るっ、まだ、イッ、てるのにっ、っひぁ!あ゙っ、ぃあっ、あ゙ーっっ!!!」
全身が抑え切れないほどガクガクと震え、自分でも驚くような声を上げて精を吐き出した。
許容を超え放心状態になった俺は涎を垂らしたまま必死で息をする。いつ外れたのか、汗や涙で汚れた眼鏡が個室の床に転がっていた。

「トコロテンでしっかりイケちゃいましたねーI田さん」
「……あら?気絶しちゃった?」
「……………っ…」
「いや、何か言ってる」
「………っごめ……なさい…………ぁやまる、から……ひっ………も、しないで……ぅっ」
イジメられっ子みたいに小さく縮こまって泣きながら何度も許しを乞うた。
――こんなはずじゃなかった。こんな台詞を吐くような人間でありたくなくて今まで努力してきたはずなのに。
肩を震わせボロボロと涙を零す俺を、後ろの男が包むように抱き直して便座に腰を下ろす。
まるで親に抱っこされた子供みたいだ。目の前にいた男は狭い個室の中でわざわざしゃがみ、
俺の目を下から覗き込んだ。
「謝らなくてもいいんですよ。言ったでしょ?これはI田さんのためにしてあげてることなんですから」
「っ………だ、から……何で…っ…」
「確か…Y合根警部がSTの指揮官に配属されて最初の事件だったかな。おれもその時が初めてだったんですよ。管理官が担当の捜査」
男は俺の手を優しく撫でながら語り出した。
「出世街道まっしぐらの超エリートで、自分より幾つも年上のベテラン刑事達を見下して顎で使うイヤミなヤツって皆言ってました。
まぁおれも最初はそう思ってましたよ。だってペンでマグカップ叩いて黙らせるような上司って!」
自分がどう見られているかはわかっているつもりだったが、面と向かってはっきり言われると
やはり傷付くものだ。思わず唇を噛み締める。
「でもね、おれ気付いちゃったんですよ。この人虚勢張ってんなって。
若いからってナメられないように精一杯強がっていかにもエリートです、お前らとは違うんだって
態度取ってるくせに、ふと一人になった時とか凄く疲れた顔したりしてますよね」
男の手がそっと頬に添えられる。つい身構えてしまいながらも、その先の言葉を待っている自分がいた。
そんな風に見てくれている人がいるとは思っていなかったから。
「この人はこの人なりに頑張ってたんだなーって思ったら、おれ――」
「…………」
「あんたのこと、ぐっちゃぐちゃに犯してやりてぇなって思っちゃいました」
「――っ!?」

だがそんな淡い期待はすぐに握り潰されてしまう。
「その息苦しくなるくらいカッチリ着込んだスーツひっぺがして、奥まで突っ込んで何回も中出しして、プライドとか価値観とか
全部へし折って、おれ無しじゃいられないような身体にしちゃえたらスゲー最高だろうなって」
明らかに興奮し、舌なめずりをしながら男が笑いかけた。あまりの異様さに恐怖を覚えた俺は顔を引き攣らせる。
「…ひ……っ………いや……」
「ってかさっきから何回も嫌だって言ってますけど、I田さん本当はそんなに嫌じゃないでしょ」
「……え…?」
「嫌だ止めてとか言いながら、ちゃんと感じてるしイッてるじゃないですか。こーんなレイプ紛いなマネされてるのに気持ち良くなれちゃうなんてよっぽどですよ?」
「ちが……そん、な…」
「あなたは犯されたいんですよ。アタマおかしくなるくらいケツ掘られてイキまくって、
難しいこととか何にも考えなくていいようになりたい――そういう願望を抱えてる。違いますか?」
瞬きもしない瞳に見つめられ、何故か一言も反論できなかった。
――俺が望んでる?そんなバカな。誰が好き好んで男に襲われたがるって言うんだ。
頭の中で必死に否定したが、動悸が全く治まらない。何をこんなに動揺してるんだ…?
「だから撮ってあげたんです。あ、先に言っときますけどこれネットに公開したりとかしませんから安心してください。
どれだけ加工したってSTの連中なら100パー見破れるだろうし、おれも捕まりたくないし」
「……じゃあ……?」
「おれらに襲われても抵抗できない理由ができたでしょ?ハメ撮り動画っていう弱味を握られてるんですって言い訳できるじゃないですか」
まるで向こうが譲歩しているような口振りだった。
「全部おれらのせいにしていいんですよ。I田さんは脅されて言いなりになるしかなかった……あなたは被害者なんです。皆同情してくれますよ」
「………っ…」
告発したいならすればいいとでも言いたいのか。これは俺が誰にも打ち明けられないのを解った上での発言だ。
結局コイツらの掌の上なんだ。逃げ道を用意しておきながら、逃げ場は完全に奪われている。
どうもこうもしようがないじゃないか。
悔しくて情けなくて堪らない。また涙が滲んできた。

――何でこんなことになったんだろう。
何でこんなに辛い思いをしなきゃいけないんだ。
俺だって頑張ってるのに何で?
俺が弱いから?上手く立ち回れないから?
俺の何がいけないんだよ…!
だがもう感傷に浸る間も与えてもらえないようだ。
「……ぅあっぁ、何っ!?またっ…!?」
「だから、おれがまだって言ってるじゃないですか」
「待って!もう無理っ、無理だから…」
「あれ?『嫌だ』って言わないんですね」
「っ…!!」
「ほらね。こうされるのが好きなんですよ…あなたは」
「っっぐぁ、あ゙ぁっ!!!」
前の男が腰を掴んでまた屹立を突き立てる。一気に全部挿れられた衝撃が強すぎて身体が硬直した。
「あーあーまたイッちゃってる」
「……はっ……は…ぁ゙、あ、ぁ…っっ」
後ろで俺を支えていた男は面白がって笑っていた。無意識に彼の腕にしがみついてしまっていたせいもあるだろう。
今のショックで俺の中の何かが壊れてしまったようで、身体に上手く力を入れられなくなった。
男が奥を叩く度にだらしなく声を漏らし、自分でもよくわからないまま絶頂を迎えては白濁を飛び散らせる。
「ん゙っ、ん……っはぁっ!あ、あー、あ゙っぁ!」
「わーお。だいぶ壊れちゃってんね」
「まぁこんだけイかせりゃなぁ。ねぇI田さん?」
「ぁゔ…ぁっ、あ、またっ、またイくっ!イッちゃ……っっひぃっ!!!」
繰り返される拷問のような快楽に気が狂いそうだった。いや、もしかしたらもうおかしくなっているのかもしれない。
自信、誇り、自尊心――必死に飾り立てて鎧にしていたものが、揺さぶられ、突き上げられる度に剥がれ落ちていく。

これ以上暴かれていくのに耐えられなくて、自分を守るように腕で顔を隠しながら泣いた。
「はぁっ、っぅ、ぐ……やだ…もぉやだ……!…っぅぅ…」
「楽になりたいでしょ?流されちゃってくださいよ。おれらに任せてくれれば、嫌なことも苦しいことも全部忘れられるくらいめっちゃくちゃにしてあげますから」
「需要と供給が上手いこと噛み合うじゃないスか。こっちはヤりたい、そっちはヤられたい。でしょ?」

でしょ?なんて聞かれてもわからない。もう頭が回らなくなってきた。 

「ぃゃだ…あ゙っ、は、はぁっ…ん゙っ!」
「I田さん、ねぇ。コレ好きですよね」
「ぃ゙っ!!あ、も…そこ、擦らな、っで…!!」
「何でですか?またイッちゃうから?」
「っ…イキ、たくない…!!もう、イキたくなっ…ぃいっ!!」
考えるより先に口から出てしまう。これからこの経験に苦しめられることになると思うと怖くて仕方がなかった。
「…ひっく、ぅ゙、もうやめ…てくださ………ほんとにっ、本当に無理、だからっ…!!」
「わーもうI田さんマジ可愛すぎ!オレまた元気になっちゃいそうですよ」
後ろの男がそう零したのを聞いた途端、ついさっき無理矢理押し広げられた衝撃を思い出して極度の恐慌状態に陥ってしまう。
耳を塞ぎ、首を振りながら何故かひたすら謝っていた。
「っっ!!やぁっだ、ごめんなさ、ごめんなさいっ!も、挿れないで…!!」
「おい…怖がらせんなよ」
「悪い悪い。I田さんすみません。今日はもうしませんから…ね?」
「そろそろ限界かな……最後は思いっきりイっちゃいましょっか」
「ん゙っはぁっ!!?」
前の男が中を掻き回すように腰を打ち付けてくる。ビクンと肩を揺らした俺の首筋に口付け、後ろの男がワイシャツの中に手を滑らせた。
痛いくらいに固く立ち上がっていた乳首を転がされると、全身に痺れるような快感が奔る。
熱くて、苦しくて、息が出来ない。
何度も悲鳴を上げたせいで声は掠れ、止まらない涙が頬を伝って汗と混じり、肌を濡らしていく。
「あ゙っ、やぁっ!!そこだめぇ!!イくのっやだ、ぁ、うあ゙ぁっ!!」
「おー…中すっげー締まってきた」
「ぐぅうっ!!っはぁっ、もぉ…許しっ……たすけてぇっっ!!」

――助けて?
コイツらが助けてくれるのか?何から?
こんなクズみたいな奴らが、俺のために何をしてくれるっていうんだ。
このザマを見てみろ。良いように玩ばれて、泣いて縋る姿を嘲笑われてるだけじゃないか。
「えぇ…助けてあげますよ。当然じゃないですか」
「管理官のためですからね!ははっ」
ほらな。笑ってる。
抵抗もままならず泣き喚くだけの自分を殺してしまいたいほど恨めしい。
――アイツなら…アイツらだったら、こんな目に遭う前に上手く逃げ切れるんだろうな…
マヌケは俺だけか。だから大事なものも失うんだ……
「――ぃぎっ!?っひ、あ゙ぁ゙あっっ……!!!」
突然乳首を強く抓られ、同時に前立腺から最奥までを思い切り貫かれた。
何もかもが真っ白になって炸裂する。俺は大きく仰け反って全身を強張らせ、自分の腹に精液を撒き散らして絶頂を迎えた。
内壁が蠢いて男の屹立を締め上げると、何度か脈打って中に射精されたのがわかった。
「ぅん゙っ…!!」
「…………っ…!!!っかっ……はあっ、ぁあ゙…っ!!」
「……っはー…I田さん、ホント最高ですよ」
「乳首がイイんですね……覚えとこう」
「は……ぁぅ、ゔっ、ん゙、っは…ぁっぁ」
しばらく身体の痙攣と漏れ続ける声が治まらなかった。男は俺が落ち着くのを待って萎えた自身を引き抜き、ついでに中に出した精液を可能な限り掻き出してくれた。
脅して強姦してきたはずの相手の行動に疑問を抱く間もなくテキパキと身を清められていく。汚れた顔も綺麗に拭われ、洗浄された眼鏡がその目元に掛けられた。
「…………っ」
「ねぇI田さん。おれらはあくまでもあなたを癒やしてあげたいんです。ヤるだけヤって放置なんてことは絶対にしませんからね」
「そうだ、家まで送りましょうか?身体超ダルいでしょ。でもその分きっと凄く良く眠れるはずっスよ」
随分と勝手なことを言ってくれる。こんな風に手厚くフォローされるくらいなら放ったらかされてた方がまだマシだった。
……俺がこう感じることまで想定しているのか。どこまでも俺を惨めにさせて追い詰めようという魂胆なのか。
冗談じゃない。いくら何でもそこまでナメられてたまるか…!
ふつふつと沸き上がる怒りに歯を食いしばり、憔悴しきった身体を気力だけで動かして個室を出ようとした。

「あ、まだ無理しない方がいいですって」
「……うるさい………一人で帰る」
「そんなこと言わずに!オレ送りますよ」
そう言って男が手を差し出した。
「っ触るなっ!!」
俺は怯えたように身を固くしてその手を払い退ける。急に動いたせいで足元がフラついたが、何とか踏み留まって彼らを睨み付けた。
「………二度と、俺に近付くな…っ!」
「もちろん。しつこく接触したりはしませんよ。だって多分I田さんの方がおれらのとこに来たくなると思いますから」
「何…?」
その言葉に戸惑っていると、男達が距離を詰めてきた。扉と彼らに挟まれ身動きが取れない。
「さっきの凄い良かったでしょ?もう身体は覚えちゃったんじゃないかなぁ…」
「I田さん素質あるみたいだし、もっといろんなこと試してみませんか?ローターとか使ってみましょうよ。ねぇ?」
「……なっ…!?」
耳元でとんでもないことを囁かれ愕然とする。目を見開いたまま固まる俺に、ダメ押しの一言が浴びせられた。
「またストレスが溜まってどうしようもなくなった時、きっと今日のことを思い出して堪らなくなってくるはずです。
そしたらまたここに来てください……ぶっ壊れるくらい犯してあげますよ」
「――――っっ…!!」
「あ、そうだこれ。I田さん専用なんで、いつでも連絡してくれていいですよ。二人でも、どっちか片方でも、I田さんの好きなように使ってください」
皺だらけになったジャケットの内ポケットに名刺を差し入れ、男達は出て行った。
個室に一人取り残され立ち尽くす俺を、静寂が取り囲む。
――嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だ。
あんな暴力を俺が求めてるはずなんてない。
まためちゃくちゃにされたいなんて思うはずがない。
絶対にあり得ない………絶対に…っ!
彼らの言葉に激しく狼狽えるあまり、叫び出しそうになるのを必死に抑え込んだ。
ガタガタと震える身体を抱き締め、小さく蹲って耐えるので精一杯だった。
しばらく立ち上がることができず、どうにか気分を落ち着かせてトイレから出ると深夜1時を回っていた。

もう自宅に戻るだけの気力も体力も残っていなかったので、一番近いホテルに泊まることにした。
そこから先のことはあまり覚えていない。軋む身体を引きずってシャワーを浴び、ろくに着替えもしないままベッドに倒れ込み意識を失った。
それでも日々の習慣でいつも通りに目を覚まし、いつも通りに支度をしてまた出勤するのだろう。いつも通りに雑務をこなし、ストレスを浴び、疲れを溜めていくのだ。

俺はこの日の出来事をなかったことにしようと思った。別のストレス発散法を探し、上手く対処できるように努力しようと心掛けた。
だがジャケットの内ポケットに入れられた名刺を何故か捨てられないまま時が過ぎ、職務や事件に追われる日々が続いた。
そして――…
「こんばんはI田管理官。お久し振りです」
「思ってたより早かったっスね。でももう大丈夫です。楽になりましょ?」
「っ……!」
俺はまたあのトイレの前に立っていた。
カメラや手錠、様々な道具を用意した男達が、優しく微笑みかけて手を差し伸べる。
俺は、その手を拒めなかった。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
改行の関係で1レス増えてしまいました
スレ占拠失礼しました


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